1. オンリー・ザ・ブレイブ
《ネタバレ》 アメリカの森林火災を取り巻く現状が丁寧に描かれている。専門の消化隊と消化方法、そして、火災の頻度の高さに驚かされた。マイルズ・テラー演じる消化隊に入ってヤク中から立ち直ろうとする若い隊員と、ジョシュ・ブローリン演じる消化隊のリーダーが物語の中心。ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・コネリー、テイラー・キッチュなど、まわりの俳優陣も豪華。最後は、知ってはいたけど呆然と涙。エンドロールで実年齢が流れますが、彼らがあまりに若いのでさらに驚きました。亡くなった隊員たちへの敬意も含めて、手堅い演出でした。 [DVD(字幕)] 7点(2019-07-16 09:01:36) |
2. オリエント急行殺人事件(2017)
《ネタバレ》 「オリエント急行殺人事件」は、アルバート・フィニー版よりむしろデヴィッド・スーシェ版が印象深いのだが、2017年版はまずケネス・ブラナーのポワロに馴れるのに時間がかかった。ウィットを交えたトークと機敏に動く姿は、ポワロというよりシャーロック・ホームズかアルセーヌ・ルパン。物語は、あまりにも有名な事件の真相にたどりつくまでどう魅せるかが肝なのだが、アクションが所々に挿入される以外は奇をてらわない展開で違和感はなかった。ポワロの苦悩は丁寧に描かれている。映画を楽しめるかどうか、もっとも大事な点はなんといっても豪華なキャストだろう。M・ファイファー以外はなかなか目立たない気もしたが、J・デップの悪役など、舞台を見ている感覚で実力のある俳優たちの演技を堪能できた。 [映画館(字幕)] 7点(2017-12-13 16:58:12)(良:1票) |
3. オールド・ボーイ(2013)
韓国版と比較するとスッキリ整理されていて、オリジナルのファンは満足いかないだろう。別物として見れば、テンポの良さや各キャラクターの濃さから、飽きることなく楽しめる出来栄え。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-05 13:45:58) |
4. オール・イズ・ロスト 最後の手紙
《ネタバレ》 主人公はもちろんR・レッドフォードであって、それ以外の人は出てこない。けれども、もうひとつの主人公は海である。時に美しく、時に激しく、時にせつない。海の捉え方がすばらしい。特に海面下から海水面を見上げるショットは、漂流した主人公の孤独を映すとともに、人にとっては動的である海が、本来は常に静的であることを捉えている。その雄大な世界において、人はなす術もなく、ただ自分がどうやって生き残れるかを考えるしかないのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-01 20:20:40) |
5. オーシャンズ13
カメラワークは、なかなかおもしろかったです。ストーリーはもう一つ満足感の得られないまま終わってしまいました。個々のキャラクターも活かされてない感じ。アル・パチーノは存在感ありです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-29 10:35:30) |
6. オール・ザ・キングスメン(2006)
《ネタバレ》 ペン演じるスタークが、その演説力にものを言わせて知事になるまではゾクゾクしておもしろかった。さすがショーン・ペンといった感じ。が、彼が腐敗に手を染め始めた背景はがあまり語られず、スタントン一家とジャックの間にあるわだかまりもいまいち説明不足な中盤以降はやはり物足りなかったです。 [映画館(字幕)] 6点(2007-11-10 16:43:21) |