1. オン・ザ・ロード(2012)
あまりにも「モーターサイクルダイアリーズ」と似ているので、既視感が拭えなかったというのが正直なところで、もう少し短ければさらによかったと思う。役者の顔は抜群に良かった。 [映画館(字幕)] 6点(2013-09-10 23:43:25) |
2. おとうと(2009)
古すぎるでしょう。山田洋次の旧体質な感じが合わない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-02-12 23:28:43) |
3. お葬式
非常に演出、脚本ともに意欲的な映画。葬式という一連のイベントを、複雑な人間関係を瞬間瞬間に垣間見せながら描ききる。なんともいえない人間くささと不条理な雰囲気は後の伊丹作品を思わせる。 [DVD(邦画)] 6点(2012-10-01 23:59:08) |
4. おおかみこどもの雨と雪
すごく感動した。母親の物語なのだが、寓話的でもあり、一つ一つのエピソードやおおかみこどもであることの困難さがうまくストーリーとマッチしており、感情を動かされた。そうですね、感情を動かされた、これだけですね。 [映画館(邦画)] 8点(2012-07-24 21:11:05) |
5. オーケストラ!
コメディであっても説得力が必要 [DVD(字幕)] 5点(2012-06-10 21:05:26) |
6. おくりびと
納棺シーンでの一つ一つの動作、チェロ演奏シーンでの動き、こういったものから目を離せなくなったとしたら、それはそこに映画的なるものを観ているからに違いない。まさしくそれが映画なのだ。よく観ると映画技法のお手本っていうくらい様々なテクニックが駆使されていて、かなり完成度の高い作品に仕上がっている。チェロの旋律、生死観など、うまい具合に一貫性が保たれ、脚本が非常に上手い。全てが有機的に絡まりあっている。その分「突き抜けた」感じがないので、そこに不満を持つ人も多いだろう。少なくとも邦画の持っている枠組みを突き破るような映画ではないことは確かで、枠内でうまくうまく撮りきった良質の邦画という位置づけが正確だと思う。個人的に広末涼子はかなり美しくてよかったように思うのだが、あまり評判はよくない様子……。まぁそれは私の見る眼がないだけだろうが、山崎努の名演には誰もが同意するだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-30 22:17:52) |
7. オーメン(1976)
これはホラー映画ではなく、オカルト映画である、とあえて言い切ってしまおう。怖がらせるなんてことを狙っているわけではない、オカルトの雰囲気を存分に出しつつ、その人智を越えた恐ろしさを体感させる映画なのである。音楽の素晴らしさは言わずもがな。その聖書に裏打ちされたアイディアと、子供に悪魔をやつすという発想。犬という小道具も効いており、短いながらもものすごいインパクトの見せ場をタイミングよく挟む。謙抑的かつ上質なオカルト映画だ。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-26 23:07:32) |
8. 音のない世界で
この映画は、聾唖者を扱っているにも関わらず、彼らを「聴く」点に本質がある。大きな動きを伴うことなく、じっと彼らに寄り添うことで、聴く。もちろん声はほとんどないし、手話が主であるが、確かに彼らの表情や手話を「聴く」ことができるような気がしてくる。それは手話だけがあって、字幕がないときも同様だ。冒頭の合唱などはその最たる例で、彼らは彼らの声を聴かせているわけだ。最終的にはホームビデオに近い様相を呈するが、それも計算通りというところだろう。声が聞こえないという点以外は。しかし耳をすませばその声を聴くことができるという点で、ホームビデオと同じなのである。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-17 03:45:03) |
9. 男はつらいよ 寅次郎忘れな草
初寅さん。ピアノのくだりがけっこう好きです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-05-12 00:48:33) |
10. おそいひと
追悼のざわめきを彷彿とさせるような映像感覚でした。スローモーションなどの演出が好きになれず。もう一度観たいと思わせる映画でしたが、もう一度観ることはなさそうです。 [DVD(邦画)] 5点(2011-04-18 18:36:22) |
11. お早よう
「アイラブユー」が最高。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-27 18:57:35) |
12. 男と女(1966)
いわゆるフランス映画であって、それ以下でも以上でもないように思えた。とりあえず感じたことはそれほどない。ベッドインしてはいハッピー♪とならないところが良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-28 15:10:25) |
13. オールド・ボーイ(2003)
情報を小出しにしていき、観客を惹きつけて放しません。真相が明らかになってからも、催眠術師を使って自らの記憶を消そうとするところが切ないですね。ただ「催眠術」は‥‥、という感じです。そこでちょっと評価は厳しくなってしまいます。とはいえ独特の色彩感覚やカット割りが光ってかなり面白かったです。タランティーノが絶賛するのも分かりますね。この韓国でしか撮れないと思わせる独特さは何なんだろう。監督の力量ですかね。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-22 00:45:49) |
14. お熱いのがお好き
面白かったけどちょっと途中だれたかなぁ。マリリンモンローのためだけの映画かと思いきや、トニーカーティスとジャック・レモンの独壇場じゃないですか。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-25 21:44:50) |
15. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
ビジュアルの良さは認めますが、敵国との関係やヒロインのことなど、なんだか消化不良に終わってしまった観があります。 [DVD(邦画)] 5点(2010-10-23 02:06:52) |
16. おと・な・り
隣の音という設定がおもしろい。二人が出会う過程をほのぼのと楽しむストーリーですが、きちんと伏線が張られていて、上手い脚本だと思います。会社の組織がいまいち良く把握できませんでしたが、きっと市川さん演じる女性は元カノなんでしょうね。コーヒー豆をひく音や、フランス語の練習をする音、とても心地よかったです。ゆったりした午後のコーヒーのような映画。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-19 15:27:44)(良:1票) |
17. 俺たちに明日はないッス
《ネタバレ》 性的描写に不快感を持つかどうかは別にして、この映画が十代男子の性的衝動を描いたものだとする批評、そしてその点に特化した批判は正しくない。もしその批判があたるなら、峰は「しよ」と言われた時にすぐさまセックスしていたはずだし、比留間も海の事件の後にすぐさままた脅迫してセックスしようとするはずだ。ついでにいえば安パイも相手が積極的な割に何もしようとしないのはおかしい。その代わりに描かれているのは、峰の「そういうことは好きな相手としろよ」という台詞に象徴される至極真っ当な、純な恋愛。比留間の失恋(より正確に言えば、失恋であったことに気付く)。ついでにいえば安パイの「僕の身体が目当てだったんだね」というユーモラスだが真っ直ぐな恋愛である。男子生徒の性的欲望は確かに描かれているが、本当に表現されているのは、それを通して彼らが恋愛というものを何となく学び、成長していく姿である。その端緒が性欲だからといって何が悪いことがあるだろう。性欲だろうが直感だろうが、恋愛には変わりがない。「恋愛ってよくわかんないね」「女はもっとわかんねーよ」という台詞がそれを暗示している。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-08 14:12:31) |
18. 大人は判ってくれない
ほんとに「大人は判ってくれない」ですね。それに尽きる。 大人は判ってくれない、と思いながらいつも子供は育っていって大人になるんですね。「こんな大人はひどい!」と観ている時に憤慨していても、自分がそうなっていない保証は全く無いのだということに同時に気付かされます。 体育教師がランニングしている途中に子供達がどんどん列から抜けていくシーンはとてもユニークでした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-27 22:45:19) |
19. オール・ザット・ジャズ
つまらん。構成は面白いかもしれないけど、何も伝わってこなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-04 00:12:58) |
20. ALWAYS 三丁目の夕日
かなりつまんなかったです。CG技術がすごいのは分かるけど、あからさますぎる。そんだったら全部アニメにしちゃえば良かったんじゃないってくらい見せ付けられてうんざりしました。 全体的に嘘くさかったです。脚本、テンポ、キャスティングといい良い点をほとんど見つけられなかったのが残念です。 結局何が言いたいの?という感じでした。昭和のノスタルジーに浸りたいなら別にこれを観る必要はないわけで、その昭和の時代の人々を描くことが目的だと思っていたのですが……。 [地上波(邦画)] 3点(2007-10-19 17:53:45)(良:1票) |