1. おおかみこどもの雨と雪
映画という魔法にかけられたままの2時間を経験しました。日本最高の脚本家のひとり:奥寺佐渡子が書いた母親の成長物語と、オオカミ子どもの成長物語、そのドラマの数々を、細田守は登場人物の喜怒哀楽、そしてありとあらゆる映像表現を使って観客にぶつけてくる。心温められ、また締め付けられるような人間ドラマのシーンと、圧倒的な大自然のシーンとの対比。人間愛と野生、その関係を大胆に、かつ的確に描きだした圧倒的な結末。人間味溢れる登場人物、そこから紡ぎだされることばの数々。おそらく邦画アニメ史上にその名を刻むであろうこの作品。公開初日に観られた幸運に感謝です。 [映画館(邦画)] 9点(2012-07-21 15:00:08)(良:2票) |
2. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
国民的シリーズになりつつあるALWAYSも、ついに三作目。本作では、ストーリーにも「淳之介の巣立ち」「六ちゃんの結婚」「ヒロミの出産」という三つの柱を立て、それぞれをドラマチックに描こうとしている。しかしこの試みは、感動パートを茶川家のみに絞った一作目と対照的であり、その結果、皮肉にも笑い・見やすさ・感動、全ての部分で一作目に劣っているように感じた。魂を込めて描かれたそれぞれのパートが、物語中で互いの良さを打ち消し合ってゆくのを観て、それこそ、物語の基本中の基本:「起承転結」の重要さを思い知らされるようであった。間違いなく力作だし、不器用な六ちゃんの恋愛模様など楽しめる部分も数多くある。それでも、感動パートを詰め込みすぎるあまり、その重さで映画自体が難破しかけている印象が強く残った。 [映画館(邦画)] 5点(2012-01-23 18:55:11) |
3. 陰陽師
陰陽師の活躍するシーンが少なくて残念。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-09-21 21:25:15) |
4. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 あまりにも非情なラストが有名なアメリカン・ニューシネマの代名詞的作品。道を外れているのにどこか憎めない、アンチヒーローの造形が圧倒的。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-21 21:24:50) |
5. オリエント急行殺人事件(1974)
何とこれもS・ルメット。ポワロはあんなに変なオッサンで良いのだろうか…。一発どんでん返しトリックのため、人間ドラマとかにあまり魅力が感じられない。個人的には原作があまり好きではないのでなんとも。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-21 21:24:25) |
6. 親指タイタニック
降ってきたピアノに潰されるところがおもしろかった。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-21 21:24:01) |
7. おもひでぽろぽろ
あまりのつまらなさに親と絶句して映画館を出た。 [映画館(邦画)] 1点(2010-09-21 21:23:21) |
8. 汚名
話というよりも、ヒッチコックの映像演出がひたすらに冴え渡る一本。有名なキスシーンの長まわしから俯瞰ズーム、影の演出など、楽しんで撮っている様子が浮かんできます。悪役のマザコンは後の「サイコ」に受け継がれているし、見所に事欠かない良作。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:22:50)(良:1票) |
9. オペラ座の怪人(2004)
《ネタバレ》 歌を歌いっぱなしというイメージは大抵のミュージカル映画に付きまとうが、これは最たるもの。もうやめてくれ、歌わないでくれと思わせるまでひたすらに歌いまくる。しかし、如何せんメインテーマが素晴らしく、またツボにハマるほど格好いいシーンもあるために嫌々ながら最後まで見せられてしまう。困った映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:22:27) |
10. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
前作のようなキャラのインパクトはないが「レインボーブリッジ封鎖できません!!」というシチュエーションだけでご飯三杯はいける [DVD(字幕)] 5点(2010-09-21 21:21:58) |
11. 踊る大捜査線 THE MOVIE
ドラマのノリが好きなら間違いなく楽しめる。小泉今日子のキャラクターが素晴らしい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 21:21:23) |
12. 乙女の祈り
女の子の抱く暴走した危険な妄想を、ファンタジックな映像美とサスペンスフルなカメラワークで捉えた佳作。相変わらずアイディアのオンパレードである。P・ジャクソンの「ブレインデッド」から「LOTR」の通過点として観ると、より一層楽しめる(笑) [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:20:51) |
13. おと・な・り
「虹の女神」のノリのままの甘く上品なラブストーリー。ただし、あれをアラサーの男女がやるのはちょっときつい。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-21 21:20:29) |
14. 大人は判ってくれない
ヌーヴェルバーグの代表作の一つ。子供を淡々と見つめ続けるカメラの視線が素晴らしい。ラストシーンはあれしかないと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:17:11) |
15. 男たちの大和 YAMATO
《ネタバレ》 俳優は熱演してるし、邦画にしてはちゃんとお金掛けて戦闘シーンもしっかりしてるんだけど……テンションが変わらなすぎて次第にダレてくる。製作者のガチっぷりが伝わってくるので「ローレライ」「亡国のイージス」辺りとは一線を画しているように感じられるが、いかんせん真面目過ぎたか。難しいところである。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 21:16:16) |
16. オズの魔法使
1939年ですって! この映画を観た日本のお偉いさんは、絶対に戦争でアメリカには勝てないと確信したらしい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-21 21:14:28) |
17. オーロラの彼方へ
ハズレのないタイムスリップモノで、これも例に漏れず。親子の愛に心温まる。ただし、サスペンスモノだと「バタフライ・エフェクト」あたりの方がもっと判りやすくてのめり込めたかな。 [映画館(字幕)] 7点(2010-09-21 21:14:02) |
18. オールド・ボーイ(2003)
韓国の誇る最凶バイオレンス映画。唖然とするアクション、非情すぎる展開、狂った登場人物、全てが信じられないテンションで展開わけだが、相当に気も滅入る。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:13:34) |
19. ALWAYS 続・三丁目の夕日
茶川さんを話の中心に据えた二作目。前半は面白いのだが後半はやや間延び。なんかキャラでもってる気がする。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-21 21:12:51) |
20. ALWAYS 三丁目の夕日
みんないいっていうけど……いい映画です。たった二時間で、登場人物みんなに感情移入できるようになるなんて。 [映画館(邦画)] 8点(2010-09-21 21:12:29) |