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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 824
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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21.  パトリオット・デイ 《ネタバレ》 
「バーニングオーシャン」と同じ監督同じ俳優同じ実話。だからなのか、全体的な安定感はある。安定感はあるが、結局はそこ止まり。それ以上でも以下でもない。色々な立場の人間をほぼ同時進行で見せていくので、前半は頭の中を整理していくのに疲れる。「バーニング」同様にこの監督さんは、あまり群像劇が上手でないようだ。どうして作り続けるのか不思議でならない。後半の町中での銃撃戦&爆弾はさすがにお手の物なのか、ここだけは本領発揮である。実話やテーマ性の深いものよりも、「バトルシップ」のような徹底した娯楽作品の方が向いてるんじゃないのかな?  あと実話だとどうしても最後にご本人が登場するが、あれをやられると「映画」から急に「報道」に変わってしまい、なんかモヤモヤする。あえて登場させないという”こだわり”は、やはり難しいんだろうか・・・。「映画」を「映画」のまま、観終わりたいものだ。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 05:54:57)
22.  はじまりへの旅
ブッシュマンのようなものを想像してたら違った。でもこれはこれで良かった。ただね、あれだけの教育が出来ちゃうおとっつぁん、一体何者なのよ?それが唯一気になってしょうがなっかたぜ。(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2017-11-28 20:47:14)
23.  パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 《ネタバレ》 
ギロチンがグルグル回るとこは面白かった。
[DVD(字幕)] 5点(2017-11-19 19:39:21)
24.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 
DVDで観てもその映像の迫力は半端ない!映画史上最大のセットも圧巻。ほんとよくまぁ~こんなもん作ったもんだと感心です。ただ往年の名作、「タワーリングインフェルノ」や「ポセイドンアドベンチャー」などと比べると、どうしても人間ドラマの希薄さを感じずにはいられません。実話だから仕方ないのかもしれませんが、だったらもっとしっかりとリサーチをして、実際の彼ら彼女らの魅力を引き出し、多少の味付けぐらいはしても良かったんじゃないかな。特に主人公の奥さん。事故を知ってからの彼女の見せ方がどうも今一つ胸に響いてこない。電話を掛けて真相を知るというシンプルなシーンだからこそ、もっと彼女の心の内側に迫るような演出をしてほしかったな。あとその他の人たちが全くもって、え!?誰だっけ?状態で、そのせいで散漫な印象が残ってしまいました。  ま結局は、凄い映像を観る!ただそれだけの体験アトラクションみたいなもんですね。不謹慎ですが・・・(^_^;)
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-30 23:04:31)(良:1票)
25.  阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 
原作本を読み終えたタイミングでの鑑賞です。別に原作本が面白かったわけではなく、契約しているサイトにたまたまあるのを見つけたので鑑賞しました。なので、活字を映像化したことの確認作業的ニュアンスが大半です。結論から言えば良く出来ていると思いました。それは映画としてと言うより、原作が持っている様々な要素を余すことなく表現できている点です。これなら原作ファンも納得出来るんじゃないでしょうか。正直言ってお話自体は原作もこの映画も、マンガ、マンガしすぎている気がして、ちょ~っと現実味に欠けるな~なんですが、まあ逆に言えば、マンガなんだ、と割り切ってしまえば、それはそれで良い味わいになります。それとキャスティングが絶妙!もうね、これに尽きます。とにかく天才か!て言いたくなるくらいキャスティングが素晴らしすぎ。みなさん演技が達者すぎて、マンガチックな世界に、リアリティの風を運んでくれています。ほんと、名演技の品評会みたいでそれだけで楽しめました。あと有村架純ちゃんがまだ初々しくって、超絶可愛かったです。  エンディングに出てくる「生」の字は、原作知らないとチンプンカンプンでしょう。
[インターネット(邦画)] 4点(2017-09-16 08:32:30)
26.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
これは壮大な、愛と赦しの物語ですね。ジェニファー・ローレンスは人を惹きつける。てか彼女は窮地に立たされる役がうまい!それに引き換えジム役のクリス・プラットは、ハリウッドが今推したい注目俳優ではあるのだけれど、存在感や演技力に関してはまだまだ中の中といった感じ。特にこの映画にとって一番肝となるオーロラを起こしてしまうシーン。かなり難しいレベルの演技が求められるあのシーンは、やはり普通な、ありきたりな印象だった。  それからSFとしての設定について。それを言っちゃあお終いよ、なツッコミをさせてもらうと、あれだけのテクノロジーのある宇宙船で、冬眠ポット故障時の対処が不十分なのにはやはり疑問を投げかけずにはいられない。まあそれ言ったらこの話、作れないんだけどね(笑)  プールで泳いでいる時に無重力状態になっちゃったシーン。あのシーンは秀逸。日常が非日常に変わる見事な演出でした。過去、宇宙船の中の絶体絶命的なシーンで、こんな演出見たことなかった。斬新で記憶に残る。
[DVD(字幕)] 7点(2017-08-11 08:42:48)
27.  パワーレンジャー(2017) 《ネタバレ》 
今回はパワーレンジャー誕生までのプロローグであるため、どうしてもその誕生までがキモになってくる。思春期の情緒不安定さと、大きなものを守らなければいけないという使命の狭間で揺れ動く、少年少女たち。これって我が国日本の、アニメや特撮モノのお得意な題材。なんで戦うのか?なんで僕や私なのか?逃げ出したい!逃げ出したい!逃げ出したい!でもやっぱり戦わなきゃいけない。そんな心情をこの作品の中で見ることが出来たら良かったのですが、どうも今一つ、いや二つ三つありすぎて、先にも言ったキモが、タンパクこの上なくなってしまった。各登場人物たちの人物背景も、取ってつけた感が強すぎだし、レンジャーになること、戦うことへの関連性がまったくない。めっちゃ大事なはずのなんちゃらクリスタルも、ただ掘っただけで、それもさして深くもなく何の防御もされていないってなに!?敵側のリタに関しては、定置網程度に簡単に引っかかっちゃうって、開いた口が塞がりません。まるでつい最近海に沈んだみたいじゃん。何千年も大昔なのにね。なかなか変身できないのもいい。自分以上に相手を思いやり信頼し合ってこそ変身できるのもいい。それはいい。ただ訓練にしても何のひねりもない格闘術だし、各レンジャー特有の戦闘スタイルもないし、一番の見せ場であるはずの合体シーンは、うまいことはぐらかされてるみたいでガッカリ。それからせっかく時間かけて変身できたっていうのに、すぐにメカに乗っちゃうから、単体としての変身姿のありがたみが希薄に。もうちょっと人間サイズの各レンジャーの活躍を見たかったな。とにかくプロローグな立ち位置なので、こんなもんなのかなと。なので点数も甘めに。もし続編が出来るなら、そっちに大いに期待するしかないですね。
[映画館(字幕)] 5点(2017-07-16 13:20:01)(良:1票)
28.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
戦闘シーンは圧巻!でもなんだろう、主人公が銃を握れなくなった理由がどうも胸に響かない。だってあんな場面なんてたま~に見ることもあるし、あれくらいで銃を握れないなんてどう考えてもピンとこない。誰かを撃ってしまったとかならまだ説得力あった気も・・・。まあ実話なんでね、そこは置いときますか。 ただな~、殺さないことが偉いみたいな主張は、宗教観を前面に押し出してるみたいでむず痒い。出来るだけ殺したくないとか、銃は持っても弾が入ってないとか、あまりにも聖人君子すぎてリアルにとらえにくいんです。で、敵である日本兵の、まるで鬼畜生のような行動がより一層主人公を聖人君子として際立たせちゃううんだよな~。同じ日本人としてとっても複雑でした。あと切腹シーン、あれいる?  戦争って、善悪の倫理を持ち込んではいけない領域のような気がするんですよ。どっちが良いとか悪いとか。主人公が助かったのも仲間による援護射撃なわけでしょ。銃によって救われた命でしょ。だから主人公だけがまるで特別みたいなのもやっぱ納得できない。衛生兵なんて他にもいっぱいいるし、たまたま主人公が大勢の命を救える状況下にいただけであって、彼一人が特別であることがやっぱしっくりこなかった。  この映画って自分の中にある宗教概念や倫理観みたいのを、ものすごく試されてる気がする。そこが狙いなのかもしれないけど、だったら平等でなければいけないとおもうんです、描き方が。日本兵は助けてもらったのに、白旗上げて相手を油断させておいての手榴弾って、なんかね・・・これじゃあどう転んだって、絶対的正義=主人公・絶対的悪=日本兵、ってなっちゃうじゃないですか。メル・ギブソンが、いやそうじゃないと言ったとしても、社交辞令のようにしか受け止められんですよ。私は頭でっかちなんですかね。  とはいえ、長時間飽きなかったし決して悪い映画だとは思わないです。はい。悪い映画ではないというのはつまり、多くの人に考えさせる、不変的テーマについて語り合わせる、そんなことができるパワーを持っているからです。それにテリーサ・パーマーちゃんは可愛かった。ただ主人公のアンドリュー・ガーフィールドは、うまく言えないけど、感情移入しづらかった。うまく言えないけど。(^_^;)
[映画館(字幕)] 6点(2017-07-01 21:39:25)
29.  パリ、テキサス 《ネタバレ》 
男が女に抱く妄想。女が男に抱く妄想。それぞれの妄想が主張し合って男と女はこじれ、もつれ、破滅する。そのことを2時間20分もかけて見せてくれますが、そこへたどり着くまでが弟夫婦を間に挟んだ、自己の再確認と息子との改善修復。男女間の思想論はラスト20分ほどのマジックミラーでの会話のみ。ある意味そこの部分を昇華させるために、あえて前半の長い時間を使って丁寧に丁寧に無情な愛を描いていったんでしょう。最終的には実の母の愛に回帰していく。男はまたさまよい続けると。世の中にある様々な愛の中でもやっぱり母の愛が一番だということなんでしょう。だって父親と再会した時よりも、母親と再会した時のハンター少年のリアクション、めっちゃ差がありましたよ。でもね一番かわいそうなのは4年間実の子のように育ててきた弟夫婦じゃないでしょうか。なんかやるせないですね。それにしてもハンター少年の達者なこと達者なこと。トランシーバーは非常にいいアイテムでした。可愛いぞ、この野郎です。  「テキサス」という荒廃としたイメージと「パリ」という華やかなイメージ。男女間の妄想をうまく表現してますね。ただ、もうちょっとコンパクトに出来たんじゃないかとも思う。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-05-21 18:13:58)
30.  バイオハザード: ザ・ファイナル 《ネタバレ》 
とにかく疲れる。カット割りが多すぎて目が疲れるし、何がどうなってんのかさっぱり分からない。何も考えずにノー天気に楽しもうにも、疲れる・分からないのオンパレードなもんだから、全然楽しめない。ただただ疲れるだけ。  宿敵で強敵だったウェスカーのあの最後は酷過ぎだよ。
[映画館(字幕)] 3点(2016-12-24 14:41:33)
31.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
救われない映画を作ってきたイーストウッドが救われる映画を作った。  ありがとうイーストウッド。そして、人の力って素晴らしい!
[映画館(字幕)] 7点(2016-09-24 12:18:18)(良:1票)
32.  バクマン。 《ネタバレ》 
●アニメ版「バクマン」全話鑑賞済み。  ●良かった点・・・出演者全員が良かった。ほぼ全ての役者さんたちの演技力、ハマリ具合いが素晴らしい。特に佐藤健と神木隆之介のコンビは文句なく最高!高校生ってこうだよな~、な感じを無理なく自然に演じていて、ビックリするぐらい高校生そのものでした。小道具からセットまで、美術のこだわりが半端ない!エンドロールの単行本のアイデアが秀逸!そうきたかってやられました。  ●悪かった点・・・入院中の最高と亜豆のシーンが少々だるい。それにカット割りも単調で変化に乏しい。高校生で未成年の最高が入院した先に、保護者らしき人物が一人もいないのは不自然すぎる。アニメ版では母親が編集長とやり合うシーンがあった。上映時間の都合上省いたのだろうが、もう少しうまいことやってほしかった。  ●総評・・・元ネタを知っちゃっているので正直分からないが、新妻エイジのキャラは観客に伝わったのだろうか?元々はスカウトされて上京してきていて、その上京する条件も「自分が『ジャンプ』で一番人気の作家になったら、自分の嫌いな漫画をひとつ終わらせる権限」を要求したトンデモない奴だって。『バクマン。』という作品の魅力は、この裏主人公な存在である新妻エイジの魅力であり、天才として高い位置にいる彼を、知恵と努力で立ち向かう最高と秋人の魅力に他ならない。なのでこれ1作品で『バクマン。』の魅力を語るのは非常に難しいですね。  難しいですが、一つの作品として生を受けてしまったからには評価しなければならないわけで、まあやっぱりどうしてもエイジのキャラが満点でないのと、その代わり最高と秋人は素晴らしかったので結局差し引きゼロの平均点ですね。はい。
[DVD(邦画)] 5点(2016-04-24 10:47:34)
33.  PAN/ネバーランド、夢のはじまり 《ネタバレ》 
失敗した!大いに失敗した!DVDをレンタルして観てしまった!悔しい!悔しすぎる!これは絶対に映画館で、それも3Dで観なきゃダメなやつじゃんか!あー悔しい!もう完全にアトラクション・ムービーじゃないか!話なんか二の次三の次!どれだけ面白い体感ができるか。その1点だけ。ほんと、映画館に行けばよかったよ。トホホ・・・。   妖精さんたちあんなに強いのに、なんで最初の戦いで負けちゃったんだろう?不思議・・・????
[DVD(字幕)] 6点(2016-04-18 21:40:32)
34.  ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション 《ネタバレ》 
妹を助けるためにハンガーゲームに名乗りを上げたカットニス。彼女の運命はまさにここから始まった。なのにその妹がまさか味方の爆弾の犠牲になるとは・・・。  ただただ、虚しい・・・。  その虚しさを伝えるために長々と見せられ続けてきたのね。はぁ~ほんと虚しい。結局なんの感動も生まれなかったな~。
[DVD(字幕)] 3点(2016-03-28 21:38:18)
35.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 
【めっちゃネタバレ・注意!】 この映画にレックス・ルーサーが出るっていう情報を得た人なら、なんとな~く薄々勘付いていたと思います。そう、スーパーマンがバットマンと戦う理由が。想像通りスーパーマンは最愛の人をルーサーに人質に取られ、止む得ず戦います。ただバットマンがスーパーマンと戦う理由、動機、がちょっとどうかなと。仲間や知人の犠牲や恐るべき力だけでは、その他大勢の人たちと何ら代わり映えがない。もっとこう、バットマンだけの視点での動機や理由付けがほしかった。てかさ、散々倒すべき存在と豪語してた割には、母親が人質に取られてると知ってあっさりと仲間になるってどうよ!えーーーっ!!ですよ、マジで!最愛の人を犠牲に市民を助けたダークナイト。あのシリアスさが懐かしい・・・。それとレックス・ルーサーだけど、結局最終的に彼は何をしたかったんだ。バットマンを処分しスーパーマンを配下にでもして世界征服?ん~そんな素振りどこにも見当たらなかったな~。ワンダーウーマンのことも調べてたみたいだけどなんか消化不良。単なるイカレたサイコ野郎ってなだけなのかな?ま大した問題じゃないからいいんだけどね。この作品で描いて欲しかったのは、ゾッド将軍たちを倒すために多くの犠牲者を出してしまった、そのことに対するスーパーマンの葛藤。バットマンというダークな世界観と相まみえることでその辺に焦点を当てて、スーパーマンという超人的なパワーの恐怖をもっともっと浮き彫りにして欲しかったな。スーパーマン、もっと悩まなきゃ。恋人や家族のことばっかで、犠牲者に対する感情表現なさすぎよ。悩みすぎて暴走したスーパーマンをバットマンがいなす、とかね。はは。まだまだ書きたいことはあるけれど、キリがないのでまとめます。話の展開はある程度予想した通り。つまらないとかではなくあっ!と驚くようなことはなかった。単純に夢の共演と、これから始まるDCコミック版アベンジャーズにワクワクドキドキして楽しむ。もうそれだけです。はい!6点にしようか悩みましたが、個人的思い入れの強さで7点にしました。     ※バットマンはアイアンマンと好勝負が期待できそう。と鑑賞後に思いました。あしからず・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2016-03-26 00:35:25)
36.  バケモノの子
親は子と共に育つ!互が互を支え合い補い合い成長していく。親子の物語、ここに極まる!素晴らしい。  一筋縄ではいかない生き物「人間」。何を考え何をするのか危なっかしい。まさにこの世の”バケモノ”だ。特に情緒不安定な思春期は、そのバケモノの兆候が現れやすくなる。渋谷という街を舞台に選んだのは、そこがバケモノの巣窟の象徴だからだろう。  この作品自体は「白鯨」をベースに、他の作品の影響やオマージュを反映していて、オリジナリティが薄味に感じてしまう。がしかし、アニメーションという技法と今伝えたいテーマとが見事に融合し、たとえ見たことのあるような作風でも、こうして出来上がったモノとして提供されると、そこはやはりしっかりと受け止めなければならないだろう。古今東西これだけ多くの作品があるのだから、似てしまうのは仕方ないでしょ。その上で最終的にどれだけ心に響いたか、どれだけ魂を揺さぶられたか、肝心なのはそこでしょ。私は十分響いたし、揺さぶられましたよ。  ただ一つ苦言を。みんなのおかげで闇に飲み込まれないで済んだ。みたいなこと言ってたけどさ、あの時手首見たからじゃん。お守りの、楓のおかげじゃん。そこだけは首をかしげてしまいました。
[DVD(邦画)] 7点(2016-03-05 04:05:21)
37.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
この映画は観終わってしばらくしてから、じわ~っと、こう胸の中に何かがこみ上げてくる、そんな映画です。邦題である「白鯨との闘い」と予告の映像を見て誰もが思うのはたぶん、巨大な白鯨と船乗りたちとの壮絶な闘いでしょう。ところがどっこいそうではないんです。白鯨の襲撃で母船を破壊され、やむなく小型ボートに退避、そしてひたすら海の上を漂流し続けるだけなんです。白鯨とはその後ほとんど闘いません。ほぼほぼ漂流しています。だから巨大モンスターと死闘を繰り広げるようなものを期待して観に行くと、肩透かしをくらいます。かくいう私もそんな一人でした。たしかに肩透かしはくらいました、くらいましたけどそれをマイナスにさせないだけの深さがこの映画にはあります。人々の生活に必要不可欠となっている鯨油。鯨油のために鯨を殺す。この世界の支配者である人間なら許される行為。鯨を殺し油を摂取し文明のひを灯す。そんな時代。しかしそんな傲慢な人間の前に一頭の白鯨が現れる。その白鯨は彼らから大事な船を奪う。わずかな水と食料で生死の間を彷徨うこととなった人間たち。白鯨は彼らの行く末を見守るかのように後を付いてくる。殺そうと思えばひと思いに殺せるのにそうはしない。なぜ?その答えはやがて分かる。その答えがこの映画の深さ。この映画の魅力。物語の終盤で捕鯨に人生を掛けてきた一等航海士と白鯨が対峙する。闘いが始まるのか!?そう思った瞬間、一等航海士は手に持った銛を静かに置いた。彼の中で何が起きたのか。人間のエゴを悟ったのか。とにかく彼は闘いをやめた。やがて生還した彼らは口封じを頼まれる。化物鯨の存在が、捕鯨産業に悪影響を及ぼすことを恐れてのことだった。だが、家柄や血筋に価値観を持っていた船長が査問会で述べたのは、真実だった。その後話は石油が発掘されたことをほのめかして幕を閉じる。分かりますか、この深さが。人間の愚かさが。私はそれに気付くまで少し時間がかかりました。ただR指定になるくらいキワどいシーンが、もっとあっても良かったんじゃないかな。なんか全体的に小奇麗なんですよね。まあロン・ハワードですからね。分かっちゃいるんですけどね。は~もったいない。
[映画館(字幕)] 6点(2016-01-17 15:15:30)
38.  ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス
原作は読んでないけど多分、多感な少女の成長物語に主軸を置いてるんでしょうね。まあアクション青春ムービーですね。次回の完結編ではド派手なアクションに期待したいです。
[DVD(字幕)] 4点(2015-11-23 20:00:38)
39.  バンクーバーの朝日
始まってからこの作品に引き込まれるまでが長い。野球映画というよりは歴史映画。群像劇があまり得意でないのか、個々の掘り下げ方がイマイチ。色々なエピソードを数珠繋ぎにしているみたいで、まるでドキュメンタリーな印象が残る。もっとバンクーバーサイドの登場人物と濃密なやりとりがあっても良かったかな。ちょっと蛋白で物足りない。でもこの映画を観て思ったことは、やっぱり戦争は嫌だなってこと。別に憎み合ってるわけでもないのに、無理やり敵同士にさせられて、大事なものをたくさん奪われる。ほんと、戦争反対!
[DVD(邦画)] 5点(2015-08-21 19:20:31)
40.  幕末高校生 《ネタバレ》 
タイムトラベルものは個人的に大好物のジャンル。なので期待もそれなりに持ってしまう。このタイムトラベルもので一番重要視するのは、過去や未来、または現代にその人物やモノが現れたことによって一体どんな影響を与えるのか?そしてその影響によってどういった変化があらわれるのか?そこがなんといっても見所でしょ。その点においてこの作品は、まあまあかな。幕末の、まさに日本の未来がかかった大きな瞬間と、高校生の進路とをオーバーラップさせ、そこにこの作品のテーマをビタッ!と当てはめており、ちゃんとした形になっていた。また、タイムスリップの入り口は一緒なのに、過去への到着はみなバラバラというアイデアもいい。先に到着していたおバカなギャルな女子高生の影響によって、徳川家の主導権存続を肯定する動きを後押しし、歴史を狂わせ始めてしまう。ここら辺の流れはありえないだろ~、と思いつつも、まあゆる~く許せる範囲でした。ただね、ここまで上手にプロットを組み立てた割には、所々が穴だらけ。1年前に到着していた彼が裏稼業をやっている経緯。勝海舟を暗殺しようとしたら部外者がいて退却。勝海舟の書斎だけを荒らしまわって引き上げる暗殺?集団。襲撃前に江戸の町を堂々と闊歩する、それも一人で?の西郷隆盛。過去へはバラバラなのに、現代に戻る時は一緒。ルービックキューブが幕末期に存在していた!というトンデモ歴史に対して、動揺せずに微笑む先生。他にもありそうだけどこの辺で。まあね、そこそこの良い食材を、平凡な調理方法で作ってしまった。そんな映画です。はい。
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-17 23:23:52)
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