1. バージンブルース
あまり深い意図など考えずに何となく昭和の雰囲気を楽しむ映画。何となく長門と秋吉は岡山まで流れていき、何となく野坂昭如は名曲『黒の舟唄』をフルコーラス歌い、何となく仕草が可愛らしい秋吉久美子。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-01-29 16:50:12) |
2. パーフェクト・センス
見てスカッとするようなハリウッド的映画じゃない。けど、五感を失っていくというテーマに、何か深いメッセージがあるのでは?と考えてしまう、そんな映画です。 私達はモノを直接知ることが出来ません。五感を通じて認識するわけですが、それが失われたら(しかも1つづつ)人間はどうなるのか?やっぱり哲学的な映画なのかもしれません。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-05 09:23:17) |
3. 幕末太陽傳
面白いと思った映画でも結構退屈なシーンが幾つかはあるものですが、この映画は本当にだれる箇所が無くラストシーンを迎えます。スピード感のある小気味良いテンポが 素晴らしいです。登場人物のフランキー堺や裕次郎も躍動感があり、まさに活きています。 [DVD(字幕)] 9点(2006-01-21 14:42:51) |
4. 晩春
初めて原節子と組んだ作品。この後家族について似たようなテーマの作品を 小津はとり続けることになります。ただ、本当に言いたかった事は分からない。 「娘を嫁にやる父親の寂しさを表した」。ストーリーは確かにそうかもしれませんが、 そうなのかなあ?この静かな作品は観る度に考えさせられる謎に満ちた映画です。 9点(2004-09-26 13:43:30) |
5. 白痴(1951)
原節子の顔がすごい。日本映画史上最も美人と言われた人が、 この作品では綺麗30%と怖さ70%で、変なマントを着て怪演している。 ついでに、三船の家も変なステンドグラスが張ってあって怪しすぎる。 原作はロシアの文豪ドストエフスキーだが、 映画は原作を忠実に再現するものでもないし、する必要もないと思う。 単純にこの映画は面白い。 7点(2004-09-05 23:52:07) |
6. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 映画の冒頭、嵐の夜に母子二人だけで食事、 そこへ戸を叩く健さん、 普通なら絶対に泊めないけどやっぱりあの声で頼まれたらなあ。 人を殺して逃走中にしては暗い影が無いような気もするけど 健さんのカッコ良さがイッパイの映画です。 8点(2004-03-17 21:46:38) |