1. ハロウィン(2007)
《ネタバレ》 率直にいうと結構怖かった・・。殺人鬼扮するマイケルが無差別に殺戮しまくるという、スプラッタホラーの定番ともいえる流れだけど、マイケルの少年時代を入念に描く事により、なぜ歪んでいったのかといったところは分かりやすいかな。もっとも、そこが逆に、オリジナル版では曖昧にすることにより得体の知れない恐怖が出ていたのが、本作では薄れてしまったという意見も多いようだけど、別物として観れば結構楽しめました。ただ、マイケルの怪物的パワーはさすがに異常だよね。軽々と重量物は投げ飛ばすわ、壁はぶち破るわ、刺されても撃たれても死なないわで、いくら何でもやり過ぎでリアリティが無い。あと、ルーミス医師、どっかで見た事がある顔やなぁと思っていたら、あの『時計じかけのオレンジ』の主人公アレックス役の俳優さんなんだね。歳取ったなぁ・・。そうそう、男性陣お待ちかねのお色気シーンも多く、乳繰り合っている最中に殺られてしまうのはお約束ということで・・(笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-01 01:46:17)(良:1票) |
2. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 今回は前作までのSF色がやや抑えられ、ハリウッドお得意の西部劇が主軸となっています。今作ではドクが恋するという展開が良かったですね。2では抑え気味だったアクションも、今作では復活!中でもクライマックスはヒヤヒヤしながら観ていました。どデカイ機械で何を造っているのかと思ったら、出てきたのが小さい氷だったり(笑)、クリント・イーストウッドのネタや映画『タクシー・ドライバー』のパロディ、西部劇映画の往年の名優が何気に出演していたりと、相変わらずのお遊び要素やサービス精神も満載ですね。音楽面でも、現代ではロック、過去ではオールディーズ、未来ではポップス(マイケル・ジャクソンとか)、そして今作ではカントリーであるところも雰囲気が出ていて良いですね。ところで、マーティーがタネンに銃で脅されて即興で踊ったダンスってマイケルのムーンウォーク?今回初めて気付きました(笑)。あと、余談ですが、クララを演じた女優さんって、あの『時計じかけのオレンジ』の主演俳優の元夫人だったんですね~。知らんかった・・。 [地上波(字幕)] 8点(2014-01-03 12:20:07) |
3. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 今作では、未来→現在→過去と、シリーズ中、最も時代がめまぐるしく変化しますね。さすがに一作目と比べたらパワーダウンは否めないけど、面白さは保証済み。基本プロットは一作目と似ていて、悪ガキと揉めて街頭で騒ぎになるけど撃退、主人公が倒れた後、身内から似たようなシチュエーションで介抱されたり等々・・。未来では、クルマが空を飛んだり、スケボーならぬホバーボードが登場したりと、SF映画らしく見どころも満載!早撃ちゲームで、ファミコンのワイルドガンマン(もどき)で腕を披露しても、子供達に冷やかな声を浴びせられてしまうところは、現実でもITが進歩した現在では古いものに目もくれないところと同じか(笑)。未来では、映画館にあのジョーズの最新作がスピルバーグの子供名義で公開されていたり、骨董品屋に初期のMacが置いてあったりと、相変わらずのお遊び要素も健在でした。 [地上波(字幕)] 7点(2014-01-02 21:52:44) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 実に約20年ぶりに観たけど、やはり面白い!タイムトラベルもののSFをベースに、アクションありコメディあり音楽良しと、映画の楽しさを十二分に発揮した作品です。俳優陣も、マーティ役のマイケル・J・フォックスやドク博士役のクリストファー・ロイドと、実にハマリ役!ジョージは弱虫で冴えない父親だけど、よく見ると結構男前だったりしますね。終盤、前述の欠点を克服した後には、逆にとても頼りがいのある父親に豹変していました。お遊び要素も多く、一例として、オープニング時に登場する多数の時計のうち、よく見たら時計台にぶら下がるドクの時計があったりして(そもそもこのシーンは、ハロルド・ロイドの『要心無用』のパロディですが)、細かい箇所も楽しめます。80年代の映画なので、確かに時代やファッション等に古い箇所はあるものの、息をつかせぬアクションや現代(80年代)と50年代を対比したコメディも非常に面白く、今観ても十分に楽しめますね。USJのアトラクションにも出てくるので、若い人で未見の方にもオススメです。娯楽系の中では最高峰に位置する映画です。 [レーザーディスク(字幕)] 10点(2014-01-01 21:55:17)(良:1票) |
5. パピヨン(1973)
いわゆる脱走物ですが、同じスティーブ・マックイーンの『大脱走』では脱走活劇を主軸にしたのに対して、こちらは脱走するまでの人間ドラマや駆け引きが主軸となっています。よって、あまり派手さはありませんが、協力者と組んだり、脱走のためにある人物と交渉したり、裏切られたりといったドラマが展開され、なかなか見どころがあります。ネタバレになるので詳細は控えますが、ある人物の裏切りにより、主人公が独房に入れさせられるシーンは衝撃的でした。極限状態に陥るため、あれまでも食しようとするシーンはかなり強烈・・。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-25 19:35:20) |
6. 蝿男の恐怖
《ネタバレ》 リメイクされた『ザ・フライ』のオリジナル版だけど、こちらはこちらで味があって良いですね~。いま観ると技術的には大した事は無く、何となく仮面ライダーを連想してしまいそうですが(笑)、昆虫の視界(複眼)から見た映像や、入れ換わった蝿側の、人間の頭を持つ蝿が出てきたりと、リメイク版では廃止されてしまったシーンがあったりして、楽しかったです。ラスト近く、人間の頭を持つ蝿が蜘蛛の巣に掛かり、蜘蛛に喰われそうになる際の「ヘルプ・ミー~~!」とか細い声で鳴き叫ぶシーンは、悪夢を見ているようで怖かった・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2013-12-16 17:43:18) |