1. 同胞
ストーリー自体はひどく地味なのに、どうしてここまで感動させられるのだろう。僕はこの作品ほど、ひとつの映画作品を作り上げる喜びを感じさせてくれるものを観たことがない。スタッフも役者も全身でぶつかってこの作品を作り上げたことが実によく伝わる。こんな奇跡みたいな映画を作り上げた山田洋次に心から賛辞を送りたい。 10点(2001-11-28 11:29:40) |
2. パピヨン(1973)
これほどホフマンが生かされてない作品も珍しい・・・ 6点(2001-07-06 12:03:14) |
3. バック・トゥ・ザ・フューチャー
ここまでワクワクさせてくれる映画はそうないと思う。あの音楽といい。マイケルはこれがはまり役だと思います。 8点(2001-06-27 12:29:06) |
4. 二十日鼠と人間(1992)
ゲイリーの精悍な顔立ちがよかった。でもまあ傑作とまではいかない気が・・・ 7点(2001-06-27 12:27:10) |
5. 裸の銃を持つ男
今まで出一番笑ったかも。コメディとしては右手に出るものはないんじゃないかな? 8点(2001-05-15 20:44:17) |
6. パルプ・フィクション
おもしろい。でもレザボアのほうが好き。 7点(2001-05-15 20:38:50) |
7. 遥かなる山の呼び声
この作品は映画を愛するすべての人に見てもらいたい。僕が最も好きな作品です。人を愛することを許されない、警察から逃亡中の男。夫に死なれ、つらい牧場経営を一人で切り盛りしてきた女。そして、父の後姿を知らない女の息子。とある豪雨の晩、一晩の寝泊りを求めに男が牧場の家の戸をたたく。やがて男はその牧場で働くことになるが、女も息子もすぐには警戒を解くことはできない。しかし、高倉健ふんする男の誠実で無口で力強い男の魅力に、いつしか二人は心を開くようになる。しかしその幸福もいつまでもは続かず・・・男が自分の素性を女に打ち明ける晩、「いかないで」と言う、女を男は抱いてやることが出来なかった。そして家を出て行く。これが彼の誠実さであり、悲しいくらいなまでのやさしさなのだ。自分は罪を犯したものであり、こんな美しい家族に害をもたらすわけにはいかない。言葉には出さない高倉健の演技が痛々しいまでに、僕らの心に訴える。そして後に残された母子は男が刑務所を出るまで待ちつづける。男の誠実さに、誠実さで答えたのだ。それを知り涙が止まらぬ男。彼は愛してしまっていたのだ。あの女を。そしてその息子を。自分を抑えつづけた、屈強で心やさしい男の流す熱き涙である。北海道の限りない自然とそこで生まれる美しい人間ドラマ。映画とはこういった人間の原点に立ち返らせてくれるきっかけとなるものではないか、そう思いました。 10点(2001-05-15 20:36:37)(良:3票) |