1. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 父親が死をむかえるにあたって本当のことを聞きたかった息子が、最後には父エドワードにとっては最高の親孝行となるであろう脚色した話で、父親を安らかに送り出そうとする展開に、私は涙が止まりませんでした。自分の人生を語るときに、多少なりとも人は話の脚色をしてしまうと思います。でもここの話の数々は、どれも夢や希望に満ち溢れていて、聞くものの心に潤いをあたえるもので、私も真実か嘘かは気にはなりませんでした。父親が死んでしまって悲しいけれども、父親が話してきた物語の中で一生彼は生き続けるだろうと言う息子の言葉通り、人は肉体をなくしたとしても、その魂はいろんな話やモノに宿って、人々に愛され続けるのだなぁと感じました。死ぬということはとても悲しくてやりきれないものがありますが、死ぬときはエドワードのように愛するものに見送られて安らかに旅立ちたいものですね。 9点(2004-05-16 22:10:43)(良:1票) |
2. ピースメーカー
《ネタバレ》 ジョージ・クルーニーが好きな私にはそこそこ楽しめた映画でした。ストーリー展開がテンポ良く進み、サクサクっと見れるのですが、映画の内容がテロを扱ったもので、あまりにも犯人側のグループのリーダーの計画実行の動機が悲しいもので、少し同情できる部分もあるので、さわやかに終わらせようとしたプールでの二人のシーンは見ていて複雑な気持ちでした。 6点(2003-10-01 17:47:52)(良:1票) |
3. ピンポン
個性豊かなキャラが多く、卓球をしているシーン以外にも面白いなぁと思うシーンがいくつかあったのですが、個人的に卓球のようにテンポ良くストーリーが展開されていたのならもっと楽しめていたかもと思うと残念ですね。 4点(2003-09-23 22:56:38) |
4. HERO(2002)
《ネタバレ》 内容が濃くて見終わったあとは複雑な気持ちで沈んでしまうくらい奥深い話でした。歴史上の真実の物語なので深い解釈を求められたり、眠りを誘うような音楽が多く使われていたり、アクションもくどく感じることがあるので、二転三転する展開やラストのオチの凄さが少し弱まる感はありました。しかし、今までに見たことのない華麗さと速さで展開されるアクションは劇場でこそ見る価値がありますよ。特に、ジェット・リー演じる無名とマギー・チャン演じる飛雪の二人が、迫り来る無数の矢をなぎ払うシーンは凄すぎて呆然としてしまいました。チャン・ツィー演じる如月とマギー・チャン演じる飛雪のアクションシーンでは、その二人よりも二人の周りを取り巻く木々の葉の美しい動きや色合いに見とれてしまいました。時間軸の違いや話の真偽によって、登場人物の衣装のカラーが変化するという表現方法もとても面白いなぁ思いました。 8点(2003-08-18 19:19:30) |
5. ピッチブラック
《ネタバレ》 期待していなかっただけにかなり見終わった後は充実感でいっぱいでした。SFホラーだと思ってグロいシーンを期待していたので、物足りなさも感じることは感じたんですが、この程度ならホラーが苦手な人も見やすくて、シンプルなストーリーの中にも驚かされるような展開もあるので、周りにススメたくなるような映画でした。ヴィン・ディーゼルが怪物にナイフだけで立ち向かうシーンはかなりカッコ良かったです。女性パイロットの方もかなり存在感のある演技をなさっていて印象的でした。 8点(2003-08-05 00:31:50)(良:1票) |
6. ヒート
一度見たことがあったのですが、二度目の方が印象が良かったです。街中の銃撃戦だけが見せ場ではなくて、それまでにアル・パチーノ側とロバート・デニーロ側の両方の人間模様がしっかり描かれていてとても濃い内容で良かったです。二人が飲食店で堂々と「お前を殺す」と宣言するシーンの二人の演技にドキドキしてしまいました。 7点(2003-07-05 04:55:04) |
7. 羊たちの沈黙
「レッド・ドラゴン」や「ハンニバル」を見たあとに、改めて見てみると、やはりこの作品が一番良いなぁと思います。クラリスとレクターの会話のやり取りを見るとゾクゾクしてしまいます。「レッド・ドラゴン」のレクターとは怖さの度合いが全然違いますし。まあ「ハンニバル」のレクターはやり過ぎですが・・・(汗) 8点(2003-02-09 22:13:25) |