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1.  ひとよ 《ネタバレ》 
導入部からして強烈極まりない筋立てであり、その設定ありきになってしまったらどうしようと逆に思うくらいだったのですが、そうはなりませんでした。母親と3兄妹だけに頼ることなく、周辺人物の数々を周到に配置しているのがいいです。それによって家族4人が浮かび上がるという効果を、きちんと発生させています。●その中で、一般人代表格?の大樹の妻が戦闘状態で乗り込んで、母親が天然にそれに対峙して話が一段上に行き、その後今度は大樹が遂に逆切れして・・・といったあたりは、そのミックスから生み出されるドラマを感じさせましたが、そういった展開をもっと見たいところでした。●一方、佐々木蔵之介の関連は、途中から一気に足を引っ張っていて。大体、この人が出てきた時点で、ただの好感度高い新人中年運転手ではないことは想像できてしまうので、意外性がありません。しかも、薬物取引だのカーチェイスだのというエンターテインメント的なスリルを入れなくても、大樹の妻同様、家族関係だけでも十分な物語はできたでしょうに。その上で、最後に雄二が乗ったタクシーの運転手が蔵之介だった、とかだったら一番良かったのですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-01-27 23:54:41)(良:1票)
2.  ビューティフル・ボーイ(2018) 《ネタバレ》 
志は高い作品だとは思いますが、全然深められていません。何よりも、麻薬中毒のはずの息子は、話が進んでも、お肌はピチピチ、髪はツヤツヤ、目には光があって、会話もまともに成立している。その上で、どこからクスリが始まり、そして深まっていったのかも分かりませんし、それが生活をどう(制御不可なレベルまで)蝕んでいったのかも分からない。つまり、中毒ではなく、単に趣味でクスリをやっているようにしか見えないのです。この作品は父親と息子の双方の手記を元に作られたということなのですが、手記だけを元に作ったのでは?と思ってしまいます。●ただしただし、終盤、母が息子を追う場面で炸裂するのは、アメリカン・プログレの伝説パブロフス・ドッグの"Of Once And Future Kings"!!これにはびっくり!いや、ドッグの曲が映画で使われるのって、絶対にこれまでほかにはないですよね?思わず背筋が伸びてしまいました。ここだけは10点つけたいです。
[DVD(字幕)] 5点(2023-03-28 01:17:02)
3.  ピアース・ブロスナン サルベーション 《ネタバレ》 
この何ともB級な設定に、この豪華なキャスティングは・・・と思いながら見始めたのですが、はたして、それぞれの個性発揮の演技を鑑賞するだけで十分楽しめます。ブロスナンの胡散臭い牧師なんかはもうそのまんまですし、グレッグ・キニアの小心者キャラもまさしくこの人ならでは。その上でコネリーとかエド・ハリスとかマリサ・トメイまで重なってくるのですから、楽しすぎです。ですが、終盤、話が一気に収束方向に向かってからは、何もなかったようにあっさり幕が引かれてしまいました。上に挙げた後の3人なんかも、あれなら後でピンポイント見せ場があると誰もが期待するのに、ほとんど存在としてなかったこと扱いです。コネリーの娘や父なんかも含めて、周到に設定した各人物を処理しきれないまま終わったという感じです。
[DVD(字幕)] 5点(2023-01-22 00:08:25)
4.  ピエロがお前を嘲笑う 《ネタバレ》 
密室トーク系の設定は嫌いではないです。ハッキング先端技術の駆使みたいなアピールをしていて、やってることはしょぼいのにも目をつぶります。しかし、2つ目のオチはまるっきり蛇足ですよね。あれなら、1つ目のオチでもうちょっと粘ってほしいところでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-13 00:31:20)
5.  ビューティー・インサイド 《ネタバレ》 
この設定で本当に映画を作ってしまおうと考え、そして実際に作っただけでも称賛に値する。まさに発想の勝利。しかしあくまでも中身は純愛一直線、途中で「ヒロインの男取っかえ引っかえ疑われ問題」なんかもちらりと顔を見せるが、そっちの方には反れていかない。なんだけど、着地部分はちょっとぐらつきましたね。別にチェコなんかに場所を移さなくてもよかったと思うし、時制が飛んでからが妙に長い。また、冒頭は男性側ナレーションだったはずなのに、最後は視点が逆になっているのも気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-12 00:15:52)
6.  Be With You 〜いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
オリジナルとほとんど同じなのですが、もともと確固とした枠組みがあり、しかもそれ自体が物語のキーポイントをなしているので、むしろいじりようがなく、結局こういうのはそれでいいのです。しかも、このようなしっとりとしたストレートな(そして身近で家庭的な)ラブロマンスは、むしろ韓国映画の得意とするところでもあるので、違和感はありません。加えて、ソン・イェジンの、2000年代とまったく変わることのない落ち着いた美しさにも驚きです。そして、オリジナルより明らかに優れているのは、あちらで雰囲気ぶち壊しだった最低なエンディングテーマが、こちらにはないということです。余韻までがきちんと作品を成しています。よって、総合的には、こちらのリメイクの方がむしろ上です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-26 01:25:43)
7.  ビリーブ 未来への大逆転 《ネタバレ》 
対象素材の知名度や存在感に対して、制作側が入口でびびってしまったのかな・・・と思うくらい、平坦で奥行きのない作品。一番まずいのは肝心のクライマックスの弁論で、最初にあえて失敗させて後から覆すというのは演出なんだろうけど、あれでは、たまたま4分の再反論が認められたから運が良かった、という印象にしかならない。というか、それだけ喋ることがあるんだったら、最初から喋っとけよ、とも思います。あとそもそも、作戦としても、結局法律全体を問題にしたかったのか、依頼者の状況に特化した問題提起をしたかったのかがぶれてますね。むしろ、わざわざ3人もゲストを呼んで行う模擬弁論の方がシーンとしてはずっと面白いと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-16 01:10:14)
8.  ビール・ストリートの恋人たち 《ネタバレ》 
前作「ムーンライト」でもそうだったような、ちょっと突き放したような感じの冷めた描写。冤罪逮捕勾留という一大事も、割と淡々とした視点で進んでいく。わざとらしく盛り上げないところは一応好感が持てますし、時系列操作なども工夫が窺えます。ただそれが、突き抜けたところまで成功しているかといえば、そうでもないのですが。●ところで裁判は結局どうなったの?肝心の証人が行方不明という台詞がありましたが、それだけで公判は飛んでしまうんじゃない?何で長期間拘束されてるっぽいのか、そこからしてよく分かりませんでした。●主演のキキ・レインは、これが映画初出演のようなのですが、いい感じの目力と存在感で、今後に期待です。
[DVD(字幕)] 6点(2021-04-02 00:58:09)
9.  127時間 《ネタバレ》 
亀裂の底で腕を岩に挟まれて身動きができなくなりました、さあどうしましょう、という設定なので、場面も限られれば、カメラワークなどはもっと限られる。それをどうするのかだけでも大変なのですが、さすがダニー・ボイル、進行もカメラもあれこれ手を変え品を変えて、きちんと作品として成り立たせていますね。回想や幻覚の織り交ぜ方、ハンディカム映像や(たまに入る)外側の風景など、技術面では水際立っています。一方で、話の性質上、助かって終わり、にはなってしまい、それ以上の発展の余地に乏しいので、結局はエピソードを見せられただけ、という気もしなくはないですが。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-09-01 00:58:14)
10.  ヒトラーに屈しなかった国王
せっかくの題材なのに、調理法が伴っていないというか・・・まず、このような国策の形成過程を描く作品であれば、それぞれのキャラの役職だったり立場だったりを正確に提示するのは必須です。それがないので、みんなでああだこうだやっているうちにいつの間にか国王が決めていたようになっています。また、細かく揺れまくるカメラは、その手前のスタッフの存在を同時に想起させて、興醒めです。作品によってはそういうのもありですが、こういう史実再現作品でそれはだめでしょう。あと、日時や場所を逐一字幕で出すのも、あまり機能していなかったような・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2020-06-27 00:13:07)
11.  ビリー・リンの永遠の一日 《ネタバレ》 
アン・リーがこんなシニカル目線100%の作品とは珍しいな、と思いながら見始めたのですが、やはり前半は今ひとつぎこちないというか、「周りの無邪気で脳天気な人たち」が類型的で面白くないというか。ただ、ショウが始まってからのいろんな収斂がもたらす引き締まり力はなかなかでしたし、気がつけばきちんと話を1日のうちに収めている(回想とかはありますが)様式美も評価したい(その点からすると、この邦題は原題よりも良い)。それから、チアガール役の彼女は、ちょっとはにかんだ感じがアメリカン・ヒロインには珍しくて、良い感じではないですか?ほかの映画にはあまり出ていないようですが。●難点は、やっぱり主演の彼の演技力がこの物語の標準に達していないこと。それと、敵ボスみたいな存在のあの役がスティーブ・マーティンって・・・何をどう真面目に悪ぶって演じても、あなたはいつでも歌って踊り出しそうな雰囲気満載であり、真剣にやればやるほど笑いが出てきてしまいますから、無理をしないでください。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-19 00:26:13)(笑:1票)
12.  ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
コメディアン志望の若者とかパキスタン云々とか途中で相手方の彼女に起こる事態とか、いろいろそれっぽいエキスが存在しているというのに、それがただ淡々と綴られているだけであって、何も機能してません。とりわけ、肝心の主人公の象徴たるステージ・コメディに何ら変化がなく、単に繰り返されているだけというのは実に痛い(加えて、主人公のステージに向けた「熱」とか「喜び」とか「体温」みたいなものも感じられない)。したがって、全体に軸が存在していないので、中身として面白くもならないのです。それと、尺も長すぎ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-01-18 23:21:51)
13.  PK 《ネタバレ》 
いきなり、その辺の街中を宇宙人がうろうろしているというぶっ飛び設定に始まり、中盤ではこれでもかというくらいの宗教論議。ただ、教義崇拝・他宗教排除の意識がそれほどあるわけではない風土に生活する日本人にとっては、「そんなの当たり前じゃん」の部分も多く、制作者が意図したほどのインパクトはそれほどないんじゃないかな。と思っていたら、伏線回収しまくりのラスト30分は怒濤の勢いでした。そのまま切なすぎるラストで着地してくれたら良かったのですが、余韻ぶち壊しの最後の一幕で1点マイナス。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-04 01:54:22)
14.  ヒトラー暗殺、13分の誤算 《ネタバレ》 
すでに「ヒトラー 最期の12日間」という傑作を残しているヒルシュビーゲル監督が、今度は暗殺(未遂)者側からのものを作り上げました。冒頭でいきなりメインの事件に突入、間もなく主人公も拘束され、一気に話を広げていく手際はさすがです。現在と過去がクロスする構成がもたらすスリルもなかなかですが、一番の白眉は、主人公が1人で行動したのを取調官たちが「理解できない」こと。もっというと、「総統のお命を狙うような者は、たかがその辺の一平民であってはならず、対立国や対立政党の強大な陰謀あってこそ事態にふさわしい」と思っていたのかもしれないし、「もし本当に一平民ごときにそんな危機が起こせるとすれば、今後もこういったことは頻発するかもしれず、そんなことはあってはならない(あってほしくない)」というようなある種の恐怖を感じていたのかもしれない。その辺の微妙な心理の綾とバランスにきちんと焦点を当てたという点で、やはりこの監督の描写は優れているのです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-27 01:25:04)(良:1票)
15.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 
全体的に登場人物の間が抜けているくだりが多く、苛々を感じないではなかったのですが、それでも最後まで緊張を切らず見せ続ける技はなかなかだったので、一応点は甘め。ところで森田に関しては、単調に連続殺人を行っていく場面よりも、最初の公園での煙草の会話の方がよほど怖い。そういうシーンをもっと見たかったのですが。あと、後半の展開は、「陰気ストーカー状態になった安藤が、ガチストーカーの森田とどこかで対峙し、オタクパワーで森田を破ってしまう」か、「実は一番の悪人はユカであって、森田が行ったと思われた犯行のいくつかはユカのものだった」のどちらかと勝手に想像していたのですが、まさかのそのまんまな展開でした。それと、佐津川愛美ちゃんは、いい感じの脱ぎっぷりで、岡田のドキドキ感に観客を同一化させることに成功しています。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2018-01-23 01:05:42)
16.  ヒッチコック 《ネタバレ》 
「サイコ」というだけでも創作者にとっては巨大なハードルであるわけですが、その「サイコ」の制作秘話を映画にするとなると、ヒッチコックはどうやってあの作品を創出したのかというプロセスを解き明かし、その上でそれを独立した表現物として完成させるという、何重ものハードルが上乗せされてしまうわけです。が、やはりその壁はあまりにも高かったようで、あの演出なり創造がどうやって生み出されたのかという部分には、ほとんど踏み込まれていませんね。奥さんとの関係がどうとかエド・ゲインの幻影がどうとかいうところも、何となく逃げの雰囲気を感じてしまいます。結果、ホプキンスとヘレン・ミレンの個人技に助けられた優秀な再現ドラマの枠を超えるものではありませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-13 23:56:53)
17.  秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男 《ネタバレ》 
一応は偉人伝の文脈で捉えられることが多いバスコ・ダ・ガマという人物を、思いっきり残虐な悪役に設定した、アジアの視点からはなかなか興味深い作品。ただし、映画としてやっていることはごく単純な復讐決闘譚だったりして、それはそれでなかなか面白い。最後に現在のところに話を持ってくるのも意表を突くが、その後が若干長すぎか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-28 00:16:58)
18.  光のほうへ 《ネタバレ》 
導入部分から前半までは、ただ暗い話をじめじめと描写しているようにしか見えず、退屈かと思っていた。しかし、時系列に関する意味が分かって、それまでの世界が一気に反転する感覚を味わった。身近なはずなのに互いにある障壁、しかもそれは、誰からも何もされているわけではないのに、もっぱら自分の内面がもたらす心理的理由。そのやるせなさは、最も劇的な場所での再会のシーンに集約され、結実する。ラストはちょっと狙いすぎな気もするが、美しいので許す。ただし、子供自体の出来事はともかく、直近の背景の説明がちょっと不足気味なのが残念。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-22 00:09:09)
19.  ビフォア・ミッドナイト 《ネタバレ》 
前作と前々作を見てきた人ならば、あれから9年後の2人に、しかも実際の9年後に再会できるということだけで、もう感涙してしまうわけです。しかし、これまでの作品の実績によりかかるのではなく、あくまでも過去を崩さずに、しかし着実に過去を発展させた結果を存分に提示してくれます。長回しや延々と続く会話の応酬には「相変わらずだなあ・・・」と嬉しくなりつつも、しかしその中で提示される内容、そしてそこから拡がるジェシーとセリーヌそれぞれの「現在」は、まさに95年とも04年とも違う世界を示しています。クライマックスのホテルの一室での20分間の感情のぶつけ合い、しかしただぶつかり合うだけではなくて、アクセルとブレーキとハンドルを双方が目まぐるしく操作しながら行われるぶつかり合いは、何とスリリングなことか!そして最後には、タイトルの意味も分かり、第1作から通じてのタイトルの意味まで分かってしまうという、何とも味わい深い着地です。お見事。
[映画館(字幕)] 8点(2014-01-26 20:29:10)(良:1票)
20.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 
「鬼の爪」も「武士の一分」も最低な出来としか思わなかったので、これも期待していなかったんだけど、何と予想外に良い内容だった。●豊川悦司って、こんなに落ち着いた芝居をしてたっけ?と驚き。池脇千鶴って、こんな可憐なキャラクターを表現してたっけ?と驚き。冒頭にいきなりキーポイントの刃傷をずばり持ってきておいて、あとは本筋と回想を織り交ぜる構成も巧い。あと、あまり時代劇では注目されることのない、「閉門蟄居」の具体的作法をきちんと描写しているのもポイントが高い。●クライマックスはちょっとしつこいくらいなんだけど、緊張感は維持されているし、文字通り「必死」の状態を表すには、あれくらい必要なんですね。主題に忠実な表現です。●ああそれなのに、エンディングテーマはとにかく最悪。こんな使われ方をしたら、歌手の方がかえって迷惑なのではないかと思うが、そういうことは誰も考えなかったのかね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-06 23:58:40)(良:1票)
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