1. フル・モンティ
はっきり言って,私は大いに気に入りました。これはイケます。鉱山と鉄鋼の町シェフィールドの雰囲気もGu,登場人物のキャラクターも一人一人が個性的で,魅力溢れるものになっておりました。同じ英国映画で,鉱山が出てきて,バンドも出て,制作年もほぼ同じ,ということで,「ブラス!」とかぶりましたが,圧倒的にこちらの勝ちです。ということで,素直に「見て良かった」と思われた作品でした。それにしても(私も口癖です・・笑),ごくつぶしの父ちゃんについてくるあの男の子,実に印象的でした。父性欠如が言われ,父親の存在が問われる昨今,子どもにとって魅力的な父親になりたいとつくづく思いました・・・(^_^;)。 8点(2002-12-04 19:29:16) |
2. プロポーズ
皆さん比較的高い評価が多いように見受けますが・・・。私としちゃ,今ふたつかな・・。お笑いとしても,恋愛モノとしても何か中途半端な感じで・・。確かに,大量の花嫁が桑港を走り回るのは圧巻でしたが。たぶん,最後まで見ることができたのはレニー・ゼルヴェガーのおかげでしょうかね。全然美形じゃないし(失礼),この頃は肉惑的でもないけど,皆さんがご指摘されたように,普通っぽさがウリなんでしょうか。「ブリジッド・ジョーンズの日記」「二人の男と一人の女」「ベティ・サイズモア」と今年立て続けに見てきたけれど,妙に印象に残りますね。 5点(2002-11-18 00:08:14) |
3. プリティ・ウーマン
ははは,実は私も今の今まで未見でした(^^)。ジュリア・ロバーツって口がでかくて(失礼),個人的に好みじゃないけど,この頃が一番若々しくて輝いていたような気がします。ま,この程度のストーリーじゃ個人的に感情移入や共感は難しいけれども,地上波TVで見たのだから文句は言えないでしょう。でも,リチャード・ギアってどうも個人的に苦手だな・・。金持ち,というよりなんだろな・・・。なんかむさい感じで・・・(これまた失礼・・)。とびきりの美男見せられて自分とのギャップに落ち込むよりゃいいか・・・。 5点(2002-09-29 21:22:25) |
4. ファースト・ワイフ・クラブ
皆さん同様,見終わってすっきりした。ただ,飽くまでも女性の視点の作品なので,そのあたりが私としては?かな。まぁ,楽しめたからいいんだけれど・・。 6点(2002-02-24 10:34:18) |
5. ふしぎの海のナディア
今,丁度BS2で夕方にTV版を放映中です。ヴェルヌの「海底二万哩」をベースに少々脳天気ながら楽しめるお話です。そう思って10年程前,知り合いの小学生を連れて劇場版を見に行ったのですか,ま,ご愛嬌ってところでしたね。VTRがあるのかどうか,私はお薦めしません・・・ 3点(2002-02-08 21:15:59) |
6. フリントストーン/モダン石器時代
これって原作は確かアメコミですよね。アメコミの世界そのままのキッチュな色彩感が顕著。敢えて実写にした意図は何処に・・・? 4点(2002-01-18 21:00:59) |
7. プリンス・オブ・エジプト
旧約聖書中最も有名且つスペクタクルな「出エジプト記」が出典ですから,制作側も,そして何よりも見る側もどうしてもデミル監督の「十戒」を意識してしまいますよね。でも,アニメーションなのだから,それはそれ,と割り切って考えれば,結構楽しめました。年少者にいきなり「十戒」というわけにはいかないでしょうから,入門編として最適では,と思います。 7点(2001-12-05 14:27:31) |
8. ふたり(1991)
大林作品では,これかなって思います。妙に幻想的だったり,逆に現実的すぎて悲劇性を強調するわけでもなく,淡々と,しかも詩情を込めて作り上げた感じが○です。偶然この2年後,尾道を訪れる機会がありましたが,当たり前とは言え,映像通りの印象を与えてくれたことが妙に嬉しく感じられました。 8点(2001-12-05 14:20:12) |
9. フィフス・エレメント
リュック・ベッソンって「Taxi」シリーズに「ジャンヌ・ダルク」でしょう。子気味の良いテンポ感は独特のものがあると思うし,ノリも十分。でもお笑いに徹した方が良かったかな・・・。 4点(2001-12-05 14:11:22) |
10. フランケンシュタイン(1994)
ただの恐怖ものじゃないのはよくわかります。結局「なぜつくった」なんですね。あまりにも悲しい作品でした。トム・ハルスを見たのは,「アマデウス」以来かな・・・ 6点(2001-11-21 20:10:46) |
11. フェアリーテイル(1997)
イングランドの牧歌的な風景の中,こうした作品が生まれることは極めて自然なことのように思われます。私も「知ってるつもり?」を見ちゃいましたが,映画として割り切ってしまえば良いと単純に考え,全編に溢れるイングランドの風物を味わいながら結構楽しみました。 7点(2001-11-21 20:05:58) |
12. プリティ・リーグ
私も題名を見て,キワモノか,と勘ぐったのですが,何と史実を元にした見応えたっぷりのドラマとして,素晴らしい作品に仕上がっていました。監督役のトム・ハンクスが実にいい味を出していました。今時鼻くそほじった演技で視聴者を唸らせるなんて,やはり並の俳優じゃございません。ラストシーンのすかすがしさも特筆ものです。ずらりと並んだ往年の女性プレーヤーたちを見てびっくり。本当によくできていました。そして,監督は既に・・・。野球が映画の素材として,如何にロマンをかき立てるか,という典型。 9点(2001-11-10 19:56:53) |
13. フラバー
そう,これはリメイクなんですね。ロビン・ウィリアムスということで期待して見たのですが,どうってことなかったのが残念。 6点(2001-11-10 19:40:36) |
14. 不滅の恋/ベートーヴェン
古典的な均整美と,流麗にしてこの世のものとも思われない言わば彼岸の美に満ちたモーツァルトの音楽に対して,ベートーヴェンのそれは,すぐそこまでロマン主義の足音が近づいているだけに,ずっと等身大の人間に近い気がする。不器用で気難しく,それでいて男として肝心なことは結構好きで・・・。本作には,妙に人間くさく親近感をつい覚えてしまうベートーヴェン像が描かれていて,実に楽しめた。 8点(2001-11-10 19:25:23) |
15. フック
91年作品。このころになるとさすがのスビルバーグの神通力も弱くなってきたのか,「1941」や「レイダース」ほどのインパクトには欠ける嫌いがある。ただ,バブル崩壊のこの年,こんな現実から遊離したファンタジーが有っても良いのでは,と思った。そうした作品にロビン・ウィリアムスはうってつけだし,ダスティン・ホフマンのフック船長の悪党ぶりも見事の一語に尽きる。おもちゃ箱をひっくり返したようなスピルバーグの世界を何も考えずに家族で楽しむに相応しい作品。 7点(2001-09-15 19:00:01) |
16. フェア・ゲーム(1995)
ま,シンディ・クロフォードを見ることに徹すべき映画でしょうな。貨車の中のシーンなど,そっちだけを見ればなかなかです。 6点(2001-09-08 11:43:44) |
17. ブレイブハート
徹底的にリアリティを追求した映像処理ももちろん凄いが,英国史の一面を鋭い骨太な筆致で,書き殴ったような印象を受けた。どうしてワールドカップにはイングランドとスコットランドが出るのか,某F1ドライバーの国籍はGBでもヘルメットのデザインは青地に白のクロスなのか,帝国主義とナショナリズムとは何なのか等々,多くのことを考えさせてくれた。暴言を承知で一言,わが国のウォレスは藤原経清だ。それにしても不作不作と言われた95年のアカデミー賞だが,これと「アポロ13」の一騎打ちとは高レベルの年だったのではないか。曲はどっちもJ・ホーナーの感動的なスコアだし。 10点(2001-07-01 23:22:51) |
18. ブラス!
期待しすぎたか?実はあまり印象に残っていないんです。最後の「威風堂々」も今一つしっくりこなくて,遂に浸れなかった。唯一,女房も家庭も顧みず自らの夢のため高価なトロンボーンを買ってしまう男の馬鹿さ加減に快哉を感じたことと,綺麗なお姉さんがバンドに入っただけで集まってくる男達の姿。これって絶対真実だ。蛇足ながら,この作品を見る2年前,クライムソープ・コリアリーバンドのCDを買った。映画音楽にも馴染みの深いマルコム・アーノルドの曲集だったが,こちらは素晴らしく楽しい内容だった。 5点(2001-07-01 23:07:31)(良:1票) |
19. ファンタジア2000
楽曲の既製のイメージにこだわりすぎると,楽しめないかもしれない。「ローマの松」と鯨,「火の鳥」と楽園の花々等,前作以上かどうかは分からないが飽きずに集中できた(映画館デビューの3歳の息子は飽きた)。「鉛の兵隊」+ショスタコーヴィチのPCの映像は秀逸で,これこそ全編の白眉だ。 8点(2001-07-01 22:49:36) |