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のはらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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21.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 
元々数は少ないギリアム作品の中で、唯一の人情物語。「らしくない映画」と不人気な作品だけれど、私は実は結構好きなのだ。初めて劇場で観たときはえらく退屈で長いうえに、ギリアムの持つ尖った部分が消え失せた気がして相当ガッカリして帰ってきたのだが、改めて見直すと、それまで彼の作品の中では感じることができなかった優しい空気が非常に心地よいのだ。映像で魅せる方法でコケてしまい、自分の個性を抑えて監督したのが本作。だからロビン・ウィリアムズ出演でも強い個性同士のケンカは感じられないし、彼の持つ優しさ、アドリブのうまさを逆に活かして成功していると思う。ギリアムも失敗で苦労して、こんな人情物語に少なからず共感しながら撮ったんじゃないのかな、なんて今は思う。しかし、ギリアム印とシールでも貼ってありそうなほど目を惹くシーンは、少なめだがちゃんと盛り込んである。今後も、ここまで後味が清々しいギリアム作品って出てこないと思うのである意味貴重かも知れない。余談ですが、劇場に見に行ったとき、全裸ダンスのシーンで館内がら空きなのを良いことに、外人カップルがげらげら笑いながら踊りだした。残念ながら服は着たままだったけれど…。
9点(2004-06-13 17:11:56)
22.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 
賛否両論ある映画らしい。もっともだ。作品としてはどんなものかと思う。あまりにも淡々としたシーンが多い。退屈に思う人がいても仕方がないと思う。でも私は、全編ギャロが自己を切り取ってどうしようもない悲しみを投げつけてくるこの映画に見入ってしまった。何よりも大切な人を失って立ち直れず、苦しくてもがき、「この人ならもしかしたら…」と花の名前の女性にすがる。そしてすぐに思い直し、一人で涙を流す。街角の娼婦ローズをいったん断ったあと、「もしかしたら…」とアクセルを踏み彼女の所へ車を飛ばすシーンは、バドの気持ちがインスパイアして胸をかきむしりたいようだった。空き家のドアを叩いたり、ホテルのフロントにいちいちメッセージを入れたり、狂乱ともとれる行動。そして幻との交わりと会話。ギャロはいったいどんな苦い思いをして、こんな映画を作る気持ちになったのだろう。「あなたじゃなきゃ嫌なの」って、もう一度言って欲しい人がいたのだろうか。私自身、大きく欠けた心を埋める術がなく、このまま自分が消えて無くなるような感覚を味わったことがあり、覚えある痛みを噛みしめながらエンドロールが終わるまでじっと座っていた。見て良かったとも、いや見なければ良かったとも思う複雑な心境。色々な意味で「問題作」として私の心の中に居座るだろう。
9点(2004-04-10 23:29:29)(良:5票)
23.  フリーダ
フリーダ・カーロの自画像を観てギョッとしない人はいないだろう。自分の全身に釘が刺さった絵を描くような、慟哭の画家だ。彼女にとても興味を持っていたのでこの映画は前々から楽しみだった。全体的には、自らの痛みを表現する彼女の情熱よりも、夫ディエゴを想う女としての色合いを強く感じ、もっともっと沢山の作品と人生を絡めて紹介して欲しかったと思う。しかし、のっけから画面に溢れるビビッドな色や音楽は、なじみの薄いメキシコという国に強烈なイメージを持たせ、メキシコを一番行ってみたい国に昇格させた。時折入るアニメーションのシーンなども上手な使い方だと思う。そしてサルマ・ハエックは情熱の人を見事に演じていた。本人も感無量なのではないかな。
8点(2004-04-07 19:06:40)
24.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 
引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って、最後におよっ?何じゃらほい?でおしまい。うーわー、宣伝旨いなー。あれだけ話題になったのは宣伝のせいなのだということがわかる、そんな映画だった。でも引っ張られちゃったので4点。
4点(2004-03-24 21:26:01)
25.  ブギーナイツ 《ネタバレ》 
70年代後半から80年代にかけての、アメリカポルノ業界の人々を描いている。寂しい人たちが何人も出てくる。いつ剥がれるかわからない、メッキ細工のきらびやかさに食いつき気を紛らわせ、何かのきっかけで「そら見たことか、俺らなんてこんなもんだ」と言わんばかりに崩れていく登場人物たち。これを一歩引いた目線で追いある種淡々としていて、空虚な感じが良く出ていたと思う。登場人物が涙を流すのシーンも多く、ポルノの裏の人間ドラマにしんみりとなった。生きるのに必死なんだなあ、と。最終的には、みんなして小さな一歩を踏み出すことで光を見いだそうとする。前に進もうとする人々は綺麗に見えるものだと思った。
7点(2004-03-22 17:46:16)
26.  フライド・グリーン・トマト 《ネタバレ》 
ずーっとずーっと観たいと思っていて、やっと1年くらい前に観たのです、この映画。過去と現在で平行して、女性の友情を語っています。でも、期待が大きすぎたせいか評価はそこそこ止まり…。C・ベイカー扮する自信のないオバサンが、J・タンディの昔語りを聞くうちにだんだんポジティブになるのですが、ちょっとやりすぎの感あり。自我を出すのと自分勝手がごっちゃに見えてしまった。最後にはタンディを引き取ると言ってましたが、みんなでうまくやっていくには、まずディスカッションは不可欠だと思ったのですが。昔語りの方は、あの暴力夫以外はみんな暖かい気持ちの人ばかりで、アーリーアメリカンの景色も穏やかで楽しく観ていたのですが、皆さんもおっしゃっているように、あの、食べちゃったのには唖然としました。そういえばこの映画のタイトルって料理の名前だったんですね。一回食べてみたい気もします、揚げトマト。
6点(2004-03-22 16:54:24)
27.  不滅の恋/ベートーヴェン 《ネタバレ》 
有名な音楽家ベートーベンの最愛の人を、決して幸せとは言えなかった人生を振り返りながら探す旅の話だ。ベートーベンの真実の姿からはかけ離れているらしいけれど、ドラマとして文句ないキャラクターになっている。愛する人をすれ違いから失ってしまった後、周りの人の理解が乏しい中火のように激しく活動するベートーベン。可愛い甥を自殺にまで導くほど縛り付けてしまうベートーベン。自己を削りながら必死に生きる彼にオールドマンがぴったり来ていた。ラスト、第九が流れる中、彼が少年時代を思い出すシーンを見ながら「第九のCD欲しいなあ。」と思った。 星空にこんなにも似合う曲なのか。こう思わせてしまうのだからこのフィクションは成功だと思う。
7点(2004-03-21 12:16:52)
28.  プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角 《ネタバレ》 
サントラ購入後、何年かしてからやっとビデオを借りた思い出があります。リアルタイムの80年代を切り取った青春映画。一応貧富差の問題なども盛り込んでいました。う~ん、私の中ではストーリーがサントラに勝てませんでした。もう一度見直そうという気持ちは沸き起こらないのですが、手作りドレスや爽やか(過ぎる?)ブロークン・ハートのダッキー君など、この頃の風俗をそれなりに楽しめるのではないでしょうか。テーマ曲が今でも大好きなので点数おまけ。
6点(2004-02-27 18:15:37)
29.  フル・モンティ 《ネタバレ》 
この映画に出てくる「脱ぐしかない!」と思い込んじゃってるオッサンたちの、そこはかとない哀愁が笑える。「こんなこと、自分の子どもにやらせる親なんていないよ~」と愛する息子に言われちゃう主人公を筆頭に、みんな情けなくてしかし一生懸命なのだった。今の日本も不況下にあり、職安のシーンなんて身につまされる。でも、たとえそれが繋がるのがストリップであっても「なんかやろーぜ」という元気さと、本当にやっちゃうラストの明るさに拍手したい。
7点(2004-02-18 10:18:22)(良:1票)
30.  ブリジット・ジョーンズの日記
原作未読ですが、いーくら「ありのままの君が好き」だって言ったって、ちょっとおちゃらけが過ぎますよ。32歳の悩める内面よりも、バニーガールの扮装で失敗したり、テレビ中継で失敗したり、料理で失敗したりとブリジットのコケっぷりばかりが目立っていましたね。面白いのは面白いですよ。でもその中に、焦ったり、悩んだりという身につまされるような女心は見えませんでした。レニーセルヴィガーがわりと好きなので、彼女じゃなかったら最後まで持たなかったかも。かくいう私も32歳。もうちょっと、頑張って……るんじゃないか?
5点(2004-02-12 19:25:46)
31.  ファーゴ 《ネタバレ》 
上も下も右も左も真っ白の世界に、目印としてブシェミがつんと突き刺す棒杭の意味の無さ・・・。犯罪の動機も薄っぺらで、犯罪の依頼人も実行犯もどこか抜けている。おまけに事件を捜査をする警官は妊婦さん。どこまでも慌てることなく、犯人も難なく捕まえる。ほよよんとした風体を保ちながら。この映画は起伏の無い犯罪映画で、婦警さんのさらにほよよんとしたダンナが登場し、おっとりした空気を投げてきたりする。薄っぺらな犯罪におっとり空気、新しいのかもしれないが、良さが私には引っかかってこなかった。   
5点(2004-02-09 21:15:20)
32.  不機嫌な果実
美しい映像を狙っているのかなあ、というシーンもありましたが、心に留まることは無かった。一時話題になりましたが、んー、一言で言うと、ぼやーっとした映画。得るもの何にも無し。
1点(2004-02-07 23:46:29)
33.  プリシラ(1994)
殺風景な砂漠の中を、3人のオカマちゃんが走りぬけるロードムービー。3人とも熱演だったけれど、個人的にこっそり応援しているアバ好きのガイ・ピアーズが一番のお気に入り。ちょっとした出会いと別れを繰り返す道行はなかなかしんみりするし、真面目なシーンだってちゃんとあるのに、ショータイムの行き過ぎなほどに度派手な衣装と踊りで唖然。でも、3人はいつでも真剣なのだ。こういった役をきちんとできる役者さんは優秀だと思う。
7点(2004-02-04 01:35:53)
34.  ファンタジア2000
映画が好きで、週に最低1本は見よう、と頑張っている私ですが、幾多の人間模様や大活劇を見続けて疲れることもあります。そこで探し当てたのがこれ。クラシックの名曲は心地よく、ミッキードナルドはもちろん、音楽に合わせて機敏に動く鯨やバレリーナ、フラミンゴに子どもも吸い付くように見入っています。ローマの松(本来4曲構成のうち3曲だけを使用)は、冒頭の1曲目は、子どもが縦横無尽に遊びまわる光景を元に作曲された曲で、鯨が跳ね回る雄大な映像とぴったり来るリズムが素晴らしいです。Made in Americaの威信をかけたであろうラプソディ・イン・ブルーはもともと大好きな曲。ラインを強調した色の少ないアニメーションと、シンフォニックジャズが洒落ています。そして、アンデルセンの有名な童話「錫の兵隊」は、ソ連国歌を作ったショスタコーヴィチの曲にのせて軽快な物語に仕立て上げてあります。無理にハッピーエンドにするのは如何なものかと思いますが、曲が明るいシチュエーションなので仕方ないか。その他にも美しい映像が沢山です。ながら見のつもりで買ったDVDですがすっかり感化されて、ショスタコーヴィチは本人演奏の英、独、仏の解説(読めなくて悲しい・・・)付きCDを探し当て、スコアまで購入しました。眺めては自己満足の世界です。他の映画とは毛色の違う「映像集」だと思っているので、同列の評価をするのはちょっと気後れするのですが、かなり楽しませてもらっているので8点にします。とてもありがたい作品。
8点(2004-02-01 19:00:38)
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