61. ブロウ
すべてのエピソードを盛り込もうとするあまり浅薄な内容になってしまうという、実話ものにありがちな落とし穴に陥っている。例えば、最初にマリファナの売却がいきなりうまくいくというのは、当時のヒッピー・ムーブメントと密接に関わっているはずなのだが、それについての表現もまったくできていない。そもそも、麻薬密売のトップというのはそれだけで一般人と異なる特殊な表現テーマであるはずで、それならば描写の対象も商売や営業の状況に集中する方がその特殊性を生かせると思うのだが(家族関係の部分などは、ほとんどが不要)。ジョニー・デップも、この役に適しているとはまったく思えない。それと、最初の逮捕のときにあっさり釈放されていますが、あれだけ大量に所持して卸までやっていたら、日本ではそれだけで実刑10年以上ですので。 [DVD(字幕)] 3点(2006-01-04 12:40:04) |
62. ブルークラッシュ
主人公が馬鹿すぎなのが最大の難点。種目を問わず、スポーツというものは、頭が悪くてはトップには立てないのではないだろうか。大体、本番前日までろくすっぽ練習もせずに色恋沙汰に悩んでいるようなプレイヤーが勝てるわけないでしょうが(本当に勝ったとしたら、大会のレベル自体がその程度だったということ)。ついでに、ホテルのメイドとしてのモラルの低さも重大なマイナス。点数は波の映像のみに対して。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2006-01-04 01:44:32)(良:1票) |
63. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 単なる○オチではない、タイムトラベル的な要素も絡めた多重構造が面白い。また、それに輪をかけて楽しいのが、無意味なエロシーンや登場人物のいい加減な行動がもたらすインチキくささ。したがって、オチがあまりにも強引であるにもかかわらず、つい何となく納得させられてしまいます。伏線なのか何なのかよく分からない仕掛けをたくさん用意して、意味もなく深読みを誘っているのも楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-12 00:19:26) |
64. フリーダ
隅々までなかなか力が入っているが、あれもこれも盛り込もうとして、結局、細切れのシーンが連続しているだけになっており、ストーリーを貫く一本の線が存在しない状態になっている。サルマ・ハエックは、気合と根性は十分だが、それぞれの場面においての人格表現や感情表現を適切に行うまでには至っていない。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-12 02:12:08) |
65. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
《ネタバレ》 内容的には無難な出来だが、結局は「単なる続編」という以外の何物でもなく、作品としての独立した価値が感じられない。ヒュー・グラントの出番が少ない上にやる気が感じられないのも気になる。恋敵が実は・・・の場面も、大事なところなのだから、もう少し引っ張ってほしかった。あと、タイの留置所の場面も、重たすぎて作品の雰囲気に合わないので、あそこまで長くない方がよかったと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2005-03-26 23:06:58) |
66. ふたりの男とひとりの女
テンポも悪いし、笑える部分がほとんどない。レニー・ゼルウィガーも、どう演技していいのか困っているような感じ。自分同士の喧嘩のシーンが面白かったので+1点。 3点(2005-02-01 02:09:03) |
67. ブリジット・ジョーンズの日記
周辺人物(親族等含む)の描写がことごとくステレオタイプで、全然新鮮味がないのが難点だが、レニーの頑張りとキャラクターの強烈さで、後々まで記憶に残る作品となっている。 [DVD(字幕)] 6点(2004-07-18 22:50:32) |
68. 15ミニッツ
このタイトルは、「主題が描かれているのは、映画の中で15分間だけです」という意味ですか? 3点(2004-02-01 01:38:30)(笑:1票) |
69. ブルース・オールマイティ
悪くない出来なのですが、使い古されたネタなのですから、着地部分などはもっとひねりがほしかったところです。台詞がしつこいのも気になりました。 4点(2003-12-21 22:08:35) |