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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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101.  フェアリーテイル(1997) 《ネタバレ》 
 荒唐無稽なファンタジー映画って苦手なんです。秩序だった現実世界の中に、空想でしか起こりえないようなことが起こるのが、ファンタジー映画の醍醐味だと思っています。ですので、この作品は私が期待するところのファンタジーを完全に再現してくれています。  言葉を話さずひっそり暮らす妖精。妖精の存在を内緒にしようとする女の子。妖精の存在を確かめようとする大人たち。どれもこれも大好きなシチュエーションです。  実話がベースになっているだけに、ラストは手堅くまとめられてしまい、少々物足りなさは感じます。それでも両親の前をすーと通りすぎる妖精なんか、過剰すぎないさりげない演出が光っていると感じます。  なかなかの良作だと思います。  ただもう少々ドラマチックな展開があるほうが好きではありますね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-13 13:03:07)
102.  フェノミナン 《ネタバレ》 
 感動しました!なんかもの凄く泣かせるようなストーリーではないのですが、ジョージ・マレーの人柄と、レイス、ネイト、ドク、ネイトの子供たち、工場のおじちゃん、FBIの黒人のひと、そういった一握りの彼の理解者の存在に心が揺さぶられました。人の優しさを映像通して感じられるっていうのは素晴らしい体験だと、あらためて思いましたね!  この映画はまず予備知識無しで観ることが大切でしょう。私もすっかり騙されてしまいました。現実にそういうことが起こりえるかどうかは別として、物語としてはほぼ完璧な流れだと思います。安易に地球外生命体や第三者的な力に因らないところが最大のポイントでしょう。だからこそ、ジョージの『すべての人間には可能性があるんだ』という言葉が生きてくるんだと思います。  また、この作品には、人が死んでしまうという悲しさよりも、『人は生きているうちに何を成し、何を遺すかが大切』というメッセージがこめられているような気がします。  光を見てからの、ジョージの圧倒的な才能の覚醒と、そこから引き起こされる数々のパフォーマンスで私たちの目を釘付けにさせておいて、そこから、ラストへ向けて少しずつ収束していく物語の中で、大事なメッセージを私たちの心の中に残してくれる、切なくも温かい余韻の残る感動作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-09 12:37:28)
103.  フラバー 《ネタバレ》 
 こーゆー夢のある作品は大好きです。何より、映像が楽しい。ディズニー映画は映像で楽しませてくれるものがとても多いと思います。  今作においても、フラバー、ウィーボ、ウィーバーという本来無機物である存在を有機的に表現し、その存在感を美しい映像で様々なアングルから見せてくれるから理屈抜きに楽しいんです。  また、フラバーを使ってバスケのシューズに応用したり、車のエンジンに搭載してみたり、このあたりの脚本と演出はかなり気に入っています。これを観ることで、子供たちは化学、ひいては学問というものが実生活において役に立つというものを実感してくれるかもしれません。知的好奇心、知的探究心を育む良い教材になりそうですよ。  まあ悪役の登場や、その懲らしめ方につきましては、あくまでファンタジーの範囲内ですから子供に悪影響を及ぼすほどのものではないでしょう。これと同じレベルの映像作品っていうのは、戦隊物にしろアニメにしろ広く出回っていますからね。  ちょっと横道にそれてしまいましたが、夢があり観ていて楽しいオススメの作品です。登場人物達がみんな、車が空を飛んでいることに驚いていましたが、それ以前に、人と同じ思考回路を搭載するロボットが、自由に空を飛んじゃっていますが(笑)そこはひたすらスルーなんですね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-02 05:49:35)
104.  ブラック・マスク 《ネタバレ》 
 チョイ役のジェット・リーのアクションは、いつもながらの切れ味で、純粋にアクションだけでもかなり楽しめる本作。更には、相棒役のシェク刑事(ラウ・チンワン)も武術に精通しているのが嬉しい。  さて、ストーリーにつきましては、元最強兵士部隊の教官VS隊長+その他大勢という極めてわかりやすいストーリーなのが個人的には良かったです。そこに多少の人間ドラマが絡んではきますが、アクセントになっているかどうかもわからないくらいの付け足しなので、ドラマ性は薄いですね。むしろせっかくのスピード感やテンポの良さを損なっている可能性があるかもしれません。だから必要以上の女の子とのからみとかは要らなかったです。  その分アクション部門は完璧なくらいの品揃え。電撃、ガンアクション、爆弾、毒ガス、CD、レーザー、と、できることは全部やりましたくらいの勢いで、短時間でこれだけ畳み掛けてくれるとさすがに見応えがあるもんです。  ただ脚本及び各演出におけるデティールの粗さのせいか、ものすごく面白いかと問われると、いや~、それほどでもない・・・。かといってつまらない作品ではないですし。言ってしまえばまさにそこそこの娯楽映画という感じです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-25 03:53:04)
105.  フロム・ダスク・ティル・ドーン3 《ネタバレ》 
 このシリーズは娯楽に徹していて割と好きなので、今作もそれほど悪いとは思いませんでした。むしろ適度なホラーアクションとして面白かったです。  ただ、プロローグの西部劇のような一連のシークエンスがもの凄く出来が良かったので、後半になるにつれてやや失速気味になったのがもったいない気はしました。そんなとこまで「1」そっくりにしなくても良かったんですけどね。  「1」を見ていればオチがわかっちゃいますので、衝撃度は確かに減ります。ただ、たとえ「1」を知らなかったとしても、「1」と本作とには大きな違いがあるのがわかります。「1」の酒場となる舞台は、まさにただの寄り道的な酒場なんです。まさかそこがゴールだとは思わせないような低俗な雰囲気があのギャップを生み出すのに大きく貢献しているんです。それに対し「3」は、酒場がいかにもラストの舞台という雰囲気をはじめから漂わせちゃっているのです。それだとよくあるB級娯楽映画と変わらなくなっちゃうんですよね。  また今作では、冒頭から結構活躍した少女ガンマンや、面白い存在になりそうなお調子者の黒人を、後半はただの被害者として扱ったところに不満を感じます。せっかく期待感を煽る登場をしてくれたわけですから、もうちょっと活躍させてほしかったですね。  なんか不平不満を並べてしまいましたが、それもこの作品がそれなりに面白かったからこそですので、悪しからず。全然面白いですよ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-23 16:42:40)
106.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》 
 ジャッキー映画ですから、コメディ、カンフーが備え付けてあれば文句はありません。というスタンスだったのですが、この作品は今いちでしたね。  カンフーアクションが一番堪能できる中盤のシーンが、被害者一派との誤解バトルだったのが何とも残念。悪者をジャッキーがカンフーでなぎ倒す。この爽快感を求めてジャッキー映画を見ているんです。求めているのはわりと単純な渇望なんですよ。現実世界では悪い人間、悪い組織がのさばり弱い者を虐げることも多い昨今、映画の中でスカッと正義の味方が一生懸命活躍する姿を見たいわけです。そんな時にジャッキー映画って手軽なんですよね。その手軽さが良かったのに。  別に無理して新しいことしなくても良いからさ、わかりやすいストーリーでわかりやすくピンチに陥って、わかりやすく逆転するよーな、そんなカンフーアクションのほーが好きです。  なんかでかくて強そうな二人組からはひたすら逃げまくって、戦えそうな相手だったら戦うって・・・コメディ通り越してがっかりしちゃうんですけど・・
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-19 04:01:28)(良:1票)
107.  フロム・ダスク・ティル・ドーン2 《ネタバレ》 
 前作よりもストーリーに一貫性があってこちらのほうが好みです。ヴァンパイアになっても銀行強盗を決行するストーリーが面白い。人間であってもヴァンパイアであっても結局やることは同じなんかい!って感じで、なんかほほえましい。人外の者が、変に人間臭い一面を見せると、そのギャップに好感が持てるのかもしれないです。  序盤で一人一人襲われるシーンは、極端に怖くはないですけど、ホラーとしてそれなりにドキドキ感を楽しめると思います。バックが銀行を脱出してからは完全にアクションに移行。決してアクションとしての出来は悪くなく、小粒ながら小技が各所に効いていてなかなか楽しいです。  モンスターVSポリスもしくは軍隊のフルメンバーってのは、ありそうで実は少ないと思うんですよね。それをあえてがちんこ対決にしたのが個人的には凄い良かったです。  エンターテイメント性の高い映画としてそれなりに評価されても良い作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-18 04:19:46)
108.  フェティッシュ 《ネタバレ》 
 ブラックユーモアタイプの作品は得意ではないのですが、これは面白かったです。中盤までは、はっきり言って普通の映画とそんなに変わらないと思います。特に突出する演出もありません。ただ、ガブリエラ(アンジェラ・ジョーンズ)のキャラがたちまくっているので、ポール(ウィリアム・ボールドウィン)と出会ったらどうなるんだろうというわくわく感が楽しいですね。ちょうど、遠足前日に感じるプチ興奮みたいなもんでしょうか?  で、いよいよ二人が出会うわけですが、その直前のポールがガブリエラを覗き見るシーンが最高に楽しいです。このシーンは最高でしょう。殺人事件の様子を想像しながら、踊るように殺人事件を再現するアンジェラ。その一心不乱な様子がかわいく面白く、笑い転げます。  で、ポールと出会ってから我にかえり、更にポールが犯人とわかってから、少し萎縮するシナリオ作りが上手いです。このシーンがあるから、アンジェラは殺人フェチということを除けば、常識と良識を兼ね備えたごくごく普通の一般人だと認識できるんですよね。でもそこから殺人現場の再現をポールに語り始めると、再びフェチモード突入です。この辺りのシークエンスは本当に面白くてよく出来ています。挙句には、切られた首が話す話さないの水掛け論を繰り広げるところなんか面白すぎです。アンジェラのキャラは本当によくできていますね。  ラストの〆まで完璧です。  意外と見る人を選びそうで選ばない、この手のジャンルでは最高峰の作品かもしれないです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-15 05:30:04)
109.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 
 前半8点、後半7点、合わせると6点という不思議な映画でした。  前半のひりつくような緊張感。後半のばかばかしくも面白おかしいホラーアクション。  まったく異なるジャンルの映画を、1本の映画として融合させる試みはすごい好きです。やってみたくなる気持ち、なんかわかります。  今回は前半の本気度と、後半の肩の力の抜き具合のバランスがうまく融合しなかったので、前半を台無しにされた残念な気持ちが残っちゃいましたが、こういう映画は全然有りだと思います。こういう作品がたくさん作られる中で、きっと今までにない新感覚、新ジャンルの映画が生まれてくるような気がします。   《追記》  そういえば、本当に偶然、フェティッシュと一緒にこの作品を借りて、しかも2本続けて見てしまいました。ただ知らなかったので、先にフェティッシュを見て、その後に本作を観てしまったのですが。一瞬あれ?って思って、途中でフェティッシュの最初のほうもう一回見て確認して、やっぱりこの事件のこと?って思いながら、そんなことあるんだーっていうわけのわからん感慨を感じながら鑑賞しました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-15 05:01:31)(良:2票)
110.  ブラス! 《ネタバレ》 
 全くの予備知識無しで見てしまったために、ダニー(ピート・ポスルスウェイト)が自分勝手に見えて仕方が無かったです。  息子のフィルとその家族が経済的に生活もままならないくらいまで苦境に立たされているにも関わらず、ブラスバンドの話ばかり。自分の要望ばかりを主張するその姿に我慢なりません。あまりにも自己中心的な父親に、まるで感情移入できないのです。もちろん、この映画の見方そのものが間違っていたのには後から気付きましたが、それが見ていたときの正直な感想です。  また、タイトルの「ブラス!」からもっとエンターテイメント性に富んだ青春ものを勝手にイメージしていたのも間違いでした。ですが、そういった爽やかなイメージを連想させてしまうパッケージのほうにだって問題があると思うんです。  大事な問題が何一つ解決しないまま、素晴らしい演奏と力強い演説で無理矢理話を締めくくられてしまったので、見終わったあと何となく消化不良気味になります。「実話」だからと言ってしまえばそれまでですが、実話だってことを知らずに見ちゃったのです。ですので、本当に映画としての感想を述べさせていただくなら、娯楽性にしろドラマ性にしろ、どっちつかずの作品だとしか言えません。
[DVD(字幕)] 4点(2014-04-12 04:57:14)
111.  ブロークン・アロー 《ネタバレ》 
 はじけるヘリコプター。とびちるヘリコプター。全部で4台、きれいに大破。1本の映画でこんなにヘリの爆破を見るとは思いませんでした。更にはヘリのテイルローターを使ってのアクション、覚えているだけで2回。この異様なまでの「ヘリ」へのこだわりはいったい・・・。  まあ、何はともあれ、個人的には爽快なアクションで、最初から最後まで飽きることなく楽しめました。『娯楽作品にはつっこまない』というマイルールがあるので、あとはもう楽しいか、楽しくないか、それだけなんでございます。そこだけで評価させていただきますと、本作品は楽しい作品ではないでしょうか。隠れキャラのように強い公園の監視員。良いじゃないですか。もっと強くても良いくらい(笑)。  そして何と言ってもクリスチャン・スレーター。なんか知らんけど、この人めっちゃ好きなんですよ。この作品でも個人的には最高に輝くアクションしてくれていて、とても良かったです。練習の時には負け続けるライリー・ヘイル(スレーター)。でも実戦では、ディーキンス(トラボルタ)をしのぐわけですよ。これを見せるための、いや、魅せるためのラストの殴り合い。もう僕一人大興奮です。  まあ、でも7点ですかね。動機が弱くて、緊迫感もちょっと足りなかったと思います。 舞台を戦闘機、車、銅山、列車といろいろ変えてくれるサービス精神が良いです。悪役たちの個性もなかなかにGOOD。個人的に好きだったのは、核の設定いじっているメガネのおっちゃん。セリフもしっかりあるんです。「エンジニアはひ弱ってか?俺はもと工作員だ」って、細かいキャラ設定が超スキ。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-23 02:01:13)
112.  フレンチ・キス 《ネタバレ》 
 ラブコメとしてとてもよくできていると思うのですが、いまいち「ラブコメ」として楽しみきれなかったんですよね~。  メグ・ライアンが個人的に好みではないのが原因のひとつですね。彼女はラブコメを演じる女優として完成されすぎちゃってて、どうしても作りもの感を感じ取ってしまうんです。これはもう好みの問題なので、仕方がないとは思います。  もうひとつ原因をあげるとしたら、「ネックレス」の秘密がなんかやたら気になって、気持ちがそっちに集中しちゃったことですね。複数の要素をつめこんだ映画って嫌いじゃないんですけど、この作品にいたっては、サスペンス要素盛り込んじゃったことが裏目に出ちゃった気がします。しかもサスペンスってほどサスペンスじゃないしね。なんかこの設定のせいで、メインのストーリーに気持ちが入らなかったのです。  ひとつの作品としては、わかりやすいし、ラブもコメディもしっかり入っていて楽しい作品だと思います。バランスの問題かな。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 07:26:28)
113.  ブレイブハート 《ネタバレ》 
 映画として、エンターテイメントとして、非常によくできていると思います。見るのは二度めですが、一度目は10代のときに見たので、その時のほうがより感動が大きかった気はします。年とともに、感情移入できる作品の種類が確実に変わっていることを認識できました。ちなみに、当時の印象ではなく、今回鑑賞した際の感想と点数を投稿させていただきました。  話自体は実はそれなりに複雑で、微妙な人間心理が幾重にも交差しているのですが、それを感じさせないほどわかりやすいストーリーになっております。だから映画として素直に面白いし、スケール、迫力、臨場感、サウンド、どれをとってもトップクラスではないでしょうか。脇役や敵役の人達の個性も確立されていて、登場人物のキャラ分けは完璧とも言えるくらいです。  ただの爽快アクション活劇かと思っていたら、中盤辺りから徐々に、ウォレスをとりまく不穏な空気が作品を支配し始めます。ハッピーエンドを疑っていなかった前半が嘘のようです。とりわけ仲間の貴族たちが発する嫌な空気がたまらないです。まるで薄氷を歩き続けているかのような空気。いつ割れるかもしれない不安感。  しかし、その不安を拭い去るかのような戦いに、一瞬は安堵するのです。敵歩兵部隊と握手を交わし、攻勢に転じる名シーンがあって、正直ほっとします。ところがほっとしたのも束の間、優勢に戦を進めていたにも関わらず、ここできちゃうか、貴族の裏切り。この一連の流れはフィクションであることを忘れそうになるくらいの完成度で、この戦のシーンだけでも観る価値のある映画でしょう。  思いつく限りの名シーン、名場面を出し尽くしているかのような作品で、そりゃあ面白いに決まっているのですが、当然この手のジャンル、この手のストーリー展開に好き嫌いはつきもの。しょうがないですね。私自身、このストーリー展開はどうしても好きにはなれません。ただそれをふまえても面白かったと、ちょっと感動したと、素直に思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-10 06:53:48)
114.  フェア・ゲーム(1995) 《ネタバレ》 
 そんなに薄っぺらいんだ!そんなにつまらないんだ!そんなにクソ映画なんだ!・・・・逆に気になる!そんなに多くのひとからクソみそに言われちゃう映画ってどんなんだ?ああ、そんなクソ映画のクソっぷりが気になって仕方がない・・・。よーし、そのクソ映画がどんなものが、思い切って見てみよう。これも大事な人生経験だ!  あああああああああああ、どうしよー、面白ーい。やってしまった・・・。一番恐れていたことが起こってしまった。クソ映画を面白いと思ってしまった。  テレビのスイッチオン、ドカーン。携帯を豚と共にトラックで輸送、「豚のクソまみれになりやがれ」。ああ、どれもこれも面白い。僕の感性は腐っているのか?僕も薄っぺらい人間なのか?でも薄っぺらい人間にも映画を楽しむ権利はあるわけでして、きっとこの映画はそんな薄っぺらい人達でも楽しめるように作られた良心的な娯楽映画なんじゃないかな、きっと。ただ、後半ちょっと展開に飽きてきちゃったときもあって、リアルに6点くらいかと。面白いです。僕のような一般人にはこれくらいがちょうどいいや。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-27 02:54:30)(良:1票)
115.  ふたりのロッテ (1993) 《ネタバレ》 
 確かにとりたてて派手さも新しさもない映画ですが、とても心温まる作品でした。最初はいじめがエスカレートしていく過酷なストーリーになってしまうのかと一人ハラハラしていましたが、二人がそっくりという事実に気付くまでの壮大なただの前フリで安心しました。  展開は読めますし、双子が入れ替わるなんて設定よく目にしそうですが、それでもやはり面白いものですね。あれだけ注意されていたのに、洗剤いれまくるシーンなんか何気に面白くて笑っちゃいます。そしてお母さんがチャーリーに気付くシーンは感涙もの。たとえ安直でも王道でも、やっぱ良いもんは良いですね。そのお手本のような映画でしょう。  また、「双子」という設定を使っていたずらしちゃう食堂のシーンや、ラストのほうでお父さんにプチドッキリしかけちゃうシーンなんかは愛のあるいたずらでかなり良かったです。  まあ、それでも「刺激」という部分ではやはり物足りなさを感じたのも確かなので、過剰な期待をせずにゆったりした気持ちのときにのんびり見るのに向いている映画かもしれませんね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-23 14:41:58)
116.  不機嫌な赤いバラ 《ネタバレ》 
 前半30分がイライラしっぱなしです。大統領からのクレームの電話以外に、これといって面白いエピソードもなくてつまらないのです。ただそっから先が面白いんです。  テスという人物の本質を端的に表すエピソードが二つ。一つめが息子の願いを断るシーン。もう一つがダグが泣いている一瞬を巻き戻して見ているシーン。表面上はただのわがままお婆さんに見せかけて、実は、物事と人間の本質を見抜いていらっしゃるのです。そして、テスがダグになぜこだわったのかもよくわかるんですよね。  そして後半になると、前半の無意味にも思えたわがままエピソードのひとつが、意味を持ち始めるくだりもあります。「いい話があるの。」→①「私には脳腫瘍がある。」②「スカッドミサイルを買ったわ。」③「オペラに行くわ。」→「どれが本当だと思う?」すでにダグと3年過ごしていて、でもダグから嫌われているテスは、もしかすると自分の病気の悩みを打ち明けようとしたのかもしれないです。でもつい、①でやめずに、②、③の選択肢をつくっちゃった挙句に、問題形式にしてしまうんです。素直になれない彼女の気持ちがよく表れています。ダグは当然③だと思っちゃうわけです。だからきっとオペラに行く気なんかなかったのに、オペラに行く予定を入れてしまったんじゃないでしょうか。結果、オペラで寝てしまうテス。あきれるダグ。ダグも私たちも、いつものわがままだと思ってしまうんです。なにしろ、それまでのわがままエピソードで、テスはそういう人物だと刷り込まれているから。これが本当だったら、よく出来ている脚本ですねー。ただよく出来すぎていて、なかなか気付かないですよね。  まあ何にせよ、心温まるドラマであり、ちょっと笑えるコメディである上に、刺激的な事件まで用意してくれているサービスいっぱいの映画でした。  でもつま先撃っちゃうのはちょっとやりすぎ。本当に撃ったからびっくりした。この作品のテイストにはあってないな~。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-06 02:48:08)(良:1票)
117.  ブローン・アウェイ/復讐の序曲 《ネタバレ》 
 爆弾ムービーっていうのは、わかっていてもハラハラする独特の緊張感がありますね。爆弾を解除するまでの緊張感もさることながら、どこに爆弾が仕掛けられているのかわからないっていうのも思っていた以上に怖い。正直見るまでは多少地味な映画を想像していたものですから、予想以上に面白くて良かったです。  以前本格的に爆弾を解除する映画を見たことありますが、こちらの映画は解除そのものには力を入れていない感じです。むしろ、いろいろな仕掛けで楽しませてくれる、と言ったら不謹慎でしょうか。ギャリティー(トミー・リー・ジョーンズ)が楽しそうに爆弾づくりにいそしむものですから、見ているほうもなんかつられて、どんな爆弾ができるのか期待してしまいます。  ただそれでも、ラストの車内での爆弾解除はさすがに適当すぎて笑ってしまいました。まだなんか続きがあるのかと思ったら、アントニー(フォレスト・ウィッテカー)がなんか良いこと言って締めにはいって、ほんとにそのまま終わっちゃいました。ラストだけはやや拍子抜けしましたが、テンポが良く、誰もが楽しめる良作ではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-17 14:19:39)
118.  フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳 《ネタバレ》 
 カンフーアクションは凄いの一言。それさえ見られれば、ストーリーやドラマなんて何でもいいと思ってしまうほどのカンフー。やはりジェット・リーは素晴らしいです。  多対一のアクションも良いのですが、個人的に一対一のアクションが好きでして、そういった意味ではフィストオブレジェンドは好きなシチュエーションで構成されていて良かったです。戦う相手の強さのグレードが少しずつ高くなっていくのも、格ゲーや少年漫画みたいで良いじゃないですか。これぐらいわかりやすくてシンプルなストーリーのほうが、カンフーアクションも盛り上がるってものです。  ただ、やたら耳に入ってくる変なイントネーションの日本語が気になって集中できなかったことが残念。それに加えて、中山忍さんもセリフの読み方が棒読みみたいなんですよね。 なんかその辺だけがいちいちいちいち気になっちゃいました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-08 22:33:07)
119.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 
 不謹慎ではありますが、いつの間にかテロリスト側の作戦成功を心のどこかで願っている自分に驚きです。この映画の最大のポイントは、テロリスト側を完全な「悪」と断じていないことでしょう。テロリストの主犯の二人は、まるで被害者のような描かれかたなんです。戦争の被害者です。ダーリアが黒い9月に所属するまでの経緯や、マイケルが戦後味わった苦汁を考えれば、一心不乱にテロ計画を進める二人に同情の念と共感を覚えてしまうのです。  ただし、テロ行為そのものは、やはり「悪」なのでしょう。どんな境遇であっても、無差別殺人が許されるはずがありません。だからこその、あの結末なのだと思います。   また、あれだけ作戦決行までの準備に時間を費やす場面を映しながらも、映画が冗長になっていないところも素晴らしいです。電話爆弾。身代わりになって殺される友人。テロ計画の実験。街中の銃撃戦。いちいち目が離せません。そして各エピソードが挿入されることで、この計画自体がいかに困難なものであるかということをいちいち実感します。するとほーら、いつの間にかテロリストの二人を応援しちゃうんですよ~。反省。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-16 03:28:23)
120.  ブロンクス物語/愛につつまれた街 《ネタバレ》 
 一人の少年カロジェロ(通称C)と、彼を愛する父親ロレンツォ(デニーロ)、もう一人の父親的存在ソニー(パルミンテリ)の三角関係のような人間ドラマに心温められる映画でした。  カロジェロにとってソニーは憧れであり父親のような存在です。ただその一方で、カロジェロは実の父親であるロレンツォのことも信頼しています。  ソニーとロレンツォのカロジェロに対する教えってのは、真逆のようでいて、その根底にある「カロジェロにまっとうな人間になってほしい」という願いはまったく同じ。ただお互いの生きる世界も違えば、価値観も全く異なるため、ぶつかりあっちゃうのでしょう。  例えば、ロレンツォはカロジェロの友人関係に口出しはしません。一方ソニーはCと友人達を引き離しにかかります。結果、カロジェロは命を救われるわけです。かたぎであるロレンツォには気づくことができなかったカロジェロの友人達の危険性、若者特有の危うさってのをソニーは敏感に感じ取っていたのかもしれません。  ロレンツォとソニーはカロジェロをめぐってまるで恋敵のように反発しあう一方で、お互いのことを認め合っている風でもある。それはラストではっきりするわけですが、なんといってもそのときのロレンツォからソニーへの最後の一言が感動します。何気ない一言なのですが、まるでけんかばかりしていた親友に贈る手向けの言葉のようで、なんともあたたかい気持ちにさせられる一言でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-10 14:31:17)
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