1. ブレイド2
前作が好きだったから、もの凄く期待して観たが、その期待を裏切らない面白さだった。前半は少し外したかと感じたが、裏切りが発覚するあたりからワクワク。あの人があの時点で消えてしまったのは残念だったけれど、結構“らしい”役回りだったと思う。スナイプスのアクションも堂に入ってきた。スナイプスは『3』もやる気があるらしいので、期待大だ。 7点(2003-03-15 10:43:48) |
2. ブロークン・アロー
派手なアクション、いい加減なストーリー、ラストでの一対一の対決と、典型的なジョン・ウーの映画。エンターテイメント作としてそれなりにツボを押さえていて、まずまず楽しめた。キャストではトラボルタの良さが出ている。スレーターは完全に喰われていた。 7点(2003-03-15 10:29:18) |
3. ブラックホーク・ダウン
見ていてガタガタと震えた。体がそういういう反応をしたということは、戦場の恐ろしさを肌で感じられたということだと思う。勿論、実際の戦場とはどのようなものなのかは行ってみなければ解りようもないと思うが、それでも観ている最中は、とにかく“死”を身近に感じて恐ろしかった。この様な経験は初めてだった。この映画には、戦闘シーンの素晴らしさ以上の何かがある。死の恐怖と生への執着を観ているものに感じさせる何かが。物陰から物陰へと移動する度に、撃たれるのではないかという恐怖。『プライベート・ライアン』や『スターリングラード』でもそういうシーンがあったと思うが、この映画ではそれら2作と違い主観的に見せることに成功しているためと、余計なドラマ描写がほとんどなく(僅かにあった余計なドラマ部分については後で言及)、ただ淡々と生きるか死ぬかという極限状態を、戦争映画でリアルと感じさせるのに最も大切なものを伴った上で見せているために、同じシーンでも感じる恐怖の度合いがまるで違った。自分の思う、戦争映画でリアルと感じさせるものは戦闘シーンではない。炸裂する砲弾や、四肢をもぎ取られた兵士、舞い上がる砂塵、それらを真に見せられたからといっても、決してトラウマにはならないからだ。そういうものをどれだけ忠実に「再現」しようとも、そこに兵士たちの抑圧された記憶を感じさせるものがなければ、到底トラウマになりうる筈がない。この映画にはその大切なものがあった。ただただ、兵士たちの「生きたい」という思いが伝わってきた。あのような状況下で兵士たちの頭にあるのは正義でも理想でもない。もっともっと単純で、生物の本質たるものなのだ。この映画に政治的意図は全くない。アメリカが正義で、ソマリアが悪だと言いたい訳ではないし、その逆でもない。死と隣り合わせになった時、何を感じるかということを通して、考えさせるための映画だと思う。よって、アメリカの軍事介入について細々とその背景を描く必要はない。確かに、リドリー・スコット監督は来日記者会見で「大国が内戦に介入すべきかどうか」をこの映画で投げかける大きな問題の一つとして挙げていたが、作品を観る限りでは政治どうこうではなく、地獄のような戦場に置かれた兵士たちの姿を通してそこに払われた犠牲というものを見せることで、違う意味で問いかけているように感じた。だからこそ、軍事介入に及んだ経緯をストーリーの前振りとして極僅かに冒頭部分に挿入しているだけなのだ。政治的見地から是非を問うことなど全く余計で、そんなものは本当に戦争を感じさせるのにはどうでもいいことだ。ただ、この映画でほとんどそういった描写がなかったのは良いのだが、残念だったのは余分と思えるドラマ描写がほんの少しだけあったこと。この部分を一切カットしてひたすらに戦闘シーンでつづり、「抑圧された記憶」を感じさせ続けてくれたら、これ以上ない戦争映画になったと思うと惜しい。どうもこの部分だけが浮いているというか、急に主観から客観に戻されてしまう。ソマリアの民兵の描写については、全く問題ないだろう。あの描き方で正しかったと思う。「ソマリアの民兵がエイリアンかゾンビにしか見えない」と批判している人がいるが、ではどのように描けば良いというのか。【sayzin】さんの仰る通り、この映画はあくまでもアメリカ兵の視点から描かれているもの。彼等にしてみればソマリア民兵にいつ命を奪われるかわからないわけだから、実際にエイリアンやゾンビのように見えたとしてもなんら不思議ではない。だからそのように描かれていたことは、むしろ戦場を疑似体験させる上で効果的だったと思うし、それを批判するのは的外れなのではないだろうか。戦況が分かり難いことや顔の区別がほとんどつかないことというのも、実際にカオスの中で人間がそういうことを把握できるかを考えると、これも同様に効果的だったと思う。それらの演出一つ一つが、主観で戦場シーンを感じさせた要因でもある。決して“他人事”ではない。少なくとも自分には、この映画は何よりもリアルな悪夢であった。 8点(2002-11-05 19:13:00)(良:1票) |
4. ファイナル・デスティネーション
それなりに面白い。先がなんとなくわかってしまうのにスリルがあるのは、見せ方がうまいのだろう。ただ、もう少し謎解きの部分があったほうが良かったとは思う。ラストは賛否両論のようだが、個人的には好き。 7点(2002-11-02 00:25:26) |
5. ブリジット・ジョーンズの日記
「私ってかわいそう、私ってついてない」。努力もしないぐうたらなダメ女が、まるで自分が世界一不幸な人間のような顔をする。まともな人間ならそこで突っ込みたくなるはず、「お前、努力もしていないくせに」と。だが、そのブリジッドもある日、変わろうと決意する。体重を9㎏減らそう。タバコやお酒も控えよう。プレイボーイの上司には気をつけよう。ところが、平気でそれを破る。あっさっり破る。しかも、そこに反省の色は全くない。「あーあ、またやっちゃった。しょうがないわね」。その態度には呆れを通り越して、そこまで自分に甘くなれるものかと感心してしまった。そんな哀れむべきどうしようもないブリジッドだが、実はとんでもなく運に恵まれている。恵まれすぎている。すぐに恋人はできるし、出版社を辞めた後も、テレビ局に再就職があっさり決まる。現実だったらこううまくいくだろうか。いや、とてもそうはいかないだろう。それにしても、皆さんの評価が高いのには驚いた。ブリジッドに共感し、自己投影していた人、危険です。自分の生き方を見つめ直した方がいい。同病相憐れんでも、何のプラスにもならないのだから。自分にとって唯一の救いだったのは、ブリジッドを演じたのがレニー・ゼルウィガーだったこと。もし好きな女優が演じていたら、相当にショックを受けたことだろう。ヒュー・グラントが役にはまっていたのは、当たり前。実生活そのままを演じているだけなんだから。ブリジッドの幸せになれない理由を自分以外に見出そうとし、延々言い訳し続ける姿勢には、元気になれるどころか、ものすごく不快になった。 1点(2002-05-16 11:54:09) |
6. フィラデルフィア
アンディがアリアに乗せて心情を語るシーンなど、とても痛々しく観ていて辛くなる映画だった。映画としては全体的に良く出来ていると思うが、ラストのビデオはわざとらしかった。 6点(2002-04-11 11:24:48) |
7. プッシーキャッツ
レイチェルがめちゃくちゃキュート!全編を彩る音楽も作りこんであって聴き応えアリ(特に「バックドア・ラヴァー」は最高。DVDについてたミュージック・クリップを何度も観ました)。タラ・リードはまんまのキャラだったりして・・・。 8点(2002-04-05 10:38:29) |
8. PLANET OF THE APES/猿の惑星
やたら金をかけたB級映画といった感じ。特にラストのひどさは救いようがない。 4点(2002-03-22 15:08:04) |
9. ブレードランナー
あのシュールな映像が、好きな人にはたまらないのだろう。でも、個人的にはあまり好みのタイプの映画ではなかった。ハリソン・フォード、主役なのに存在感に欠けるなあ・・・。ルドガー・ハウアーの方がずっと目立っていた。 6点(2001-12-02 09:39:36) |
10. プロジェクトA2/史上最大の標的
アクションだけをとれば前作より落ちるが、面白さでは負けていない。 7点(2001-11-27 14:24:13) |
11. フィールド・オブ・ドリームス
みんな、ラストのキャッチボールのシーンに感動したみたいだけど、自分は、ジョー“シューレス”ジャクソンの、「やっぱり野球が最高だ」というセリフに心打たれた。かなり前から、熱狂的な大リーグファンということもあり、ホワイトソックス八百長事件についても良く知っているので、“シューレス”ジョーは、少年野球ファンの「嘘だといってよ、ジョー!」(映画の中のセリフではなく、実際の話です)という言葉を、どういう気持ちで聞いていたのだろう、などと考えて、切なくなった。ジョーをはじめとする、追放されてしまった8人の選手たちの野球への、純粋な思いが描かれていて、感動した。 8点(2001-11-03 12:18:13) |
12. プレッシャー/壊れた男
結構面白かった。でも、B級としか言いようのない、こういう映画に出るようになってしまったチャーリー・シーンを見ていると、悲しかった。 7点(2001-11-01 14:21:40) |
13. フラッド
ゲーム感覚で楽しめたけど、途中で飽きた。モーガン・フリーマンも途中で死ねばよかったのに。 5点(2001-10-29 14:19:34) |
14. フレンチ・コネクション
初めてみたアクション映画が『スピード』(94年)である自分にとって、なんか60年代、70年代の映画には古臭さを感じてしまう。アクションだけとれば到底現在の映画にかなうはずもなく、ストーリーも別に面白くなかった。主人公のポパイことドイル刑事も、好きになれなかったというより、どちらかというと嫌いだ。「2」を観ようとは思わない。 4点(2001-10-26 14:17:12) |
15. フォレスト・ガンプ/一期一会
そこそこには面白かったと思うけど、期待した程良くはなかった。自分だったらあんな自分勝手な女(もちろんジェニーのことです)は放っておくね。 7点(2001-10-06 12:50:12) |
16. 普通じゃない
映画のノリについていけた人には面白い映画だったかもしれない。だけど、ついていけなかった自分にとってはただ馬鹿馬鹿しいだけの映画だった。それとキャメロン・ディアスは、本格的に化粧をするとけばいなあと思った。 5点(2001-09-27 11:49:26) |
17. フレンチ・キス
メグちゃん最高!旅先でトラブルに巻き込まれながらも頑張るメグ・ライアンがとても良かった。ジャン・レノの使い方もgood。彼は主役よりも脇役の方が合ってる感じがします。 9点(2001-09-25 13:13:49) |
18. フェイク
テーマは「友情と裏切り」。だけどどこでジョニー・デップとアル・パチーノに「お前だから許せる」に象徴されるような友情が生まれたのか、が伝わってこなかった。ドニー捜査官、その後どうしているのだろう。 7点(2001-09-07 15:16:40) |
19. プリティ・リーグ
大ファンのティア・レオーニが出演しているということをきっかけにこの映画を観た。結局ティアの出番はほとんどなかったのだが(ちなみにラシーンのファーストをやってた)観終わった後この映画に出会えてよかったと心から思った。爽やかな物語、最後は感動しました。自分の中でとても大切にしたい作品。 9点(2001-08-25 11:42:15) |
20. プレデター
何も考えずにただ単純に楽しめるシュワらしい映画。でもあの宇宙人、それまでに銃弾を食らってケガをしていたとはいえラストは意外とあっさりとやられたよね。 8点(2001-08-19 14:23:42) |