1. フィラデルフィア
《ネタバレ》 エイズを題材にしてますが、法廷では同性愛に対する話題が多く、ああ実際はそういうものなのかなあと。 特に昔ほどそういう風潮だったのかもしれませんね。 不満もないわけではないですが、いずれにせよウイズを題材にした初めての映画だということで、 そういった意味では意義は大きいと思います。 難しい役柄でしょうがトム・ハンクスは見事演じ切りました。 90年代の彼は、まさに演技派俳優としてぐんぐんと駆け上がっていった頃でしたね。 オペラで感極まりながら解説するシーンは色々と記憶に残りました。 アンドリューは理知的で控えめなキャラなので、映画としてはああいうところで魅せていく必要があったのかもしれませんね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-26 18:21:50) |
2. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
《ネタバレ》 なんかホームビデオみたいな画質の悪さが、ドキュメンタリーらしさを強調していて良いですね。 おじいちゃんたちがクリア映像で映されるより味わいがある。 最初は、「キューバって野良犬が多いんだなぁ」とかどうでも良いことばかり気になりましたが(笑)、 一人一人のインタビューでバックグラウンドが語られるとやはり引き込まれました。 コンサートでの彼らを見ていると、年齢を感じさせません。音楽はやはりアンチエイジングとして有用なんだろうなと思ったり。 ニューヨーク観光をしてるシーンが一番面白かったかなぁ。そのあとに、キューバの町並みや人々を見せて締めくくる。 キューバの歴史も重ね合わせての音楽。そういうものに想いを馳せる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-07 18:41:19) |
3. フラッシュバック(1990)
《ネタバレ》 「24」のキーファー・サザーランド目当てで借りて見たんですが、予想外に愉快な作品でとても楽しめました。「イージー・ライダー」の後日篇みたいな感じで、デニス・ホッパーがとてもいい演技してる。そう、キーファーとデニスの掛合いは、まるで往年の漫才コンピみたいな見事なノリを見せてくれる。それでいて、中盤のホームムービーを見て号泣するシーンや、ラストの男の友情など、全体的にほろっとさせられる内容。この頃の米映画は、犯罪者と警官の二人の掛合いが見せる面白い作品が数多くありましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-30 20:22:58) |
4. プリティ・ブライド
《ネタバレ》 スタッフ・キャストが「プリティ・ウーマン」と同じだそうですが、こちらはものの見事に失敗してしまってますね。登場人物二人に全然共感が持てない。あまりにリアリティがないし、突然濃厚キスがはじまって、マギーが「私になにが起こったのかしら」なんて言ってたけど、見てるこちらも何が起こったのやらと戸惑っちゃいます。結婚式の時に逃げ出して、そりも3回も繰り返して、「自分のことがわからないから逃げ出したの~」って、ただのアホやないですか(笑)。ほんと、イライラしちゃいましたよ、、、。 [地上波(字幕)] 4点(2012-01-04 19:45:26) |
5. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
《ネタバレ》 公開当時、「どうしてこんなに暗く、いつも雨が降っているんだ」「どうして敵がデッカードを助けるのか。全然敵らしくないじゃないか」などという馬鹿らしい批評のせいで、初公開版及び完全版には、冒頭からデッカードのナレーションが入る事になってしまいました。ナレーションというのはよく言われる様に、映画そのものを陳腐にしてしまいかねない作用というのがあるんです。初公開版及び完全版に入れられたナレーションというのは、まさにこのナレーションのデメリットの作用が存分に出てしまっていて、作品の質を見事に劣化させている。そしてラストはハッピーエンドでなければならないとの会社側の要求により、青空の下で滑走する車のシーンで終わらせるという、全く作品の雰囲気に合ってないものが付け足されてしまった。そういう誤った大衆併合主義による作品の劣化からブレード・ランナーを救い出し、まず自分の作りたかったものに直すんだということで制作されたのがこのディレクターズ・カット版なわけです。そして例のユニコーンのシーンが追加されたことにより、この作品は新たな深みを持つ事になります(ラストで刑事が折ったユニコーンの折り紙を見て、デッカードは確信した表情をとります。本人にしか知らないはずのユニコーンの夢をなぜ彼が知っていたのか。私が思うにやはり、デッカードもレプリカントなんだろうと思います)。この一連の経緯を見ていると、いつの世も本当の傑作というのはある面で先んじているのだな、と感じざるをえません。言うならばそれは、人々の先頭に立ち、新しい地平を切り開く冒険者の様相を呈しているといっていいでしょう。この作品の場合は、SFのフィルム・ノワールという、全く新しいジャンルを開拓した。言うならば、時代がようやく「ブレード・ランナー」に追いついた、ということなのです。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 10点(2008-08-14 22:33:02) |
6. BLUE PLANET 碧い惑星の神秘に迫る
宇宙からの視点と、地上からの視点とで地球という星をビジュアルで体験させる作品です。IMAX用に作られた作品なので、本来はあのでっかいスクリーンで見るのが一番なんでしょうけど、DVDでの鑑賞ということになりました。なんせ15年前の作品ですからね。環境を大切にしよう、地球は私たちのただ一つのお家なのだから、ていうのがメッセージですけど、15年前と今とでは、まただいぶ環境が変わったんでしょうなぁ。世界的に天候がおかしいですもんねぇ、、、。作品中、印象的だったシーンは宇宙から見た地球の雷の映像かな。なんとも神秘的で。ああいうのを実際に宇宙から生で見てみたいですね。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-25 02:52:06) |
7. プライド/運命の瞬間
東京裁判をとても忠実に再現していますね。当時の実際の映像と見比べてみても、人の細かい動きまでよく再現してある。純粋に映画としても面白かったと思いますよ。そりゃあ東條さんも、軍人や首相の顔だけじゃない、父親や夫や祖父の顔があったわけですからね。人間としての東条英機を描けば戦争の美化だと言う人がいるんなら、もはや私の口から言う事は何もないけども。東京裁判自体も、今のような国際法たるものがその当時は存在しなかったわけで、第三者でなく戦勝国が裁く裁判が客観的で公平な裁判でありえるはずがなかろうに。でもどんなに不公平な裁判だろうと、日本はそれを受け入れたわけだから、今さらあれは茶番だと言って裁判をやり直せといういう事は出来ない。それは敗戦国として背負わなければならないものでしょう。だけどあの裁判はそういうものだったんだという事は、後世に伝えなければならない。その事実さえも口に出すだけで軍国主義者だと罵る人がいるのなら、やはり私の口から言う事は何もないけれどもね。井沢元彦氏がこの作品のタイトルがカタカナであることに不満を述べてたけど、私も同感ですね。それなりに格のある作品なんだから、こんな安っぽいタイトルじゃなくてもっといい題名があったでしょうに。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-25 00:19:20) |
8. フランケンシュタイン(1994)
リメイク元の「フランケンシュタイン」と比べて一番違うのは、この作品はフランケンシュタインが作ったゾンビの葛藤を中心に描いてるところですよね。単に問題提起するだけじゃない、より良質なドラマにすることで、より奥深い問題提起へと昇華してる。そういう点では、リメイク元を越えているかもしれません。レビュワーの皆さんは、ラストでデニーロ扮するゾンビが発する言葉に感動したと語ってらっしゃるけれど、僕はむしろその光景を見て言った船長の「家に帰ろう」という台詞に心打たれますね。人間の行く末を端的に表してる。すごくわかりやすい通俗的な映画かもしれないけど、取り上げてる問題はとても深淵です。 7点(2005-01-26 02:43:04) |
9. ファウスト(1994)
へぇー、そんなトラブルがあったんですか、、、、、。皆さんのコメント勉強になります。じゃあ、呪われてたんですねこの作品は(笑)。ファウストの話自体をよく知らないので、たぶん知っていた方がもっと楽しめただろうなぁ。確かに人形と、人間がやってるシーンと交互で、どっちがどっちだかわかんないあの映像の出来はすごいとは思う。でもやっぱり僕はコマ撮りが見たい! 5点(2004-09-07 01:01:02) |
10. プロヴァンスの恋
全裸のジュリエットを必死にさすって体を温めるシーンがすごくエロかった。 5点(2004-08-29 02:58:43) |
11. フル・ブラント
まれに見る親子の競演だと言うのに、なぜこんなしょぼい映画になってしまったのか、、、、。TV映画並みの代物。 3点(2004-07-27 02:14:34) |
12. フェイク
そう、皆さん言うように、切ない映画ですねぇー。単に男同士のどうこうっていうんじゃなくて、マフィアだからなおさら切ないんですよね。すごく男性原理な人たちが、仲間とはファミリー同然の絆を保つ。でも裏切られちゃう。そうするとその男性原理的な部分が、なおさら切なさを引き出してる感じがします。 6点(2004-07-21 00:49:03) |
13. ブルースカイ(1994)
いい嫁はんやん。いい家族やん。守るべきものはただ一つ。それはファミリーやでー。 6点(2004-07-18 02:51:39) |
14. 梟の城
まぁ色はきれいだったですが、、、、。確かに盛り上がりに欠けますねぇ。この監督さんて最近の作品は積極的にCGとか取り入れたりなんかしてますよね。出来はともかくとしてその挑戦意欲は讃えてもいいかなと。 4点(2004-05-02 00:32:37) |
15. フォートレス
囚人たちは常に監視され、さらには頭の中まで監視され、禁止されている行為や思考にはすぐに体罰がくらうというかなり最悪な未来の超パノプティコン。個人の人権は無く、権力だけが支配する。そりゃあ、嫌な未来だけど、その理由付けがどうかと思う。もうちょっと説得をもった設定が欲しい。まぁ、でも終盤の逃走劇はなかなかのエンターテイメントっぷりだった。 5点(2004-04-01 21:53:57) |
16. プロジェクト・イーグル
や、安いなぁ!最後の模型とジャッキーのものすごい顔に笑った。 6点(2004-02-05 22:52:47) |
17. F.L.E.D/フレッド
最初の逃走シーンはまぁよし。しかし、ずっとおっかけをやってほしかったかな。恋愛とかどうでもいいから。途中の拷問シーンはなかなか見てて痛かった。 5点(2003-09-06 13:51:36) |
18. 不滅の恋/ベートーヴェン
まぁ、これがベートーベンだと思われると困っちゃうんだけども、映画としてはそれなりによかったんじゃないでしょうか。僕としてはもっとエモーショナルなものを期待してたんですが、たぶんもっとベートーベンの主観で描いてほしかったかなと思うんですけど、そんなこと求めるのも間違ってるのかな、、、、。まぁ、ベートーベン少年が湖に横たわって銀河になるやつ、なかなかよかった。 6点(2003-07-15 17:07:32) |
19. フリントストーン/モダン石器時代
セットも小道具もCGもすごくよくできてるんだけど、内容がたいした内容じゃないよね。たぶん思うんだけど、ストーリーよりも、かなり内輪受けというか、そういうのが多いんだよね。この映画ほど存在そのものがパロディ化されてるのもないよ。だって最初にスピルロック提供とでてきて、ストーン一家がドライブシアターを見る、それがまたフリントストーンの話なわけ。つまり、この映画は、この映画自体をパロディ化してるわけだよね。まさに自己相対化してるわけよ。さらにその映画が終わって一家が家に帰ってこの映画そのものも終わるわけだけど、最後にまた「恐竜はケガをしてません」とかいう字が出てくるわけでしょ。最後までパロディ化をつらぬいてんだよね。それが目的なんだろうね、たぶん。 5点(2003-07-09 23:24:30) |
20. フリーマネー
あ、コメディだったのか、さっぱり笑えんかったな、、、それにしても、マーロン・ブランドがまるで別人。太り過ぎじゃぁ、、、いや、なにか着てるのかな? 3点(2003-06-27 22:22:12) |