1. 不思議惑星キン・ザ・ザ
類を見ない傑作である。今作られているほとんどのSFや、ドラマが過去の作品の焼き直し、組み換えばかりなのに対し、このオリジナリティは現在の映画には見られない。人間の本質(上下関係、音楽の好み、義理人情)がユーモアを入れて描かれている。 [インターネット(字幕)] 9点(2024-03-04 00:12:09) |
2. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 戦争の真実味がある数少ない映画の一つで、ストーリーも良いと思う。他には「硫黄島からの手紙」、「Uボート」なども良いと思う。 この映画のレビューで低い評価をしている人の中で米国賛美を嫌っている内容があるが、それは感じなかった。最初と最後の星条旗を「国はこんなに愚かなことをするのだ」との意味で僕は捉えることができた。 空からの援護爆撃なしで、上陸作戦って言うのは無能な作戦。兵の3~5割は捨て駒ということ(無駄死にでないというのは生きている者の言い訳)。 この戦いはヒトラーの暴走を食い止める大義があったわけだが、その後、米国は愚かな戦争を多く作り出し、無駄死に兵を多く出している。 今でも戦争で金儲けしている人間(政治家、兵器で金儲けしている者=化け物、妖怪)が多くのさばっており、人類って愚かだね。 国のためって言っているが、ほとんどは為政者、国の行政で得をしている行政役人、官僚のために多くの一般人を捨て駒にして殺すのが戦争。 そのことを先の大戦で理解した日本人と、それを分かっていない日本人、分かっていない者を利用しようとする政治家・官僚がいるわけだね。 この映画は戦争そのものをあからさまにすることで、捉え方は視聴者にまかせている。 [DVD(字幕)] 9点(2018-05-12 17:32:22) |
3. ブリッジ・オブ・スパイ
《ネタバレ》 ソ連、東ドイツとの交渉、その後のキューバとの交渉においても、相手側がジェームズ・ ドノバンという人物を信頼できる人物と認めたため、交渉が成立した。 ソ連、東ドイツ、キューバがなぜ、ジェームズ・ドノバンを信頼したかについて、 アメリカ国民の反感に臆せずアベルの弁護を続けた様を映し、説明した映画です。 交渉において、相手がその人を信頼することが大事。 映画としては、もう少しドラマ性を持たせても良かったかもしれないが、 本作のように、淡々と映すやりかたも悪くない。 [DVD(字幕)] 7点(2017-05-03 11:19:37) |
4. プリズナーズ
《ネタバレ》 観ていて、なかなか面白かった。後から“迷路”がなぜつながっていくのかは、不思議ですが。 まあ、いいでしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2017-04-21 00:05:08) |
5. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 同性愛とか、不倫とか、色々な面から、制約された中での相手への慕情が、より深まるのでしょう。 映画自体は、少し長いなというところもあるが、良い映画だと思う。 でも、家族への責任を放棄することも、判っていないとね。 [DVD(字幕)] 5点(2016-07-17 11:31:55) |
6. フレンチアルプスで起きたこと
《ネタバレ》 時々、アルプスに鳴る爆音と光が意味ありげで、面白いですが、 悪妻に追い詰められる腰抜け旦那が哀れな・・映画です。 自分が腰抜けだと理解している旦那に、無理やり、本人の口から言わせ、認めさせる。 他人にその様子を言いふらし旦那を落ち込ませることに執着する悪妻。 終盤では、自分だけスキーの列から外れて、旦那が助けに来るのか試す。 あげくのはてに、バスの運転手の下手さに逆上し、バスから先導して降り、一人を除いてバスから 降りて長い山道を徒歩で降りる羽目に陥らせる。最低の悪妻。 最後にバスに残った、自由な女性。彼女を通して何をこの映画は語りたかったのだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2016-05-13 19:47:48) |
7. ファイト・クラブ
常識の鎖につながれていることへの反抗として、暴力と破壊に走る映画で、何を伝えたいのか。原始時代の類人猿でも、ゴリラでも殴り合って喜んだりしない。あまりに幼稚な発想を、単に取り繕ってストーリーを作ったって感じ。何の創造性も見られなかった。この監督や、映画製作者は常識の中にいて、ゴミのように金儲けをしているのに、まるで、それに逆らっているかのような、映画を作って金儲けして、何が面白いのだろうって思った。この映画には小便入りスープを作る場面が出てくるが、そのスープ(映画)を味わっているのは誰なのでしょうか。 [DVD(字幕)] 0点(2015-11-29 16:02:24) |
8. ブロードウェイと銃弾
よく出来ているのは分るけど、お芝居だなって感じてしまう。映画として、のめり込むことができない自分が、そこにいる。最後も、なんだか分らない。物語としての脚本は、優れた出来なんだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-28 23:50:38) |
9. ブレイブハート
《ネタバレ》 本作品をどのように観ればいいのか、わからない。本来はスコットランド独立に寄与したウォレスの 物語りとして、それなりに史実に沿った歴史映画の内容で観たかった。王妃は史実では当時4歳~7歳で、 まだフランスにいたはず、それを混ぜられたら訳がわからなくなる。ストーリーも恋愛、復讐、戦闘、裏切り、処刑と 盛り沢山すぎて、あらすじを追う位の深さしかない。徳川家康の歴史映画で、家康とお市の方の恋愛話が入れられた のと同じ位、ふざけた内容にも思える。戦闘シーンを一生懸命撮ったんだなってことは伝わった。 僕はメルギブソンの作品の中で、「ペイバック」が好きです。 [DVD(字幕)] 3点(2015-11-22 11:05:29) |
10. フィフス・エレメント
SFの面白いB級な所と、ファッション、オペラ等の一流の前衛芸術的な世界観が融合し、非常に楽しめました。 娯楽映画の中の傑作です。 [DVD(字幕)] 8点(2015-10-24 20:32:53) |
11. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
ホンワカとして、安心して観られる映画。なんとなく好きですね。 いい加減なところも、愛嬌があるいい加減さがよい。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-01 00:01:48)(良:1票) |
12. 二つの世界の男
前のお二人のレビュー通りですね。戦後8年目の荒廃した東西ベルリン、かつての都市の姿が生々しく映されており、当時の状況が分る貴重な映画ですね。また、クレア・ブルームはかわいい娘ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2015-06-14 00:29:38) |
13. ブレードランナー
全ての面でセンスが良さが漂う映画。 [映画館(字幕)] 10点(2014-07-29 19:20:19) |