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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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1.  ベリー・バッド・ウェディング
ラスト・シーンは比類がないほど黒い。これが受け入れられるかどうかで評価が決まってくるでしょう。私的には全然OKだったんですけど、このラストの割には、ここへ至るまでにもう一つパンチと勢いが足りなかった気がする。それは、肝心の主人公が最後までキレなかった所為。ここは主人公自身の感覚が麻痺してシリアル・キラーになっちゃうとか、最後も事故じゃなくて、自分からどっかに車で突っ込んでく位の勢いが欲しかったです。脇役であるキャメロン・ディアスの「絶望」はその後でも遅くありません。という訳で、アジアン・“AV”・ビューティ・コーベ・タイ嬢の艶姿に、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-03 00:03:00)
2.  ヘラクレス(1997)
実力を秘めつつもドジな主人公、お調子者の相棒、主人公の行く手を阻む悪役(とドジな手下)、そして根は善人の悪女が繰り広げる冒険ファンタジー。ディズニー・アニメの王道中の王道を行く、つまりは可もなく不可もない無難な内容になってます。小学生以下の子供なら楽しんで観られると思います。ところで、本作で特筆すべきは吹替版の工藤静香。歌が上手いのはもちろんですけど、メグというキャラクターの妖艶さに、彼女の鼻にかかったハスキー・ボイスがぴったりとハマり、TOKIOの松岡君の頼りなさを補って余りありました。という訳で、キムタクの女房に+1点、6点献上。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2005-12-24 00:01:53)
3.  ベンゴ
オープニングのパーティ・シーンの迫力あるフラメンコ音楽(+中東音楽?)には引き込まれたものの、そこから始まる物語は、人物の相関関係も判り辛くて退屈。何かというと歌や演奏や踊りのシーンが登場するので、トニー・ガトリフとしては当然ジプシー音楽自体に主眼があったんだと思う。でも、スケールの小さなヤクザの抗争(でいいのか?)という背景とフラメンコの繋がりも良く判らず、【永遠】さんご指摘の通り、私も古臭いヤクザ映画みたいな印象を受けました。音楽シーンが無ければ最後まで観られなかったでしょう。そういうことで、本物のフラメンコに+1点して、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-17 00:03:16)
4.  ベルリン・天使の詩
余りアート系映画に興味の無い私も、評判に釣られてヴィム・ヴェンダースの代表作を鑑賞してみましたが、残念なことに全然楽しめませんでした。とにかく物語の進まない前半が著しく退屈。粒子の粗い「芸術的な」モノクロ映像自体を楽しめる鑑賞眼が備わってればこんなに退屈もしないんでしょうけど、これはかなり取っ付き難い(思ったんですけど、「シティ・オブ・エンジェル」はリメイクじゃなくて、設定だけ借りた姉妹編みたいなもんですね)。点数分布を見てみればそれなりに賛否もあるし、決して誰にでも向く作品ではありません。少なくとも私向きじゃなかったので、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2005-11-15 00:07:00)
5.  ベルヴィル・ランデブー
眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19)
6.  ヘルボーイ
オカルト系の導入部に反し、本筋は結構いい加減なモンスター・アクションとなってしまってる、多分「スポーン」の様に忘れ去られる運命にある(と思われる)ダーク・ヒーロー映画(それにしても全く同じタイトルなのに、「地獄小僧」になると全然中身が変わっちゃうんだなぁ…)。ヘルボーイ自体のキャラクター設定は非常に人間味が溢れてて、そこは他のヒーローモノと一線を画してるとは思いますけど、映画の見た目はその他大勢とそれほど変わりない上、脚本の練り込みが悪すぎるので話には全く乗れません。何か極秘中の極秘組織みたいなのに、駅構内の衆人環視の中であんな大立ち回りして、後処理とかどーするんでしょう? そんなことで、相変わらずの根暗顔を見せてくれたお久しぶりのセルマ・ブレア嬢に、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2005-08-03 00:09:47)
7.  北京ヴァイオリン 《ネタバレ》 
現代の北京を舞台に父と息子の絆を描いた、陳凱歌らしさの全く感じられない小品。【黒蜥蜴】さんの視点には非常に納得させるものがありますが、私も有りがちな「ちょっと良い話」としか受け取れませんでした。物語上は、捨て子だったという身の上にユイ先生が同情したから師事できたんでしょうけど、この設定は余りにもストレート過ぎる。これは息子の為に父親がした作り話かなんかにして、そこからもう一つドラマを盛り上げても良かった。ところで、金持ちは太ってて貧乏人は痩せているというイメージは、凄く懐かしい感じがして何か嬉しくなりました、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-28 00:09:44)
8.  ペパーミント・キャンディー
「オアシス」がえらく面白かった上、本作の評判もやけに高かったので期待を持って鑑賞してみましたが、私は大層退屈してしまいました。自殺した中年男の過去に溯って行くという構成が、どうにも良くない。この構成でストーリーを語るには「何故こうなってしまったのか?」という、好奇心を強力に刺激するファクターが必要だと思うんですけど、「自殺」や「銃の入手」等の非日常が過ぎてしまえば、唯の男が離婚しようが、結婚しようが、転職しようが、恋人と別れようが、その理由なんかはっきり言って私にはどーでも良い。映画から運命論的匂いがするのも気に食わん、3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2005-07-28 00:07:58)(良:1票)
9.  ペイネ愛の世界旅行
いやいや、やっぱ古臭いですよ、これ。それは技術的な部分ではなく、まるでLSDで垣間見た幻覚の様なイメージと、メッセージ自体がです。「環境保護」「反戦」「ラヴ&ピース」「自由」等と、個々に見ればそれぞれ真っ当な主張ですけど、それを包むヒッピー文化の成れの果てを知り、とっくに冷戦の終結した21世紀に生きる我々は、今更こんなものを見せられても白けるだけでしょう。あと、この不条理感には音楽共々、一瞬登場したフェリーニの影響を感じました(我らが久里洋二も思い出しました)。それにしてもイラストだけは有名なこの二人、フラワー・チルドレンだったとは知りませんでした。バレンチナの超ミニ・ワンピースが凄くエッチ…。絵柄に反して、決してプラトニックで終わらない所も世相を反映してましたね、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-27 00:36:10)
10.  ヘヴン
イタリアで教鞭をとる「一介のイギリス人女教師」が、「たまたま」火薬と起爆装置を手に入れて、社会正義の為に「単独テロ」を行うという荒唐無稽さ。どこぞの巨匠の遺稿か知りませんが、中途半端なサスペンス映画みたいな、こんな設定が必要だったのか? ハリウッドだったら絶対こんな話にはしない筈。全編が寓意に溢れてる様には感じられるものの、それが意味する所が理解できない。だから坊主頭のお遍路さんの様な二人も理解できない。こういう映画だと、何故か「美しい映像」が過度に評価されて、高尚な作品に見えるから得ですよね。ハリウッド映画にだって美しいショットは沢山あるのに、その多くは「くだらない」の一言で済まされてしまう。だから私も、本作の評価は一言で済ませたい。つまらない、3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-19 00:08:58)
11.  ベレジーナ
ロシアから市民権を求めてスイスにやって来た純真な女性が、市民権を餌に変態専門(?)の高級娼婦にさせられ、スイス政界の陰謀に巻き込まれていくという、たぶんコメディ映画。何故「たぶん」かと言うと、これが全く笑えないからです。自分が娼婦だということにも気づかない天然の主人公、揃いも揃って変態の政府高官(政治家?)達、「テイラー・オブ・パナマ」の様な嘘から出た真、等々と、捻りの利いた設定が全然活きてこない。ラストの展開も主人公の逆襲じゃなくて、たまたまそうなっただけなので爽快感も無い(原題は「ベレジーナ、またはスイス最後の日々」)。スイスって、アルプスの永世中立国という位のイメージしか無く、実際の政治や文化に疎いからかもしれませんけど、とにかく面白くない映画でした、3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2005-04-05 00:07:30)
12.  ベアーズ・キス
孤児、サーカス、ヨーロッパ歴巡、妖精、恋心、メタモルフォーゼ、そして異世界への誘い…。これらは19世紀の思春期少女の夢想って感じで、確かに古典的おとぎ話を現代に蘇らせるのが本作のテーマだったのだとは思う。しかし、古典と決定的に違ったのがセックス。その描写も非常に直接的。お陰で本作は子供向けではなくなった。では、この話を大人が観て満足できるかと言えば、そうも言えない。そうなると、アンナ・パキンを5倍くらい可愛くした様なレベッカ・リリエベリ(何と当時で既に21歳なの!?)の獣姦シーン(?)を見て興奮する位しか用途が思いつきません、4点献上。
4点(2005-02-15 02:23:30)
13.  ベッカムに恋して
“Bend It Like Beckham”という原題に対して「ベッカムに恋して」という邦題は、そんなに悪くないと思います。実際、主人公の女の子はベッカム・ファンだったし、イギリスでベッカムはサッカーと同義語な訳ですから、この邦題も主人公のサッカーへの一途な思いを表現したものと解釈できます。しかし映画としては、想像してたよりもかなり予定調和の展開だったので、インド映画に馴染みの無い人はいいとしても(特に欧米でのヒットは凄く納得できた)、私には少し期待外れでした。本作で一番驚いたのは、「このパキスタン野郎!」(意訳)というのがインド人を侮辱する最悪の言葉だったということ。例えば「この北朝鮮人!」と罵られて傷つく日本人も余りいないと思うので、印パ間の関係が少し垣間見えた気がしました、6点献上。
6点(2005-01-05 13:36:13)
14.  ヘヴンズ・ドア 殺人症候群
本作は一応劇場公開もされた様ですけど、それって単にビデオ発売イベントというレベルだと思う。ということで、これは完全に「Vシネマ」。Vシネだから、もちろんフィルムじゃなくてビデオ撮り。予算も無いから写せる場所も構図も限られちゃって、TVドラマより貧乏臭い仕上がりです。確かに、きっちりとオチが着けられた日本製サイコ・スリラーとして、同じ様なテーマの「自殺サークル」なんか比べ物にならない位「脚本は」良く出来てると思いますが、「映画」としては中々評価し辛いですね。で、最後のオチですけど、これは沢山の「死にたがり」が増殖してるので、事件は氷山の一角でしかないってことじゃないでしょうか。最近は「練炭集団自殺事件」等もあり、テーマ的には非常にタイムリーで身近なものだと思います、4点献上。
4点(2004-12-18 02:45:48)(良:1票)
15.  蛇イチゴ
表層的に取り繕われた平和の中で価値観を培ってきた人間が、その背後にある真実が露見しても尚、自らの価値観にしがみ付く様を描いた異色ホーム・ドラマ。本作に登場するのは父、母、婚約者、そしてホームルームで正義感ぶる女子児童等の偽善者と、露悪な兄。既に偽善者達に裏切られた主人公は、「兄は悪である」という最後の価値観が崩壊することに恐れおののき逃げ出してしまう。兄の本意は遂に明かされませんが、彼は妹にとって唯一の真実を残して去っていく。それが「蛇イチゴ」。宮迫博之以下、周りを固める役者陣に対し、つみきみほが少し弱い気もしますが、テーマ性、リアルな脚本と登場人物、そして充分に面白い娯楽性は、今の日本では橋口亮輔に匹敵するかもしれません。という訳で、7点献上。
7点(2004-10-29 00:36:55)(良:1票)
16.  ペンタグラム/悪魔の烙印
時期的にもほぼ一緒だし、どうも「ペンデュラム/悪魔のふりこ」と本作が記憶の中でごっちゃになってしまってる。紛らわしいんだよ、邦題が…。で、思い起こせばこちらの方は、刑事ドラマ、サイコ・スリラー、カー・アクション、そしてホラーとオカルト等が渾然一体となって楽しめる、中々の快作に仕上がってます。【番茶】さんの言われる「不死身アクション」としても、「ヒドゥン」や「エンド・オブ・デイズ」等よりも描写が直接的で(今思えば「マトリックス」的?)、初見時は結構インパクトがありました。ま、馬鹿馬鹿しいっちゃ馬鹿馬鹿しいんですけど、私、こーゆーの好きなんだもん、6点献上。
6点(2004-08-24 18:10:35)
17.  ペイ・フォワード/可能の王国
“pay it forward”の源流を求めていく話と、主人公達三人の話が見事に噛合ってない。それに「ムーヴメント」と称する割には、それがどの様に広がっているのかがまるで描かれていない。これは脚本の問題。そしてラスト・シーン。きっとこの唯一のシーンだけで「ムーヴメント」を表現したかったのかもしれませんが、これじゃ「ムーヴメント」を感じる前に「フィールド・オブ・ドリームス」を感じてしまうのは当然! これは明らかに演出の失敗。ファンタジーとしても人間ドラマとしても、全くの中途半端で終わってしまっています。あと本作で感じたのは、果たしてケビン・スペイシーって名優なのか?ということ。ヘレン・ハントが同じ様な役でも見事に演じ分けているのに、スペイシーは個性が強過ぎる所為か、どの映画でも同じ様なスペイシーにしか見えないんですけど…。そんな事もあって、私もこの映画には否定的な一人です、4点献上。
4点(2003-08-14 05:17:22)
18.  ベイブ/都会へ行く
ジョージ・ミラーのどこにこの映像センスが隠されていたのかが分かりません。時と場所を特定しない世界観、マンガ的なキャラクター、絵画のようなセット、幻想的な色彩感覚、広角レンズでの怒濤の寄り、臨死体験する身体障害犬、全てがシュール。これはまるでジュネ+キャロ作品。前作と違い本作は全然子供向けじゃない、大人の為の動く童話絵本。前作をお好きな方からはかなり嫌われているようですが、私的には動物達の演技も含めて前作を遙かに越えた傑作。惜しむらくはテレビで観てしまったことです…。そんな訳で、8点献上。
8点(2002-04-13 14:19:06)
19.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
男女は互いに失われた半身、だから男女は互いを求めてやむことがない。では男でも女でもない者は自らの半身として誰を求めればよいのか? そして未だ半身を見つけられない者(私か…)は? 永久に満たされぬ存在達は、だからこそ永久に愛を求め続けることができる、それを歌い続けることができる、ヘドウィグ&ジ・アングリー・インチと共に…。ゲイのロック歌手の映画だと思ったら、これは不完全な愛の迷い子達へ捧げたロック・ミュージカル。この勢いで私の好きなこの分野も、もっともっと製作されて欲しいと思います、7点献上。
7点(2002-04-07 17:50:19)(良:1票)
20.  ベルベット・ゴールドマイン
つまらなかった…、こりゃカルト映画だよ。音楽もビートが利いてないものばかりなので本当に眠気を誘う。上っ面をなぞっていくだけのような展開は、↓【チャーリー】さんの「再現映画」という表現が一番近いような…。もっと掘り下げることは出来なかったんでしょうか? しかもゲイは勢力を拡大する宇宙人だと言わんばかりの内容は、逆に差別を助長してしまいそうな気も(一応男色と同時に「才能」も授かる訳ですけど…)。ということで、懐かしきサイケなセンスに3点献上。
3点(2002-04-07 17:49:18)(良:1票)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
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733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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