1. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 悪くなかったのに最後で全て台無しにしちゃった感あり。ラストシーン気持ち悪い。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-03 18:59:45) |
2. ペルシャ猫を誰も知らない
《ネタバレ》 良い映画だった。 反体制だろうがなかろうが、そんなの関係なし。 純粋に音楽を楽しみたい善良なポップスバンドすらも演奏ができないイラン。 伝統的音楽以外はめったに演奏許可がおりずコンサートもできない。 けれどもイランにも、ビートルズやカート・コバーンを愛する人はいて、 そんな人達は当然、ロックミュージックがやりたいのだ。 日本までイランのロックが入ってくる事はまず、ほとんどないのだろう。 この映画でのミージシャン達は、ロック、ポップスをひっくるめてインディー・ロックと呼んでいてメタル、トラッド、ニューウェイブ、オルタナ、ポップス、ヒップホップの人々が同じ仲間として協力する姿が描かれ、演奏も聴けてなかなか楽しい。 シリアスな題材ながら、コメディタッチで描かれているところは見やすくて好感が持てた。 その反面、彼らがかかえる苦悩や、根本の問題についてはあまり触れられてなく、物足りなくも感じる。そのせいで、ラストがちょっと唐突に感じた。欲を言えば、もっとアガる演奏シーン等をラストの方に用意してからシメて欲しかったところ。 [映画館(字幕)] 7点(2010-09-05 16:53:18) |
3. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 老体で産まれ、若返っていく不思議な病気の男、ベンジャミンの物語。167分にも渡って回想形式で語られます。ジワジワと若返っていくベンジャミンの姿もそうですが、背景の映像にも凄く拘りが感じられ、視覚的には相当レベルが高く、飽きずに楽しめます。しかし、とにかくナレーションが多い。字幕だと、常に字を追いながら映像も観なくてはならないのが忙しい。小説の映画化モノにありがちな、エピソードを詰め込みまくった形になっていて、出てくる人たちは愛着が出てくる前に退場していきます。一つ一つの場面が短いことと、本人による回想でないこともあってか、ベンジャミン自身の心情を映すようなシーンもほとんどなく、彼の活躍を見せてくれるようなシーンもなく、病気だって事を除けば普通の男で、感情を揺さぶられるような事はありませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-06 22:26:52) |
4. ペネロピ
《ネタバレ》 豚鼻ぐらいなら最初はビックリするけど、逃げるほどではないし、慣れそうですよね。豚鼻でも、クリスティーナ・リッチレベルの眼と口と声、スタイルを持ってるなら全然愛せますよ。世の中には、もっともっと醜く産まれてしまった人はいくらでもいるんです。もっとも、リアルに醜い女の子の話だったら、こんな風にメルヘンコメディの作品として成立しなかったでしょうが。 小人で片目の新聞記者は序盤はゲス野郎かと思いきや、コンプレックスの面で共感することがあるのか、意外と温かい目でペネロピを観ているところなんかがイイっすね。俺も自分の呪いを解きたいっす。 [DVD(字幕)] 7点(2009-08-16 17:03:41)(良:1票) |
5. ヘブンズ・ドア(2009)
《ネタバレ》 僕の大好きなドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のリメイクで、監督は「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアスさんってことでそんなに酷いことにはならないんじゃないかなーと思いながらおそるおそる鑑賞。 やはり、30過ぎの男二人の設定を若い男と少女にしちゃったことからもオリジナルの持ち味でもある軽快で笑えるコメディの要素はほとんどなくなってました。 そんなわけで、雰囲気自体ガラっと変わり、追っかけてくるのは街中で発砲するようなマフィアじゃないのでアクション要素もほぼなく、良くも悪くもゆったりとしたシリアスなドラマになっていました。アリアスさんの映像センスは素晴らしく、ロードムービーとしての部分だけを比べたらこっちの方が良いかもしれないです。 しかし、思い入れがなければ流せる部分なのかもしれないが、細かいフォローがないのが悲しい。善良な人から奪ったお金は返さなきゃ。おかんには孝行しなきゃ。そして、ラストシーンは逆に倒れなきゃ。逆じゃなくてもいいけど、その場面で顔写しちゃだめでしょ。オリジナルの最強に美しいラストシーンをつまらなくしてしまったところにはガッカリ。 全体的に音楽もイマイチで、エンディングテーマもアンジェラ・アキの日本語版「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」ってのもなぁ…。オリジナルは男臭い感じでしたが、本作は割と女性向けという感じでした。長塚圭史、眼怖すぎ。 [DVD(邦画)] 5点(2009-07-20 01:09:42) |
6. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
《ネタバレ》 一作目よりテンポもよくなり、派手さもアップし、ファンタジー要素が強まり、ずっと見やすく面白くなっておりました。ヘルボーイとリズの痴話喧嘩、ヘルボーイとエイブの友情、エイブの恋やら、ガス男の嫌味ったらしさとか、マニングさんのてんてこ舞い具合とか、キャラクターにも愛嬌があって楽しい。世界平和より恋を選ぶのも正直。 全体のストーリーそのものはどっかで聞いたことのあるようなつまらない話だし、人々に嫌われて苦悩するヒーローっていう流れにはそろそろ辟易気味。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-07 12:18:02) |
7. ベルヴィル・ランデブー
温かみのあるタッチの絵柄ながらも、キャラクターの姿かたちや部分部分が異様。その世界観に酔いしれることができたら勝ち。 主要キャラクターが全然喋らないのも特徴的だが、中途半端に脇が喋るためバランスが悪い。これだったら、セリフ一切なしでもイケたんではないか。もっとも、僕はセリフが余りに少ない映画を観るとすぐ眠くなってしまうんですが。 犬がうるさかったなぁ。 [DVD(吹替)] 6点(2009-03-09 12:08:35) |
8. ヘルボーイ
《ネタバレ》 敵キャラクター、世界観が魅力薄。テンポも悪いし、意外と長い。しかし好きな女の子の後を付け回し、勝手にイライラしているというヒーローらしからぬ行動をするヘルボーイに愛着を持ってしまった。 最後までどうにも盛り上がりきらないところに、エンターテイメント作品として凡作感が漂う。ラストの文字通り燃えるような恋に感動……しないですよね。ぱっとしないけどどこか憎めない一作。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-08 12:57:58) |
9. 蛇イチゴ
家族崩壊ドラマ。絶望的なストーリーと軽いキャラの宮迫氏とのバランスが絶妙で、ピリピリしすぎずにサラっと最後まで見れます。脚本、役者はとても良いんですが、ラストがちょっと好きになれない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-21 18:29:38) |
10. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ストーリーは申し訳程度についてるだけでほぼゼロなのでそこらへんは面白くない。が、なにより音楽と映像がひたすらかっこよいです。この映画はそれが肝なので、それで充分なのではないかと思う。ミュージックビデオクリップのようなものです。イカしてます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-21 18:21:14) |
11. ヘアスプレー(2007)
息つかせる暇もないほどの歌と踊りの乱れうちミュージカル。差別反対というメッセージを、包み隠すことなく直球に投げつけながらも、ノリノリで抜群にクオリティの高い楽曲・カラフルな映像・楽しげなダンス・時折はさまれる気の利いたコメディセンスなどなど全てが楽しさを演出していて気持ちよいです。 多彩な脇役たちにもキチっとスポットをあてていくところなんかも好みですし、映画館で観たかったな。ペニー可愛い。ドリームガールズにしろ、これにしろ、アメリカの役者はみんな歌って踊れるのか?それにしてもトラボルタ・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-14 17:39:12) |