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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4685
性別 男性
年齢 41歳

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21.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですね。ベッソンらしく、テンポよく手慣れた円熟味のある画作りを見せてくれます。マーティン・スコセッシが製作にかかわっているだけあってか、途中「グッドフェローズ」を鑑賞しマフィアのことを自身が語るという展開にはやられました。この作品、ロバート・デ・ニーロ自身のセルフパロディみたいなことになってるんですね。そのへんが新しくて、かつ映画好きの自分にはツボ。フランス人がアメリカ文化を茶化すシーンも面白いし、わんこのマラヴィータもいい味出してる。お姉ちゃんの恋は成就してほしかったな~。なんともいえない余韻で終わる作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-11 22:42:57)(良:1票)
22.  マニアック(2012) 《ネタバレ》 
映像的にそれほど派手さはないのですが、とても計算されて緻密に作られているんだろうなというのがわかるわけです。終始、一人称視点で展開される映像。時折、イライジャ・ウッド自身が鏡に映ることでこの視点が主人公本人であることを強く印象づけるわけですが、そういうシーンはたぶん別撮りしたイライジャの映像をはめ込んだりしているんだと思います。そんである点はぼかしてみたりして、巧い具合に一体化させている。なかなかの苦労がみられるわけですが、それだけの苦労をもってして本作の主人公の気持ちに観客がアイデンティフィケーション出来るかというと微妙なところ。幼少期のトラウマのせいでマネキンしか愛せなくなった。そこまではまぁわからんでもないのですが、なぜ彼は頭皮を剥がしてマネキンにかぶせるのだろう。髪は女の命と言いますが、やっぱりその髪の毛だけはどうしても生身の女性からもってこないと興奮出来ないのでしょうか?謎であります。ジャンル的にはホラーに分類されてますが、別に怖くはありません。映像的にグロさが売りみたいになってますが、頭皮シーンもたいがいぼかされてるし、ラストのシーンも暗くてはっきり見えてないのでこれもたいしたことはありません。映像の地味な作り込みとイライジャの怪演、病んじゃった主人公の美しくも悲しい内面世界を堪能してあげましょう、というそういう作品。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-04 01:49:19)
23.  マジック・マイク 《ネタバレ》 
ソダーバーグ作品ということで、 また変にアートっぽく仕上げてるのかなと思いきや、 映像的にも内容的にもすんなり見れる娯楽作品に 仕上がっておりました。 マジック・マイクとアダム、最初は正反対の二人が だんだんと入れ替わって行く様が面白い。 肉体美だけでなくショーも毎回凝っていて、あれなら 女性達も毎度頼んでみれるだろう、と思う。 それにチャニング・テイタムのダンスがキレキレ。 普通に素晴らしかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-07 01:01:19)
24.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
「容疑者Xの献身」ほど、ストーリー的にぐっとくる内容ではありませんでしたが、相変わらずよく練られた脚本だなと、その完成度はやはり感心するものがあります。大人達は、子供をかばうために色々と奔走するわけですが、結果としてそれは子供のためにならず、娘さんはずっと苦しみ続けていたんだと。その点が深いですね。涙を流しながら、育ての父と鏡越しに向かい合うシーンが一番の盛り上がりどころでしょうか。あの男の子には、事実を知ってひねくらずに、科学的思考を持つ優秀な大人になってほしいものです。個人的には、そういう犯罪絡みのシーンよりも、ペットボトルロケットを打ち上げて海中を見せてあげてるシーンが一番良かったです。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-30 22:08:24)(良:2票)
25.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
スーパーマンがどのようにして誕生したのか、彼の故郷であるクリプトン星の風景、両親の思い、敵の思惑等、とてもわかりやすく説明されていて、見やすいアクション映画でした。生みの親のご両親もいい人っぽいのでその遺伝子もあるのかもしれませんが、やはりクラークを育てた、地球の育ての親が素晴らしくて、それで良心を育んだんだというのが大きい。父からは自己犠牲の精神を、母からはたっぷり愛情を感じて育った。だからこそ、地球のみんなを守りたいっていう気持ちが芽生えた。そういうのがきちんと描かれていて良かったです。アクションは、これまでのスーパーマンシリーズと比較するとその速度の速さが目を引きます。クリプトン星人は強大な力を持っている。だからこそ、凄まじい早さで飛び回ったり、闘ったりすることが出来る。地球人の目から見れば、まさに目にもとまらぬ早さ。そういう素早さの表現をこだわっていたように思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-27 19:52:08)(良:1票)
26.  マシンガン・シスター 《ネタバレ》 
見終わっての印象は、「う~ん、なんだか知らんが おっぱいがいっぱい出てきたなぁ」てことでしょうか。 全体的なセンスは、「マチェーテ」を思い出すような バリバリのB級エログロナンセンス系お馬鹿ムービーです。 なんというかとにかく失笑しっぱなしです。 この世界観が好きなごく一部の人には強い支持を 受けそうな、そんな作品。 でも、そういう人は少ないだろうなぁ(笑)。 主役の女性は復讐=抹殺ということで、 心底悪い奴だけでなく情けをかけてくれる人まで 瞬殺してしまうので、その辺ダーティーではあります。
[DVD(字幕)] 5点(2013-11-06 14:00:31)
27.  マーサ、あるいはマーシー・メイ 《ネタバレ》 
これはまた評価が分かれそうな作品ですね。監督さんはこれが長編デビュー作だというから驚き。 
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-02 23:32:01)
28.  マダガスカル3 《ネタバレ》 
ストーリー自体は定番の運びで特筆するものではありませんが、テンポの良さ、そして終盤の楽しそうにサーカスしてみせるアニマル達の愉快さが印象深い。尋常でない嗅覚で動物たちを追いつめるデュボア警部は、アニマルよりもアニマルっぽい(笑)。ビターリ、ジア、ステファノといったキャラもそれぞれ魅力的ではあるが、一番ツボだったのはクマ。あの顔は、画面に映るだけで笑ってしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2013-01-06 22:35:57)
29.  マンク ~破戒僧~ 《ネタバレ》 
キリスト教徒の方が見れば、 確かに衝撃的なのかもしれません。 変な仮面かぶったあの女性は要するに 悪魔なんでしょうけど、教徒ではない 自分からすれば、悪魔というファクターが 出てくるとどうにもわかりにくくなっちゃうんで、 この話は一人の男の性への目覚め話だと 思ってみればいいかなと思いました。 赤子のときからカトリック寺院で修道士として 育てられてきたわけだから、要は環境によって 性への目覚めに蓋をされてるみたいな状態なのでしょう。 その蓋を美しき悪魔が開いちゃった。 それまでずっと封印されていたわけだから、 もの凄い勢いで性的欲求が溢れ出たんだろうなという 気がします。毎度見ていた夢も、女性というものへの 憧れの暗喩だったのかもしれませんし、 正常に欲求が解き放たれないが故に頭痛持ち だったのかもしれません。 そんなわけで、自分としてはそれなりに理解出来る 部分もあるのですが、終盤には勢いあまって 人殺しまでしちゃうわけですね。 さすがに暴走してしまったなと。しかも親殺しと 近親相姦の罪を犯してしまった。でもこれは、 本人は知らなかったわけですからね。 まぁ、悪魔の悪さなわけで、 その点はちょっと可哀想な気もします。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-15 01:53:17)
30.  マシンガン・プリーチャー 《ネタバレ》 
これ凄く良かったですよ~。実在の戦闘派牧師を映画化したということですけど、彼の行いは大いなる議論を呼びそうです。なんたって人殺しですからね。いくら子どもたちを守るためとはいえ、この一線を越えていいのかという問題は常につきまとう。でもサムはこう言う。「もし君たちの家族がテロリストに誘拐され、俺が奪還すると約束したら、その手段を選びますか?」って。そう言われると、うむむ、、、、と考えさせられる。少なくとも、批判するだけでなにもしない人よりは、サムみたいに正義心を持って活動してる人を応援したい。もうね、しょっぱなから凄いヘビーな映画だなって。黒人の子がテロリストどもに、母親を殺さなかったらお前と弟を殺すぞって脅されるところから始まる。なんちゅう酷い光景。こんなの見せられたら、綺麗事言ってないでサムを心から応援したくなる。子どもたちを助けようともう一度同じ場所に行ったら、みんな殺されちゃってたり。そんなことばかりで、途中「神を信じられない」状態になる。だけど、男の子に「心まで失っちゃいけない」って話聞かさせて、サムは男の子をがっしりと抱きしめる。あのシーンがもの凄く感動的。思わず涙出そうになっちゃった。そうなんです。心まで負けちゃいけない。それこそ敵に屈した事になる。あの小さな男の子の言葉には、凄く深い教訓があるように思う。賛否両論あるだろうけど、個人的には秀作だと感じました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-09-30 00:06:26)
31.  マジック・ツリーハウス 《ネタバレ》 
よくよく考えれば、こういう冒険ファンタジーに特化した和製アニメって意外と少ないように思います。本を開いて念じれば、その本の世界に旅をすることが出来る。実に夢のあるお話。対象年齢はけっこう低めな感じなので、大人が見るには退屈してしまいそうですが、子どもと一緒に見て楽しむファミリー映画としては十二分な出来映え。旅をし、なにかを達成することで成長していく。その過程としてのメダル集めなのでしょう。それにしても驚いたのは、男の子の声を北川景子が演じていたこと。声優としてはそれほど上手くはないけれど、声質が全然違うのでびっくりでした。
[DVD(邦画)] 5点(2012-09-20 19:49:14)
32.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 
この作品の一番の見所は、なんといってもメリル・ストリープの演技でしょう。鉄の女と言われたマーガレット・サッチャーを見事に演じきっている。ただ、政界を引退し、夫の幻覚を見る寂しげな老婆となったサッチャーが過去を振り返るという展開なので、全体的に物悲しく、また一つ一つのエピソードが深く掘り下げられていないと感じる。サッチャーの場合、政界という「男の世界」にただ一人飛び込み、史上初の女性首相になるまでの、「女性」としての大変さと、疲弊していたイギリスの経済と財政を立て直すため、多くの反発を受けながらも果敢に政策を実現していった「改革者」としての大変さの2つがあると思うのだが、どうにもさらっとしたタッチで表面だけなぞっているような感じで真に迫ってこない。そしてまた、夫や子どもたちとの描写も乏しいので、家族劇としても物足りない。唯一ぐっときたのは、フォークランド紛争での決断の時。彼女は困難な決断をし、数十人ほどの犠牲が出るのだが、遺族宛に自ら手紙を書く、その時の心情を察すると胸が熱くなる。あるいはまた、デモに襲撃され、罵声を浴びせられるシーン。心中察するとさぞ辛かったはず。サッチャーが発する言葉の一つ一つが素晴らしい。現実の様々な問題を前にすると、理念が腰砕けになる政治家が多い中、彼女はずっと理念を曲げずに、全ては国益を第一に考え政策を決めていった。その姿勢は世界中の政治家が見習いたいものだ。勿論、それ故に頑固者だと揶揄されもしただろうが、彼女のような人でなければ、困難な改革を断行するのはまた不可能なことであっただろう。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-19 23:29:31)(良:1票)
33.  マネーボール 《ネタバレ》 
とても淡々とした作りで、決して劇的に見せるわけではないのですが、「マネーボール理論」という、いわば科学で野球を理解しようとする話なので、淡々とした構成に仕上げてきたのもわかるような気がします。元々は経済を理解するための理論を野球に持ってきたんだそうで、いわば株価の動きとか、そういうのを予測する為に使われるそうな。でも、株価もそうですし、やっぱり野球だってそう。世の中、全てロジカルに動いてるわけではないので結局は外れてしまうオチになるわけですが、それでも20連勝という新記録を打ち立てたのは、ビリー・ビーンの「俺についてこい」みたいな自信満々キャラが功を奏したんじゃないかと思うんです。そして彼自身、元選手だったので、選手たちへの気配りとか配慮がそれなりに出来たのかもしれない。勿論、劇中の彼の行動は、一見すると「冷酷」な決断の連続にも思えます。選手をあっさりと切り捨てたり、すぐさまトレードしてみせたり。しかしまた逆に、ビリーは「見向きもされなかった選手」や「見捨てられた選手」を獲得することにも精を出しているわけです。野球界という、伝統的な価値観の支配する世界において、ビリーとピーターの存在はまさに異端児。このお話の大切なポイントは、その理論の正当性うんぬんよりも、やっぱり異端児が新しいことをやると必ず批判を受けるわけだけど、そこで貫き通していける勇気を持つっていうこと、その一点じゃないかと思う。周りのおっちゃんたちのしょうもない論議を聞いて、今の野球界の間違いに気づき、ピーターの意見を聞いて「これが正しいんだ」と確信しそれを貫き通す。ビリーは史上最高額の報酬でレッドソックスからお誘いを受けるも、それを断ってアスレチックスに残った。お金なんかじゃ揺り動かないだけの信念を、最初から持っていたわけですね。だからこそ貫き通せた。その心意気に、尊敬の念を抱かずにはいられない。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-09-12 00:19:04)(良:1票)
34.  マイウェイ 12,000キロの真実 《ネタバレ》 
ネット上ではあまり評判が芳しくないようですが、個人的には凄く良かったと思います。なにより、もの凄い大作であることに驚き。特に戦闘シーンなんか、ハリウッド顔負けの完成度ですよ。そして長谷川とジュンシクの、素晴らしき友情にはやはりジ~ンとさせられる。勿論、評判が芳しくない理由もよくわかるんですよ。実話という風に宣伝してるけど、全くの創作だし、ストーリー展開はありえないことばかりです。「なんでそこで戦闘機出てくるの!?」とか「こいつら不死身すぎるやろ!」とか、ツッコミ入れてたらキリがないです。それに、当時の朝鮮人の扱いとか微妙なものを描いているので、その点にも色々な批判があるでしょう(特に山本太郎はベタすぎるほどの酷い奴キャラでしたね)。ただ、それでもやはりそういう困難なものを乗り越えていこうとする、そういう強い意志、気概のようなものを感じます。誰かが絶対悪とかいうわけではなく、立場によってみんなそういう風になってしまうという、そういう人間の性を描いてるし、これだけ本気度のあるアクションも見せてくれるし、意気込みは存分に伝わりましたよ。
[DVD(字幕)] 8点(2012-07-08 01:01:08)
35.  マン・ハンティング リデンプション(OV) 《ネタバレ》 
これ、シリーズものだったんですね。初めて観たので、「なんじゃこりゃ?」て感じで世界観を認識するのに時間かかっちゃいました。なんだかしらんけど、画質が凄く悪いですよね。コマ数も落としてるみたいだし。長々とした台詞や、ショボい殺陣シーンなんかも、たぶんこういう映画観る人はそういうの期待していないのでは?もっとエロを前面に押し出したほうがまだ清くていいと思う。それにしても、主演の男性二人がふかわりょうと弾丸ジャッキーの人に見えて仕方がなかった(笑)。
[DVD(邦画)] 1点(2012-04-20 16:57:43)
36.  マージン・コール 《ネタバレ》 
金融危機前夜の24時間を描いた作品。 ウォール街映画だと、最近では「ウォールストリート」がありましたが、 正直、こちらのほうがよほど見る価値ありますよ。 地味ですが、あの金融危機の裏でどういう風に当事者が動いたのか、 それを想像するきっかけになります。演じてる人たちも、いかにも金融マンっぽい風貌で リアリティがある。ものすごく高給だけど、すごくストレスフルな環境ですな。 このままいくと自分たちが破綻するけれど、その前に顔見知りに全部売ってしまえという作戦で 切り抜けようとする。会社のトップのおっさんが、「人類は、こういうことを定期的に起こしてるんだ」 みたいに達観して優雅にフレンチを食ってるのが印象深かった。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 12:02:56)(良:1票)
37.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
これはなかなかいい映画だったと思います。1960年代後半から70年代前半の世界が、衣装や小道具、そしてフィルムの古めかしい質感などによって見事なまでに再現されている。その当時の空気感や匂いまで伝わってきそうなリアルさに思わず惹き込まれました。学生運動にいては、知識としては知っていても、私が生まれる前の出来事なので、実態としていまいちピンとこないというか、理解出来ないところがあったのですが、そんな自分にとってはとても興味深く、面白く鑑賞出来ました。結局のところ、「若かった」の一言に尽きますね。全共闘世代は人数も多く高度成長の時代であったし、当時の世界情勢と相まってあの運動が繰り広げられていたのでしょう。梅山の行動の一つ一つが、大いなる理想以前に、ただ単に幼いだけでしかなかったことを端的に表現している。熱中の対象として、音楽の後にたまたま転がっていた学生運動に乗っかっただけ、みたいな。そんな彼の軽いノリと、実際に自衛隊員を生々しく殺してしまうその落差が恐ろしい。共産主義は結局のところ、現実より観念を優先したが故に崩壊したわけだが、この自称活動家もやはり現実をしかと捉えるにはまだ若過ぎたのだろうか。そしてまた記者の沢田も若さ故の過ちを犯してしまう。ジャーナリストは事実を伝えるのが仕事だが、彼は梅山を「信じたかった」。その心自体に罪はなく、ピュアであるが故に尚の事ラストの涙は切ないのである。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-29 19:28:17)(良:1票)
38.  マザーズデイ(2010) 《ネタバレ》 
ツタヤだけでしか借りられないそうで、これまで同様の触込みの作品にはハズレものが多かっただけにそんなに期待はしてなかったのですが、これがどっこい、かなりの良作でしたよ。サスペンス&ホラー映画ですが、そんなに怖くはない。「ソウ」シリーズの監督なだけあって、残酷な描写もあるにはあるのですが、そういうグロシーンもむしろ控えめに抑えている印象を受けました。にもかかわらず最後まで面白く観れたのは、やっぱりバイオレンスマザーとその子供達の独特なキャラにあるのでしょう。彼らの理不尽な要求、人間を巧みに操ろうとするその振る舞い。ママにべったりの息子達と、距離を置く娘。あまりに荒唐無稽な家族なので、一歩間違えばギャグになっちゃいそうな内容だけど、そのスレスレで回避して緊張感あるストーリーに仕立て上げてます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:32:31)
39.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
北欧の神話とSFスペクタクルを掛け合わせるというのはありそうでなかったシチュエーションですね。序盤は、あまりの話の壮大さから「うぁ~、入り込めなさそう」と一抹の不安を持ちましたが、主人公が地球にやってきて変なホームレスだと思われる展開から俄然面白くなりましたね(笑)。最近のアクション映画はみんな死んじゃう展開が多いので、浅野忠信もいつ死んじゃうのかな~なんて思ってたけど最後まで生きてたし、ロキ以外は、みんなちゃんと生きてるってところがなんだか逆にほっとしましたね。「虹の橋」とか、他の星にワープするときの映像とか、とっても綺麗だったのが印象的でした。ラストはソーがジェーンにまた出会って終わるのかと思いきや、出会わずに「ジェーンがソーを捜してる」で終わるってところも個人的には好感持てましたねぇ。おいらもソーに習って、これから女性を口説くときは手の甲にキスをするようにしよう(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-25 19:11:14)(笑:1票)
40.  マチェーテ 《ネタバレ》 
「グラインドハウス」の中で上映された架空の映画の予告編「マチェーテ」を、そのまま長編映画化したという本作。オープニングのカッコよさにもしびれるが、なにより殺戮シーンの馬鹿馬鹿しさには思わず吹き出してしまう。マチェーテがナタを手にすれば、面白いように首が転がる。そして、ふいに現れる女の裸。このノリと展開は嫌いではない。ロドリゲス&タランティーノでなければ生み出せない世界観。個人的には、敵の腹をかっ割いて、その腸を使って逃げ出すシーンが最高だった。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-07 10:25:38)(良:1票)
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