1. ミッション・ワイルド
《ネタバレ》 19世紀のアメリカ西部が舞台。婚期を逃して人生に迷いつつも、農業に精を出して逞しく生き抜こうとする女性と、初老のはみ出し者との交流が、ロードムービーとして描かれる。この時代、田舎の開拓地で女性が生きることの過酷さが伝わる。陰鬱とした雰囲気の中に、ヒラリー・スワンクとトミー・リー・ジョーンズの巧さが光る、味わい深い作品である。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-29 08:39:57) |
2. ミスター・ガラス
《ネタバレ》 19年の時を経て「アンブレイカブル」を完結に導く、シャマランらしい作品。コミックのスーパーヒーローは実在するのか、という1点のみに絞っていて少々中だるみもあるが、最後にはきっちり伏線を回収してくれる。オオサカビルでの対決を見たかった気もするが、敢えてそういった展開にもっていかずに、最近のヒーロー映画と一線を画すところが好感。イライジャとダンの絡みがもっと見たかった。 [映画館(字幕)] 5点(2019-02-12 17:03:01) |
3. ミッドナイト・スペシャル
《ネタバレ》 サスペンスから始まり、家族愛を絡めて、未知との遭遇になっていく奇妙な展開。見せ方がうまい、かつ役者が揃っているのでそれなりに楽しめる。しかし、同監督の「テイク・シェルター」や「MUD」のような純粋な感動は得られなかった。SF的な展開が映像化されると、チープさを感じるからだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-06 22:14:08) |
4. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 今作のストーリーはあまり練られていないように感じる。裏切りと騙しの多様が続くが、辻褄の合わない箇所が目立ったり、伏線の回収が不十分でモヤッとする。今回はなんといってもアクションが見所。特にカメラワークは一見の価値があり、車やヘリを使ったレースシーンは技術の高さに目を見張る。なんとなく気になったのは、護送車の車列を崩すシーンや、緊張感を盛り上げるサウンドなど、ダークナイトに影響を受けたと思われるシークエンスが多いところ。加えて、トム・クルーズお決まりの上半身裸シーンはなかった気がする。 [映画館(字幕)] 7点(2018-09-02 22:19:43) |
5. Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
《ネタバレ》 イアン・マッケランの存在が全て。物覚えが悪くなり、過去の記憶が薄れたホームズが、最後の事件を振り返る。とはいえ、物語の中心は人生の終盤に差し掛かった老人が子供や未亡人と触れ合う人間ドラマだ。日本に行くエピソードなど、さほど重要と思えない逸話も盛り込まれるものの、田舎の風景の美しさも合わさって心地よい感動が得られる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-13 17:02:41) |
6. ミケランジェロ・プロジェクト
《ネタバレ》 第二次世界大戦末期、ナチスの収集した美術品の奪還作戦に賭けた文化人たちの姿を寓話的に描いている。戦争を背景にしながら、深刻になりすぎないタッチで撮るのは難しいのか、今作もテーマが統一されていない中途半端さがある。一方、豪華な俳優陣を迎えて、ユーモアと緊迫感にほろっとさせる場面を一定に織り込んだ演出は、飽きることなく楽しめる作りになっている。 [DVD(字幕)] 5点(2016-07-21 09:42:51) |
7. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 4作目より好きです。C・マッカリーは脚本も書いているだけあって、M:Iの世界観を自分のモノにしています。派手すぎない堅実なアクション演出が、アクまで生身のアクションにこだわるトム・クルーズの意図とマッチしている感じ。スパイ映画ならではの二転三転する展開も、複雑すぎないギリギリの範囲におさえています。元ジャック・ライアンのA・ボールドウィンがおいしいところもっていくのもニヤリ。 [映画館(字幕)] 7点(2015-08-15 21:50:31) |
8. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 物語は、主人公が“SourceSode”のプロジェクトに選ばれたり、2ヶ月間の記憶がなかったりする理由が明かされないまま進む。しかし、これらの謎は映画中盤であっさりと明らかにされる。後半は、残された時間の中でどう父と和解するかなどに焦点が移り、肝心のテロ犯人は随分あっさり逮捕されてしまう。この辺りの話の転換があまりうまくいってない気がした。前半のアップテンポのサスペンス劇から急にドラマへと移るが、どうも自分にはこれが肩透かしに感じた。同監督の「月に囚われた男」でもサスペンスからドラマ部分へ話が転換していくが、この前作では映画の前半にしっかりと主人公の感情面が描かれていたため、ラストの感動へとつながっていた。今作の方が題材はおもしろかっただけに、少々残念。 [映画館(字幕)] 7点(2011-10-30 16:15:49)(良:1票) |
9. ミックマック
《ネタバレ》 変わった仲間たちが助け合って大企業に立ち向かい、ピンチ中で恋が芽生える。派手さはないけど、頭が良くておかしな復讐劇に魅了されました。いがみ合う企業の社長たちを覆面して拉致し、鳴り物を鳴らして中東に連れて行ったように見せかけるラスト。分かってはいるけど気持ちのいい爽快感がありました。凝りに凝ったセットも映画の魅力で、「ヘンテコだけどこんな楽しいこんな映画を見たよ」と人に伝えたくなる映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-16 23:49:36)(良:1票) |
10. ミスト
《ネタバレ》 あまりに悲痛なラストですが、そこに至るまでの伏線が丁寧に描かれていたので違和感はありませんでした。息子との約束、スーパー内で霧に囲まれていて分からない外の状況、極限状態での人間同士の対立……しっかりとしたドラマに目が離せませんでした。様々な異世界のクリーチャーも、中盤から違和感がなくなり幻想的なものに感じました。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-15 21:50:46) |
11. ミッドナイト・ラン
大好きな映画です。十数回目の鑑賞。そのうち多くは、テレ朝系の日本語吹替え版で馴染んでいるので、DVDの字幕で見ると少し違和感がありました。本編はもちろん、テレビの日本語吹替え版もすばらしいので、是非DVDに入れてもらいたいですね。 [DVD(字幕)] 10点(2007-10-23 15:42:34) |