1. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 間違いなくシリーズの、いやスパイ映画の、いやいや娯楽映画の最高峰。 これほどまでに娯楽という言葉に命を懸けた映画が昨今あっただろうか。 本格的な作戦開始を告げる怒涛のHALO降下を皮切りに、死ぬ気満々の超絶シーンのつるべ打ち。 おっさんを気絶させるだけのミッションかと思ったら、トムとヘンリー・カヴィルの変則タッグを圧倒する謎のアジア人は強さの何たることか。ファイトシーンも熾烈で良い!ヘンリー・カヴィルのヒゲ騒動も納得(?)である。 (カヴィルは本作撮影中に「ジャスティス・リーグ」再撮影の要請を受けたが、髭剃りの許しが出なかったので、CGでスーパーマンのヒゲを消すハメになった) 続くパリのバイクチェイスシーンは、一バイク乗りとして「頼むからトムを止めてくれぇ!」と身を乗り出して、冷や汗をかく僕をしり目に、凱旋門の環状道路をひょうひょうと逆走しちゃうトム。ってやっぱり事故ってんじゃねぇか! クライマックスのヘリを駆っての追いかけっこなんてもうどういう事なんですか、トムは死なないの?大丈夫なの? 容赦ないヘンリー・カヴィルとの死闘死闘死闘。 やってることが凄すぎて、ラストのロッククライミングに至っては造作ない通常業務に見えてきてしまうもんだから苦笑い。 「リアルに見えるのはそれが本物だからさ」と豪語するトムの通り、今回もトムがやりたかったチャレンジ企画が目白押しで飽きさせない。 前回から登板したマッカリーの手腕も見逃せない。 「アウトロー」から続いてのクラシックで渋めの演出が心地良い。 トムのアクションを除けば、描かれるのはチームプレーと裏切りの物語。この作品はとても古風なスパイサスペンスとしても楽しめるのだ。 アクションシーンをストーリーを添えて描く手法も、この監督のいいところ。 例えば護送車を襲うイメージの後で、今度はその護送車群が集結する様を描写することでスリルが格段に増している。 こういったマッカリーの好演出のおかげで、トム一辺倒のアクションの羅列になっていない。だからスリリングで、ときに感情的で面白い。 監督も俳優も音楽も撮影も、この映画に関わる全ての人が、そしてトムが。 金曜夜に、仕事終わりでヘトヘトになった僕を。 会員価格1000円で友達とノコノコ劇場に来た僕を、全力で楽しませようとしているではないか。 今、僕は間違いなく最高の映画を観ているっ!!!!そんな満足感。これぞ娯楽映画。 鑑賞後も友達との会話が盛り上がること。盛り上がりすぎて、帰り道でトムの真似して背中を負傷。これぞミッション・インポッシブル。 ありがとうトム!くれぐれもお体にお気を付けください。 [映画館(字幕)] 9点(2018-08-09 18:34:54) |
2. ミラーズ(2008)
《ネタバレ》 ホラー映画は観ようとは思わないけどポーラ・パットンとエイミー・スマートの美人女優二人がでてるので観にいったら結構怖かった。鏡って最も身近にある神秘的な題材だから恐怖も一層リアルに感じられた。オリジナルは未見だがこのジャック・バウアー版ではシリアス路線からラストは一変し、サービス度満点(主人公が完璧にジャック化するのも含めて)のアクション&スペクタクルと、ハリウッドらしいおなかいっぱいの映画になっている。ジャックがただただ家の鏡にペンキを塗る地味な映画ではないのだという、いかにもハリウッドライクな作品だ。ところで、最初にキーファーが出てきたところで映画館のどこからか「ジャック・・・。」という呟きが聞こえてきた。自分もキーファーが銃を出してからはジャックに見えて仕方がなかった。ラストシーンのOPEN24HOURではちょっと笑った。 [映画館(字幕)] 6点(2009-01-03 17:09:40) |
3. ミスト
《ネタバレ》 予告編から「霧たちこめるだけでどうやって2時間以上話をもたせる気なんだ?」と思ってたら虫やら糸やら触手やらが出てきてクローバーフィールド状態であせった。クローバーフィールドとまではいかないが序盤からカットが長く臨場感やシンクロ感を盛り上げる演出が巧く十分機能していた。しかしなんといっても突然極限の絶望感に放り込まれた人々のドラマがこの映画の面白いところだったと思う。狂信者を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンの存在が秀逸で、危ないのは異次元から来た奴等だけでなく人間の精神もそうであると感じた。仲間において行かれ、仲間となるはずの人間から殺された軍人がその結末である。色々な意見もあると思うが、ラストは凄まじいものとなっている。スーパーからの脱出に成功し希望を得た一団だが超巨大生物との遭遇やガス欠から死を余儀なくされる究極の絶望を味わい、一転し軍隊の攻撃によって霧は晴れる。知人だけでなく守ると約束した息子まで殺すしかなかった主人公にとって霧が晴れる事は死よりもつらい経験となり非常にやるせない気もする衝撃的な終焉だった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-17 21:37:07) |
4. M:i:III
《ネタバレ》 またも監督が交代した事がよかったのではないか。1のサスペンスと2のアクションを調和させバランスの良い仕上がりになっている。背信者の存在、爆弾のタイムリミットなど緊迫間のある展開にド派手なアクションが加わり娯楽作品としては非常に満足ができる。P・S・ホフマンが演じた敵役も存在感があってよかった。それにしてもトムは最高にかっこいいね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-03-11 08:57:14) |
5. M:I-2
《ネタバレ》 監督が交代してスケールがかなり大きくなった。そしてジャンルがスパイ映画からトムのアクション映画に変わった。トムは最高にかっこいい。サングラスを投げるトム、バイクに乗るトム、タンディ・ニュートンと絡むトム、ダグレイ・スコットやリチャード・ロクスバーグが変装したトム、格闘するトム、砂浜から銃をヒョイってやるトム・・・。トムは最高にクールだ!それだけ!!ちなみに僕も偉大なトム先生のサドルに乗らないバイク走行の真似事をレッツ4パレットというスクーターでやってみたが彼の偉業を真似した先輩達同様に玉砕された。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-11 08:46:00)(笑:1票) |
6. ミッション:インポッシブル
《ネタバレ》 誰が味方で誰が敵なのか分からない二転三転する展開に加え、緊張感のあるスパイアクションのチームプレーを堪能できる。デ・パルマの演出も勿論素晴らしい。随所でサスペンスを盛り上げている。イーサンの宙吊りシーンでは汗にナイフにジャン・レノにハラハラさせられた。ジャン・レノ演じるクリーガーは裏切っていたわけだけどクシャミしたりネズミに驚いたりとヘリの操縦以外に役立っていた印象がなかった。テーマ曲はやっぱりかっこいい。トム・クルーズもはまり役でクール。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-01 20:36:37) |