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1.  名探偵コナン 黒鉄の魚影 《ネタバレ》 
今回は私の好きな少年探偵団たちの活躍はないのが寂しいが、組織と灰原(とコナン)の正体に迫る割とシリアスな物語だから、その方が良かったのかもしれない。 歳をとっても安定できる顔認証システムというのが、コナン(灰原)にとって致命的な障害になる話で、今回は灰原哀の正体がバレて彼女が攫われる。面白い展開。灰原哀が攫われるシーンでの僕らのお姉ちゃん・毛利蘭の活躍もスゴ楽しい。黒の組織の連中と互角に渡り合う蘭姉ちゃん、カッコよすぎ! 絶望的な「潜水艦の中に拉致」という状況は、流石に多くの協力者がいないと何ともならなくて、若干ご都合的にも思えるが、外に出てからの救出時の呼吸器のやり取りからの、最後の「返したわよ、あなたの唇」の展開にはちょっと涙した。 ここんところのコナン映画の中では、かなり良い部類だと思った。  ただなぁ、最後に正体を明かすあの人、何のためにそんな事したん?
[映画館(邦画)] 8点(2023-04-16 16:06:36)
2.  メッセンジャー(1999) 《ネタバレ》 
 かつて23区以内なら、大抵のところは自転車で行っていた自転車乗りの自分としては、大変痛快で面白い映画であった。  公開当時、銀座に自転車で映画を見に行く人はあまりいなかったと思うが、これの公開後に俄かに自転車が増えた。メッセンジャー効果なのかなぁと思っていた。  そんなことを思い出しながら、見た。   バイク便側は、ハッキリと「悪役」の性格付けがされており、自転車便が勝利するストーリーが単純だがキモチイイ。  金とブランドに物言わせてた女が、バブル崩壊後に金と機械に物言わせてる連中に決別して、カラダ一つで勝利するという、実に望ましいストーリーだ。  実際にこういう仕事は、肉体的経済的にかなりキツイものだと思うが、明るくさわやかなテイストで描かれており、ちょっとやってみたいかも、なんて思わせる魅力が表現されていた。   そして、飯島直子の決意を表現している、スカートビリッがたまりません。   ちなみに、あの近道で実際に頭ぶつけると、しばらく起き上がれないほど痛い、という事を知っている人は結構いるんじゃないだろうか?
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-26 01:17:17)
3.  メカニック(1972) 《ネタバレ》 
 冒頭の暗殺で、色々な仕掛けを講じるんだけど、最終的に銃弾を撃ち込むのがちょっと暴力的で興ざめである。同様に、途中で組織に裏切られてからの攻防が突然、力業的になって今まで期待した用意周到な殺人組織というイメージがブチ壊しになった。  殺した相手の息子を相棒に選び育てるというのは、ありがちだが最後に「以て瞑す」るんだろうなぁなんて思ってたら、そこのところあんまりタメもなくあっさりやられた感じが寂しい。その後の車爆発シーンで、そんなの分かってたという顛末で少し救われた感じ。でも彼は復讐のためではなく、「組織の自己防衛」の為に死んだ事をその時知って、どう思ったのだろう?仕方ないと思えたのだろうか?
[DVD(字幕)] 7点(2018-06-02 18:43:36)
4.  メリー・ポピンズ 《ネタバレ》 
 スプーン1杯の砂糖が苦い薬を美味しくするとか、絵の中の楽しみを知るところとか、とにかく示唆に富んでいて面白い。   原作を読んでみると、メリーポピンズというキャラクタと大枠を借りてはいるが、私の好きな『2ペンスを鳩に』以降、子どもと銀行の件がほぼオリジナルであることが分かり、それが意外だった。   だが『2ペンスー』はまだしも、銀行頭取が子供の小銭を毟り取るという部分が、そこだけ随分と異質に感じる。この部分は、メリー・ポピンズが殆どタッチしていず、ちょっと風刺に過ぎるというか、描写が意地悪すぎる感(実際に子供からの返還要求を無視したら取り付け騒ぎが起こるのは当たり前で、事件は自業自得だ)がある。が、このへんの改変とその後の顛末が『ウォルト・ディズニーの約束』を観てみると(そして、それを信じるならば)、なるほど銀行を追われたお父さんの人格と名誉を、そうフォローしたかと思わせるのも、今見ると面白い。   ただし、煙突掃除夫のダンスシーンはもうちょっと削ってもいいんじゃないか?とも思った。  
[DVD(字幕)] 7点(2014-09-12 15:36:57)
5.  名探偵コナン 緋色の弾丸 《ネタバレ》 
もう原作もTV版も見なくなって久しい。だから赤井秀一の家族などと言われて腰が抜けそうになった。本作ではそういう人の為にか、とりあえず説明はあるのだが。小さくなったお母さんが何を狙っている人なのか、なぜ妹には「知らぬ人」なのか、よく分からん。 何より「名探偵コナン」という物語が、赤井秀一(ホントはそのファン?)のせいで世界の違うモノになってしまった感じがする。確か60巻くらいまで読んでいたはずの原作では、本格推理にラブコメ的な要素をもったミステリ作品だったはずで、さすが「コナン」の名を冠していると思っていた。稀代の名探偵が荒唐無稽な物語に駆り出される感がなんとも「江戸川」的でそれはそれで納得するしかないのか。 本作で気になったのは、ことの発端の事件の本当の動機がよく分からないこと。WSG(オリンピックって言葉が使えなかったんだな)商業化へのアンチテーゼということだが、人質解放と撃ち殺しの差は何だったのか?今回の事件を大きくするための方便みたいに見える。 さてもう一つ、劇中でこの赤井秀一がとんでもない射撃をするのだが、いくら空気抵抗がなくたって、重力の影響はないのかとか、軌道が曲がってないのかとか、列車の中で急速に弾丸が影響されるんじゃ?とかイロイロと納得しにくい。 さて、その後の止まらない列車のスペクタクルだが、もう何でも許すしかないがコナン君、先頭でボール膨らまさないほうが安全だったのでは?アレのおかげで列車グッチャグチャに脱線したでしょ。
[映画館(邦画)] 6点(2021-08-23 13:38:51)
6.  メリー・ポピンズ リターンズ 《ネタバレ》 
やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28)
7.  名探偵コナン ゼロの執行人 《ネタバレ》 
実は劇場で見た時には良く分かんなくて、DVDになるのを待っていたが、もう一回見ても公安警察と公安検察の違いなどよく分からない。だが、どちらも自分の属する組織の都合で民間人を平気で犠牲にする腐った連中だという事は分かった。こういう組織が必要だという事は、それらのない普通の警察と検察の制度では、社会制度がちゃんと機能しないという事で、少年少女たちに見せる物語としてはいかがなものかと考えちゃったりもする。 そう考えると、我らの少年探偵団たちが、ドローンで日本を救うのは良い展開で、「君らがこの国を守るのだ」と言う阿笠博士のセリフは泣かせる。 それにしても今回は安室さんのカーアクションが狂気じみていて、その時の表情の描写も凄い。そこもムチャだが、コナンが例のボールとシューズでカプセルを狙い撃ちするのには唖然。NAZUからデータまで貰ってやっと爆弾に近寄ったのに、その苦労が台無しじゃん。
[DVD(邦画)] 6点(2018-10-04 18:54:37)(良:1票)
8.  名探偵コナン 業火の向日葵 《ネタバレ》 
 基本的に怪盗キッドが活躍する話は好きである。というか怪盗キッドそのものが好きだ。TVアニメが終わってしまったのは残念至極。   さて、ここ数年の劇場版コナンの、リアリティもなく呆気にとられるだけの超人的なアクションが無く、その無敵っぷりがない分、最後の脱出できるかどうかという部分に説得力を与えているのが良い。その代わり、超人的なアクションは怪盗キッドが見せるが、彼の場合にはそれが不思議でもないキャラで、尚且つ本作程度のことは出来そうな範疇なので、これまたOK。   今回の事件は、真犯人の動機がとてもじゃないが納得出来ない、という点を除けば、変にややこしくなくて悪くない感じ。途中で過去の殺人犯が現れるが、その話はいらなかったと思う。その分、芦屋のお嬢様のその後に心砕いた男の話を、現在のお嬢様と絡めて見たかった気はする。彼は向こうでは重要な登場人物なんだし。   それにしても絵一枚に360億円というのもスゴイが、それを見せるために作った施設は何百億かかるんだ?3000人ポッチの入場者のために。なんて考えてはいけないのは、わかっているのだが…。  それと、冒頭のいつもの説明で、コナンの正体について知っている人にキッドが含まれているようだが、そんな顛末があったっけ?あ、もう一人の怪盗さんも知ってるんだよね。
[映画館(邦画)] 6点(2015-04-21 09:41:05)
9.  メリダとおそろしの森 《ネタバレ》 
 基本的なストーリーはおとぎ話にありがちなもの。   運命は「変えられる」って話が、魔法で変わってしまった姿を「元に戻そう」とする話なのは、ちょっと皮肉。ま、変えすぎちゃったって事か…。  モルデューに襲われるメリダの前に、すっくと立ちはだかって娘を守ろうとした王女にはちょっと感動させられるが、運命がらみの話としては、そこでクマとなる運命を受け入れる、王女の決意なんか見せてくれても良かったと思う。   途中で三つの国の人たちを感動させたメリダの演説は、物語の最後にあった方が良いような気もする。「運命は自分で切り開くのだ。このように」というように。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-02 02:56:54)
10.  名探偵コナン 絶海の探偵 《ネタバレ》 
 公開前の情報を見て、少年漫画映画に軍関係を持ってくるのが、イヤで心配だった。実際見てみたら、まあ心配するほど軍国的ではなかったけど。  そういう意味では、劇中で描かれる、「海自も海保も警察も、事件を解明したい気持ちは同じなのだ」という倫理観は、子供向け映画としては一安心だ。    多分、海上自衛隊の協力を得ているため、船に極端な事(沈没しかかるとか、艦の施設が吹き飛ばされるとか)をさせられなかったのだろう、今まであった「大参事」級のスペクタクルは無く、それが却って嘘くさくなくて、私には好感度高かった。  しかし、国家機密の塊のようなイージス艦の機密感が、見ているうちにどんどん薄れて、コナンがいつもの要領で勝手に動き回るのは、御愛嬌で済むのか。衛星通信の件といい、彼はどうも目的のために手段を正当化する癖がある。   最後の蘭ちゃんの捜索について、ほぼ間違いなく腕にあるであろう時計の信号よりも、波に流される名刺を追えっていうコナンの考えは、ちょっと納得できない気がした。それに数も多すぎだ。致命的に痛いのは、おっちゃんが取り出した時の「輝き感」が無さすぎる描写。「あ、あれ鏡面素材なんだ」とあの時分かった。伏線はちゃんと張らないと。
[映画館(邦画)] 6点(2013-04-22 19:18:53)
11.  明治天皇と日露大戦争 《ネタバレ》 
 タイトルがイメージさせるほど、軍国主義的な内容には思えない。いや、たしかに軍国なのだが、それが真実であるか否かは別として、不当に好戦的なわけではない。世界中が植民地主義のこの時代の国の方針を、現代の倫理で断罪するのは、公正な視点とはいえないし。だからそういった意味で、この映画に不満はない。かえって明治天皇の性格が、良い人すぎるのでは、とも思う。  だが、戦争に勝利して国民が浮かれて、お祭り騒ぎをしているシーンで終わるこの映画の、最後のナレーションが「今こそ我らは日本民族の誇りと力を合わせて、今後の世界平和の発展に貢献すべきであろう。」というのは、さすがにこじつけが過ぎるような気もする。が、敗戦から十年ほどしか経っていない国と国民の、偽らざる思いなのだと考えておく事にする。 
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-28 18:59:10)
12.  名探偵コナン 異次元の狙撃手 《ネタバレ》 
 つらつらと思ったことなど。  ・冒頭のアクションシーンで「キック力増強シューズ」がすごい働きを見せるのだが、それが最後の伏線になってるとは。まあ、シューズはいいとして、花火ボールは普通に仕込んでるのはナシだろうなあ。 ・ガラス越しの狙撃モノでいつも思うんだが、ガラスの影響による弾道の変化がまるで考慮されないのは、なんだかなあ、って感じ。ましてや、あのツリーの展望台のガラスは、そんじょそこらの窓ガラスとはワケが違うはずだし。あんな精密射撃はムリだろう。 ・いつもの黒い人表現、今まで「こっそり」何かをしているのを表すのに使われていて、まあそれなりに様になっていたが、今回それをコナンが見ているというシーンがあって、それも違和感。   あとは、いつもの様にコナンは超人で、しかもハタメイワクなスケボーチェイスで交通事故を引き起こしてるし、蘭ちゃんは相変わらず弾に当たらずにSEALs相手に強いし、謎の真相に必然性がない(あんな図形気付く奴いるかよ)し・・・。つまり、いつもどおりの劇場版コナン。
[DVD(邦画)] 5点(2014-10-09 00:37:39)
13.  名探偵コナン 天空の難破船 《ネタバレ》 
 まあ、確かにコナンが飛行船から捨てられるところ、驚き焦りました。キッドが乗っていてよかった。  それ以外では、たかが仏像を盗むという目的にしては、やることが大げさすぎて驚く。誰も彼もが町から逃げ出すという描写も現実離れ(まあ、マンガなんだけど)し過ぎで、呆れる。もっと凄惨な死にざまを映像で流して、確実にどこそこに落ちそうだと地上の人に思わせないと、ああはならない気がするのだが。  だがまあ、まあそういったコケオドシ的な仕掛けが『劇場版コナン』という事は、公開時観た時にはまだ納得できかねた。いまはもう、
[DVD(邦画)] 4点(2020-08-16 15:39:17)
14.  名探偵コナン 11人目のストライカー 《ネタバレ》 
 今作だけの事ではないのだが、最近のアニメーションはコンピュータの導入が進んでいて、人間の動き以外の動きは、運動計算に基いて、かなりリアルな動画となっている。自動車の止まる時の、サスペンションの揺れ戻しなんか、顕著な例である。ところが、そういうのと、人間たちの動きが、絶望的に合っていない。物体だけリアルに動いて、人間だけリミテッドアニメの動きというのはとても気持ち悪い。絵柄もそうだが、動きだって、全体の統一感が大事なのではないだろうか?  それと、いつもの真っ黒描写で描いていた、犯人の犯行準備を行なっていた場面。わざと古いフィルム的な効果を出していたのは、一体何故なのだ?ひょっとして、暗所の好感度撮影時のノイズを表現したのかな?それにしちゃあ、フィルム特有の盾傷も描かれていたし。時期的には現在の犯行を描いている場面なので、意味がわからん。  まあ、それはともかく、相変わらず、壮大な事象を起こす割には、犯行動機がしょぼく、爆弾の入手や物量など非現実で、そのご都合主義には、呆れ返る。推理モノって、そういう所があまいと途端に白けちゃうものなんだが。  ところで『戦慄の楽譜』の時にも感じたのだが、派手な部分は別として、事件のコアな部分がどうも、東映系刑事ドラマで見たことある感じなのだ。何だったか思い出せないが、今回のも、急病の子供を乗せた救急車が、渋滞的なものに阻まれて、それを恨んだ犯行、というドラマを思い出す。字にしてみると、似ているどころではない。これは、かなり問題だと思うのだが、どうだろう。
[DVD(邦画)] 4点(2012-10-19 01:54:04)
15.  名探偵コナン 漆黒の追跡者 《ネタバレ》 
 水谷さんが喋った瞬間、おなじみになった小学生ファン声優体験の、大人版もやってるのか?と思ったら、DAIGOかよ。も少し、考えろよ。…でも、よく考えたら、声優演技ってのの、不自然性の裏返しかもしれないなあ。現実ではなかなか無い、大げさな抑揚、アニメ的演技を嫌っているらしい代表が、御大宮崎駿だとすると、彼ですら成功しないこの問題の勝利は、かなり難しいって事だな。  ところで、この映画は細かいとこイロイロと、描写しているのだが、それが映画館で一度見ただけでは判りにくい。例えば、ベルモット妙にコナンにやさしいな、と思ってると、最後に「なるほどベルモットが惚れるわけだ」なんて、言ってるし。あるいは、サスペンダーが100mまで伸びるのは、東京タワーの2つの展望台の高さの差みたいだが(但しデジタルアンテナ部分はもっと高いから、アレは無理だけど)、目盛りの描写が見難くいし。また、アイリッシュが撃たれた時に、SDカードも一緒に撃たれて壊れた描写も見難い。子供向けには、こういったところをもっと判りやすく描写するべきだと思う。あ、蘭ちゃんの「拳銃よけ」も「相手の動きを読んだ」事がもっと判る演出をするべきだ。  コナンは推理モノというくくりだけど、「本格」ではないので、別に良いんだけど、それにしても事件について、考える余地があまりなく、コナンを追っかけてるうちに、ヒントが次々出てきて、解決まで一直線って感じなのが、残念。  基本的に「謎解き」と黒の組織のような「ハードボイルド」の、合わなさが、この「名探偵コナン」という物語の一番の弱点じゃないかと思う。 
[地上波(邦画)] 3点(2011-11-26 07:52:57)
16.  名探偵コナン 戦慄の楽譜 《ネタバレ》 
創作物の中の名探偵には大きく分けて二種類いる。ホームズや、明智小五郎のように非の打ち所のない活躍をする人と、金田一耕助にみられるように、事件の後を追っかけ追っかけ、何とか解決する人。後者の探偵は途中までは犯人に遅れを取るが、何とか最悪の事態を防ぐのが普通。コナンくんは実質的には後者なのに態度やイキガリ方が前者で、しかもそれが小学生って所が、コシャクで笑っちゃう所なんだよなあ。小学生に「消せねえよ、心を熱くするこの歌声だけは」なんて言われてもなあ。「帰ってションベンして寝ろ!」って言うでしょ。フツー。 さて、今回の事件の犯行動機は、普通に復讐だけのほうがしっくり来る。調律師を引退させるための方便みたいな話は、「友情」というテーマに話を絡めるためなんだろうけど、そもそもこの二人の友情描写がほとんど無いので、まったく効いてこない。これなら似たような話の「相棒3 15話」の方がまだそれらしい。 何本も柱が爆破されているのに、正面から入って中の人を救出できない理由は、劇場で観た時には何か説明があった気がするんだが、それもどうよ?って感じ。 それと、24本の柱が、22本も爆破されたら、普通もう屋根崩れちゃうんじゃないか?
[地上波(邦画)] 3点(2011-08-25 03:54:20)(良:1票)
17.  名探偵コナン 沈黙の15分 《ネタバレ》 
劇中でもツッコまれていたが、やっぱり渡部陽一さんのしゃべりは、違和感ありまくりでした。刑事の顔も本人を意識したデザインだったが、その前に顔を思い浮かべてしまう。アニメーションとしてはどうなのか。ここまでして、キャスティングする必要はないと思う。さて、最初の「スペクタル」には、凄いというより、んなバカな、という印象。あれだけ無茶して反対車線を逆走すると、絶対事故おこしてる奴もいるだろうに。 それは置いといて。 基本的なミステリの部分に、全く興味がわかない。冒頭あまりにも派手なのとのギャップなのか。毎回毎回、非現実なほどの派手なシチュエーションに慣れてしまっているのか。でも特に雪原で死んだ人が何故あそこにいるのか、という不思議さが、全く分からない。車走ってた道を使ったほうが良い説明を、セリフじゃなく(アニメーションなんだから)視覚で説得するべきだ。それにしてもこのアニメーションは、「たったそれだけのことで」あんまりにもやることが残虐な犯人が多すぎるよな。前作は仏像盗むために、ウイルスパニックを起こして、町からすべての人を非難させたし、今回は潜って探しゃいいだけなのに、地下鉄脱線させ、高速道路破壊し、ダムを決壊させて、村一つを水で押し流そうとするって。 また、コナンもコナンで小学生のくせに(いや、高校生だとしても、だ)、いくら洪水を止める為とはいえ、勝手に雪崩を起こして、二次被害が出てたらどうするんだよ? そのあまりにメチャクチャなスペクタルと、事件と謎のつまらなさが、名探偵コナンをもう別作品のようにしてしまっていると思う。 少し、地に足の着いた、というか地道に推理ものとしての、原点回帰が必要なのではないかな? 
[映画館(邦画)] 3点(2011-05-01 03:24:31)
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