1. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 一見よく練られた秀逸なシナリオに思える…が、根本的に考えてみると、奴がカイザー・ソゼだったのならば、何が悲しくてあんな回りくどいコトをせにゃならんのか結局サッパリ分からない。顔も警察に思いっ切りバレてますがな、ソゼさんよ。大体、奴は警察でも毎度お馴染みのユージュアル・サスペクツ(常連の容疑者)の一人だったんじゃないの??奴の経歴がニセって訳でもなかったみたいだし。それでも中盤までは結構グイグイ引っ張るけど、あのラストは「騙されたぁ~!」とかじゃなくて寧ろ呆れてしまった。オチが読めたとか自慢する程の映画じゃあ無いぞ。個人的にはパルミンテリの推理のまま終わった方がよっぽど面白いと思うがなぁ…。皆さん絶賛の中に悪いけど、こんなイカサマ結末(「アクロイド殺し」の例えは言い得て妙w)に高得点上げる積もりは一切無いので容赦なく5点マイナス。あ、一応前評判は完全シャットアウトの上で観たんでコメントには何の先入観も入ってないからね。念の為。 5点(2003-08-12 02:40:57)(良:3票) |
2. ゆりかごを揺らす手
女性には失礼かもしれないけど、流産しても母乳って出るモノなんですかね?ま、何にせよウチはベビーシッター雇うようなブルジョワじゃないから、この映画みたいなシチュエーションとは無縁か(^^)…。この頃はカーティス・ハンソンも未だ二流のイメージが拭えず。デモーネイの復讐、チョット回りくど過ぎ!! 5点(2003-03-10 10:16:38) |
3. 許されざる者(1992)
モロにオスカー狙いが見え透く作りに天邪鬼なオレとしては興醒めした。この年のオスカー対抗馬は「クライング・ゲーム」「ハワーズ・エンド」「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」に「ア・フュー・グッドメン」か…。演出のクオリティで言えば、J・アイヴォリーの「ハワーズ・エンド」かな、個人的には。ただカリフォルニア出身とは思えぬヨーロッパ志向がアカデミーに嫌われたみたいだね。少なくとも真にオスカーに相応しかったのが本作でないことだけは間違いない。結構くだらないマカロニとかにも出てたクセに大監督ぶって「俺だけが西部劇ってヤツを正しく理解してるのサ」とでも言わんばかりの過剰演出はNGだ!!ドン・シーゲル辺りに監督させたかったよな。 6点(2003-01-30 18:39:52) |
4. 夢を生きた男/ザ・ベーブ
おお~、無節操の鑑にして器用貧乏監督アーサー・ヒラーがこんなトコロにまで…。ジョン・グッドマンは確かに似ているが、こういう役は彼にはどうかと思うぞ。悪いが米大リーグに興味のない私にゃ全然面白くないし、感動もできない。 5点(2003-01-29 13:19:59) |
5. ユニバーサル・ソルジャー
今思えばエメリッヒが初めて認知された作品ってコトくらいかな。勿論既にハッタリ演出は全開。ドルフ・ラングレンもヴァン・ダムもハッキリ言って嫌いなんで、どっちがどうなっても別に構わなかったんだが、結局予定調和に終わるストーリー…。少しはひねれよ。「レンタル代を損したぁ~!!」と思わせるに止まらず、「エメリッヒにゃ要注意だぜ、ベイビー!」というアツイ警告をも含むアクション映画の迷作。 5点(2003-01-19 02:01:12) |