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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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1.  ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方
本作でJ・ラッシュは一体何役やったんでしょうか。声色まで変えて演ずる変化自在のカメレオン振りにはビックリです。 P・セラーズの演じた役のコピーや作品、実在のスターや監督なども登場してそっくり振りを見せてくれるのがとても楽しい。 どんな役でも自在に演じ分ける名優が、実はあまりにも役に成りきってしまうが故の悩みを持っていたなんてのが驚きです。 これで思い出すのがW・アレンの「カメレオンマン」の主人公。何にでもなれるがゆえに自分自身を失ってしまうというのはセラーズの人間像に重なって見えます。(もしかしてモデルはセラーズ?) でも自分を空っぽ(あるいは無色)にして違う人格を注ぎ込み(染まって)役に成りきる、 というのはある意味役者の究極の姿でもありましょう。それが強いあまり自己を見失って不安になったり、美女に弱く、マザコンでカッとし易い子供のように幼稚なところもあるなどといったエピソードの数々は意外な名優の素顔が見えてとても興味深いものがあります。 忍耐強く彼を支える最初の妻をエミリー・ワトソン、再婚したブリット・エクランド役をシャーリーズ・セロンが演じるのも楽しい。セロンはブロンドヘアが可愛くてちょっとB・Bのようにも見えます。 映像的にもシーンからシーンへの変化の見せ方なども凝ってて面白いと思いました。 それにしても未だに見るチャンスのない「チャンス」がますます見たくなります。    
8点(2005-03-01 23:59:15)
2.  らくだの涙 《ネタバレ》 
広大で美しいが厳しいモンゴルの大自然の中で暮す遊牧民一家の素朴な生活が淡々とした映像で綴られる。 ドキュメンタリーといっても物語上彼らが再現して演じているところもあるそうだが、どこにも作為も違和感も感じない。 舞台自体が珍しいが、質素でシンプルな遊牧民一家の日常や家畜との関わりなどがとても興味深く感慨深いものがある。 育児をしない母ラクダへの音楽療法はこの地に伝わるもので特別珍しいことではないらしい。 町から呼ばれた音楽家が馬頭琴を弾き、若いお母さんがやさしくラクダを撫でながら歌を歌って聞かせる。(このお母さんの歌がとっても上手)しばらくすると母ラクダは涙をポロンポロンとこぼしあんなに嫌がってた子供に乳を飲ませはじめる。 奇跡のような母ラクダの母性の目覚めに感動して涙が出てしまう。 家族の一員のように「良かった、良かった」とみんなで喜ぶ様子がとても暖かくて優しい。出産ストレスで子育てをしないラクダというのにビックリだが、こうした音楽療法がラクダに効くなら人間にも効果があるかも、、と思ったりする。 エンドクレジットがまた微笑ましくて嬉しくなってしまう。  
8点(2004-10-08 22:17:25)
3.  LOVERS
ワダエミの衣装やロケーションなどの色彩がとても美しい。何よりチャン・ツィーイが素晴らしくて彼女の一挙一動に終始うっとりさせられる。最初の遊郭での長い袖をたなびかせながらアクロバティックに舞う美しさは最高の見せ場だし、竹林の緑と衣装のマッチも素敵。 アクションをいろんな場面で趣向を凝らして見せるのはいいとしても、ストーリーは薄っぺらくて肝心の切ない恋物語がちっとも心に響いてこない。前述のいいところ8点、ストーリー5点といったところですが、感激度重視なので辛めの6点。
6点(2004-09-10 20:05:43)(良:1票)
4.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
終始緊張感があってぐいぐい引きつける展開は良く出来ているし、ケイト、スペイシーなどの出演者もうまい、 テーマもはっきりしてて印象的、というので良く出来た映画だと思います。 しかしそういったことはいいとして、この内容には素直にうなづけないところがあります。 この作品を作った人たちは死刑反対論者だろうと思うのですが、「冤罪で死刑になった」ということを実証するために 無実での死刑を演出するというのは極端すぎる。死刑反対論にしても冤罪はまた別問題でしょう。 コンスタンスは余命のない命を捨て、ゲイルは自らの責任で破綻した生活にやけになったように命を投げ出す。 被害者の自作自演という奇天烈で手の込んだ計画の真相を、ビッツィはなぜかあっさり見破ってしまうし、、 死刑反対演説で「犯罪者の人権を尊重せよ」とは言っても、被害者の人権が侵されたことには言及しません。 でもまぁ舞台は死刑の多いというテキサス州だし、日本とはまた切実さが違うのかもしれません。 いずれにせよ内容が衝撃的なだけに非常にインパクトの強い作品でした。   
7点(2004-07-30 21:36:00)
5.  ラ・マンチャの男
絶賛する皆様の続く中で書きづらいのですが正直な感想を書きます。舞台の幸四郎版ラマンチャは1969年の日本初演、70年にはブロードウェイで原語上演して好評を博して以来今日まで彼が主演を続けている。映画はこの舞台版と作りはほとんど同じでちょっと舞台を見るような雰囲気がある。オトゥールのキホーテはさすがにうまい。ローレンのアルドンサも歌はともかくジプシーらしい雰囲気はある。挿入歌の「ラ・マンチャの男」「見果てぬ夢」「ドルシネア」などの名曲は素晴らしい、、とこれは好きなはずなのに、なぜかミュージカルらしい高揚感がなく退屈にすら感じてしまった。大金をつぎ込んだ大作らしいがそれらしい華やかさがない。舞台とは異なり自由な映像表現ができる映画なのだからもっと違う演出ができたのではないかと思う。歌もオトゥールのソロはいいとしてもアンサンブルがしょぼい。総じてオトゥールのキホーテという見所はあるものの感動とはいかなかった。 
6点(2004-05-09 17:34:28)
6.  ライアンの娘
公開当時に見たきりだったが雄大な海岸風景やアイルランドの景色がとても印象的だった。特に断崖から傘の落ちていくファーストシーンは絵画のように焼きついた。細部は薄れていたのでとても見たかった作品だがようやく再見。いやもう素晴らしいです。長いのに全くダレません。どのシーンやカットも美しくそれぞれ意味があり、リーン監督らしい細心の心配りがされてます。たとえばロージーと中尉の森での逢引、彼女の着ている赤い服は中尉が村に入って最初に見た洗濯物。寄り添う2本のクモの糸やぜんまいの芽。逢引に来る中尉の方に駆け寄るロージーは純潔を意味するユリの花をかき分けて行く、などなどきりがない。さらに助演賞のJ・ミルズはもちろん、R・ミッチャム、T・ハワード、サラ・マイルズなど俳優全部が素晴らしい。神父が最初にロージーに「夢を育てるといつか身を滅ぼすぞ」と言うが、彼女は夫に飽き足らなくなり若い中尉との恋に身を焦がし、村人から私刑の辱めを受け石を持って追われることになる。本当のことを言えず、何より愛している娘に罪を着せることになってしまった父親の辛い気持ち。偏狭な村人たちにからかわれ、馬鹿にされていたマイケルを彼女も軽蔑していたのに、自分がその立場になって初めて彼を理解して頬にキスするラストの別れのシーンは涙がこぼれる。どんな時でも彼らを暖かく見守る神父は偏狭な村人の中では救い主のような存在。冷たい好奇の視線を浴びながら村を去る二人だが、チャールズは負けまいと堂々と胸を張って腕を組んで歩く。ロージーを心から愛する彼はなお深くてやさしい。戦闘で傷ついた中尉を演ずるクリストファー・ジョーンズは時にハッとするくらいJ・ディーンに似ている。役柄も繊細な人物で痛々しい。独立の運動家たちと村人が総出で嵐の海で武器回収をするシーンなど、アイルランド風景が素晴らしく雄大な迫力でロケーションされている。「アラビアのロレンス」は砂漠、「ドクトル・ジバゴ」では雪原、ここでは海とリーン監督のロケーション作品は完全にスクリーンで見るべき映画として作られている。
10点(2004-02-22 18:01:14)(良:4票)
7.  ラブ・アクチュアリー
近頃これほど見たあと楽しくて気持ち良くなれる映画はなかった。アメリカへの皮肉をさりげなくきかせ、イギリス賛歌をユーモアで見せる。多くの登場人物たちが混乱することなくそれぞれの愛の物語を紡ぐ。どの話もそれぞれとてもいいのだが、老いたロック歌手の存在は面白い。彼の歌が全ての人間模様をやさしく包む。小学生が憧れる女の子の歌もいい。個々の話は書ききれないが、イギリス俳優を中心に皆いいので見ごたえがある。アハハと笑いながら楽しい気持ちになれる、これは映画を見る一番の幸せ♪
9点(2004-02-14 15:16:41)(良:1票)
8.  ラスト サムライ
これだけの純日本映画をアメリカが作った、ということが驚きの素晴らしさでした。細かな部分はおいても、日本人が見ても違和感のないほどのサムライの姿です。これだけのスケールの大きさや緻密な作りなど、今の日本ではまず無理でしょう。監督やトムの武士道に対する敬意が過剰なまでにうかがえて、むしろこそばゆいくらいです。すでに日本人が失ってしまった誇り高い精神を改めて教えられた思いもします。言い尽くされていますが日本の俳優さんたちの頑張りも素晴らしく、誇りを持って滅び行く姿に泣けました。日本人ゆえに目に付く歴史的・風物的ほころびなどもかる~く超えて、単純に感謝、感動しました。
9点(2003-12-13 14:13:34)(良:1票)
9.  ラスト・オブ・モヒカン
アメリカ建国の初期の頃の歴史にフランス軍もからんでいたとは知らなかった。それらとネイティブアメリカンなどを背景にしたラブロマンス。主役のダニエルがえらくかっこいい。白人側よりインディアンの父、弟の男らしさ、かっこよさが目立つ。史実を重視すれば物足りないところもあるかも知れないが、ラブロマンスとしてみれば楽しめる。
7点(2003-08-04 17:55:39)
10.  ラヂオの時間
このまま舞台でもできそう。戸田恵子さん、鈴木京香さんなど三谷ワールドおなじみさんで固めてて、話もいかにも・・という彼の世界。どう展開するのかという興味で見る者を豪腕で引き付ける。はちゃめちゃな話で現実味はないが、それを虚構と割り切れば結構楽しめる。
6点(2003-08-04 17:34:48)
11.  羅生門(1950)
戦禍や天災、疫病といった不安と混乱で人心が荒んでいる平安時代を背景に、一人の侍の死をめぐって2人の関係者と死者自身(巫女の口を借りて)に真相を語らせる。しかしみな言い分が違い真相は分からないままである。殺された当人でさえ真実を語らない・・雨宿りの時のセリフに「本当のことが言えねぇのが人間さ、人間って奴は自分自身にさえ白状しねぇことが沢山あらぁな」と人の心の闇が語られる。事件を目撃していたというきこりの最後の話が真実なのだろうか?、、これも本当なのかどうか分からない・・光と躍動感あふれる森の中の疾走シーン、京マチ子は少女のように愛らしいのに妖艶、凄みがあるし、三船のギラついた盗賊も強烈な印象。巨大な羅生門のセットに降らせた大雨もすごい。
9点(2003-06-22 12:18:29)
12.  ライムライト
チャップリンがいっぱいしゃべります。そのセリフの数々がとても意味深だったり、蘊蓄(うんちく)に満ちている珠玉の言葉ばかりです。これを完成させてアメリカを去ったチャップリンが、自らのポリシーや芸の全てを込めて書き、演じているので、彼の思いの全てが詰まった集大成のような作品です。蚤の芸、キートンとのただ一度の共演、クレアの美しさ、バレエ、息子シドニーとの共演など見所は多いが、なんと言ってもそれまでサイレントでしか見られなかったチャップリンのマイム芸を見せてくれた!これがやはり素晴らしく鮮やかだった。疲れた初老の人間チャップリンの顔と、生き生きした芸人チャップリンが同時に見られ、これが鮮やかに切り替わったのにもびっくりした。落ち目の芸人カルベロに自身を重ね合わせ、映画人生の全てを吐露しつくしたようにしゃべり、芸を披露し、芸人カルベロは死んでしまった。ラストは胸が詰まって熱くなります。
10点(2003-06-12 22:28:53)
13.  ライフ・イズ・ビューティフル
印象を一言で言うなら、ベニーニしゃべりすぎてうるさい。今後もこの人は苦手になると思った。話はメルヘンなのかコメディなのか人情受けを狙ったのか、とにかくユダヤ人虐殺の話ではない。究極の生と死を前に親は子供だけでも助けたい。しかも恐怖を与えないように・・話はとても甘い。こんなことはあり得ない。真剣にユダヤ人の捕虜収容所を考える人にはとても付き合えない話の展開である。子供が隠れて犬が吠えてるのに見つからない、あり得ない。他の子供に紛れ込ませて食事させる、これも??親子愛だけ素直に見ればまだ見られるかも知れないが、その背景がアウシュビッツでは素直には見られず、感動も半減する。
5点(2003-06-02 22:29:11)(良:1票)
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