1. ラストキング・オブ・スコットランド
《ネタバレ》 まず事実上の主役の医師青年が架空の人物だった事にびっくり。あと浮気した奥様への仕打ちとかの一部残酷シーンもウソ・・まぁ実在の人物と出来事にフィクションを織り交ぜて再構築したとオリジナル映画と思えば納得。フォレスト・ウィッテカー演ずるアミンはさすがの存在感で、どこか憎めない親しみやすさがありながら中に見える、奥底の狂気も見事に表現していて本編の捨てがたい魅力となっていましたオスカーも納得。そして問題の・・医師青年のあまりにも能天気バカっぷりには閉口。終盤で正義らしきものに目覚めてもそれが実に薄っぺらな行為にしか見えず、全く『頑張れ』とも思いません。架空の人物で良かったよ!でも、その軽薄さにイライラしたという事はジェームス・マカヴォイの演技が上手くてピッタリな役という事になりますね。最初でも触れている通り、語り尽くされたアミン都市伝説も入れたりしているので、真実を描いた映画が観たいと本作に対して思っていた私としては、不満が残りました。ただ欧米連中が自分達の利益の為に安易にアフリカという大陸に入り込んだら大きな代償を支払うという教訓的な内容と見れば価値があるのかな・・。いつかあの時代の真のアミンに迫る映画が出来る日を待っています。 [DVD(字幕)] 5点(2009-08-24 19:47:39) |
2. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 現実世界にある狂気の暴力を真正面から逃げる事無く描き切った本作。 相当、ショキングなシーンの連続だが実際、本当にこういう暴力がありきたりな風景(ランボー以外)として存在しているのだろうなとランボーの目を通してこれでもかと叩きこまれる。 ランボー自体の戦闘シーンは前作群と比べると少なめではあるけど あの相変わらず救われない空虚な表情が映し出されるだけで戦闘シーンと同等のインパクトを感じてしまう。 今回も戦闘で出来たのは死体の山と空虚感。ハッキリいって救いがない。 でも最後の最後でランボーが映画のパート1のオープニングとほぼ同じ姿で、ある所へ向かうシーンはそんな彼にも、ささやかな救いが得られるのではないかという感じに見えた。 今までのシリーズの流れで見るとかなりグッときてしまった。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-25 15:14:45) |
3. ラスト サムライ
《ネタバレ》 正直、テレビで観客の感想とか流すCMとか大っ嫌いでしたが 映画自体の評判につられ映画館に足を運びました。 思った以上に面白かったです。2時間半という時間も感じられずスクリーンに集中出来ました。 トム・クルーズも渡辺謙の熱演も見事で映画に対する気合も伝わりました。 色々、細かいツッコミもあるのですが難癖に近い気がするので割愛します。ただラストでトム・クルーズが明治天皇の前に現れましたが反政府軍に加わったのですからどうやってそこに行ける事が出来たかちゃんと描写して欲しかったです(物語の流れとしてはスムーズに見えましたが) オスカー獲れるかはかなり微妙ですけど良作だと思います。 7点(2004-01-01 15:39:53) |
4. ランボー3/怒りのアフガン
作品そのものは不評ですがアクションに関しては実は好きだったりします。 テンション上がりますがそれだけ・・ スタローンさんランボー4やってもいいかなと一時、マジで考えていたらしいです。 今度はどこで戦うのですか? 5点(2003-11-02 21:16:11) |
5. ランボー
全シリーズではこれが一番、良く出来ていた気がしました。 ランボーの心の傷が哀しく浮き出されて痛ましいです。 アクションは続編と比べると地味ですが見応えあって好きです 続編はもう何か超人的になってますね・・ 7点(2003-11-02 21:11:59) |