1. ランボー
《ネタバレ》 10数年ぶりに鑑賞しました。1作目は良いです、ただのアクション・エンターテインメントではなくて。ランボーは最初から無感情なプロの戦争屋ってことではなく、生身の普通の男だったってことが感じられる映画でした。 冒頭の、友人との再会を期待して笑顔(戦場で見る静かな笑みとは明らかに違う)で向うも、戦争の後遺症で唯一の友人さえも失ったことを知る。 そして写真を遺族に渡し、ついに必要なくなったアドレス帳?を破棄。あてもなく峠道を歩き、孤独とやるせなさで疲れている自分に食料を与えようと歩いているだけなのに、いわれのない理由で保安官に絡まれ・・。(フツーならキレますよ。これじゃあ) たった1人ですが、殺した男の顔をじっと見るランボーのやるせない表情。無感情な殺人マシーンではないところがわかる、深いシーンだと思います。 そしてクライマックス。ガソリンスタンドや銃砲店の爆破が余計だという方もいますが、あの感情の暴走シーンがあったから、トラウトマンの制止で現実を知り⇒ラストのセリフに繋がるんじゃないですかね。 あの2つの店爆破はきっと、ランボー自身も暴走していることに気づいていたと思うんです。それを止められるのはM16を持った狙撃兵でもなく、ましてやティーズルでもない、上官のトラウトマン大佐だったのではないかと。 ラストカットのランボーを見やるトラウトマンの暖かい表情、これも良い表情でした。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 19:35:30)(良:3票) |
2. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
この映画をどういう視点で観るか、というところで意見は分かれると思いますが、自分はこの映画を『映画という娯楽』として鑑賞したので、かなり面白かったです。ケビン・スペイシーが死刑囚っていうところからして既に「これはなんか一癖あるぞ」って思いますが、謎を少し出しては解決し、少し出しては解決するので、何度もその気持ちをリセットされられました。題材自体は、他国の難しい社会問題なので敢えてここでは書きませんが、『映画』として楽しもうとすれば、これはかなり良い映画と思います。まぁ実際に起こってはいけないことだと思うんですが。ビデオの映像は、どれもかなりショッキングでしたし・・。ラストカットのケイト・ウィンスレットの演技はなんか違うと思うけど、全体とすれば殊勲ものだと思います。『タイタニック』なんかよりも。でも一番は、やっぱりケビン・スペイシー。彼はマジに演技上手い。 7点(2005-01-30 21:29:21) |
3. ライフ・イズ・ビューティフル
やたらめったらと冒頭から喋りまくるグイドに食傷気味でした。しかし最後までジョズエに嘘を突き通し、愛情たっぷりの笑顔を絶やさなかったのは、「真は強い父親像」というのを見ました。そこは共感できた。でも収容所っていうのは、もっと拘束されてもっと過酷な場所だったんではないでしょうか?そこはちゃんと歴史に忠実に作って欲しかった。かといって、自分も実情は見てないのですが・・。残念ながら泣くまで感動はできませんでした。 6点(2004-12-10 14:51:38) |
4. LOVERS
この映画を見て、金城武は語学の達者な大根役者と確信した。それは物語が進むにつれて、揺るぎないものとなった。アンディ・ラウも、「インファナル・アフェア」の時はカッコ良かったんだけどなぁ。ヅラが似合っていないせいか、もうひとつ元気がなかったような・・。小妹の正体がわかったあたりから後半はだらだら。似たようなことしてた「HERO」の方が、まだ脚本がマシだったように思います。ナイフの同じCGを何度も見せられ、うんざりした。チャンイーモウ監督も、もうチャン・ツィイー離れしても良い頃だと思うが。 2点(2004-09-21 21:45:37) |
5. ラスト・アクション・ヒーロー
当時サントラが好きで、車中でかなり聴いてました。本編の印象は・・・えーっと・・。 2点(2004-06-21 01:53:05) |
6. ラスト サムライ
《ネタバレ》 小雪以外の日本人俳優陣、良かったです。トム・クルーズは添え物に過ぎない、日本人であることを誇りに思える映画でした。渡辺謙のまっすぐな視線が、凛々しくカッコ良い。小雪とのロマンスが、なぁ・・・。だからラストシーンはがっかり。 8点(2004-06-12 12:47:43) |
7. ラブリー・オールドメン
おなじみレモン&マッソーコンビの新シリーズです。ちょっと途中で話が飛んでるような気がしますが、まずまずの出来だと思います。何せコンビで何本も出演してるし、2人とも演技が上手いので安心して見ていられます。隣人に未亡人が越してきたあたりから、段々ベタな展開になっていきますが、ピアノの腕前はプロ並だったというレモンが垣間見れます。(ちらっとだけど)散々悪口言い合って、いたずらし合って、女性を奪い合ったりしてても、マッソーおじさんはレモンおじさんのことが大好きなのです。レモンがマッソーの車に魚を忍ばせるあたりは、とてもおかしかった。もう二人は同じ墓地に眠ってるけど、楽しい作品をいっぱい残してくれた二人に感謝したいです。 7点(2004-06-09 02:40:53) |
8. ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVE LOVE日記
《ネタバレ》 各ネタがきちんと前作から繋がってる、とても良い続編です。人生の終焉に差しかかってるにも関わらず、相変わらずやんちゃでとても可愛いご老人たち。それぞれに問題があるけど、決して暗く重くなってない。「辛く哀しいことが多いから、なるべく人生は楽しむもんだ。」ってことがテーマなんでしょうか。寂しい、可愛い、哀しい、楽しい老人たちの暖かいコメディです。ソフィア・ローレンは年取ってもキレイ。レモンおじさんのパパが息を引き取る場面では胸が締め付けられ、ラストのマッソーおじさんは爆笑しました。急げよ、おい!って感じ。いくつになっても子供じみたケンカといたずらばっかしやってる、こんな可愛い年寄りになりたいもんです。どーしてこれが劇場未公開でDVD未発売かなぁ・・?この邦題も酷すぎるし・・。「ホーリィ、モォリィ!!」 10点(2004-06-08 21:59:18) |