1. ラ★バンバ
《ネタバレ》 好きな映画なので、これまでに何度か見ているのですが、 初めて見る時は見ようかどうしようかちょっとためらった作品です。 リッチー・ヴァレンスが主人公。 ということは結末はあの「音楽が死んだ日」になる訳なので・・・。 そこは最後にラジオのニュースでスッと伝える程度にしたのは良かった。 でも、時々挿入される飛行機事故の夢は辛かったな。 飛行機に乗る直前のコイントス、あれは実際にあったエピソードなのかな。 だとしたら、運命という他無かったのだろうか。 作品としてはロックスターの素養を持った一人の高校生が見いだされ、 少しずつスターへの階段を駆け上がっていくサクセスストーリーに、 家族愛と全く性格が異なる男2人の兄弟愛モノに、青春ラブストーリーを コンパクトに巧く絡めていると思います。 ルー・ダイアモンド・フィリップスを一躍スターに押し上げた作品でもありますが、 そりゃ、そうだよな、と納得の爽やかなカッコよさ。 また、一瞬しか登場しませんがストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーが登場のサプライズも。 エディ・コクラン役、出番はごくわずか。しかし流石のパフォーマンス、カッコよさを見せてくれます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-18 17:11:30) |
2. ランボー
《ネタバレ》 昔の戦友を訪ねた帰りにたまたま通りかかった町。帰る途中にただ食事をして通過するだけだ。しかしこの町の保安官も連行された警察署の人間も、誰も自分を受け入れてくれない。ランボーがラストで大佐に「人殺しと罵られ駐車場係のクチも無い。みじめだ」と吐露するベトナム帰還兵の心情は、帰還兵が登場する他の映画でも見られます。ランボーとこの小さな町は、戦後のベトナム帰還兵と、彼らが受け入れられないアメリカ社会の関係でもあったのでしょう。保安官や警察の描き方、一人で戦争を始めて町を破壊してしまうという結末は極端ではあるのですが、映画としてはテンポの良さ、発するメッセージの分かりやすさもとてもよく出来ている作品だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-01 23:19:12) |
3. ランブルフィッシュ
恋や友情を描く青春映画と、どこか郷愁を誘うモノクロって相性がいいと思います。 本作もモノクロの青春映画ですが、そういう郷愁を誘う映画ではありません。 本作のモノクロの世界は、ミッキー・ローク演じる色盲の兄、モーターサイクルボーイの世界。 主役はマット・ディロン演じる弟なのですが、目線の定まらないような演技を見せるミッキー・ロークの存在感が凄い。 唯一、カラーになるのは狭い水槽の中で常に喧嘩をするランブルフィッシュ(闘魚)の姿。 それは小さな狭い町で敵対する不良グループと常に喧嘩している弟たちの姿と重なります。 狭い水槽の中で争ってばかりいる魚を川に放してやろう・・・。そして弟にはこの小さな町を出ろと言う兄。 マット・ディロンと一緒に「アウトサイダー」に続いてコッポラの青春映画に出演となった、 作品の華というべきダイアン・レインの存在もありますが、これは男2人の兄弟愛の映画でもある。 コッポラの青春映画としては「アウトサイダー」の方が好きなのですが、 本作は俳優ミッキー・ロークの出演作としては外すことができない作品だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-08 20:35:36)(良:1票) |
4. ラ・ブーム
本作の日本公開当時は映画館の無い田舎町のガキだった僕にとっては、山を越えて街の映画館に行くのはお金もかかるしちょっとした冒険だった頃なので、映画館では見ていないのですが、ソフィーは当時日本でも大人気で雑誌等色んなメディアでも見ることがきました。 80年代のフランス映画としては、「なまいきシャルロット」と共通するものを感じますね。本作ではソフィーが、「なまいき~」ではシャルロット・ゲンズブールが大ブレイクしました。やはり両作品とも売り出し中の主演の女の子をとても魅力的に可愛らしく見せています。本作で言うと、ソフィーがブームに着ていく服を決めるため衣装をとっかえひっかえする着せ替えのシーンなどが印象に残りますね。 今でもコンスタントに映画に出ているソフィーの初々しく可愛い姿を今に見ることが出来る。今となってはそれだけでも価値ある映画ではないでしょうか。そしてもう一つ、あのブリジット・フォッセーがお母さん役というのも驚きでありました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-01 15:10:24) |
5. ラジオ・デイズ
《ネタバレ》 オープニング、ラジオのクイズに答える泥棒の小ネタ(冒頭から爆笑でしたよ!)から始まって一つの家族と、いつも家族の中心にあったラジオを通して早口で次々にエピソードを披露してくれます。アレン本人のご出演は無かったですが、本作もやはりアレン劇場が全開で古きよき時代のアメリカのノスタルジックな雰囲気と共に楽しませてもらいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-02 23:49:43) |
6. ランボー3/怒りのアフガン
《ネタバレ》 冒頭、世捨て人のようになっているランボーのもとにトラウトマン大佐が訪ねる。 一緒に行ってくれという要請を断るが、トラウトマン大佐が捕らえられたと聞くや、 即決でアフガン行きを決断。そしてアフガンに行くまでで映画が始まって20分程度だったかな。 前振りはさっさと終わらせて、ランボーの超人的活躍にたっぷり時間を使う。 第1作で戦争はもう終わったんだと投降を促した大佐が、君は戦うマシーンだと作戦への同行を求めたり、 ランボーを戦わせる理由がシリーズの継続につれて苦しくなってきている感はありますが、 細かいことを言わなければ、このシリーズは相変わらずアクション映画としては十分なのでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-25 21:30:37) |
7. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 ベトナム戦争がアメリカに残したものとは何だったのか? そんなメッセージと共にランボーというキャラクターを強烈に印象付けた第1作。 こういう映画の続編の場合、大抵はアクション&娯楽方向に作品の方向性がシフトされていくものです。 本作も、もうランボーが何者であるかという説明はもはや不要ですので、早速にランボーを敵地に送り込みます。 現地で案内人を務める美女とのロマンスという要素は意外な展開でしたが、あのランボーが絶対死ぬわけがない。 そうなると彼女の登場の瞬間から悲しい展開が予想されるのですが・・・。 将軍に裏切られ、「私を一緒に連れて行って・・・。」という女を失い、沸点を超えたランボーの怒りが炸裂。 以降はひたすらランボーの超人的活躍がみっちり描かれます。 作中でランボーが呟く「俺は結局捨て石(expendable)なんだよ。」という台詞が今に見直すと印象的です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-03 16:17:53) |
8. ラ・ブーム2
前作同様、まだまだ可愛いソフィーの色んな表情を見ることが出来ます。やってることは前作とあまり変わりませんが・・・。また、主題歌も前作同様、印象に残る作品です。作中に度々挿入されますが、登場人物の思春期の切ない気持ちが伝わってくるかのようなシーンでの使い方もいいですね。そしてこれまた前作同様、お母さん役のブリジット・フォッセーもとても素敵な作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-27 19:48:17) |
9. ラストエンペラー
《ネタバレ》 仕方が無いのかもしれませんが、紫禁城でも戦犯収容所でも全員英語を喋っている事にどうしても違和感を感じてしまいます。何回か見ていますが、いつもそれが気になってしまいます。坂本龍一氏の音楽は映画の雰囲気にすごくよく合っていて素晴らしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-25 09:35:48) |