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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1.  ランペイジ 巨獣大乱闘
あの国の人たちは大きなおサルさんが大好きなんだな、と思う。 大きなおサルさんって、主人公の元プロレスラーのことでは無いですよ。 でもまぁ、映画の中での扱いはほぼ同列でしたな。(褒め言葉です)
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-16 00:14:21)
2.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 
1970年代後半。スーパーカーがブームとなりました。「サーキットの狼」が起爆剤でした。当時のスーパーカーとはイタリアメーカーの12気筒マシンとポルシェターボでした。私もカウンタックやBBのプラモではしゃいだガキの一人でした。スーパーカーブームはモータースポーツの興味へ拡がり、その潮流に乗って日本のサーキットを初めてF1マシンが駆けることになったと理解しています。その時のトップドライバーがニキ・ラウダとジェームズ・ハント。当時から私でも名を知る二人でした。つまり本作はサーキットの狼世代の記憶とシンクロしている作品です。ニキ・ラウダの復活劇にはマジで驚きました。多方面から賞賛の声が聞かれるなかで、火傷跡がシンプルなヒーロー扱いを拒否する厳しさを帯びていました。 長い前置きでしたが、ここからが映画の感想です。まず第一に、当時の記憶の中味を映像で解明&解説してもらったことに感謝です。特にラウダ復活の舞台裏。映画なので多少の脚色もあるのでしょうが、とてもスッキリしました。 競うのはスピードとタイムです。それを決めるのはマシン性能とドライバーのテクニック。しかし本作はもう一つの要素としてドライバーの人間力を掲げています。正反対の性格の片側に軍配を上げず、高レベルで拮抗させることでヒトの可能性を謳っています。能天気にもクソ真面目にも長所はある。そして、互いが部分的に認め合っているところがとても良かったです。「好敵手」と書いて「友」と読む。そんな感じw
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-31 03:49:52)(良:1票)
3.  ライジング・ドラゴン
内容に関して、特に言うことはありません。堅実なアクションコメディでした。 私はブルース・リーからカンフー映画に入ったこともあって、ジャッキーにはあまり思い入れが無いのですが、この年齢までスタントを使わずに自分で演じるスタンスを維持していたことには、映画という枠を離れて励みを貰います。 本作のレビューからは離れますが、彼の作品の多くはコメディ色が強い分だけ、緊迫感とか緊張感に欠ける印象で、自分がアクション映画に求めるものとはちょっと違っていました。それが香港映画のトーンなのですが、やっぱりアクション系作品より、カンフー映画である初期の「酔拳」などを最も評価します。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-02-22 01:37:56)
4.  ランブルフィッシュ 《ネタバレ》 
30年前の青春映画でした。腕力による地元統一の熱気が通り過ぎた後、兄には何も残っていなかった。当時はそこで命を絶つほど(あれは自殺でしょう)深刻になる。無気力に明日はないという結論。たぶん、現代ならニートで生き続けます。兄を慕い盲目的に追従しようとする弟を不憫に思った兄は「海へ向かえ」と遺言を残す。閉塞状況を突破する記号表現ですが、場所を変えた後にこそドラマがあると云うのが現代的意見だと思います。海に向かってバカヤローと叫んで終わるような昔のドラマを見せられた印象でした。海に向かって叫んでいたのは40年前ですけど…。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-08-20 00:47:13)
5.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
物陰に連れ込まれて銃声が響いた時、まさかこの男に限って殺されるなんてことがあるとは思えなかった。それほど奇跡的なお話だった訳です。でも、ステキなお話だったと思います。 収容所の現実を踏まえると、フィクション色が強いストーリーです。以前に「縞模様のパジャマの少年」で、収容所で起こったことの脚色に否定的なレビューを書いたこともあります。でも、コチラはすんなりと観られました。本作のテーマが収容所の悲劇の描出では無いからです。収容所は、あくまで主人公の姿勢を描くための背景だったと思います。 映画的なご都合と偶然が連なり続けますが、そこに対してさほど嫌な気分にならない。むしろ、これくらいポジティブであれば、ホントに運が廻って来そうな気さえする。そう思わせるところが本作のパワーだと思います。性格的に、私には決して真似が出来ない態度だけど、ちょっと多めに喋ってみる気になります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-30 03:40:41)(良:1票)
6.  ラストサマー
頭が悪い奴らが頭の悪い行動を繰り返す映画はストレスが溜まる。我慢して見続けた後に、犯人の正体が割れた時のガッカリは激しかった。いくらオッパイが立派だからって、こんなのがシリーズになるんだから、米国の映画市場の懐の深さに感心する。マジで。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2013-07-23 02:20:16)
7.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 
ともかく、自然と動物たちの描写が素晴らしいです。主人公と一緒に漂流するトラはもちろん、登場する動物全てが美しく、生き生きと躍動していました。近年のネイチャードキュメンタリーは驚くような映像を写していますが、それにストーリーを組み込んだような見応えで、劇場のスクリーンで観ることをおススメしたいです。 鑑賞中、これはフィクションなのかノンフィクションなのかということが気になりました。そう考えた時、制作者の狙いもそこにあることに気付きました。人間と猛獣の交流とも思えるこの内容を、どのように着地させるかは鑑賞側に委ねられているということです。それが自然と自分の繋がりを量る指標になるのだと思います。終盤でキャストを替えた話を用意してくれましたが、親切すぎるかなと思いました。 必要があれば殺し、必要が無ければ関与しない。絶対的な殺戮能力を持つトラの行動は超然として迷いが無い。その姿勢が神々しく映るのは、自然の摂理そのものだからです。信仰が定まらない主人公も、そこに神の存在を意識しているようでした。この感覚に共感しました。 主人公とトラはコミュニケーションを成立させたように見えますが、振り返らずに森へ還る彼の姿が、あくまで限定的なものであることを物語ります。人が感じる動物との交流は、動物側が感じているそれとは別物であることを示唆しています。そこに厳かな距離を感じました。 地元での3D上映は吹替え版しか無く、吹き替えにアレルギーを覚える自分は2D版での鑑賞でした。IMAXで観たかったよ~。
[映画館(字幕)] 7点(2013-01-31 23:29:23)
8.  ラスト・エクソシズム 《ネタバレ》 
主人公は「悪魔祓い」の欺瞞を記録に残そうとします。本作の体裁は、そのドキュメンタリー。エクソシストものとしては、新しい視点でした。 主人公もエクソシストですが、悪魔に憑依された人に「祓った」と思わせるだけで済んだ案件がたくさんありました。先人たちも同じことをやって来たと思っていたのでしょう。映像に残すことで、自らの「詐欺」を「人助け」として正当化したかったのかも知れません。 その彼が、ホンモノかも知れない案件と出会った時の動揺と対応が見どころでした。自分の肩書を忘れたかのように病院へ連れて行こうとします。その態度が滑稽です。でも、切羽詰まると演出用の小道具を仕込んだ十字架で対抗する。藁にも縋る思いだったのか、あるいは、信仰自体は失っていなかったのか。たぶんその両方です。 実際、あの少女がホンモノだったかどうかを含めて、本作は最後まで色々な部分をあやふやにしたまま進行します。多くのことを観る人に委ねているけど、この微妙な終わり方は嫌いじゃない。私の印象は限りなくホンモノに近いグレーです。まがい物のエクソシストが報いを受けるような安直エンディングで無かったことが嬉しい誤算でした。悪魔に憑依されたかに見える少女が不気味で、それなりに怖さも担保しています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-23 23:31:37)
9.  ラビット・ホラー 3D
場当たり的にホラーっぽい映像を繋いだだけの作品だと思いました。少なくとも私には、見たままのストーリーに感じるものが無いので深読みする意義も覚えない。現在、最もイキの良い俳優を無駄使いした作品という印象が残りました。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-18 16:20:38)
10.  ラヂオの時間 《ネタバレ》 
仕事の現場での恣意的な我儘によって転がって行くドタバタコメディ。我儘が連鎖するたびに、必ず誰かが被害を被り、悪循環が肥大して行く。これは誇張された世界ですが、自分も似たような業界で似たような経験をしていたので笑えませんでした。鑑賞中にこんなに不快な気分になった映画も珍しいのでこの点数です。プロデューサーがスタジオのガラス越しに原作者を説得する際の理屈には不快を通り越して怒りさえ覚えました。本来の鑑賞ポイントからずれていることは自覚しております。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-11 01:55:26)
11.  ランナウェイズ 《ネタバレ》 
マドンナより10年も前にランジェリースタイルで歌ったガールズバンド。色がハッキリしているという意味で、音楽性は悪くなかったと思いますが、いつの間にかいなくなったバンドでした。あの頃、口から火を噴きギターを叩き壊したりする人たちを始めとして、色モノ的なロックバンドが立て続けに来日公演していた印象があります。ランナウェイズは本国より日本での人気の方が高かったみたいですね。本作で、ランナウェイズのランジェリースタイルは日本で開発されたことを知りました。代表的なナンバー「チェリー・ボム」の創作秘話が楽しかったです。ヴォーカルのシェリー・カーリーがクスリに溺れるくだりは、劇的な環境の変化に対して自身のスタンスが固まっていなかったことが原因のように映りました。平たく言うと、10代の少女らしい自制の無さ。しっかりしたオトナの管理者が付いていれば良かったのだけど、あのプロデューサーでは無理ですね。バンド解散後のシェリーとジョーン・ジェットの会話が切なく優しく良かったです。短くとも熱い時間を共有した関係が滲んでいました。その二人に若手有望株を充てたキャスティングが見どころでもあります。ちょっとクリスティン・スチュワートの猫背が気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-04 02:07:30)
12.  ラーゼフォン 多元変奏曲 《ネタバレ》 
テレビシリーズでは、しつこい程に引き延ばした謎解きを最初っからドンドンと明かして行く。おかげでグッと分かり易くなったけど、シリーズを見ている方が楽しめるでしょう。元々が多元宇宙を題材にした作品で、本作はシリーズとは違った内容でした。「多元変奏」とはそんな意味のようです。中学の同級生カップルが、時間の流れが異なる二つの世界に引き離されて年齢が隔たる。それは不幸な出来事なんだけど、彼女が魅力的に成熟した10歳年上のお姉さんとして再登場し、主人公と絡む。ちょっと、くすぐられる設定です。「世界の調律」と云う言葉は多元化した世界をひとつに戻すことを指しているようで、本作ではこのカップルだけに焦点を絞った新世界を築いて終わりました。他の登場人物たちがどうなったのかは豪快に省かれていて潔い。シリーズもののアレンジとしては上手く再構成していると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-01 08:16:26)
13.   《ネタバレ》 
公開当時に観ていたら違う意見だったのかもしれないが、面白いと思わなかったです。戦国武将の因果応報を描いた内容ですが、テーマとしては新鮮味がなく、絵の作り込みが大仰なだけにアンバランスな印象でした。終始引いたところから望遠で登場人物を追うカメラワークはこの監督のセオリーですが、本作に関しては対岸の火事を観ているような気分でした。もう少し寄ってくれないと登場人物の心情が響いてこない。モノクロ時代の作品には感動もしたのになぁ、って感じです。最後にテーマらしきことを台詞に出して言ってしまうのはどうなんでしょう。結局は「影武者」で騎馬が鉄砲に撃たれるシーンを一切描写しなかったことをこれでリカバーしたかったのかと…。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-17 14:53:12)
14.  ラスト サムライ
不思議な映画でしたね。ニッポン人としてはところどころに「違うだろ!」って描写があるんだけど、作品全体を覆う精神性がそれを緩和してくれる。この映画のモデルは西郷隆盛と西南戦争なのでしょう。日本の近代化を進める中央政府の改革を武士道精神の衰退にアレンジし、不平士族の反乱は列強と結託する私欲財閥への戒めにアレンジしている。これを観た外国人が日本の近代史を誤認した可能性はとても高いのだけど、そんな危惧よりも先述の精神性の描写の方がニッポン人として嬉しく思ってしまった。同時に、今の日本人に武士道を体現している人がいるのかと外国人から聞かれたら、とても困るのだけど。厳しい表情をしながら眼だけに優しい涙を湛える渡辺謙の演技は、ハリウッド映画の中では独自の存在感を示したと思います。彼の侍演技の多くはNHK大河「独眼竜正宗」でブレイクした頃と大きく変わっていないと思ったんだけど、逆に当時からかなりのポテンシャルを持っていたことが改めて証明された気分でした。
[映画館(字幕)] 7点(2011-12-17 14:50:30)
15.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
私はエンドロールを最後まで見ることをポリシーにしています。なんとなく、それが映画に対する礼儀のような気がするから。でも、本作のエンドロールはなんと15分近くあってさすがに嫌気が差しました。エンドロールに難癖を付けることはレビューからは外れますが、15分は非常識でしょう。本編の方は何も伝わって来ないし残らないスカスカな作品でした。最後のキスを除くと、死後に現世にとどまっている意義が見当たりません。あんな手段でキスができるなら、変質者を告発することも容易だったはず。殺された魂が自由を得る条件は、変質者が自由を奪われることのようだったが、その理屈も良く分らない。うじうじと待っているなら、悪霊になって復讐すりゃいいのにと思ってしまう。奴が罰を受けたのは成仏の後だったので、転落死は鑑賞者の溜飲を下げるためだけに挿入されている。何たる安直。彼女が憧れの彼氏とキスするシーンと金庫に入った遺体がゴミ穴に沈んでゆくシーンがカットバックされる構成に、すごくアンバランスな違和感を覚える。遺体が確保されて、それからキスでしょう。遺体が投棄される描写自体も容認したくない。そもそも、彼女が死後にいた世界がすでに天国のように美しく見飽きない。狭間の世界としてはなんとも能天気で、成仏する意義も希薄に感じられる。結局、何を伝えたかったんでしょう? かわいい骨? タイトルも分りません。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-04-04 21:43:45)(良:1票)
16.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 
岩井俊二がマンガ家だったら、あだち充になっていたと思います。少女マンガ的なストーリーを破綻する直前で食い止め、情感に落すところなんてソックリです。死者への想いを縦軸に進む本作は「タッチ」に似ています。あちらはスポーツの動感で抹香臭さを払拭したが、こちらは雪景色の世界観で払拭しています。ストーリーやキャラの配置は違っても、同じ起源を持つ作品と感じます。タイトルの「Love Letter」は、時間を隔てて♂樹と知り合った二人の女性の文通であり、愛を告白するラブレターではありません。しかし、婚約者を亡くした女性は過去の彼を知ることで自分に向けられていた親愛を再確認し、同級生だった女性は過去の彼を綴ることで、彼の想いと自分の淡い恋心にも気付きます。ストレートな愛が文面には無くとも「愛情が伝わる」という意味で、それは確かに「Love Letter」でした。手紙という小道具を器用に使い、文面から始まる世界をここまで彩る手腕は岩井俊二の真骨頂でしょう。大したものだと思います。製作年度の1995年あたりを境に、手紙は急速にメールに取って代わられることになる。製作タイミングも絶妙でした。今となっては、手紙自体への郷愁を覚えます。
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-01-01 14:33:53)(良:5票)
17.  雷桜 《ネタバレ》 
私は蒼井優のファンです。そう言うなら宮崎あおいや上野樹里もファンだし、実は女優は軒並みファンなのかもしれないが、蒼井優の映画を観る際に期待するものは、その他の女優達へ期待するものと明らかに違います。私は蒼井優の演技のファンです。そう言い切れるほど、彼女の表現力は若手女優の中で群を抜いている、というのが私の評価です。前置きが長くなりましたが、「フラガール」以来、久々に蒼井優を堪能させてくれる作品でした。いわゆる「禁断の愛」を描いているのだけど、彼女が演じる遊(優じゃないよ)の在り方がストーリーの骨格になっています。人里離れた山野で二十歳まで育てられた娘。ターザン(古い!)との違いは、育てた者がお猿さんではなく元武士ってところ。その野性味溢れるキャラクターが骨太に、かつ繊細に演じるられる。恋愛の何たるかさえ知らなかった娘が見せる無骨でピュアな感情の奔流がストレートに響きわたる。彼女に関しては期待した通りの見応えに満足しました。ストーリーには特筆するものは無いけれど、蒼井優の(演技の)ファンにはオススメしたい。ちなみに今月は、劇場で時代劇を立て続けに三作観た。ラブストーリーは苦手な方ですが、本作が最もしっくり来た次第。入れ込んで観ると、点数も甘くなりますな。
[映画館(邦画)] 8点(2010-10-24 18:09:04)
18.  ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
見どころに溢れた作品でとても楽しませてもらいました。まずは日本刀とセーラー服。たぶん両方とも原作に則っているのでしょうが、日本刀は別にしても米軍施設内のハイスクールにセーラー服で通う必然はありません。原作へのリスペクトというより、オーディエンスへのサービス精神と解釈しました。チョン・ジヒョンさんは20代後半。そのセーラー服に違和感を覚えないのはオヤジ視線だから? それで日本刀を振り回す姿はまさに「猟奇的」でございましょう。次に倉田保昭さん。最初にして最後の和製ドラゴン俳優の健在ぶりが嬉しかった。昔は随分とお世話になりました。剣技ではなくまわし蹴りなんかをもう少し観たかったけれど、それは主役の猟奇お姉さんが時々お御足を披露していただいたので良しとしよう。アクションも膨大なカット割りによる誤魔化しが上手いです。斬る瞬間はコマを落し、フォロースルーをスローモーションにすることで、筋力のない女性の動作を機敏に演出できている。老眼が入り始めた目が悲鳴を上げましたがギリギリ許容範囲でした。翼のあるヴァンパイアとのチェイスは「アンダーワールド」と比べるとパロディ以下だけど、わざわざそんなシーンを用意した度胸を褒めてあげましょう。真っ当なB級映画なので、ストーリーへの言及はご勘弁。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-12 00:29:32)(良:1票)
19.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
今回、デジタル技術で復元された「デジタル完全版」なるバージョンをハイビジョン放送で観たのだけど、この作品の映像の素晴らしさには改めて見入ってしまった。アングルの切り取り方。動感と静寂のバランス。モノクロならではの光と影の美しい階調。名カメラマンと言われる宮川一夫氏の手腕がいかんなく発揮されていると思います。自分は勝手に、黒澤映画の多くは宮川氏の撮影によるものを思い込んでいたのですが、記録を辿ると今作と「用心棒」だけでした。映像的には稀代の才能がタッグを組んだ稀少作品ということですね。映像のレベルに言及されている方はたくさんいらっしゃいますが、この「デジタル完全版」のハイビジョン視聴はオススメです。ストーリーの方は、いきなり志村喬の親切で結ばれる流れに、初めて観た学生時代から食い足りなさを覚えています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-06 14:56:04)
20.  ラフ ROUGH
原作はあだち充の作品の中でもコンパクトにまとまっていて、お気に入りです。例えば「タッチ」を2時間で収めるのは無理があっても、「ラフ」ならある程度は可能と思える。でも、この映画は失敗しています。実家が商売敵という事情から最初は反目しあっている高校生の男女がお互いの中に良いところを見つけて魅かれ合って行く過程が最もあだち充らしく、この原作の見どころと思っていたんだけど、そこがおなざりです。単に美形同士が魅かれ合ったようにしか見えないですね。市川由衣の使いどころにも大きな疑問符が付く。脚本・演出で原作の良さを読み違えているんじゃないか。青春は世代を代えて繰り返すという終わり方は嫌いじゃないけど、そんな雰囲気を出す前にやることがあるだろう。長澤まさみは整った顔以上に、整ったスタイルであることを知りました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-12-20 15:15:55)
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