1. リボルバー(2005)
《ネタバレ》 冒頭、ジェイソンの髪型に引いてしまった?でも、元がカッコいいと何着てもOK。んなわけで、この作品はジェイソン万歳ってとこで「ありえね~~~~!」部分にもしっかり目を凝らして楽しみましょ。 (追記) 上のレビューが2009年にDVDで初見のレビュー。意味不明な6点。今回CSで見直したら全く別の印象だった。てか、なんだ前回のレビュー。我ながらヒドイ。まるで見当違いで「ネタバレ有」って何が? なかなかに評価の分かれる作品ですよね。前半のクライムサスペンス的緊張感ある展開。ジェイソンひと暴れか?と思いきや抑えた演出。え?アクションじゃないの?髪の毛生えてると弱いの?みたいな。 でも、アニメーションが登場するあたりで転換。あらあらあら?この演出は??そして、不治の病が誤診だったところで再転換。あり金失い呆然としてクルマの窓に激突。ここから別モノ的演出が始まる。実は死んでました系作品かと思わせるが如き展開。監督は楽しみ過ぎじゃないの?クライムサスペンスがサイコミステリーにチェンジ!そのくせ、冷酷な殺し屋が優しいオジサンになってあり得ない暴挙に出たりとか。混乱の極み。しかも、混乱は収斂することなく幕を引く。 という訳で、観直して書き直したレビューの結論。この作品は監督のお楽しみの果てに産み落とされた。だから、観る方もどうぞご自由に。こう観れば良作、あぁ観れば駄作。決めるのはあなたです。レイの気合いの入った演技に見惚れたので、前回より1点アップの7点献上です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-20 02:53:42) |
2. リサイクル -死界-
微妙ですね~。とにかく、どこかで観たカットのオンパレード。テーマとアイディアは面白いと思いますよ。でも、良く似た話をどっかで観たか読んだかしたかな?それに、ホラー的表現があまりに平凡、お約束的。それから、CGで描かれた世界はなかなか豪快ですけど、やっぱりどこかで観たような…。 気合と意気込みは感じられるけれど、残念ながらスベッテしまった典型かも。 [DVD(字幕)] 4点(2008-05-31 02:21:17) |
3. 臨死(2007)
作品登録の際には、敢えて「ホラー」は付けませんでした。だって怖くないし。 純粋に学園モノとして観るのがいいんじゃないかな?ただ、それだけだとやっぱしストーリーが薄いです。その辺を補うのに、「臨死」ネタが必要だったというか、「学園」なのか「臨死」なのか「スピリチュアル」なのか、どうもはっきりしないところが気になるけど、あまり気合い入れないで観てる分には結構面白いと思います。気持ちの揺らぎ具合もいい感じで表現されてるし。 じっくり考えないでくださいね。じっくり考えると、合点のいかないところが結構盛り沢山。何といっても、アニーがなんでリーダー格なのか解んないし、可愛過ぎかも。もうちょっと迫力ある子を持って来たら良かったかな? ま、いろいろ注文付けたいけど、自分的には好きな作品なので7点献上。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:18:40) |
4. リーピング
《ネタバレ》 キリスト教的背景に基づいて制作されているこの手の作品。多くの作品はそれなりに面白く、背景についての知識を有することなく作品世界に入っていけます。でも、少なくとも私には、決して本質は理解できない訳で、だから所謂感情移入は無理なのです。 本作品につきましても同様で、一連の出来事の陰に見え隠れする悪魔的なものの存在は理解できたとしても、果たしてそれが本質的に何を意味するのかが解らない。彼女が信仰を捨てた理由、そんな彼女を見つめる相棒の眼差し、危機を伝える神父の心根と理不尽な死、そして何より少女の存在。ドラマとして理解は出来るし、意味も言わんとしていることも解るつもりなんだけどなぁ… でもやっぱり高得点は無理です。 まぁ興味深くはあるし、映像特典も親切、作品としても良くまとまってると思います。ヒラリー・スワンクが何故この仕事を受けたかというあたりが一番の謎ですけど… そんなわけで微妙な点数です。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-19 00:20:19) |
5. Little DJ 小さな恋の物語
このジャンルの作品としては、まさに王道を行くストーリー、観る者を裏切らない展開には安定感を感じます。 決して号泣を誘うこともなく、されど随所でホロリとさせられる。丁寧に作り上げられた良作ですね。 主演の神木君は、繊細な演技を見せてくれます。ヒロインの屈託のない笑顔も良い。純粋な気持ちになって鑑賞しましょう。 [試写会(邦画)] 7点(2007-11-29 01:47:18) |
6. Re:DIAL リダイアル
《ネタバレ》 面白いですよ、これ。確かに、この手のオチは既に新鮮味がありませんけれど、途中まではB級サスペンスとして小気味良いテンポで話が展開していきます。このまま行くと、最後はどうやって落とすんだろ?とワクワクしていると例のオチ。↓で、なにわ君も書いてらっしゃいますが、私もこの展開にはまんまと引っ掛かりました。で、振り返ってみれば結構良く出来てる。このオチとしては伏線部分の破綻も少なく許容範囲、むしろ巧妙と言ってもいいんじゃないでしょうか? 殆ど一部屋で撮影されたシンプルな低予算作品。TVMのCMの間を思わせるフェードアウトが気になりますけど、映像的にはグロさエロさが最低限に抑えられていて好感が持てます。ただ、原題はどうもピンとこないなぁ~。 ま、モニカ・キーナの熱演(貧乏ゆすりは止めたほうがいいかも…)に応えて7点献上! (注)未見の方へ。映像特典はネタバレに繋がります。関連作品情報は後で見ましょう。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-15 01:02:40) |
7. Re:プレイ
《ネタバレ》 これはハマりましたね。確かに似たアイディアの作品は過去にも幾多あるでしょうが、出演者らの熱演と脚本・演出の妙が見事にマッチして、見応えある作品に仕上がっています。私はこの作品の鍵を握るのは、兄ピーターと妻(ということにしておきましょう)アナだと思います。そして、運命を受け入れられずに苦しむサイモンと、そんな彼を心から救いたいクレア。他の登場人物は、人格を与えられているようでいて与えられていない。まぁ、ある意味もっとも「人格」を与えられていないのはアナでしょうけれどね。アナの勝利宣言を受け入れられないサイモン。彼の旅は、まだまだ長く続くのでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-28 16:56:00) |
8. 輪廻 リ・インカーネーション
何だか妙に長く感じた80分。冒頭の導入部分は、なかなかオドロオドロシク惹きこまれるし、検事の登場シーンは結構迫力モノ。でも、必要以上にエロティックなカットが使われているし、何よりあの「標本」(ネタばれ?でも、予告編にも堂々と登場してるし)はヤリスギじゃないのかなぁ?保存しないでしょ、普通。 前世の愛憎が現世に事件を引き起こす。そのテーマ自体はいいと思うのだけれど、なにぶん描き方のメリハリが宜しくないと思うのです。冒頭30分余りの法廷ドラマまではスピード感もあるのだけれど、前世の因縁(本来のテーマ)に移っていくところで面白味がなくなる。それをエロティックなカットで補ってませんか? この手のオカルトっぽいミステリーが好きだからついつい観てしまったけれど、どうもアジアンホラーとかミステリーには裏切られることが多いなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2005-05-22 09:51:25) |
9. 猟奇的な彼女
韓国映画はどっちかって言うと苦手なんですが、「MUSA」をキッカケに考えを改め、この作品に至って中国映画同様大好きになりました。ラブコメ系、弱いんですよ~。ついつい感情移入してしまっての高得点です。運命についての台詞も良いですけれど、「勝つまで負け続ける。」なんてのも良いですね。最後の方で、ちょっと引っ張りすぎかな?って感じもしましたけど、もっと長い時間あの2人を見ていたかったのでOK! 偶然に次ぐ偶然って展開も、努力した2人が引き寄せた必然ってことでOK! 9点(2004-06-20 01:57:40) |