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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 
 タイムトラベル系SFにしてはかなりわかりやすい。ただし細かいことを考えないことが条件。  前半はサスペンス色がかなり強め。ルーパーを逃してしまった親友セスが処刑されていくのは、なかなかのホラー。直接的な描写はありませんが、オールドセスの体が次々と欠けていくことで、セスの身に恐ろしいことが起こっているのを視聴者に連想させます。この映画で一番恐ろしくも、一番良かったシーンかもしれません。それに、失敗するとただでは済まないことを印象付けるうえでも効果的です。  おおまかな設定は、未来では殺人を犯すと必ず捕まってしまうため、過去にターゲットを送り込んで、過去の人間に始末してもらうというもの。その始末屋がルーパー。  この映画では過去=現在の時間軸としてストーリーが展開される。欲を出して未来のシーンも放り込んでごちゃごちゃになっちゃうよりよほど良いです。  もうひとつの設定がTKと呼ばれる、全人類の10パーセントが目覚めたサイキック能力。SF感を出すためのアクセサリー的な設定かと思いきや、終盤この設定が大きな意味を持ち始めます。これには賛否両論あるみたいですが、個人的には物語を多重構造にできて面白かったんじゃないかと思っています。  唯一の難点は、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスがどうしても同一人物には見えないことか・・・。とくに後半、ブルース・ウィリスが暴れだしちゃうと、もうダイ・ハードにしか見えない・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-17 17:51:38)(良:1票)
2.  るろうに剣心 最終章 The Beginning 《ネタバレ》 
 なるほど。原作では十本刀編が好きでしたが、映画では雪代巴編が最高に良いですね。  今作の完成度と熱の入れようを見ると、監督さんが一番撮りたかったのはこれなんだろーなー、とすら思ってしまいます。  アクション重視、エンタメ重視の今までのシリーズとは打って変わって、ドラマパートが大部分を占める本作。ティーンうけは悪そうですが、原作ファンには胸アツのドラマとなっています。  なにしろ有村架純演じる雪代巴が最高に良い。これぞヒロイン。武井咲演じる神谷薫もよかったのですが、ちょっとヒロインとしての格が雲泥の差です。  佐藤健演じる剣心も今までで一番良い。  元ネタを知っているだけに、最後は悲劇で終わるとわかっていても、二人の幸せを願わずにはいられない。それほどの求心力が本作の剣心と巴にはあります。  もう日記を読むあたりから涙腺がやばくて・・・。最後は結末を知っていたのに決壊しちゃいましたね・・・。  1作目のオープニングで終劇となるところも憎いじゃないですか。映画を見てきた人たちにとってはこれ以上に感慨深いラストはないでしょう。  1~4までは、すべて原作のほうが上でした。  ただ、このBeginningだけは映画が原作を超えてきたと思う次第です。  この感動は映画にしか出せない。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2023-04-30 20:57:24)
3.  るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》 
 私は個人的に、るろうに剣心の原作は十本刀編がピークで、縁編はいまいちだったんです。十本刀編に比べると、雪代縁編は敵の数が少なくなるうえに、質もいまいち。せっかく『幕末の人切り抜刀斎への復讐』という贖罪のテーマを掲げたのに、まともに復讐しに来ているのは縁と鯨波くらい。みんなが剣心に恨みを持っているのならまだ良かったんですけど、ただの戦闘狂や殺人狂が混ざっている。しかもあんま強くない・・・。その辺りが原作では残念な感じだったのですが・・・  まあ、乗りかかった舟ですし、こちらでの評価も高かったので見てみることに。結果良かったです。原作より良かったんじゃないかな。鯨波とか乙和とか八ツ目とか、みんな見せ場がありましたし。この映画1本で完結させたのも高評価です。  原作コミックには無いシーンが追加されていて、それが思いのほか良かったです。冒頭の列車アクションとか、宗次郎の参戦とか。個人的に『昨日の敵は今日の友』的な展開は胸アツなのでテンション上がります。  一番謎だったのは刀狩りの張・・・彼はいったい何がしたかったのか・・・結構好きなキャラなんですが、終わってみればいてもいなくても良いキャラでしたね。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-04-29 04:32:48)
4.  るろうに剣心 伝説の最期編 《ネタバレ》 
 もし原作を知らなければ7点~8点くらいなんでしょうけど・・・。  原作をリアルタイムでずっと読んでいた者としては、ちょっと残念な出来です。  そもそも十本刀編最大の見どころは、十本刀と、剣心メンバーとの壮絶なバトルにあります。  例えば宇水と斎藤のバトルなんて、原作ではかなりのお気に入り。なのにこの映画では一瞬で終了。その一方で比古との修行にはダラダラと余計な時間をかける。なんともバランスが悪いです。  いや、その修行のシーンは大切ですよ。でももっと短い尺で、大切なんだってことをばしっと伝えてくださいよ。何をだらだらと・・・工夫のない。  安慈と左之のバトルをおちゃらけさせないでください。安慈は十本刀のなかでも、ダントツで悲しい過去をもつ人物。その安慈の気持ちを汲み取りながらも戦う左之助、名バトルなんだから~。金的だとかくすぐりだとか、原作レイプもはなはだしい。  薫VS鎌足、弥彦VS蝙也、比古VS不二、すべて割愛。  いやいや、どこを割愛してんのさ~。せっかく目覚めた薫も、ここで成長を見せるはずだった弥彦も出番なし。それは悲しい、悲しいよ・・・。  前編、後編に分けて計4時間越え。にもかかわらず、見せてほしいところの大部分を割愛。  もうこれは脚本に難ありです。監督が原作のファンなら、少なくともこんなことにはならなかったはず。  この映画だけ見た人は、るろうに剣心つまらない、とか思わずに、ぜひ原作を読んでほしいものです。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2023-04-15 15:15:33)(良:2票)
5.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 
 アクションに関しては1作目よりスピード感が増して好き。スケールも大きくなって、これぞ映画って感じです。  残念だったのは、これ1作で完結しなかったこと。まあこの時代、スターウォーズにしろロード・オブ・ザ・リングにしろ、マーベルにしろ、シリーズ化するのは当たり前みたいなので仕方ないか・・・  ・・・でもいかにも『続く』みたいな終わり方はどーなんでしょ。テレビドラマみたいで萎えるんですけど。そこはもっときりの良い終わり方をしてほしいものです。この作品はこの作品で、ボス的ななにかとの決着をつけるとか、一応めでたしめでたしの形をとるとか。そのうえで、エンドロール後に何か不穏な空気を漂わせて終わる、みたいな。映画という形式をとる以上、それが最低限のマナーというか礼儀のような気もするんですがねー。  内容はとても良かったですよ。原作ファンなら熱くなること間違いなし。原作の重要人物、人気キャラはほぼすべて出そろいますからね。  巻町操役の土屋太鳳が圧巻のアクションを見せてくれたり、見所たくさん。ラストの京都大乱闘は否が応にも盛り上がります。  ただみなさん絶賛されている志々雄役の藤原竜也。私は個人的にミスキャストだったなぁ。声やセリフに、重さと迫力が全然足りないんです。どうせ包帯ぐるぐるまきで顔なんかわからないんだから、もっとドスの効いた声の役者さんのほうが良かったんじゃないかなあ。  駒形由美ははまりすぎ。方治はだめ。この人熱狂的だけど、実は切れ者なんだから、ただのバカキャラクターにしないでほしい。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-04-09 00:23:17)
6.  るろうに剣心 《ネタバレ》 
 『おろっ』とか『ござる』は漫画であれば違和感を感じないのですが、リアルでは違和感ありまくりですね。  マンガの映画化ですから、期待はしていませんでした。ですが、思っていたよりは大分良かったです。  左之助、刃衛、高荷恵のエピソードをひとつにまとめちゃったわけですが、上手いことひとつのストーリーとして成立しています。たいしたものです。  原作では剣心がやたら技の名前を叫ぶのですが、今作ではそんなマンガチックな表現を避けたのも功を奏していると言えるでしょう。技の名前を叫ぶのは少年漫画では定番。一番盛り上がるところ。その一番盛り上がる部分をあえてしなかったのはこれ以上ない英断です。  キャスティングは概ね良かったのですが、武田観柳役の香川と高荷恵役の蒼井優はちょっとイメージと違いましたね。  香川が演じると、コメディ色が強く出すぎてしまいます。  蒼井優は好きな役者さんだし、演技も良いんですが、いかんせん役と合っていない。どうしても子供っぽくなりすぎてしまいます。そこが残念。  過去を振り返る回想シーンは、剣心、刃衛、高荷恵、どれもよくできていて、作品に深みを与えています。特に剣心の回想シーンは涙を誘います。  ちなみに私は原作をばりばりに読んでいる世代なので、大きな混乱もなくすんなり見られましたが、原作を知らない人が見たら登場人物の多さに混乱したりするのかな?
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-04-06 01:57:28)
7.  ルイの9番目の人生 《ネタバレ》 
 いかれた母親とかわいそうな父子の物語でした。  正直肌に合いません。  ルイとそのお父さんはあまりに可哀そうです。だから後味がまず悪い。ルイは現実世界で生きることを選択し目を覚ましますが、父親は戻ってきません。  更にはパスカル医師とルイの母親の恋愛モードに反吐が出ます。  ラストで母親が精神病棟に入れられ多少の溜飲を下げたのも束の間、パスカル医師との子供ができちゃっている悪趣味な着地点。気持ち悪いったらありゃしない。  高評価のなか大変申し訳ないですが『どうしても好きになれない』プラス『前半超退屈』ということで素直な気持ちで採点することにします。  ついでに言うと、パスカル医師を操って母親を毒殺しようとするシーンがありましたが、ルイのキャラには合っていないような気がします。
[DVD(字幕)] 3点(2021-09-20 02:32:36)
8.  ルーザーズ 《ネタバレ》 
 それぞれが何かのスペシャリストで、あんまり負け犬っぽさは無かったですね。むしろプロフェッショナル軍団という感じ。  コメディアクションなのかと思っていたのですが、意外に真面目なサスペンスアクション。  オープニングのヘリ撃墜までのエピソードは、ルーザーズに感情移入させるのに十分なインパクトでした。  マックスという悪役のいかれ具合は好き。でもなぜCIAの幹部らしきマックスが、核兵器だの戦争だのを望んでいるのか、大事な部分の説明が一切ない。  また、ロークの裏切りは無かったほうが、よりスカッとできたんじゃないかという気もします。  原作があるので仕方ないのかもしれませんが、こーゆー裏切りって、表面では忠義を尽くしている人間が裏切るから面白いんじゃないでしょうか。いかにもなロークが裏切ったって、そこに物語的な面白さは生まれない気がします。  マックスが野放しのまま終劇っていうのも、ちょっともやもやしますね。  できれば、もう裏切りとかしちめんどくさいことはやめて、チーム全員でマックス一味を一網打尽にして大団円で終わってほしかったものです。それともマンガ原作みたいなので、続編を意識してこのような煮え切らない結末にしたのでしょうか。  いいかげん、続編を意識した映画製作はやめてほしいですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-20 19:37:43)
9.  ルーキー・ハウス・ガール 《ネタバレ》 
 普通のラブコメ。普通のサクセス。普通の主人公。いや、普通よりかはかわいいと思いますが。  フェリシティ・ジョーンズ演じるキム。本作の主人公でヒロイン。しっかり者。父親思い。仕事はできる。セクハラ、同僚の嫌味はユーモアや皮肉であしらう。元スケボーの天才少女。  その一方で、『状況に流されやすい。』『父親に入れるはずだったお金を飲み食いに使っちゃう。』『人様の別荘で勝手にパーティーをする。』『心配する同僚の女の子にイライラをぶつける』など、嫌な面もあり。どうにもキャラが不安定です。この辺は好みが別れるところか。人によってはこのタイプには共感しづらいかもしれないです。こーゆー面を何回か見せられちゃうと、主人公といっしょに盛り上がろうって感じにはなりません。  スノボはやりませんが、映像はスピード感あって面白かったです。映像きれいです。  スケボーの天才少女が母の事故死をきっかけにリタイア。スノボの世界で復活するというサクセスストーリーは、シンプルかつワクワクできて良かったです。なので、ラブコメや別荘でのドタバタは添えもの程度にして、よりスポーツ色を強くしたほうが良かったんじゃないかな。スノボの練習や大会シーン、ライバルなんかをもっとクローズアップしてくれれば、より純粋にスポーツ系サクセスストーリーとして見応えがあったような気がします。  ちなみに見終わったあとは、なかなか良い気分になれますので、まずまずのエンターテイメントには仕上がっています。
[DVD(字幕)] 6点(2019-05-26 20:59:43)
10.  ルイスと未来泥棒 《ネタバレ》 
 ルイスが母の姿を思い出したいという一心で、発明・研究に取り組むオープニング。このオープニングで心を鷲掴み。このシチュエーションに弱い私。ルイスのこの発明がルイスの未来へとつながり、ルイスが一番欲しかった家庭へとつながっていくわけですね。さすがハッピーエンドを作らせたら右に出る者のいないディズニーです。  幸運だけではない。研究、発明、勉強に没頭するルイス。一心不乱な姿。ひたむきな情熱。その姿を映すからこそ、ラストで幸運が感動へと昇華されるのでしょう。  未来に行ってからは、しばらくはちゃめちゃでどたばた。もちろん、この未来こそがこの映画の見所だと思います。ですが、個人的にはちょっと度が過ぎる感じが肌に合いません。  『未来を変えたらドリス(帽子ロボット)だって消滅するじゃん。』『未来を変えたはずなのに、なんでタイムマシンだけ残ってるんだよ。』とか、そんな野暮なつっこみを入れる気は毛頭ございません。  ただ一つだけ。ヘアスタイルを見るまでルイスと気付かないなんて、あんまり。特に奥さんと養父母!あんたたちはルイスを子供の頃から知っているんだからそこは気付けよ。あんたらのルイスのイメージは髪型だけかい。と、そこはつっこんでおきます。  小さい伏線も大きい伏線もラストに向けてきれいに回収していく鮮やかなプロット。自分のことばかり考えて周囲の迷惑を考えないことの怖さ。発明がもたらすのは恩恵ばかりではないという警鐘。そして失敗なくして成功はありえないという最高のメッセージ。視覚に頼り過ぎない完成度抜群のアニメーションムービー。ラストは不覚にも感動して目がうるんじゃいます。ルームメイトのグーヴに幸あれ。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2019-04-29 00:31:33)(良:1票)
11.  ルビー&カンタン 《ネタバレ》 
 ゆるい。さすがにゆるすぎる。ゆるすぎる展開に、何も盛り上がるところがありません。  ゆるすぎる警察。ゆるすぎるマフィア。コメディだからってこんなんじゃあ面白くないです。  カンタンを頭のねじのゆるいキャラクターにするんだったら、周りはしっかりしなくちゃ。そーしないとカンタンがやることの意外性がなくなっちゃいます。こーゆーのは周囲とのギャップが面白いんですから。  それに、結局はカンタンもルビーも犯罪者なわけで、まあそこはつっこんだらいけないのでしょーが、やはり共感しづらいです。  ただカンタンのキャラ設定は良かったですね。気は優しくて力持ち。好きなキャラクターです。脱臼も直しちゃったりして。要所要所で意外と役に立つのが良いですね。まあカンタンのキャラクター以外は、この作品に関して特筆すべき点は何も無いですね。  ストーリーがあってないようなレベルなので、せっかくの登場人物の個性も死んじゃってますし。  いまいちです。テンポが軽快なので、見飽きることはありませんが。
[DVD(吹替)] 5点(2016-11-21 05:09:14)
12.  ル・ブレ 《ネタバレ》 
 『マフィアのモルテスが捕まる。看守と友達になる。友達の看守に購入を頼んでいた宝くじが当たってしまう。それを看守が盗んだと勘違い。もうすぐ刑期が終わるのに、脱獄。友人看守と共に宝くじを求めてアフリカへ。』  ⇒プロットは凄く面白いのに、何故こんな中途半端な作品になってしまうのでしょう。  もともと度を越えた悪ふざけ映画にはついていけないタチなので、個人的な好みの問題もあるのかもしれません。  モルテス以外は出てくる人物が変人ばかりで、変人ノリにもついていけません。  ブラックユーモアのつもりなのか知りませんが、簡単に人を殺してしまうのも良くありません。  気楽に見られるタイプのコメディ仕様なのに、結構エグイ演出もあったりして、バランスが良くない。  ラストのオチも好きになれません。『悪銭身につかず。』というくらいですから、モルテスが犯罪によって得たお金ならこのオチもありですが、宝くじで当たった正当なお金を、こんな形で失うなんて見てていたたまれません。笑えないです。  何にせよ、この作品はフランシス・レジオを『面白い』と感じるか、『ウザイ』と感じるかで好みが真っ二つに分かれそうな気がします。  レジオを終始『ウザイ』としか思えなかった自分にとって、レジオはまさに『ル・ブレ(厄介者)』であり、かなりイライラさせられました。  それでも序盤から中盤くらいまでは楽しかったんですけどね。  終盤も、『モルテスVSトルコVS宝くじを狙う商人VS黒人兄弟』の四つ巴戦に、レジオの妻ポーリーヌが意外な活躍を見せたりと、バトルが盛り上がる展開は好きなんですが、その後もダラダラ続けちゃったのがイタイ。  続けるとしても、レジオがキャンピングカーで迎えに来て終わりくらいにしてくれれば、『厄介者が最後に活躍』という締めで終われたのに、最後の最後まで、最悪の厄介者で終わっても不快感が残るだけです。  純粋にドタバタ劇を楽しむだけであれば、それなりに楽しめる作品だと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2016-01-13 12:12:04)
13.  ルール 《ネタバレ》 
 都市伝説になぞらえての殺人ゲーム。ポップでシュールで猟奇的。殺しの手口が多岐にわたることや、いつ誰が狙われるかわからないドキドキ感は、スラッシャーものとしては及第点。それでいて、本当に残虐なシーンは巧みなカメラワークで映していないので、グロイ描写が苦手な人でも安心してスリルだけを味わうことができそうです。  また、同室のトッシュが明かりを点けたことを怒る前フリや、警備の女性がテレビの刑事アクションに憧れている前フリなど、芸の細かい伏線の張り方は結構好き。B級エンターテイメントホラーながら、ディテールまで丁寧に意識してあるのが良いですね。  惜しむらくは、せっかく都市伝説になぞらえていたのに、中盤以降は都市伝説が味付け程度に成り下がってしまったことでしょうか。もったいないですよね。せっかくだから、都市伝説を謎解きのヒントに使う演出があればもっと面白くなったかもしれないのに。  まあ、今回の一番の問題は、同じコートが流行りすぎていることでしょう。犯人に、ウェクスラー教授に、用務員に、ブレンダの友人まで、何故かみんな同じコートを持っています。それが、被害を大きくしてしまった一番の原因です(笑)  スクリームと比較されがちな今作ですが、大きな違いは犯人に明確な動機があることでしょう。明確な動機があれば、犯人に『人間』を感じてしまいます。その瞬間、犯人は『得体の知れないモンスター』から、『同じ人間』になっちゃいます。動機があるっていうのは正しいことなんですが、サスペンスやホラーは意外と動機がないほうが面白かったりします。そこがスクリームと本作との大きな違いじゃないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-25 15:34:33)
14.  ルディ/涙のウイニング・ラン 《ネタバレ》 
 他の方達も言及されているように、中盤くらいまでルディに共感しづらいポイントが結構あるんです。本気でノートルダム大でプレイしたいなら、もっと本気で勉強しろよとか。真面目に仕事しろよとか。恋人が他の人とできちゃうわけですけど、それを覚悟で夢を選んだはずなんだから怒るなよとか。それでもルディが15~18歳くらいならまだ良かったんですが、24歳ですよ。24歳。24歳にもなって、言動や行動があまりにも子供じみていていて、言い訳がましくて、いらいらします。  ただ、最後まで観終わってみれば、前半に精神面でも未熟なルディを見せてくれたからこそ、普通のサクセスストーリーにはない感動を味わうことができたのかもしれません。どこにでもいそうな空気よめないうざキャラのルディ君、その彼がクライマックスに向けて精神的に成長していく様が、見る人に本当の意味で勇気を与えてくれるのではないかと思えるわけです。  また、賛否両論あるかもしれませんが、努力ができるということはもうそれだけで立派な才能だと思えます。その努力ができるという才能が多くのひとの心を動かし、また多くのひとに力を与えたのではないかと思えます。ほんの一瞬のシーンではありますが、ルディがコーチに1試合だけの出場をお願いに行くシーンがあります。ルディは「私をチームに迎え入れてくれてありがとうございます。」と言います。それに対しコーチは「こちらこそ君がいてくれて助かるよ。」と答えます。彼がすでにチームにとって欠かせない一員になっていることの証ではないでしょうか。もしルディの存在がチームの練習の質を高め、チームメイトのモチベーションをあげてきたのであれば、そのことでチームが最強になったのだとしたら、最後にルデイが出場できたのは紛れもなくルディの実力によるものでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-04 01:24:13)(良:1票)
15.  ルーカスの初恋メモリー 《ネタバレ》 
 オールアウェイでも、何一つ上手くいかなくても、自分がやると決めたことを最後までやり抜けば、周りから認められることもあるという嘘のような作品。でもその「うそーん」と思う展開が心地良いです。  最初はなんとなくルーカスに感情移入できなかったのですが、がむしゃらで、まったく気持ちのぶれない彼を見ていると、いつの間にか応援しているから不思議です。うん、真剣に生きるってこういうことですよね。  ただ、一言だけ。  リナ(ウィノナ・ライダー)でいいじゃん!贅沢ゆうなよ(笑)
[DVD(字幕)] 7点(2013-02-22 02:13:17)(笑:1票)
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