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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1.  レディ・イン・ザ・ウォーター
ハリウッドきっての人気親子主演の最新作「アフター・アース」の日本版トレーラーにおいて、かつて一世を風靡したはずの「監督」の名前が一切表示されないことをあまりに不憫に思い、改めて“彼”の未見作品を見直してみることにした。  “彼”とは勿論、M・ナイト・シャマランのことである。  1999年の「シックス・センス」があまりに大ヒットしてしまったため、大衆向けの娯楽映画監督という印象が強く付き過ぎてしまい、その後の「特異」な映画世界に対する大衆の拒否感が必要以上に高まってしまった感のあるシャマラン監督。  個人的に最も好きな作品は、世間的には酷評が目立つ「アンブレイカブル」なので、一概に大衆向けの映画監督だとは思っていなかったけれど、その後の「サイン」「ヴィレッジ」にまったく面白さを感じられなかったので、以降彼の作品からは疎遠になっていた。  気がつけば実に9年の空白を経て、彼の映画を観ることになった。 率直な感想だが、とりあえず善し悪しは別にして、たぶん、この作品の映画世界こそM・ナイト・シャマランという映画人が本当に描きたい世界観なのだろうと思える。  正直、映画の世界観に少しでも没頭できなければ、「結局なんなんだ!?」と噴飯もやむを得ない作品であることは間違いない。 僕自身、「面白かったか?」と問われれば、実際「微妙」と答えざるを得ないというのが正直なところだ。  ただし、この特異な映画において、この特異な映画監督が描こうとしていることは、一貫している。 自分たちが存在し生きているこの世界を、「物語」そのものに見立て、世界そのものの閉塞感や神秘性、そこに生きる人間たちの宿命や運命を、ある部分では間接的に、ある部分では極めて直接的に表現しているのだろう。  それはシャマラン監督自身が、「表現者」として常にこの世界に感じている“ジレンマ”に他ならない。 「物語」がつまびらかにされるストーリーにおいて、シャマラン監督自身が「作家」を演じ、「悪役」が映画評論家なんてのは、どうしても伝えずにはいられない彼の思いがほとばしっているように見えた。  というわけで、この監督の本質が極めて大衆的ではないということは明らかだ。 あまりハリウッドの潮流に流され過ぎずに、映画作家として我を張って、自分の描きたいことだけに集中していってほしいなあ。と、映画ファンとしては思わずにいられない。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-08 23:47:48)
2.  レミーのおいしいレストラン
“動物もの”のファンタジー映画として不足はなく、ピクサーならではの映像完成度と娯楽性によって充分に楽しめる佳作に仕上がっていると思う。 しかし、この映画には致命的な難点があって、もうそれはこの物語の構成上致し方ないことだけれど、やはり最後までその部分が引っかかり続けてしまった。  それは詰まるところ、ネズミが料理を作るという不衛生さに対する拒否感だ。 この映画の製作陣やファンは、それを言っちゃあ元も子もないと言うのだろうけれど、どう取り繕ってもネズミがレストランの厨房に我が物顔でのさばり、自ら料理を作っちゃあいかんだろうと思ってしまった。 しかもこの映画の主人公でもあるネズミは、どんなに愛らしくキャラクター化していても"ドブネズミ”にカテゴライズされるタイプのネズミであり、綺麗事をいくら並べ立てたところで「不潔」であることは揺るぎようも無いのである。 主人公のネズミは、自身の不衛生を気にし申し訳程度に手を洗ったりはしているけれど、「いやいや、そういうレベルの問題じゃないから!」と突っ込まざるを得なかった。  個人的な話をすると、若い頃に地下街の飲食店でアルバイトを始めたことがあった。 しかし、閉店後の片付けの最中に巨大なネズミが走り回る現状を目の当たりにして、耐えきれず一週間で辞めてしまった。当然その後、その店には客としても決して行く気にはなれなかった。  これはもはや、ほぼすべての動物映画の根底にある博愛主義をいくら盾にしたところで、無意味な類いの問題であろう。 すべての生命と共存しようとすることは素晴らしいことだと思うし、決してネズミたちに罪はないけれど、世界中の飲食店の裏側に潜むネズミが病原菌を媒介してしまうことは現実であり、そういう部分をあまりにも無視してただファンタジックに仕上げてしまっているこの映画の在り方には疑問を禁じ得ない。  ただし、そういうことをすべて見て見ぬ振りしてしまえれば、楽しめる映画であることも事実。 単純に“動物”+“料理”のファンタジー映画として捉えれば良いのかなー……、でもやっぱり大量のネズミ(主人公ファミリー)が露呈するシーンにはユーモラスというよりも“おぞましさ”が先行してしまったな……。
[DVD(吹替)] 5点(2013-02-27 17:34:57)(良:1票)
3.  レスラー
冒頭、カメラは主人公の背中を延々と追い、そのうらぶれた様を映し出す。 そこからは、ただこの男が惨めな生活に追いやられているという状況説明だけでなく、プロレスラーとして確実にあった過去の栄光を雄弁に物語ると共に、彼が今なおリングに上がり、そこで少なからずの尊敬と敬愛を受けているということがしっかりと伝わってくる。 そういう描写の後に、ミッキー・ロークの表情が映し出された瞬間、「ああ、この人はかつてのスターレスラーだ」とリアルな存在感を持って納得させられる。 この冒頭数分間の主人公描写の時点で、この映画の成功は間違いないと確信した。  イントロダクションからは、かつてのスーパースターの復活を描いたサクセスストーリーのような印象も受けるが、今作は決してそのような綺麗な映画ではない。 主人公の風貌そのままに、汚れ、くたびれ、傷だらけの映画だ。 「満身創痍」という言葉が相応し過ぎる映画世界、そしてミッキー・ローク演じる主人公の「大馬鹿野郎」としか言いようがない生き様に対して決して共感は出来ない。 ただしかし、引き込まれ、目が離せなくなる。  プロレスに生き続けた老ファイターが、遂に最後までリングにしか居場所を見出せなかったと言えば聞こえは良い。 しかし、そこに映し出されているのは、愚かで、切ない一人の男の姿であり、この映画が描こうとしたことはまさにそういう人間の根本的な無様さだ。  “現実”の死を厭わず恐らく最後になるであろうリングに立つ男の姿に涙が溢れるわけではなかった。 唯一残された「居場所」、そこに立つまでの男の全ての言動が、哀しく切ない。 この映画に描かれていることも、描かれていないことも、この男の人生そのものに涙が溢れた。  リング上で闘い続けるということが、逆接的に立ち向かうべき己の人生から逃げ続けたこととイコールになる悲哀。 ただし、それが不幸だろうが幸福だろうが、決して他人はその人生を否定も肯定も出来ない。 その価値を計れるのは、紛れもないその人生を生きた本人しかいない。  「生きる」ということの普遍的な厳しさと、だからこそ垣間見える人間の煌めきが心を揺さぶる。これはそういう映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2012-02-11 01:33:57)(良:2票)
4.  レボリューション6
破壊活動やら革命運動なんてものは、平和ボケした日本で普通の人生を送っている自分にはあまりに縁遠いことだけれど、それらのことは突き詰めれば、先行きが見えない若い日々の抑えられない熱情の表現なのだろうと思う。  だから、そういった過激な行動が伴わなくても、誰しも「あの頃は良かった」だとか「若い日々に戻りたい」と思うのだろう。  きっとそれは、何かしらの思いを携えて“若い日々”を過ごしたすべての人に当てはまることだろうと思うし、すなわちこの映画に登場する6人の仲間たちに共鳴してしまう部分が誰しもあるということだと思う。  破壊的で過激な青春時代を過ごした6人の仲間。彼らがかつてしかけた爆弾が十数年の月日を経て爆発したことをきっかけに再会する。  彼らの言動のすべてに共感出来るはずはない。基本的には愚かな犯罪者だと思う。 でも、彼らがかつて過ごした日々の彼らにとっての価値や、失った時間とその代償に得た人生の価値、仲間と再会したことで生じた喜びや悲しみは、よく分かる。  繊細な光と音楽の中で、軽快感と共にビターで儚い人間模様を描いた良いドイツ映画だったと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 11:21:59)
5.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 
ジョン・ウーによる「三国志」の完全映画化。 トニー・レオン、金城武というアジアきっての世界的映画スターのそろい踏みは、エンターテイメント作品としてやはり魅力的である。  ただ、ここ数年のジョン・ウー作品にはあまり“当たり”がない。 実のところ、「フェイス/オフ」を越える作品は生まれていないのではないかという感はある。 もはやハリウッドでも幅を利かせる大アクション映画監督というポジションに与えられる潤沢の資金が、総じて作品の「大味感」につながっているように思う。  そこにきて何十億という制作費を投じての大エンターテイメント作品として誕生したらしい今作。 しかも、半年後に公開されるPART2との二部作。 「大味感」に対する不安は捨てきれない。  で、どういう映画だったかというと、 ものすごく贅沢に作られた「歴史ドキュメンタリードラマ」という感じ。  冒頭のドキュメンタリー番組の1コーナーのような歴史的背景の説明モノローグから始まり、主要キャラクターが登場する度に表示される役名の字幕。 「三国志」自体に明るくない者にとっては、「~の将軍」などという説明は分かりやすくはあるが、当然ながら映画としての質を落とすモノだったことは間違いない。  詰まるところ、全編通じて、三国志の中の「赤壁の戦い」の始終をただなぞっていくような印象が抜けず、各人物についてのドラマ性が薄く、のめり込むような感情が生まれない。  俳優たちの表情や一つ一つのシーンには雰囲気があり、それぞれを切り取ったなら質の高さを感じる。 しかし、一つの映画作品としては決して面白味のある映画とは言い難い。 そもそも「三国志」という物語そのものにある程度の造詣があったなら、もう少し印象が違うのかもしれないが。 
[映画館(字幕)] 4点(2008-12-01 00:02:55)(良:1票)
6.  恋愛睡眠のすすめ
これ以上ないほどのクオリティーによる“手作りの映画”。 紙や布や木で作り込まれた“夢”と“現実”の狭間で、生き方に不器用な主人公がハッピーを目指して奔走する。  考えてみれば、「夢」ほど己の存在のみで作り上げられた世界は無いのだと思う。 自分が作り上げた“世界”である以上、そこへ逃げ込むことも、そこから抜け出すことも、本人の自由であり、他人からの否定を受けるものではないのかもしれない。  現実世界での行き詰まりを夢の世界で解消していく主人公の姿は、滑稽で少し哀しいけれど、人間として実にありのままの姿なのではないかと思う。  夢想の中でもがく主人公をガエル・ガルシア・ベルナルが愛嬌たっぷりに好演し、こういうファンタジックで特異な世界観を描き出すことに秀でたミシェル・ゴンドリーの映画世界に違和感無く息づいて見せたと思う。  「夢」という浮遊感溢れるテーマであるから、ストーリーとしての結論の出し方は、これで間違いはないと思う。しかし、同監督の前作「エターナル・サンシャイン」と比較すると、映画のストーリーの「力」には大きな差があるように感じる。 一概に言えることではないだろうが、「脚本にチャーリー・カウフマンが入っていれば……」という無責任な思いは残った。  手作りの可愛らしくて、ファンタジックな映像で彩られた夢の世界。ただ、現実はそれと表裏一体で存在する。そのことをしっかりと描いているからこそ、この映画は短絡的にハッピーには辿り着かない。
[DVD(字幕)] 7点(2007-10-08 03:24:32)
7.  レイクサイド マーダーケース
“辛辣”という言葉だけでは覆うことができない“混沌”と“闇”にまみれた世界が映し出される。 これは映画である。が、事実でなかろうと、実際にこんなことが起きいても、いなくても、人間が想像し得る以上、これは現実に起こり得る“ケース”であると思う。だからこそ、映画においても答えは出ない。 主人公の男がそうであるように、現代の多くの人間が、眩い光を直視できないのかもしれない。 では僕は、直視できないこの殺人事件に対し、その背けた目線を何処に向ければいいのだろうか。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-11 05:09:20)
8.  レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
とにもかくにもビジュアルの創造性は素晴らしいの一言に尽きる。姉弟妹たちの憂いに満ちた眼差しから不穏で荒涼とした空気の色合いまで、ほとんどパーフェクトに近いものを見せてくれる。どなたかが述べられているように、ティム・バートンを彷彿とさせるクオリティの高さだと思う。ただ如何せんストーリーの盛り上げ方に技量の低さを感じずにはいられない。題材自体はとてもユニークなのに、それを紡ぎ上げる“巧さ”がまったくと言っていいほど感じられない。話と話、台詞と台詞のつなぎ方のひとつひとつでテンポを外されるという印象を受けた。久しぶりに見たジム・キャリーの七変化(顔芸)は流石だし、主演の姉弟妹を演じたそれぞれが雰囲気の良さを感じさせ、充分に楽しめる素材を揃えてはいるのだけれど、どこか手放しで満足することができないもどかしさがじわっと残る。
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-23 21:27:34)
9.  レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 《ネタバレ》 
大金をつぎ込んだだけあって、前作よりもパワーアップした特異なアクションシーンには及第点をつけられるが、シンプルさを押し通せなかったストーリーには難色を示さずにはいられない。曲者通しの騙し合いという構図自体は分かるが、その基本構図がまったくキャストを生かしきれない足枷となったと思う。存在自体には流石のアクの強さを見せたジョニデはキャラ設定が中途半端で、結局彼の目的は何だったのだろうと呆気にとられる。悪キャラとして名を連ねたウィレム・デフォー&ミッキー・ロークも彼らの持ち味を出せずじまいでアッケなく殺されてしまう。そもそも主人公のバンデラスは、一人込み入った(?)ストーリーに対して蚊帳の外である。ビッグマネーが使えたからこそ揃えられたキャスティングであろうが、その重圧がロドリゲス節を抑えつけてしまったらしい。非常に残念だ。唯一の救いは、相変わらずにドギツイ悪役面を見せつけてくれるダニー・トレホの存在か。
[DVD(字幕)] 3点(2004-08-03 18:19:08)
10.  レッド・ドラゴン(2002)
「羊たちの沈黙」パート3というよりは、舞台が過去にさかのぼっていることもあり番外編というニュアンスが強い今作であるが、クオリティは極めて高かったと思う。何よりも今作における主役であるレイフ・ファインズの演技が物凄い。緻密に大胆に役作りをこなした彼の様は、まさにレクターを演じたアンソニー・ホプキンスに匹敵するものだと言って過言ではない。それにエドワード・ノートンの安定した巧さが加わることで、非常に濃厚な競演が楽しめる。前二作の戦慄のサスペンステイストから一転してレッド・ドラゴンの人物像を掘り下げた人間ドラマ的な要素が強いことも良かった。まさに大抜擢となったブレット・ラトナー監督は重圧を跳ね除ける良い仕事をしたと思う。
8点(2004-01-30 15:36:46)(良:2票)
11.  冷静と情熱のあいだ
こういう映画が売れると非常に悲しくなる。ここまで感情移入がまったくできない恋愛映画は他にない。演技がダメなのか、脚本がダメなのか、演出がダメなのか。おそらくそのすべてであろう。原作を読んでいれば、不足分をある程度補足して観れるのだろうが、読んでいないので本当に何が良いのか分からなかった。いくら原作が売れたからって、惰性で作っちゃダメですよ。
1点(2003-12-22 17:39:36)
12.  RED SHADOW 赤影
映像のキレイさだけを売りにしてきた中野裕之監督であるが、今作においてはその映像美さえ備わらず完璧な駄作に終始した。前作「ステレオ・フューチャー」で相当に辟易した私であったが、今作が決定打となりもうこの監督の作品は見ないと決めた。てゆうか、もうこの人映画は撮れないでしょう。
[映画館(邦画)] 1点(2003-12-20 13:29:50)
13.  レインディア・ゲーム
宣伝文句の通りの二転三転はあるのだけれど、展開にあざとさを感じたことは否めない。作るべくして作ったストーリーの起伏のうような感じがしてどうもリアリティがない。全体的に他のこの手の映画の物まねという印象が拭えず完成度の高さは感じなかった。
[ビデオ(字幕)] 4点(2003-12-16 18:08:06)
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