1. レミニセンス
《ネタバレ》 ダークナイトシリーズの脚本家ジョナサンの手に依るものかと思ったら製作だけでした。なかなかに壮大な舞台設定なのに、失踪した彼女を血眼で探すという何ともちっちゃいお話。着想は面白いが、作りこみが足りてなくて全体的に話が粗い。自分が見ていないものまで再現できるのは無理があるし、そもそも最初の鍵を探すところで計画がばれる可能性大でしょ。細部まで精巧に組み立てられたクリストファー・ノーランの作品とは雲泥の差。 [映画館(字幕)] 6点(2021-09-21 20:05:25) |
2. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 スピルバーグに娯楽作品を撮らせたら無敵だな。こういう何も考えずにただただ2時間を楽しむ映画は最近減ってきている気がする。デロリアンで走り回り、シャイニングを舞台にし、ガンダムで出撃。テンション上がりまくりでもう何もいらない。冷静になると、現実世界の描写が少ないためオアシスの重要性に共感できなかったり、敵方があまりにもヘタレであっけなさ感満載だったりと難は少なくないのだが、そういうことを気にする映画ではないな。ガンダム・アキラ・ゴジラ等スピルバーグが日本の文化をリスペクトしてくれているのが嬉しい。 [映画館(字幕)] 7点(2018-04-29 21:57:31) |
3. レ・ミゼラブル(2012)
《ネタバレ》 舞台やミュージカルを映画化する場合、絶対的条件となるのが映画ならではの良さが加わり、一部分でも元を超えていること。この作品を見た感想が“舞台を観たら感動するんだろうな”だった私にとって、これは1本の映画としてのレベルに達していない。さすがに楽曲はよい物が多かったが、よかったのはそれくらい。貧乏人の犯罪者上がりが唐突に富豪になっていたり、宿敵の警官がよく判らない理由で自殺してみたりと映画にすると目立つ粗になんのフォローもなく、延々映し出される顔のアップにも辟易。舞台を気に入っている人がその付属物として楽しめば価値があるかもしれないが、独立した作品としての評価は低い。 [映画館(字幕)] 5点(2013-01-06 17:10:02)(良:2票) |
4. RED/レッド(2010)
《ネタバレ》 真剣なアクションを期待すると大外ししますが、あくまでコメディアクションであることを念頭に置き観る分には充分です。おじちゃんたちが強すぎるのも相手がへたれすぎるのも特に気になりません。爽快ならば良いのです。後はおじちゃんたちが力技で勝ち進んでいくのではなく、経験値ならではの技で相手を倒し“みたか若造!”的なシーンがあるともっとよかったかなぁ。それと、冒頭に彼らの若いころの活躍シーンがあるともっとのめりこめましたかね・・・考えてみるともっと面白くできる要素は結構でてくるのでこのくらいの点。 [映画館(字幕)] 6点(2011-02-17 18:54:45) |
5. レスラー
《ネタバレ》 ラストの静寂が今でも耳に鳴り響いている。。。彼はリングの中にしか生きる場所を見いだせない男なのか。否、リングという本当に生きることのできる場所を持っている稀少な男なのだ。最後、彼はキャシディーと共に生きていくこともできた。それでも彼は命を張ってリングに向かい、本当に生きる道を選んだ。あまりにも格好のいい男を見させてもらった。願わくは、あの後リングの下でキャシディーと笑顔で抱き合うランディーの姿があらん事を。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-12 15:21:28) |
6. レッド・ドラゴン(2002)
いやいや、面白かった。ハンニバルが“うぇ~”って感じだったので、しばらく観るのに躊躇がありましたが、一気に観てしまいました。レクター博士を主人公だと期待して観るとダメでしょうが、最初っから脇役として割り切ってみると(存在感でかすぎですが)良いと思います。格調高く、大変高貴な映画を堪能致しました。 [DVD(字幕)] 8点(2004-09-04 12:33:57) |