1. ロボッツ
ロボットの世界の男の子(主人公)と女の人(ヒロイン)そして女の子(お友達?)が出てきますが、三角関係にはなりません。好きだ嫌いだ、愛している、愛していないといった恋愛部分が排除されているお子さま映画です。ストーリーは、普通なんですが、このロボットの世界のインフラがとても楽しく、ウキウキします。ボール状の乗り物に乗って、いろんなところを飛んでいったり、ドミノ倒しがあったり、いろんな仕掛けをみるだけでも、けっこう満足でした。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-13 19:42:45) |
2. 六月の夜
《ネタバレ》 バーグマンがとっても綺麗でかわゆいです。ふっくらした頬に意志の強そうな目。このアンバランスさがこの女性の美しくてかわいいというふたつの印象を醸し出しています。ただ、ここに出てくるバーグマン、かなりダメな女性です。痴情のもつれで男に撃たれ、裁判後にスキャンダルを避けて偽名を使い都会に出るも、そこで親切にしてもらったルームメイトの男をとってしまうというとんでもない役。そりゃあないでしょうという構成なのです。バーグマンを心配した看護婦のルームメイトは、恋人の医者に「一人でやっていける強い女」と言われ、そしてバーグマンも「そうよね」と手に手をとって愛の逃避行(何から逃げるのかはよくわからないけれど)。もう一人のルームメイトのおかげでどこにも逃げなくていいようになったのに、それでも彼女たちは逃げるのです。はっきりいってまともな男はほとんど登場しません。そしてバーグマンと同居していた3人のまともな女が取り残され(一人は男に去られ、一人は男に愛想をつかし、そして一人は男に関心を示さない哲学者(女は独身が長いと哲学者になるらしいby『ミンクの手ざわり』))ジ・エンド。えーーー、バーグマン、男に撃たれて生き方を改めるといっていたけれど、それでも友達の男をとって嬉しいか? そこで友達に対して「一人でやっていけるから」と捨てる男がいいのか? そんな男はきっと新しいか弱い女性をみつけると「今の奥さんは一人で大丈夫」とフラフラするはず。うわ、うわ、うわと思いながら、画面にかじりついておりました。ダメダメな展開なんだけれど、この昼メロちっくな雰囲気に完全にやられてしまったワタクシは、かんなり楽しんで観ることができました。友情をとるか、愛情をとるか……人類の永遠の課題なのかなぁと、ぼーーーっと考えさせられた映画です。っていうか、普通、女友達をとるか男をとるかなんて展開にはならないと思う。少なくともワタシはそんな究極の選択は一度もありませんでした。友達に恵まれたというべきか、男をとるほどの力量がなかったというべきか……。こちらも永遠の課題かもしれませぬ。 6点(2004-09-26 05:14:44) |
3. ロンリーマン
《ネタバレ》 前半部分、かんなり暗い展開。お母さんっ子のトニ・パキが(このときお母さんは亡くなっている。どうも自殺をしたらしい)、母を見捨てた父親を憎んで、戻ってきた父親に復讐しようとするのです。ただ、マザコン気味でひがんでいる息子に、全然説明や弁解なんかをしようとしない父。この手のお約束にのっとって、最後には誤解が解けるわけですが、なんともまぁ辛気くさい。後半部分で少々もちかえしたものの、前半の退屈さといったら、しょうがなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-07-11 13:59:56) |
4. ロード・トゥ・パーディション
ジュード・ロウのファンが観ればいい映画かと思っていたら、ジュード・ロウ好きの人が「ダマされた~!」と叫んでいました。あれれ?じゃあ誰が観るべき映画だったんだろう?? というのは置いておいて、この映画、男同士のつながり、家族の愛情、葛藤なんかが観られるのかと思いきや……ボスのポール・ニューマンは息子可愛さにヘロヘロになったマフィア役だし、父ちゃん役のトム・ハンクスは終始しかめっつら。あの父ちゃんから息子は何を学んで大人になるんだろう? まっとうに生きようってことなのかなぁ……。息子に人殺しをさせたくなかった父ちゃんの気持ちはよくわかるけれど……なんかやっぱりうかばれない。納得ができない映画でした。映像のことなんか、あんまりよくわからないけれど、技巧に走りすぎた映画のような気がします。ほら、ドアが開いて鏡に映し出されるシーンとか、雨の中のシーンとか。うーーむ、とうなってしまう。《感想》結局は血をわけた子どもが一番かわいいのよね。ある意味正しいかも。でも、映画なんだから夢をみさせて欲しいというのが希望。 4点(2004-07-10 20:28:46)(良:1票) |
5. ロープ
《ネタバレ》 DVDの特典映像、メイキングを見て、ビックリ&納得した。あの二人はホモだったのか……。ずっと心配していたんだよね。ピアニストの彼がビビって墓穴を掘りそうになるたびに、「ああ、彼まで殺されてしまうかも!」って。なんで、あんなにビクビクしていて主犯の彼に“凡人”のレッテルをはられないのか不思議だったんだけれど、恋人だったからそんなのはどーでもよかったのね。それは、それは気付かなかったな。後から考えてみると、男同士で「チャーム」(=魅力)なんて言葉が使われていたから、そういうことなんでしょう。でもさ、ってことはあの主犯の男はデビット(殺された男ね)の彼女とつきあっていたらしいから、男も女もオッケーだったってこと? ふーーん、金持ちって変わっている人が多いのかねぇ、、、と思いました。それにしても、悪趣味な映画ですよね。棺の上で食事だなんて、よくまぁ、んなこと思いいたなぁって感じ。被害者のお父さんへのおみやげの本をまとめるのに、息子を殺したロープを使うところなんか、やぁ~な感じがしちゃいますよ。 7点(2004-07-04 23:47:48) |
6. ローマの休日
大学生のとき、初めて名画座に行くきっかけを作ってくれた映画です。そして初めて観た白黒映画でもあります。そのときは「映画ってなんて面白いんだろう!」って思ったものでしたが、それ以降劇場に通ったりしたわけではありませんでした。私が映画好きとなったのは、それより下ったヘプバーン主演の『麗しのサブリナ』を観てからです。さて、そんな話はどうでもいいことですね。この映画の魅力は、おじさまと娘っこの友情にあります。そしておじさま新聞記者とおじさまカメラマンの友情でもあります。そう、恋愛映画じゃないんです。新聞記者と若い王女様の友情の物語なんです。おじさまと娘っこの友情っていいなぁ。年上の異性に知らなかったことを教えてもらう……これは、男性女性を問わず誰もが思い描く、憧れの形じゃないでしょうか。そんな願望を疑似体験させてくれる、映画って本当にすばらしいですね。 9点(2004-06-07 01:16:38) |
7. ロッキー
映画って音楽が大事なんだなぁ〜って痛感させられる一本。ほんっとうに素晴らしい音楽です。けっこうダラダラウダウダしているみかんも、なんか走ったりしなきゃいけないような、つーか走りたいぞーーと思わされるような、あの音楽……。やばいなぁって感じです。感動するというよりは、プンプン臭ってくるようなクサい、単純ストーリーに笑ってしまうような物語ですが、なんか目に焼き付いて離れないシーンがいっぱいあるんですよねぇ。ほら、冷凍肉のサンドバックとか、エイドリアンのダサイ洋服コーディネートとか、生卵ジョッキ丸のみとか、そうフィラデルフィアの大階段で叫んでいるところとか……なんだろうね、とっても印象に残るんです。パワーあふれる作品ですね。落ち込んだときに観ると、いろんなこと考えているのがバカらしくなって、ハッピーになれます。 7点(2004-04-30 01:01:35) |