1. 自転車泥棒
おかしくなってゆく父親を現実に引き戻すのが子供。ブルーノ、ブルーノ! [DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 23:54:48) |
2. 無防備都市
これを観てわかることは、要するに映画はロッセリーニからほとんど進化していないということです。 [DVD(字幕)] 10点(2013-06-02 22:09:28) |
3. ロープ
カットの切り替えが不自然過ぎる。時間軸と観客の時間軸が一致する構成はとても面白いが、それは演劇でできるので必然性は無い。むしろ時間軸から自由になることが映画の特製なのかな、とこの映画を観て気付かされた。実験的ではあるが、ウィルソンがだんだんチェストの上を片付けてしまうシーンや、最後の謎解きでカメラがジェームズスチュアートの言うとおりに動いていくシーンなど、ヒッチコックらしさは随所に見られて良かった。ただあの理論についてジェームズスチュアートは同意してもいいんじゃないか。ジェームズスチュアートにもっと説明してほしかった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-08 19:00:38) |
4. 第三の男
《ネタバレ》 撮影賞を取っていることからも分かるように、この陰影特にトンネルの場面は圧倒的な映像美が有ります。そして何よりもラストシーン。無視ですよ無視。ラストシーンが一番いいですね。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-12 22:54:09) |
5. カサブランカ
都合の良さバンザイ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 21:12:57) |
6. チャップリンの独裁者
《ネタバレ》 これはヒトラーの風刺という面が強すぎて、あまりコメディとして単純に楽しめるものでは無かった気がします。しかしチャップリンがこの映画を作ったことに意味があるし、当時これを作るってのはけっこう大変だったとは思いますが、最後のチャップリンの演説は心を打たれます。あれは映画の役を借りた彼自身の叫びでもあり、独裁政権への糾弾です。あれを撮りたいがためにこれを作ったんじゃないかって思うくらいの見せ場です。二人の独裁者がイスをどんどん高くしていくのは有名なシーンですが、ヒンケルが部下の勲章バッジをどんどんはぎ取っていって、最後はズボンのボタンまで外してしまうシーンも印象的です。あとは逆さまの飛行機というアイディアもとてもユーモラスですね。でもまぁラストシーンだよ、これは。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-12 11:21:45) |
7. 断崖
後半のサスペンス調になるまでの、時間にして一時間くらいが冗長過ぎる。「北北西に進路をとれ」なんかはずっとハラハラ感が続いたのに、これはドキドキ感がない。 ただジョニーがミルクを持って階段を上がるシーンは輝いています。コップに電球を入れて撮影してたらしいけど、あの緊迫感は恐ろしい。そういうシーンがもっとあればなぁ。特にラストが…。きつい。 [DVD(字幕)] 4点(2010-09-12 11:12:01) |
8. 市民ケーン
《ネタバレ》 まぁ何がすごいかと言われると答えに窮するんだけど、素人のおれでさえ分かるくらい映像的、ストーリー的手法が多彩です。手が込んでる。 いろんな角度から撮ってみたり(選挙演説のシーン)、奥行きを出してみたり(ケーンが雪遊びをしている時の家の中のシーン)、鏡の反射を使ってみたり(クロニクルの記者を引き抜いたシーン、ダンスパーティのシーン)、思いつくだけでもかなりの数です。 場面切り替えも単純なフェードアウトはともかく、「うまいなぁ」と感心するシーンばかりで驚きました。 ただストーリーだけを考えると、ケーンの一生を「バラのつぼみ」というキーワードを基にして描いているだけなので派手さはないし、正直そのオチも微妙です。そこまで引っ張るほど「バラのつぼみ」にパワーがあったとは思えません。 テーマは作品中に何回も出てくる通り「愛」です。というよりは「愛への渇望」かな。言葉にすると陳腐だけど「愛は金じゃ買えない」 愛を与えることができない。故に愛されない。それがあのラストシーンから分かるように、少年時代につながっているんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-01 23:12:17) |
9. 素晴らしき哉、人生!(1946)
人生って素晴らしいね。 [DVD(字幕)] 8点(2009-06-17 00:36:08) |