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佐吉さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 61
性別 男性
ホームページ http://flyinghigh.exblog.jp/
自己紹介 おもしろい映画に出会った時って、生きててよかったと思いますね。DVDが普及して以来、すっかり映画館に行かなくなりました。

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1.  リアル・スティール 《ネタバレ》 
好き。親子の情愛が、素直に響いてきます。 子役の子が可愛いし、演技が上手いし、ダンスが上手い。 感心したのが、アトムが強くなっていく過程を丁寧に描いていること。スパーリング専用だから、打たれ強い。「シャドウ機能」がついてて、元ボクサーの親父から動きを学ぶことができる。前にぶっこわれたマシンからいいとこ取りをする。「音声認識機能」だったか。 だからアトムがチャンピオンに挑戦するに至ることに、説得力がある。 CGは前面に出るのではなく、あくまでストーリーの脇役。こういう使い方がいい。CGはどんなにすごくても、30分ぐらいで見飽きる。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-03 12:21:09)
2.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
オリジナルの方はアクションもさることながら、ストーリーが魅力的だったと思う。キモはやはり、マインドコントロール前の主人公がモニタに現れて「現在の」主人公に裏切りを迫る場面。今この新作を見る観客のほとんどが、そういうストーリー展開も結末も知っているのではないかと思う。となると、アクションを盛りに盛って見せるしかない。 そういうわけでこの映画は、アクション映画になってしまったのではないかと思う。 やっぱ多少、メリハリがないとなあ……。静かな場面、激しい場面のバランスがとれてこそ、緊張感も増すでしょ。なんつーか、別に聞きたくもないバンドのライブ会場に放り込まれたみたいな感じかな。騒々し過ぎです。
[映画館(字幕)] 4点(2012-09-03 12:07:57)(良:1票)
3.  プロメテウス
SFホラー/アクションとしてはまあまあだったのかなあ……。一応最後まで、緊張して見たので。 ただ、映像が「怖い」よりは「気持ちわりい」の方に寄っていたので、多分もう一回見ることはない。 話の構成から舞台、細かい描写まで全体として「エイリアン」第一作を踏襲してるのは苦笑。何しろやってるのが同じ監督だから、オマージュでもなしパクリでもなし、何と言っていいのか分からん。「横着」かな(笑) 話の大きな流れから細かい部分まで腑に落ちない点は大量にあるが、もういいっス。個人的には、リドリー・スコットの力量は信じてない。こんなもんでしょ。 あ、そうだ。この3Dは不要です。映像の作り物っぽさが増すだけ。
[映画館(字幕)] 6点(2012-09-03 11:50:53)(笑:1票) (良:1票)
4.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
歴史的傑作であった前作と同じ監督・ほとんど同じ出演者となれば、仮にその80%の出来としても充分おもしろい映画になると期待したが……。そうはならなかった。面白い/つまらんの二択を迫られたら、「つまらん」の方になっちゃうね。 理由の一つは悪役が、前作のジョーカーほどには魅力的でなかったこと。 もう一つは、こっちの方が大きいのだが、場面と場面のつながりが出来てなくて、見る上で何に注目すればいいか分からないことが多いこと。 野球に例えると、2アウトランナー1塁の場面があったとする。バッターがライト前ヒットを打つ。これで1・2塁か、あるいは1・3塁かと思ったら、ランナーは3塁を回ってホームに帰ってきた。実はそのバッターの2球目にランナーが盗塁をしていたが、その部分の映像がカットされていたのである。 もし観客が「ランナー2塁」と分かっていれば、シングルヒットが出た時点で点が入るかどうかを緊張して見守ったはずだ。ところが知らないから、あくまで長打が出るかどうかだけに注意していた。いわばその部分の緊張感を「損させられた」のである。 こういう風にダークナイト・ライジングは、何がどうしてこうなり、この場面の一番注目すべき点はこれだ、と思わせる展開のスムーズさが欠けている。 アクションはすごい。しかし、個々の場面はバラバラだ。大きな期待をしていただけに、極めて無念である。 ラスト、ウェインが死んでいたら駄作とまで思ったかもしれん。人の死をドラマ性を盛り上げることに使うのは、大嫌いだ。自動操縦の伏線も生きたし、良い結末です。 あ、そうだ。核爆弾が沖で爆発して一安心、てのはやっぱり、被爆国とは核兵器に対するリアリティの持ち方が違うのかなと感じた。風下には恐ろしい量の放射能が降り注ぎ、地獄が現出する。
[映画館(字幕)] 5点(2012-08-05 03:16:16)(良:1票)
5.  アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 《ネタバレ》 
残酷なシーンも、サスペンス要素を盛り上げ緊張感を高めるためなら意味があるだろう。しかしこの映画ではそうではない。血なまぐさい場面が、だらっだら延々と続くだけ。 不快。極めて不快。 キムタクは常に血まみれで、どういうわけか怪我人を直す不思議な力があるらしい。ハートネットはキムタクを必死で探すでもなく、以前の猟奇殺人の犯人を思い出してはわめきちらしている。イ・ビョンホンは仕事をミスした部下を金槌でぶっ叩いて殺し続ける。 それぞれ全部、気持ち悪い。そして全部、話として面白くない。 最後のシーンでキムタクがキリストに模されていることが暗示される。一応その不思議な力とか、自分を犠牲にして他人を救っていることの説明にはなるわけだ。しかし、だからどうしたというのか。それでこの映画のつまらなさが変わるわけではない。その程度の理由付けで、この映画の全編にわたる不快さを正当化できると思うなよ、と もしかして、男性スター3人の裸の上半身を見せることが主眼の映画じゃねーの? それだけじゃあまりにも露骨なんで、一応映画としての体裁ととのえたるか、みたいな。
[映画館(字幕)] 0点(2011-08-06 20:23:40)(良:2票)
6.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
僕は割と好きですね。「アメリカは正当な理由なくイラクに侵攻し、イラク人に不幸と混乱をもたらした」ということを正面から問題視している。こういう映画、他にもあるのかな? よく分かりませんが、その事だけでも好き。 アル・ラウィが殺されたあとの場面、夜のバグダッド。闇の中、いたる所で銃火が光り、火の手が上がるその光景が、平和がもたらされたわけでも何でもないイラクの状況を浮き彫りにする。 主人公はアメリカ軍内では末端から数えていくつかという低い地位であるようで、そういう人物が政府やCIAの高官と接触したり、疑問を追求するためにいろいろ動くのは少々不自然ではある。アクションとサスペンス、両方の要素を入れるためにはそれしかなかったんでしょうな。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 20:18:31)
7.  理由(1995) 《ネタバレ》 
前半は、冤罪に黒人差別問題をからめた社会派映画かと思った。だいぶ時間を残してボビー・アールが無罪放免になったから、ここからどんでん返しがあるとすればやはりボビー・アールが真犯人だった……となる可能性が高い。誰でもそう思うでしょ。実際そうだった。そうなっても、警官二人をあまりにも憎々しげに描いてるので、今さら奴らに感情移入する気がおきない。で最後は、いくらボビー・アールが悪人だからといってナイフで刺しまくるのはどうなのか。 ひどい映画でした。ショーン・コネリーの無駄遣い。
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-31 19:33:58)
8.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
このシリーズの今までの作品とは違って、サスペンス調。 あまり面白くない。僕が思うに、ファンタジーとサスペンスというのは非常に相性が悪いのではないかと。何がどうなったら安全でどうなったら危ないかという、観客に緊張感を与える元になる設定が、完全に架空のものだからである。 だから我々は、箱が壊せなくて非常に困った、幻の剣が見つかってよかった、妖精が意外と強くて助かった、などの一つ一つのイベントを見終わってから、「そういうもんなのね」と思うしかない。途中経過でハラハラすることがない。 だがかといって、リアリティーを強めるとこんどは「ハリー・ポッター」ではなくなってしまう。ハリポタという名の下で観客に緊張感を与えるのは難しいのではないか、と僕は思う。
[映画館(字幕)] 4点(2011-01-11 16:39:02)(良:3票)
9.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
クリント・イーストウッドの映画を今まで一度もいいと思ったことがなかったが、これは違う。イーストウッドの他の映画と同じように地味で、静かな映像でありながら、観客をひきつけて離さないストーリーを持っている。 警察という権力機構が腐敗した体質を持っている場合、人間をここまで不幸に陥らせることができるということに戦慄を覚える。 警察署長と極悪警部は更迭され、「復讐」には成功する。この映画の唯一の、痛快な部分である。結局ウォーリーは見つからないのだから、悲劇であることに変わりはない。だが、映画は陰鬱ではない。アンジュリーナ・ジョリーの力強い瞳が意志の強さと息子への愛を表現し、爽快でさえある。 傑作だと思う。
[DVD(吹替)] 8点(2010-07-14 18:04:03)(良:1票)
10.  アバター(2009)
三次元効果の加わった映像は、驚異の映像と言っていい。映画の開始から5分間、僕は画面を唖然として見ていた。その間字幕をよく読まなかったため、話の流れを追うのにしばらく苦労した。 だが……それでも、これだけの力をもった映像でも、しばらくすると慣れてくる。飽きてくる、と言ったら残酷だが、より正確だろう。30分もすれば、シーンが切り替わるたびに興奮していた心は、次第に落ち着きを取り戻してくる。 しかし映像が立体的であることよりも、もっと大きな驚きがあった。 映像のCGっぽさが無い。 ここでいう「CGっぽさ」とは、もちろん良い意味ではない。CG独特の、質感のない映像。パソコンのモニタのドットが見えるかのような映像。画面上でどんなにものすごい事態が描かれていても、「しょせんCGだから」と吐息がもれるような、そういう映像のことだ。 しかし『AVATAR』では、それがない。CGと実写の間の違和感がない。 これが、この映画の成功の最大の要因である。 このことが3D効果によってもたらされるものなのかどうか、僕は知らない。だがその可能性は高い。なぜなら、『AVATAR』の映像をテレビやネットの動画で見ると、その印象は全く違うからだ。テレビで見る『AVATAR』の予告は、まさにCG。一瞬にしてCGと分かる、僕が最も嫌いなタイプの映像だ。その激しい「CGっぽさ」は、CGというよりもアニメーションと言う方がふさわしい。だから僕はもともと、この映画をあまり見る気がおきなかった。 もしジェームズ・キャメロンがCGの弱点を克服するために3Dという手を打ったのだとしたら、その功績は非常に大きい。宣伝文句は確か「驚異の映像革命」だったか。確かに革命だ。だがその内容は3D映像ではなく、CGの弱点の克服だった。 CGについて書くだけで長くなった。ここ数年いろんな映画を見るたびに、CGのもつ限界について懸念していた。これをどう克服するかが、映画界の一大ミッションだと思い続けていた。その懸念への回答の一つが『AVATAR』で示された。非常に喜ばしいことである。 内容の方も良い。もし上に書いたような「映像革命」が無かったとしても、この映画は非常に好きな映画の一つになっただろう。アメリカの、他国を武力で制圧しようとする姿勢をまっこうから批判したことは、大いに評価されていい。 映像革命の意味は果てしなく大きいが、それだけの映画ではない。傑作である。
[映画館(字幕)] 9点(2010-03-01 01:45:57)(良:1票)
11.  太陽がいっぱい
ほとんど予備知識なし。アラン・ドロンの出世作らしい。日本でのジャニーズ系映画みたいなもんか。でも監督さんは名匠なのかな。ニーノ・ロータって人の名はよく聞くなあ。この程度。 そういう低い期待のもとこの映画を見たせいか、悪くないと思った。 主人公は殺人犯で詐欺師であるにもかかわらず、だんだんと感情移入していく。警察が追えば、「逃げろ」と言いたくなる。 地中海と海辺の町並みも美しい。 アラン・ドロンの、一種のすごみを感じさせるような美貌。世の中に完全なものがあるとすればこれではないかと思うような、顔と体。当方男だが、この映画のドロンには見る価値があると認めざるをえん。
[DVD(吹替)] 7点(2010-02-08 00:32:56)
12.  父親たちの星条旗
いまいちでした。 主人公の息子の行動を追う現在、硫黄島での戦闘、主人公たちが戦場からアメリカへ帰った後という三つの時間軸が入り組んでいて、非常に分かりにくい。 誰が写真に写っていないかという話、いまだによく分からん。 硫黄島とアメリカの場面が交互に入れ替わるのは、戦場の悲惨さと、それを知らない人々の気楽さを強調したかったのだと思うが、あまり成功しているとは思えん。 反戦のメッセージを訴えるためにも、戦争アクションとしても、舞台は硫黄島にほとんど固定した方がよかったんじゃないでしょうかねえ。
[DVD(吹替)] 5点(2010-02-06 20:41:38)
13.  雨に唄えば
ミュージカル映画は非常に苦手なんだが、この映画は好きな方です。 振付がコミカルで楽しい。タップダンスがかっこいいね。 ただそれでも、途中で飽きてくる。 ジーン・ケリーは脂ぎったおっさんで、あまり格好よくない。コズモはコミカルだったし、キャシーは可愛かった。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-10 23:20:02)
14.  シカゴ(2002)
もともと好きでもないミュージカルをいくつか見てきたが、もうやめとこうと思う。決定的に肌に合わない。 見せ場である歌と踊りの場面を楽しめないんだから、どうしようもないっスね。うーん。現代のロック、ヒップホップの音楽、ダンスの方がはるかに魅力的なように思える。 とはいえ、これを見て楽しめる人も確実にいるんだろうねえ。まあ歌舞伎とか能と同じなんだろうね。分かる人には分かるっていう。 ミュージカル文化になじみの薄い日本人にとっては、非常にキツイっす。 リチャード・ギアは素人目に見て、踊れてなかったよ。
[DVD(字幕)] 3点(2009-08-10 23:06:59)
15.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 《ネタバレ》 
あんなに所轄署員いじめに血道をあげる本庁の管理職はいねえ。このシリーズ、事件そのものではなく事件をめぐる所轄vs本庁官僚主義の対立が主軸になっているが、それにしてもその対立に無理あり過ぎ。ありゃ官僚主義じゃなく、性格が悪いだけだ。 青島 「どうして現場に血が流れるんだ」……そりゃお前、現場だからだろ。会議室に血が流れたらもっと変だ。 本広、カメラをぐるぐる回し過ぎ。目が回る。
[地上波(邦画)] 4点(2009-08-10 22:43:26)
16.  ロッキー
この有名な作品を、公開後30年以上経て初めて鑑賞。 いちばん肝心な試合のシーンが良くなかった。まず、はるかに実力差のあるはずの二人が互角の試合をすることが不可解。 それからサウンドトラックがあまりにスタンダード化しすぎ、テレビ番組などで「ほれ!感動しなさい」という場面で使われるため、実際に映画中で使われるとちょっと笑ってしまった。これは映画自体の責任ではない。 ロッキーの生活のすさみっぷり、エイドリアンとのぎこちない恋愛の描写はよかった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-08-10 22:43:08)
17.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
見る前に思った。老人の肉体をもって生まれ、どんどん若返っていくというだけの話をどうやって面白く、感動的にするのかと。見終わった今、見る前と感想は変わらない。 前半はそれでも、割と興味深く見られたのですよ。爺ちゃんのブラピがなんか見てて可愛いのと、からんでくる人物がユニーク。タグボートの船長とか。 ケイト・ブランシェットと結ばれてからがいかんな。一方だけ若返りゃ、悲劇に至るのは当たり前なわけで。「そりゃま、そうだろうな」としか思わん。若返るということ自体が非現実なんだから、見る人に共感しろってのは無理ですよ。
[DVD(吹替)] 5点(2009-08-10 22:42:48)
18.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
このシリーズは壮大でスケールの大きい合戦・戦闘シーンとていねいに作られたクリーチャー(化け物)を見る映画だと思っている。で、この第3作はシリーズ中でそれらが一番よくできていた。それで充分。3時間20分というクソ長ったらしい映画だが、あまり退屈せずに観ることができた。『スター・ウォーズ』1・2は時代についていけず2流アクションSFのようになってしまったが、『ロード・オブ・ザ・リング』の方がよほど“スター・ウォーズ精神”を継承している。あまり深く考えず、最先端技術を駆使した空想世界のエンターテイメントを楽しむことができる。ちなみに、『スター・ウォーズ』の下地が『指輪物語』にあることは有名な事実……であるらしい。『ロード・オブ~』の世界観自体は、あまりにも多くの創作物に影響を与え過ぎていて、目新しさはない。ヨーロッパ中世を背景とし、その上に妖精、小人、魔法使い、モンスターたちがちょうど現実における異民族のように人間にからむ。あとは、努力・友情・根性……という『少年ジャンプ』のようなテーマに従って物語が進むだけ。だが丁寧に作られてさえいれば、それでいい。そういうテーマは、常に共感を呼ぶ。
[DVD(吹替)] 9点(2009-08-10 22:42:01)
19.  ガタカ 《ネタバレ》 
割と面白かったです。ただ、見る前にここの平均点を知っていたのだが、そこから期待したほどではなかった。 近未来の管理社会に対する抵抗。生まれながらの素質だけで人の運命を決めてしまう社会に対する抵抗。使い古された、陳腐なテーマではあるが、魅力的だ。その力のせいか、いつのまにか主人公に共感している。 ストーリー的には、殺人事件の操作を巡る話で最後まで行くとは思わなかった。映像的にすごい場面はないし、サスペンス要素も強くない。 ラストの少し前、検査官の先生の「告白」が良かったね。管理社会を最も象徴しているはずの検査官が、実はそれに疑念を持っていて、DNAを偽装する主人公の気持ちを理解していた。あれでグッと好感度が上がりました。 ものすごく面白いってわけじゃないが、好感のもてる作品ってとこですかね。
[DVD(吹替)] 7点(2009-08-09 21:35:48)(良:1票)
20.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 
映画の序盤は、期待させるものがあったと思う。科学的捜査を通じて真実を追究しようとする警官と、拷問まがいの尋問で容疑者に自白させることを重視する市の上層部。ホロウ村へ行けば、こんどは幽霊などの非科学的なものに犯罪の原因を求めようとする村の長老たち。 これはどうやら、「良心的で先駆的な捜査官が、事件の真相を明らかにして頑迷な爺さんたちに一泡吹かせる話かな!」と期待しますわな。 全然ちがった。オカルトだった。 首無し騎士を操ってたのは一応生身の人間だったとしても、話自体が非現実的なことに変わりはない。結局、最初から幽霊の仕業だと思ってた長老たちが正しかったわけだ。あれじゃ科学捜査の全面的敗北じゃんよ。 いや別に、オカルトやファンタジーを全面否定しているわけじゃない。今さら「ハリーポッターなんぞいないよ」つっても何の意味もない。だがファンタジーはファンタジーの中で完結してりゃいいのよ。現実的・科学的なものと対立してファンタジーが勝った、なんて要素は無い方がいいと思うね俺は。 ティム・バートンの作る画面は基本的に好き。おどろおどろしいが、どこか上品。 だがこの映画については、気持ちの悪い映像が多すぎた。そこもあまり好きじゃない点。 ジョニー・デップはどうも大根役者に見えて仕方がないなあ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-09 17:12:39)
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