181. サンゲリア2
サンゲリア2というよりバタリアン3の方がしっくりきます。したがって内容もバタリアンそのものです。この作品、クレジットだと監督はフルチになっていますが、実際の監督はビンセント・ドーンとか言う人が監督した作品なんで、正式にはフルチ作品ではありません。恐らくコア~なファンなら判ると思いますが、残虐表現をドアップで、しかもねちっこく撮るフルチとは対象に、この作品は実にサラっとしてます。なので、ビデオ屋でおかしなタイトルのビデオを見つけたら注意しましょう。 4点(2003-10-27 02:47:33) |
182. ゾンビ3
いや…あの…正式なゾンビ2も無いのにいきなり3とか言われても困るんですけど…恐らくは例によって例のごとく、変な邦題を付ける癖のある日本の配給会社が「ゾンビの続編にしちまえばヒット間違いナシだろー!!」とか言う安易な考えのもと付けられた題名だと思われます。えぇ、内容でありますが…古代エトルリア文明の遺跡を発見したじいさんが変な封印を解いちまった、というオープニングの後は、ただひたすらにばっちぃゾンビが人を襲うってだけの映画です。特記すべきはやはりゾンビ。こいつ等のメイク担当はかの有名なジャネット・デ・ロッシなんで、相変わらず本家より気合入ったグロメイクが楽しめますが、今回のゾンビは投げ矢、大鎌などの道具を使う、壁を攀じ登るなどと結構な知能犯。突っ込みどころはサンゲリア同様、紀元前(エトルリア人とはトスカナ地方を中心に定住した系統不明の民族で、前7C頃が最盛)の死体なのに何故体が残ってんだ?というものですが、イタリアンな映像満載、恐ろしいほどにチープな電子音がこれまた恐ろしいほどにいい味出しているなど、何だかんだいってやっぱり俺はこの作品大好きなんだなぁという1本。 8点(2003-10-27 02:39:40) |
183. ペット・セメタリー(1989)
怖い…というよりはグロい方に分類される作品だと思う。普通のゾンビモノとは違って、いわく付きの土地にまつわる伝説と、タブーを犯した主人公を襲う惨劇という、オカルトチックな設定に、家族愛というテーマが絡みついたような作品なんで一味違う。 5点(2003-10-24 03:22:13) |
184. フロム・ビヨンド
《ネタバレ》 冒頭よりB級SF映画のセットのような機械が沢山出てくるB級SFホラー、といっても怖くないし、クリーチャーに至ってはほぼ物体X状態。ストーリーなんて無いも同然だし、我らがヒーロー、ケン・フォーリーも中盤あたりであっけなく殺される。しかも最終的に生き残るのが実験命で命は二の次の科学バカ女学者1人というのも情けない… 4点(2003-10-24 02:39:16) |
185. 13日の金曜日(1980)
《ネタバレ》 悪魔のいけにえから始まりハロウィン、そして本作で確立された惨殺系スプラッタの代表作の、記念すべき第1作目。とは言うものの、本作にジェイソンは出演しておらず、子供を無くした母親の八つ当たり惨殺映画(パメラと聞くと、真っ先に“パメラ・イービス”を思い出してしまう)とはあまり知られていない話。かく言う自分も、はじめて見た時はいつジェイソンが出てくるのだろうと期待して、真犯人が現れた時に、アンタ誰?と本気で思ってしまった。しかし、キャンプ場という限られた空間、いつ襲われるのかという緊張感、最後までわからない犯人など、恐怖を増幅してくれる演出が随所に盛り込まれ、今見ても充分に見ごたえのある作品に仕上がっている。1作目、というより、序章、あるいは番外編として見れば、ジェイソンが出てこないという事実も少しは和らぐと思うし、一度は見ておいて損はない映画。 7点(2003-10-21 01:46:26) |
186. 悪魔のいけにえ2
《ネタバレ》 前から思ってたことなんだが、原題がTEXAS CHAINSAW MASSACRE、つまりテキサス電ノコ“大虐殺”なのに、殺す人数は3~4人程度、うち電ノコで死ぬのは1~2人だけなのは何故?しかもシリーズが進むごとに死ぬ人数減っていってる…内容は前作を軽くリメイクしたような感じで、特殊メイクはあのトム・サヴィーニなんだが、その前にグロシーンが少ないのでその腕前を見るのも必然的に少なくなる。それに、前作の、退廃としてどこか乾いた雰囲気が一気に吹っ飛んでいる。挙句の果てにはデニス・ホッパー、電ノコ二刀流でレザー・フェイス一家に戦いを挑むという吹っ飛びようだ。とりあえず話は続いているが、あまり期待はしない方が良い。 3点(2003-10-16 02:34:05) |
187. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
DVDが2980円だったんで思わず購入してしまいましたよ。全体的に退廃的…とまでは行かなくとも、1900年代初頭の情景とかがものすごく伝わってきます。マフィア映画はあまり見ないけど(ただ機会が無いだけ…)この映画はただのマフィア映画ではないです。絆によって結ばれた男たちの、半世紀に渡る壮大な人間ドラマです。ロバート・デ・ニーロのキャラもいい味出してたし、この作品が映画デビューとなったジェニファー・コネリーもこの頃から存在感抜群です(フェノミナの出演がこの作品より後になったのは、ダリオ・アルジェントが大先輩であるセルジオ・レオーネに敬意を払ったからだとか) 8点(2003-09-25 18:37:39) |
188. ゴースト・ハンターズ
《ネタバレ》 題名から解る通り、底なしのB級以外の何物でもありません。しかし、だからつまらないというのは間違いです。作りようによってはホラーになった作品を、初めからコメディー路線で描いているので、なまじっけななホラーを見ていて肩透かしを食らうようなことがなく、最後まで面白く見られる。出てくるキャラクターも個性的で、主演のカート・ラッセルよりもその相棒(なぜかクンフーの使い手で強い)の方が明らかにおいしいような気がするのもまたB級の味。そう、こんなのもあり、これだから面白い。しかも、主要キャラは誰も死なないというこれまたグッドなつくり!こういう映画大好きです。 8点(2003-08-31 03:52:54) |
189. ドールズ(1986)
《ネタバレ》 “ZOMBIO/死霊のしたたり”で一躍有名になったスチュワート・ゴードンの作品です。内容は森の奥深くに棲む見かけやさしい老夫婦の魔物とチャッキーもどきの人形たちが人間を襲うというB級以外の何物でもないという作品。別段に怖くもない作品ながら、今のようなCGに頼りっきりのホラーよりはよっぽど不気味で味がある。しかもラスト、この手には珍しく穏やかに終わるが、そこが帰ってより不気味さをかもし出している。 4点(2003-08-31 02:43:48) |
190. ザ・デプス
未確認生物の説明がありません。リバイアサンと比べたら少々マイナー?かく言うリバイアサンも結構マイナー…。この手のものが好きな人にお勧め。そして少々の疑問、この映画のタイトルがDEPTH(深さ)、そしてあの有名なJ・キャメロンの映画がABYSS(深淵)…張り合ってるのか…? 5点(2003-08-30 23:53:47) |
191. プラトーン
回りくどいこと無しでダイレクトに戦争というものを考えさせられる作品だった。ベトナム戦争と言わずに戦争映画の傑作でしょう。 8点(2003-08-08 03:42:03) |
192. ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
確かに展開とか陳腐だけどハワードのキャラがものすごくイカしてるし、個人的には好き。 7点(2003-08-03 04:13:21) |
193. モンキー・シャイン
これがロメロ作品だとは思いたくないなぁ…。遺伝子操作の薬を打つとサルと意識が融合するってどんな仕組みなんだ?前半まではまだありえる話かなと思いつつ見てたけど後半でそんな感想は一気に吹っ飛んだ。 4点(2003-07-29 03:45:47) |
194. ハウリング(1981)
当時はそのあまりに凄まじいメイクが話題になったとかならないとか…。ネタとしては古典的な狼人間の話なんだけど結構面白い。 7点(2003-07-28 15:03:05) |
195. ガンジー
手を挙げることは簡単だが、その手を押さえることは難しく、ものすごく勇気のある行為だと思う。インド独立運動に際して、非抵抗、不服従を貫いたガンディーは本当にマハトマ(偉大な魂)だと思う。 8点(2003-07-13 23:50:12) |
196. 銀河鉄道の夜(1985)
小学生だった時に親戚のおじさんに薦められてみました。所々によく意味のわからないものが出てきたりしますが、それでもこの作品は凄く心に残ったし、面白いと思った。主人公たちが猫、ということもあるんだけど、夜の草原に突然現れる銀河鉄道や、その車内の造り、各駅の情景などが凄く幻想的です。車内の静けさも恐怖心ではなく、凄く落ち着いた、穏やかなものなので、そこがまた良いと思います。 8点(2003-06-28 15:00:11) |
197. ビバリーヒルズ・コップ2
1作目には劣るけど、それなりに面白い作品。しかし、本作においての1番の変わりようはローズウッドだろう。1作目ではどうも今ひとつ抜けているようなキャラだったのに対し、本作に至っては部屋には何挺もの銃、車にはショットガン、おまけにロケットランチャーまで撃って、まるでランボーやダーティ・ハリーのようにに豹変している。やはり、前作のラストの銃撃戦で何かが変わったのかな・・・あれはあれで良いと思うけど、何となくローズウッドじゃない気がする。 6点(2003-06-26 18:02:23)(良:1票) |
198. ビバリーヒルズ・コップ
やはりこの作品の見所はエディ・マーフィのマシンガントーク。どんな窮地に立たされてもその巧みな話術で切り抜けてしまい、普通に見たらただのチンピラなんだけど実際はデトロイト警察というギャップもいい。ビバリーヒルズ警察の2人組、タガートとローズウッドの間抜けぶり?も見ていて面白いし、なんだかんだ言ってアクセルに協力してしまい、そこに友情が芽生えるのも良い。アクションもそれなりにあり、普通に面白い作品。 7点(2003-06-26 17:51:07) |
199. マッドマックス2
冗談抜きでこのまま行くと本当にこの世界が現実のものになってしまいます。最初はありえないような気がしたけどよくよく考えるとリアリティあります。はじめ見たときあの仮面男(名前忘れました)はジェイソンみたいだと思ってたけどよく考えるとジャギですね。 6点(2003-06-24 18:10:50) |
200. AKIRA(1988)
既にご存知の人もいるかもしれませんが、某格闘ゲームに鉄雄にクリソツのキャラがいます(どっかで見たような格好してます、どっかで聞いたようなセリフを言います、どっかで見たような技を使います、挙句の果てには声優が同じ佐々木望さんです!) さて、日本ばかりか世界のアニメその他の分野に多大な影響を及ぼしたアキラ。その映像、ストーリーは10年以上経った今でも色あせてません。しかし俺は原作を読んだことがありません(友達に借りているんですが、いまだにその表紙をめくってません・・・いつか必ず読みます!)。なので、詳しいことはよく分かりません。しかも、ただの映画ならまだしも、話の内容が生命の誕生の謎や宇宙の存在意義などといったこれまた理解するのが非常に困難なため、正直、いまだによく理解しきれていません。しかし、ネオ東京の世界観やBGMのセンスがとてもよく、2時間を退屈せずににすごせました。いや、本当のところ、分からないなりに結構面白かったです。今度は原作を読んでからもう一度見返したいと思います 7点(2003-06-16 16:32:20) |