181. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 こんなにも堂々と予想される結末(こいつとこいつがくっつく話なんでしょ)へいかにして辿り着くかで魅せる作品は珍しいので興味津々で観る。 しかし、どうにも劇的な内容がなかった。ぼんやりとしたすれ違いのままに終わる。 既に相手がいる状況から始まるというのも障害のひとつなんでしょうが、「ユー・ガット・メール」同様、あんな安易でご都合的な扱いで済ませてしまうのなら止めた方がいい。 [地上波(吹替)] 4点(2007-06-27 19:20:43) |
182. ロスト・チルドレン
イメージの寄せ集めでしかなく、勝手気ままな展開ばかり。 これだけ世界観を映像で表現できているのに、物語に興味を持っていない人が作ったんだろうなと悲しくてならない。 単に変な世界、変なビジュアルを見たい人限定作品。 [DVD(字幕)] 0点(2007-06-26 13:50:03) |
183. デジモンアドベンチャー
ムードだけの内容なので評価するのは難しい。 細田守の演出力を堪能したい人に限った作品(自分も演出だけの評価なら満点を投じても良い)。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-06-25 18:14:44) |
184. ファーゴ
コピーだった「人間はおかしくて、哀しい」なんて文句が切なく響く良作。 婦警の存在が唯一の救いですが、個人的にはあれはあれで哀しいものを感じてしまうので、人間の哀しさばかりが募る作品です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-25 17:58:06) |
185. トゥルー・ロマンス
突然生まれるロマンスから、こんな展開になる説得力はありませんが、それを除けば上出来。 ちょっとした工夫でカバーできるところだと思うのですが。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-25 17:46:19) |
186. ドク・ハリウッド
価値観やいき方の違う人達と出会うだけで変化させようとする浅はかな作り。 物語に於ける変化とは、それまでの自分であったために招き寄せてしまった脅威にさらされることで問題点に気付くというもの。 つまり、彼の変化は何の必要にも迫られていない。 [地上波(吹替)] 2点(2007-06-25 17:40:03) |
187. ブロードウェイと銃弾
《ネタバレ》 傑作ですが・・・ ラスト、彼女とよりを戻す流れを一考願いたい。 あれでは、愛に逃げただけに映ってしまう。 それもアイロニーだと捉えても、彼女側によりを戻す理由がないのは痛い。 [DVD(吹替)] 9点(2007-06-25 16:39:26) |
188. ホーホケキョ となりの山田くん
映画に仕上げる志向が見当たらない。 技術への興味だけだったの? [試写会(邦画)] 0点(2007-06-25 11:06:55) |
189. マルコヴィッチの穴
構成はしっかりしているのですが、アイデアをメインストーリーに絡めきれていない。 とくに「7と1/2階」の設定は無関係といってもよい(精神的な意味はあるのかな?)。 大概の一般の観客はディテールに反応するものでしょうが、あからさまなディテール止まりのアイデアでは不快にさせ、奇をてらっただけのゲテモノと解釈されるんでしょうね。 その一点を除けば、かなり全うな逸品だと思う。 [DVD(吹替)] 7点(2007-06-25 10:43:08) |
190. JFK
この内容をこんな扇情的な見せ方にしていいのだろうか、とちょっと怖い。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-22 11:12:02) |
191. ディープエンド・オブ・オーシャン
こんな劇的なことはなかったけど、似たような関係性を家族と経験した身としては納得の内容。 「家族」って、なんて観念的なものなんだと絶望することもあるけど、「血の繋がり」って情報は意外なほど深く根付いているんですよね。 ただ、こういうことって経験してない人には全くわからない人もいるから、どんなに雄弁に物語っても万人に理解させることは難しいと思う。 [地上波(吹替)] 5点(2007-06-20 12:56:52) |
192. 恋はデジャ・ブ
展開は段取りを踏んでいるだけの感は否めませんし、解決の仕方に何の理屈もないですから・・・でも、テーマは好き。 [DVD(吹替)] 6点(2007-06-18 04:16:33) |
193. 12人の優しい日本人
本家を知っていれば、展開やキャラクター性、着地の仕方が同じであることに憤る(パロディと呼べる程の脚色が見当たらない)。 創作の姿勢としては0点を差し上げるが、その情報を無視して純粋に中身を評価するなら、やっぱり満点。しかし三谷幸喜は、これを自分の作品だと公言するのを恥ずかしいと思わないのかな(最近も舞台で再演したし・・・)。 [DVD(邦画)] 10点(2007-06-17 06:11:06) |
194. デーヴ
スマートにまとめられた職人芸的傑作コメディ。 ただ、辞めさせられていた副大統領がいい人だった時点で、それなりに先が見えてしまう。展開自体の意外性がないのは味気ないけどね。 [DVD(吹替)] 9点(2007-06-14 23:33:01) |
195. ライアー ライアー
《ネタバレ》 「嘘をつけなくなる」という単純明快なシチュエーションを使って堅実に仕上げた佳作。 はしご車でのチェイスシーンも派手すぎの感もあるけど、異常設定からの解放なのでそれなりに納得出来る。 でも、展開自体は段取りっぽくなっているのが残念。 あとはジム・キャリーのオーバー・アクションを許容出来るかどうかの趣味の問題。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-13 22:58:28) |
196. ガタカ
《ネタバレ》 シチュエーションは面白いけど、危機的状況を全く別個にある捜査の進展で解決させるなんて駄目でしょう。 テーマ的にも遺伝子レベルで判断される世界というのは現実にフィードバックさせる内容に繋がらず、単にそういった科学への危惧しか示せない代物になっている。 [DVD(吹替)] 3点(2007-05-29 18:22:49) |
197. あなたに降る夢
どんなに妻を悪者にウェイトレスを善人に仕立て上げても、主人公はただの馬鹿になっているし、そういう作為が見え見えで気分が悪い。 [DVD(吹替)] 0点(2007-05-29 16:41:36) |
198. ザ・チェイス
もっと群像劇的作りにしていれば面白かったと思うんですが・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2007-05-09 04:26:50) |
199. ドラゴンハート
面白ガジェット盛り沢山ですが、メインストーリーは凡庸な復讐劇。 [地上波(吹替)] 4点(2007-04-04 19:31:59) |
200. エア・バディ
何をしたかったのか、何を見せたかったのか? 単純に動物ものというだけで映画として成立させただけ。 ポジティブな内容なので好感を持つ人もあるかもしれませんが、作話という意味ではすっからかん。 [地上波(吹替)] 0点(2007-04-03 23:41:50) |