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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2062
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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2001.  クィーン 《ネタバレ》 
自分はこの映画好きです。ヘレンミレンの「女王の品格」を感じさせる演技に感動しました。もともとイギリスのエリートの気高さを描いた映画は好きなので(自分が映画ファンになったきっかけの一本が「炎のランナー」だったから)充分、満足。でも威厳のある鹿を殺してしまうという一面もあるのが嫌でしたね。鹿を殺してしまう、あの女王の旦那役の悪役面に腹がたつ。まあ、いろんな映画で悪役演じてますが。でもこの映画、ヘレンミレンの演技だけでもこの得点。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 21:56:39)
2002.  バベル 《ネタバレ》 
「クラッシュ」観た時にも思ったのですが、いくつかのエピソードが同時並行的に進んでいって、テーマのもとにまとまる、という形は、映画が進化していった一つの形なのでしょうね。この映画ではモロッコの親子、アメリカの夫婦、メキシコのおばちゃん、日本の孤独な女性というエピソードがあるのですが、「バベル」というタイトルである程度テーマは分かるようになってます。一番、このテーマに則してるのが、日本のエピソード。でもこんな内容で全世界に流されたら、日本のこと、勘違いされてしまう。そこが不快。 
[DVD(字幕)] 5点(2008-05-13 21:35:16)
2003.  長江哀歌 《ネタバレ》 
評価が高いので、楽しみに観たのですが、自分にはイマイチでした。主人公といえる人物が最初の方で出てきたので、ドラマがあるのだろうと思ってましたが、観終わってみると、これはドキュメンタリーに近い作品でした。ただ、中国に関するドキュメンタリーって、何かって言うと、大声で言い合う中国人が出てくるので、この作品の静かさは意外で、「お前の住んでたところも美しいんだなあ」なんて中国人が言うなんて、と驚きました。やはり、底辺で働いてる人同士ではこんな情の交流があるんだなあと当たり前かもしれませんが、そう思いました。ビルがロケットのように飛んで行くシーンはよく分からない。まだ若い監督らしいので、こういうこともやってみたかったんでしょう。配給がオフィス北野というのが関係あるのかな? 
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-08 16:27:20)
2004.  悪魔の美しさ 《ネタバレ》 
ゲーテの「ファウスト」をベースにした作品なんだろうけど、「悪魔」を若返る前の老教授にしたからか、よく分からなかった。ストーリーの知識は一切なく借りて観たので、途中から、この話は「ファウスト」である事が分かった。この邦題の「美しさ」って、ジェラールフィリップの事だろうけど、「ファウスト」なら主人公が虜になる王妃のことかと思ってしまった。因みに「ファウスト」未読。手塚治虫の漫画で内容の大筋を知ったくらい。だからなのか分かりづらかった。演出がイマイチなのか、自分の鑑賞能力が低いためか。他の人の意見も読んでみたい。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-08 16:07:37)
2005.  愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン
文句なく10点!観終わった後に人生って、などと考えさせられます。あまりに感動して、家族に思いのたけを言おうと思ったのですが、うまく伝わらず、このレビューに投稿する事にしました。前半と違った意味で面白い。この後半観終ると、全てが整理がついて、生きるって凄いことなんだな、と思わさせられます。内容言いたいけど、やはり観てください。長い映画ですが、観た時間の分だけ心が豊かになります。
[ビデオ(字幕)] 10点(2008-05-08 00:23:03)(良:1票)
2006.  愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン 《ネタバレ》 
この映画はすごいです。タイトル通りの映画です。まず前半にあれっと思ったところも、後半を観るとちゃんと整理されてます。久しぶりにこんないい映画を観た。この感動の思いのたけは、PARTⅡのレビューに書きます。観て、損はない1本です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2008-05-08 00:15:18)(良:1票)
2007.  マークスの山 《ネタバレ》 
警察内部のゴタゴタが話の後半に生きてくれば面白い映画になったと思う。原作は読んでないが、名取裕子演じる看護婦と荻原演じる水沢との愛はきれいなもので、映画の暴力的な部分を中和してくれる。観終わって、二人が結ばれなかった事が残念と思った。でも最初の方でのグロい描写(死体やホモの絡み)は、うわ~、こりゃ観て、心がすさむかも、と心配したが、そんなではなかった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-28 04:06:11)
2008.  巴里祭 《ネタバレ》 
巴里祭のこの時期、金持ちはどっか別の地に遊びに行ってて、巴里に残ったのは生活が丸見えの庶民ばかり。そして派手に巴里祭を祝う。そういう中、二人の恋人が本当の愛かどうか、試されてるかのように別れ、再会し、結ばれる。最後はハッピーエンドだろうなと分かってはいるんだけど、この二人すぐ近くにいながら、気づかなかったりして、中々結ばれない。「そこにいるってば!」と思わず言いたくなる。ラスト、音楽の流れる中のキスシーンにはちょっとジーンと来た。こういう作品が今も観たい。
[ビデオ(吹替)] 8点(2008-04-23 22:53:47)
2009.  悪い奴ほどよく眠る 《ネタバレ》 
ラスト、西たちの計画が失敗する事で、逆に社会について考えさせられる。巧いなあ。黒澤さんの計算のうちなんだろうね。しかし岩淵は、恐ろしいキャラだ。結局、彼は人として何を守ろうとしている人なのか?どうせ、この後、岩淵家はバラバラになるだろうから、それを思うと救いが得られる。でも本当の黒幕ってこの場合、誰だろう?何に負い目を感じてペコペコしてたのかが分からん。  (再見)日本語字幕入りで観ると、冒頭のマスコミ陣の会話が非常に分かりやすく、練られてることがわかる。黒澤さんの作品は、会話がよくできてるから、字幕入りで観ないともったいないね。もちろん字幕なしでも凄いんですけどね~
[ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-23 18:33:11)(良:1票)
2010.  酔いどれ天使 《ネタバレ》 
黒澤監督に駄作無し! またこの言葉を繰り返さなければならなくなった。  セリフが洒落ている。聞きづらいので、字幕入りで鑑賞。面白い! 相変わらず天才の演出ぶりに唸る。 ダンスホールの赤沢か、岡田か選ぶシーンは面白い。  黒澤作品全部に言えることなのだろうが、ハートがある映画なんだよね。 手塚治虫のブラックジャックは、これはヒントじゃなかろうか?などと思ってしまった。 最後は、「灰とダイヤモンド」の黒澤流アレンジと見たが、如何かな?(笑)
[DVD(邦画)] 8点(2008-04-23 18:09:57)
2011.  エル・スール 《ネタバレ》 
映像がきれい。流れる時間が静かでまたいい。南に行ってからの話は無くてもいいんじゃないかな?この静かな時間がこわれそうだから。内容は、父親の、青春時代に信じてたものをくつがえされた孤独のためにどこに自分の居場所を求めたらいいのか、分からない苦悩が伝わった。最後、ホテルでの食事の後、「カリオカ」に気をつけろとちょっとかっこつけて言うところが痛いくらい寂しい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-04-17 23:05:44)
2012.  鬼火(1963) 《ネタバレ》 
芸術の都パリで情熱的に生きてた彼が確実に経っていく時間と現実に、鬱病になり、金も名誉もなくなり、男としての自信もなくなってしまう。かつての仲間も勝ち組、負け組といろいろ。観てて、痛かった。死ぬ事で愛する人に烙印を残そうとする。もう無様な姿は見せたし、この世の中をどうやっても動かせない、そんな絶望が彼の中に生まれてしまって、これ以外のラストはもう無いのか、と少し哀しくなった。・・・でも、それでも!!なんとか頑張ってくれよ!と思った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-04-16 23:29:10)
2013.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
笑えた。あの学生たちのノリ。いいなあ。いずれ、仲間の中から彼女ができたときには、足引っ張りあいそうな、そんなノリ。上野樹里ちゃんって体のラインはきれいし、表情も素敵だ。ちょっと頭を使った娯楽作品で、いい気分転換になった。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-15 01:37:50)
2014.  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007) 《ネタバレ》 
泣きました。自分も誰にも訪れる親との「別れ」を経験しただけに、樹木希林さんの顔に布がかぶさってる時、もう涙が止まりませんでした。そして、若い頃の母親を演じた也哉子さんの子どもを抱いてる写真をみて、その世界でたった一人、無条件に愛してくれる母ちゃんって感じの写真に、さらに涙、涙。自分も福岡ですが、方言は良かったです。変じゃなかった。オダギリジョーが母ちゃんの手を堂々と握って、都内を歩いてる時の姿が素敵だった。いい場面でした。日本アカデミー賞受賞したのもうなづけます。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-15 01:25:50)
2015.  レディ・ジョーカー 《ネタバレ》 
分からないところが何箇所かあるのですが、レビュー見てると、原作を読まなきゃいけないみたいですね。でもいいとこもありましたよ。吉川晃司はかっこよかったし、これからも映画界で暴れて欲しい。渡さん、大杉漣も加藤晴彦もよかった。邦画では本格的な映画だった。この贅沢な感じが嬉しい。観終わっての感想は、あれ、もうコレで終り?って感じです。
[ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-14 03:14:12)
2016.  読書する女 《ネタバレ》 
作者の中でどんどん大胆になって行くミュウミュウに、ドキドキした。この調子でいったら、いつか事件に巻き込まれる話になると思う。若いのに読書が好きな女性って、知的でありながら、どこか自分に興味をもってくれる異性に好奇心もあり、世間知らずなとこもあり、しかも家にわざわざ来てくれる。デリヘルならぬデリ読。それをお洒落に描いていく、この映画は官能的というより、コメディに近い。オシャレとしての読書、教養、セックス・・・。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-10 12:43:08)
2017.  サイドカーに犬 《ネタバレ》 
特に良い!とは思わなかったが、竹内結子さんの泣き笑いの抜群の表情に魅せられた。また一人、日本の映画界に人材が生まれた。職人の創った、味わい深い一本でした。
[DVD(邦画)] 6点(2008-04-10 00:45:31)
2018.  天然コケッコー 《ネタバレ》 
良かった。少女マンガをはじめて読んだ時の甘い気持ちを思い出した。田舎を描いた映画は多いが、こんな伸び伸びした生活を見せられたら、羨ましいと思っちゃうよ。特にサッチャン。こんな子、都会じゃ性格がいじけそうだが、この映画ではみんなに囲まれて、伸び伸びと育ってる。この子は演じてると言う感じじゃなく、ホントに楽しんでる。映画では夏帆ちゃんが面倒見てくれるが、これから先、大丈夫だろうか?ママゴトでサッチャンの持ってきたジュース(水)をぐいっと飲んでくれるような性格の夏帆ちゃんのような生徒がいなくなるのが心配。と、映画の世界なのにマジで心配してしまった。みんな真っ直ぐ成長してほしい。
[DVD(邦画)] 8点(2008-04-10 00:39:55)
2019.  HERO(2007) 《ネタバレ》 
面白かった。僕は娯楽作品は大好きなので楽しめた。確かに普通の映画のようにまとまっていないけど、今回この映画を観るために、ドラマの方を見てみた。そして、一気にファンになった。こんな面白いドラマがあったのか!登場人物がみんな良い。レンタル屋でいつも映画のコーナーしかチェックしなかったので、これからは日本のTVドラマもチェックしようと思った。このメンバーでまた次の作品を創って欲しかったが、あのラストでは続きは無理でしょうね。しかし、ドラマでは松たか子とキムタクってベストカップルのように思えたのに、それぞれ別の人と結婚しちゃって、何か寂しいなあ。映画もその辺が観てて寂しかった。劇の中だけのカップルなんだよなあ、って思ってしまって。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-07 23:19:16)
2020.  情事の終り 《ネタバレ》 
彼女がなぜ、急によそよそしくなるか。その理由が爆発の後、彼が死んだと思った彼女の、とっさに口から出た神との約束。そして、迎えるラスト。あ~あ。愛する二人が一緒になって幸せになって欲しかった。不倫でハッピーエンドになった映画ってあるのかな。旦那の愛も本物だったてことかな?けなげなしいまでの彼女の真面目な性格が、逆に二人を別れさせてしまう。この後、この主人公の男性は一人で生きて行くのかな?こんなけなげなしい女性に好かれたのだから、男性のほうもけなげなしくなって欲しい。そういう段階まで描いた映画を観てみたい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-03 20:26:38)
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