201. レッズ
丁寧な作り。途中語り手が進行を手助けするほど、あまりに丁寧なこともあってかとにかく長い。主人公たちの私生活まで事細かに描いていますが、もっと端折って良いシーンがあった気が。あとオスカー候補になるほどの大作であることに間違いないですが、一方、21世紀に生きる我々は、その後の社会主義国家の行く末を知っている訳で、それを知っていてこの作品を観ると言う価値観のギャップから、感情移入できずにいました。ただ、ビーティーとダイアンの熱演は素晴らしい。彼らの出演作の中では、最高の演技ではないでしょうか。 7点(2002-09-19 19:13:48) |
202. ニクソン
オリバー・ストーンって監督、一番好きだったんですが・・・・・。私の中では最高傑作「JFK」。しかし他の作品のような強引とも言える推論が、この作品ではイマイチに思えました。それも推測に頼り過ぎてるし、公開当時に話題になりましたが、遺族からの反対あり、もう一つ何が言いたいのか、的を絞り切れてないような。少なくとも製作者側は、ニクソンを誉める気はなかったと思うのですが・・・・・? 6点(2002-09-19 19:12:32) |
203. ガールズ・ルール! 100%おんなのこ主義
意外に真面目な映画でした。少し考えさせられるシーンもあり。「ナイン・ハーフ」の脚本家なんですが、なかなか巧い持って行き方で好感が持てます。それより何と言ってもこの作品の最大の見せ場は、登場する女子高生の可愛らしさでしょう。キルスティン・ダンストにレイチェル・リー・クック、モニカ・キーナにヒロインのギャビー・ホフマンも最高です(ヘザー・マタラッツォは狙ってますんで御愛嬌と言うことで)。女性の言い分みたいなものが前面に出ていますが、男性が観ても好感の持てる作品。でも方向性は少し偏っている気も・・・・・ 8点(2002-09-19 19:11:34) |
204. 13デイズ
その昔「キューバ危機」を綴ったドラマがあった。勿論、子供の頃にTVで観た訳だが、白いスタジオにケネディとフルシチョフら数名の登場人物だけで、淡々と原稿を棒読みするだけの凄い作品。あのドラマのインパクトがあまりに強過ぎて、ビデオ化されるまでこの作品を避けて来た。☆はっきり言って正解でしたね。本作はドラマ仕立てになっていますが、それほどドラマチックな題材ではないと思うので、筋道を知っている者にとってはあまりに盛り上がりに欠ける作品かと。勿論、平和的結末とその誇大化し過ぎない演出には好感を持った次第ですが・・・・・ 6点(2002-09-19 19:10:36) |
205. ジョー、満月の島へ行く
何と、トム・ハンクスとメグ・ライアンのコンビにスピルバーグ製作総指揮!夢のタッグに期待も倍増!で、、、・・・・・おいおい!チープ、幼稚、ふざけ過ぎ。勝手に死になさい、って感じです。メグにしても何役もこなしてますが、このことに何か意味あるんかいな?この頃のスピル作品って、確かにこの手の作品って多かったかも。しかし今思えばって感じで観るのも一景かな。唯一良かったのは、まだ初々しいメグを観れたことぐらいでしょうか? 6点(2002-09-19 19:09:11) |
206. マルホランド・ドライブ
≪カナリネタバレ≫「彼女だ」「・・・正しい選択をしましたね」不愉快な顔をしつつ、何故か後ろを振り返り、ベティの姿を追う。初対面のはずなのにどうもベティを知っているかのような素振りの黒メガネの監督/カウボーイ「もし君が正しい選択をすれば私は1度しか現われない。もし間違った選択をすれば2度現われる」実際にその後、パーティ会場に1回(後姿)。ダイアンを起こしに1回登場/「彼女だ」としか言わないスーツの男。彼女(カミーラ)を選んでもらわなくては困る何かがそこに/ウエイトレスの名札を見て「私の名はダイアン」しかしダイアンは別人?/ベティが手にした青い箱。家に持ち帰り、ベッドの上に置いた瞬間にベティの姿は消える。この物語で真相に気付いていないのはリタだけだったかのように/「ウインキースに来るのは夢だった。2回も夢に出てきた」それは夢ではなくて前世?その後、男はレジの方に立つ役に入れ替わり/カミーラ「これで終りにしましょ」/自殺に追い込む老夫婦。冒頭、何故かベティをロスに送り届けた時点で既に笑っている/冒頭で謎の後姿の男。その後、電話を掛けた先はダイアンの部屋だった/リタが記憶を失う前はダイアン?であれば、あの暴走が無ければ本来あそこで物語は終っていた?/マルホランド・ドライブは実在する。若者たちが暗がりを暴走することで有名な道/「キャスティングをやり直したかったんだろ?・・・他は変えなくて良い。しかし彼女だけは思う通りにはならない・・・」/殺しを依頼するダイアン。ウエイトレスの名札には“ベティ”と/「良いのか?・・・取り返しはつかない」取り返しはつかない。一度始めたら目的を成就するまで、“彼女”だけキャスティングを変えて、何度でも物語は繰返し続く/監督を変えましょうか?・・・中止にしましょうか?・・・それとも全てを中止しますか・・・? 10点(2002-09-19 19:07:37) |
207. ラストサマー2
?・・・・・そうか、観方が間違ってるのかもしれない。そうだ、これはジュニファー・ラブ・ヒューイットの出演作なんかじゃなくて、「13日の金曜日」の続編だと思えば・・・・・それが正解じゃった。「13日」だと思い込む寛大な観方に変えて、何とか最後まで観ることができました、とさ 3点(2002-09-19 19:05:30) |
208. ワン・ナイト・スタンド(1997)
監督はあの「リービング・ラスベガス」のマイク・フィッギス。確かに性を意識した作品なんですが、だからどうした!って感じで。メッセージ性も薄い気がしたし、性描写も過激と言うほどに感じなかったし・・・・・ 4点(2002-09-19 19:02:42) |
209. 鍵(1997)
谷崎潤一郎のテーマを軽く作ったって感じでしょうか? 川島様のヌードも見えそで見えないシーンが、より中途半端で結局どこにターゲットを絞って観て良いか分からなくなった作品。現代風に作るのであればもっと厭らしくもなるし、もっと変態的な夫婦の関係ってのも描けそうなんだが・・・・・? 3点(2002-09-04 20:34:07) |
210. ライトスタッフ
予想以上にドキュメンタリータッチでした。その割りに、スーパーとかナレーションとかが少ないですね。そのため結局誰が今飛んでいて、誰がどんな記録を作ったのか、と言った辺が分かりづらい気がしました。一方、長い作品ですが最後まで観て、満足(達成)感は最高です。 8点(2002-09-04 20:29:30) |
211. 黙秘
こっわ~いぃ、おばはんです。どこが?って。だから・・・・・顔かな。☆ で、なるほどそれを18年間も黙秘していた訳ね。本筋に昔の回想シーンなんてのも混ぜ合わしてなかなかの仕上りに。最後まで観てしまうと、母子の愛の作品ってことだろうか。それが取って付けた作品にならないのは、意外にも重厚的作りにあるのでしょう。全体的に青の色彩で決めてるし。それにしてもジェニファーって良い役者になったな。昔の「リッジモント・ハイ」が懐かしく思います。 8点(2002-09-04 20:27:41) |
212. プランケット&マクレーン
主演2人については良い味出している。最後、仲間が傷を負った後のブラネケットとの掛け合いは見事にハマった。しかし作品としては、爽快で楽しい映画ってほどでもなかったなぁ。斬新なデフォルメなんやけど、それについて行けなかったのは、やはり個人的に好きなキャスティングではなかった所為でしょうか? 7点(2002-09-04 20:26:16) |
213. アナザヘヴン
なかなか良かったですよ。どこが?って?ん~~~、“朝子”・・・・・かな? 朝子役の市川美和子様は最高です。何故かあの手の顔に弱いんでしょうか?あの独特の顔が一番怖いしそれに魅力的です。あの顔だけでホラーです。まずそのことが一番良かったとこ。他はもうどうでも良いです。だって内容は「悪魔を憐れむ唄」なもんですから(他、パロディ多数発見!確かに↓「ヒドュン」と言う説にも納得)。 9点(2002-09-04 20:24:56) |
214. 初恋(1997)
一応、オムニバス形式の作品。一応ね。まず冒頭がメイキングらしき(?)シーンから始まるのですが、とにかくなんかよう分からん。そして継ぎ目無しで本編。色々なエピソードが盛り込まれてますが、基本ベースは“夢遊病の女と清掃員”、“過去の婚約者に復讐(?)する話”、の2話構成のようですな。この作品、いい加減な作りしてますが、何故か面白い!不思議です。その一番の理由は、リー・ウェイウェイちゃんに他ならないです。とにかく可愛い。夢遊病者で歩き回り、どうしようもないので結局、ビデオを身体に付けてって・・・・・おいおい!んなアホな!でも、そんな歩き回る姿が可愛い!(これしか言ってませんが)金城には勿体無い(これしか言ってませんが)。2話目はどうでも良かったです(おいおい)。カレン・モク?はいはい、「天使の涙」に出てましたね。ちょっと不思議な役でした。今回も良いんですが、相手役が監督?AVの村西とおるじゃないんだから、って(18禁?)。不思議な作品をありがとう!と言いつつ、DJでラッパーが監督・主演って言うのは分かるけど、やっぱ監督が出て来ちゃいけないんじゃないだろうか? 最後の汚い涙は余計だったね。 8点(2002-08-30 21:16:56) |
215. 屋根裏の散歩者(1992)
何よりエロい!エロいけど官能的ではない。江戸川乱歩原作だそうな。確かに明智小五郎が登場して。一応、最後は推理らしいところもあるけど、勿論、これをやりたかった訳じゃないんでしょう? 5点(2002-08-30 21:13:44) |
216. ハリー・ポッターと賢者の石
<ねたばれあります>なかなか良い映画です。観終わって思い出すと、良いシーンが次々と。主演のダニエル君もハマってます。そして相棒の子も。何と言っても可愛いエマ・ワトソン扮するハーマイオニー・グレンジャーは最高です。☆空飛ぶクリケット「クィディッチ」も特撮は良かった。でもシーカーが玉取ったら終り?それじゃあ他の選手が一生懸命ゴールしても意味無いじゃん?そんなんでゲームとして成り立つの? 大型チェスも然り。子供にやられるようではトラップとしてあのチェス成り立つんやろか? それに努力しない主人公。魔法学校に入学早々からえこひいきですから。粗を探すと切りがないですが、一番気に入らないのはラストの表彰式。子供を点数で評価する考え方が好きでない自分にとって、一旦立てといて落すってのはどうも。しかもその点数を与える根拠が見えません。50点を付ける基準を教えんかい!校長!でも、最後におまけで10点付けたのは意外と言うか、陰ながらあそこだけ拍手でしたが・・・・・≪因みに以上は原作を読んでいない者としての意見。原作ではそれまで得点に貢献したことが無いネビルが、最後に点数を取ることに意味にあるらしく、原作を読むとこの映画への解釈も変わるとか?≫ 9点(2002-08-30 21:11:03)(良:2票) |
217. 五条霊戦記//GOJOE
最後まで観て、なるほど!そう言うことね。でも、その割には最後の“見せ場”であるはずの対決“弁慶vs義経”がしょぼいって言うか、それ以前にそこへ行くまでの過程にも不満が。むしろ今までにない新しいチャンバラ劇として観るべきなのでしょうか。 4点(2002-08-30 21:09:02) |
218. 恐怖の岬
普通に良い作品だと思います。後に出る“リメイク版”さえなければ。これも観る人の主観によるものですが、役者ばかにーろや妙な色気のジュリエット・ルイスのインパクトの所為で、オリジナルのこっちはかなり大迷惑ってとこでしょうか? 6点(2002-08-30 21:08:05) |
219. 相続人(1998)
観終わってよくよく考えてみると、ジョン・グリシャム原作に、監督はロバート・アルトマン?その割には、って出来でしょうか? 5点(2002-08-30 21:07:07) |
220. バスキア
素晴らしい!芸術的と聞くと“意味不明”なものを連想しがちですが、この作品は純粋に楽しむことができた作品。まずこれだけの個性派俳優を良く集められたなと思うし、その各個性が巧く生きていると思う。そもそもこの作品は、“ボウイがアンディを演じてる”ってことが話題で観たんですが、まさかこんなに有名な俳優が次々と登場するとは。ラスト、アンディの死で終わるところも印象的。何となくですが、“才能”ってのに触れた気がしました。☆最後に蛇足ですが、クレアを見ていていつも思うのですが、何故かわたしゃ「妖怪人間ベラ」を想像してしまいます(失礼!)。 8点(2002-08-30 21:06:14) |