201. 星守る犬
《ネタバレ》 「可もなく不可もなく」な映画だけど、一つ気になった点が。玉山鉄二が昔飼っていた犬のことを思い出し、「もっと向き合っていれば・・・」と涙ぐむ場面があったと思うけど、昔飼ってた犬のこと思い出して泣くか普通?と思ってしまった。途中虐めてしまったりはあったけど、死んでしまったペット(に限らず人間でも)を思い出す時って、悲しい記憶よりも楽しい思い出のほうが多いと思う。ましてや寿命を全うしたのならなおさら。そりゃ死んじゃった時は悲しいし後悔するし(それこそ「もっと向き合っていれば・・・」って)、一日布団かぶって泣き続けたりもするでしょう(自分のことですw)。けど何年もたち大人になってから思い出すときって、笑顔があると思うんですけどね(別に一概には言えませんが・・・・)。でまあ、映画全体的にそういう「”中途半端な”綺麗ごと」が漂ってる感じがして、僕ぁ一体どういうツラしてこの映画を見ればいいのか分かりませんでしたヨ。 この映画全体を通して、悲しさから笑顔へ転換するときを描いたと思えなくもないけど。 [映画館(邦画)] 5点(2011-07-07 17:10:27) |
202. ふきげんな過去
観客に想像させるつもりのセリフや演出ばかりで、コレといったものは魅せてくれない映画だった。 [インターネット(邦画)] 4点(2018-09-02 22:36:18) |
203. ターミネーター:新起動/ジェニシス
「マッド・マックス」の監督ジョージ・ミラーはインタビューで「日本の観客にも字幕なしで楽しめる映画を作りたかった」と答えたとか。それを聞いた上で思い出すと、ターミネーターのシリーズ初期はまさしく「日本の観客にも字幕なしで楽しめる映画」だったと思います。で、本作はといえば・・・字幕読んでも楽しめるとは言いがたい映画になっちゃいました。ダラダラダラダラ・・・。頭でっかちなストーリーになってしまったのが残念。 [映画館(字幕)] 4点(2015-09-18 19:06:55) |
204. ボーン・レガシー
すべてにおいて中途半端な映画で、ガッカリ感しかなかった映画です。個人的には、悪役に魅力が無さ過ぎ。いかにもキレモノでございって顔してエドワード・ノートンが踏ん反り返ってますが、具体的なキレモノ描写はゼロ。全部主人公の後手後手になってしまっていて、クソの役にも立ってない。ナンバー3も思わせぶりに出てきた割に、ノートンと全く同じ理由で魅力ゼロ。あー残念。アクション自体は凄いことはしてるものの、ダラダラしちゃってもったいない。同じ年公開の「007 スカイフォール」は、アクションの中でもちゃんと起承転結があって、変化に富んでましたヨ。いかにも続編作る気満々の幕引きがより痛々しかった・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-05-28 23:56:28) |
205. 潔く柔く きよくやわく
《ネタバレ》 過去にトラウマを持つ男女の恋愛ドラマなんだけど、トラウマとその描かれ方にギャップがありすぎて軽い。ドラマを盛り上げるためのオシャレトラウマって感じだなあ。途中の雑談で映画の話題が出るけど、実在しない監督のことを適当に話すだけ。自分が映画好きだからこういうところが気になってしまうのかもしれないけど、ここに限らずこの映画、全体的に「こだわり」がちっとも感じられない。全部適当であやふやだと思います。あげく、どうでも良さそうな漫画家が現れ「ワタシ、赤沢くんと付き合ってるの~」→「がーん!ショック!」→「赤沢のバカバカバカバカ!」→「ただの勘違いでした」→「イエス、フォーリンラブ」・・・の流れには唖然としました。映画の締めくくりのエピソードがそれかい!! [映画館(邦画)] 4点(2014-06-24 10:56:55) |
206. 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
カワイイ綾瀬はるかが見れればそれでいいや!という気分で鑑賞。そういう意味では(ある程度)楽しめましたが、映画全体としてはユル~過ぎたなあという印象です。シナリオのト書きを、書かれている通りにそのまま映像化しました、という感じで、面白みはありません。その行間を埋める(もしくは想像させる)工夫はあまり感じられませんでした。役者の人も、演じていて「この流れは不自然だよなあ」とか思わないんですかね。特に松坂桃李さん。シナリオや演出がまず良くないから、ある意味貧乏くじを引いちゃったとも言えます。ただ、そんな穴ぼこだらけの映画でも、描き込まれていない行間を繋げる努力をもう少ししてほしかったです。 [映画館(字幕)] 4点(2014-06-19 00:56:39) |
207. 黒執事
《ネタバレ》 よくも悪くも、見てくれだけをこだわった映画だと感じました。ただ何となく「◯◯っぽい映画にしたい」という気分だけで作られてると思います。冒頭の未来都市の全景や齋藤智裕のアクションはオオッと思いましたが、それ以降の描写は中途半端なものばかり。「ダークナイトっぽい」「ミステリーっぽい」「潜入捜査モノっぽい」「アクションが凄いだけじゃなく中身も深いっぽい」というような、作り手のぼんやりした願望だけがスクリーンに映っていました。具体的なディティールを疎かにし過ぎです。「ガッチャマン」よりはマシですが、作り手のスピリッツは似たようなものだろうと邪推してます。「性差や出生の違いによる抑圧」、「自分を犠牲にしても見ず知らずの他人を助けることができるか?」という題材、「敵もまた自分と同じように復讐が目的だった」という真相など、テーマ的には面白いと思えたので、ディティールにこだわる演出家が作っていたらもっと面白かっただろうな、と思います。うーむ惜しい。もはや話の繋がりもグダグダになってしまったクライマックス。なんとなく工場に入り込んでバトルになる展開は笑っちゃいました。それ、シュワちゃんとかスタローンの映画で散々やってきたことじゃ~ん。プロデューサーはインタビューで「ダークナイトを目指した」と言ってたけど、そこを真似するならラストバトルは「主要登場人物たちにとっての因縁の場所」で良かったんじゃないでしょうか。少なくともどこにあるのかよくわからん工場よりは・・・。「ダークナイト」を目指したはずが、 結果的に「エクスペンダブルズ」に近づいてるのは「んも~お茶目~」とか思っちゃいました。 [映画館(邦画)] 4点(2014-01-27 11:42:48) |
208. しあわせのパン
むむむ・・・。全編「ステキ」なものがいっぱい詰まった映画。ビニール袋に入ったコンビニパンとは違う、手作りのパン。お店に置いてある小物も大量生産品とは違います。・・・けれど、映画自体は全く「ステキ」とは感じられませんでした。画面に映っている物は手作りかもしれないけれど、映画そのものは過去作品のフォーマットにのっとった「規格品」です。問題を抱えた人たちに料理を振るまい、まるでベルトコンベアーみたく順番に悩みを片付けていきます。映像もまるでカタログを見ているようでした。「ステキ」なものにケチをつけるのは心苦しく、「あれ、オレの心も荒れているのカナ?」とも感じます。とはいえ、コンビニやココイチや松屋のローテーションで生きている私の心は「規格品の映画」では癒やせそうにないです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-20 01:31:46) |
209. RED/レッド(2010)
自分には、ジジババが銃を撃ちまくれば面白いんじゃね?的な一発ネタだけで終った映画でした。「年老いて引退した超危険人物」という設定があまり活かせてないと思います。主人公たちを30代後半くらいの役者でやっても全然成立してしまうのでは?みんな大好き「コマンドー」も確かシュワちゃん30代後半くらいだったと思います。「カールじいさん」みたいにしろとまでは言いませんが、もっと描き方があったのでは。それにブルース・ウィリスって、私のような20代~30代にとってのお馴染みスターだと思うんですが・・・。結果、若者向けでも年配の方向けでもない中途半端なモノになってしまっていると思います。滅多に見ることのないウィリスとモーガン・フリーマンの2ショットや、ヘレン・ミレンとブライアン・コックスの熱々ぶりは素敵でした。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-07 10:53:48) |
210. 劇場版 SPEC~天~
ドラマ版を見る前は、「どうせまた、奇声と寒いギャグで適当なストーリーを誤摩化したショボいドラマなんだろ」と思ってました。実際見てみたら「お、面白いじゃねえか・・・(震え声)」と、見事にハマってしまったんですけどね(笑)。ただ、今回の映画は、ドラマを見る前の先入観そのままの内容になってしまいました。ストーリーの大筋は別に悪くないと思うんですが、細部がいい加減すぎて、物足りなかったです。話のスケールに作り手自身が追いついてないと思います。 [DVD(邦画)] 4点(2013-11-09 17:18:19) |
211. 図書館戦争
映画の初っ端から世界観が飲み込められず、終始「どうでもいい感」が漂う映画でした。「表現の自由」という重要なお話なのに、この映画を見てる分にはビミョー・・・。必要なディティールは疎かで、物語に影響を与えない中途半端なところだけディテール過多になってるなあ、と思います。長い尺使って山中訓練やってましたが、それが後半にあまり活かされてないし。現代の日本で派手なドンパチをやるためのダシにしてるだけのように感じてしまいました。良かったのは岡田准一のアクションが凄かったくらいかなあ。彼は自分の身体性をもっと有効に活かす作品に出会って欲しい・・・。 [映画館(邦画)] 4点(2013-05-04 04:13:11) |
212. 96時間 リベンジ
《ネタバレ》 主人公のプロフェッショナルっぷりが驚愕するほどに凄くて、そこは感動すらします。前作の見所ポイント(「これから誘拐される!」というセリフや、昔の仲間に助けを求める、など)・・・を続編でもしっかり描いていて、最近のシリーズ物映画ではあまりしていない「毎度おなじみのアレ」的な演出が多くて楽しかったです。けれど、どっかで見た映画の劣化コピー的な演出が目立ち、「お前らプライドないんか」と作り手に言いたくなるシーンも多かった。教習所通いの娘にカーチェィスさせるシーンも、すごくもったいない。「運転に不慣れなドライバー」であることをもっと活かせばいいのに。面白いシーンは正直言って数カ所だけで、全体的には物足りない映画だった。 [映画館(字幕)] 4点(2013-04-30 01:17:07)(良:1票) |
213. ダイ・ハード/ラスト・デイ
昔のダイハードシリーズが大好きで見に行ったけれど、正直言ってガッカリするようなシロモノでした。そもそも予告編の段階からイヤな予感は漂っていましたが。マクレーンのキャラクターが成長どころか劣化していて、それだけで作品の楽しさが半分以上は削がれてます。脇役キャラも魅力に乏しく、特に息子のジャックは良い歳して中学生レベルの反抗期。ストーリーが進んでも感情移入できませんでした。奥さん→娘→息子と、対立キャラを取っ替え引っ替えしているだけで、ワンパターンなのも退屈です。アクション自体は無骨ながらも、かなりド派手で迫力はあります。しかし「アクションシーンのためのアクション」といった感じ。ストーリーがその間は停滞してしまっているので、内容的にはつまらなくなっています。惜しい。不満点を言い出せばキリがないのは、自分が過去作に囚われてしまっているからでしょうか・・・。ちなみに、「娘役の女優さんは交代しちゃったのか?」と思って調べてみたら、前作から引き続き同じ人が演じてました。その割には見た目が随分変わっているように見えるんですが・・・・。前作の方が、正直チャーミングでした。 [映画館(字幕)] 4点(2013-02-16 02:44:04) |
214. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 色々な所で絶賛されている本作。期待しすぎたのがマズかったのか、個人的には、釈然としないものが多く残る映画でした。一番引っかかったのはクライマックスのヤングジョー(なんだかキングジョーみたいですね) の選択。上手く言えないですが、なんかモヤモヤするんですね。もっと、やりようがあったのではないかなあ、と。オールドジョーが、掴みどころが無いまま終ってしまったような気がします。別に、良い奴なのか悪い奴なのか単純化できないキャラだったとしても、もっと魅力を引き出せたんじゃないかなあ。奥さんの記憶が次第に消えていってしまうという、かなり切ない場面もあるんですが。だからこそ、ヤングジョーがすべてを悟った瞬間に、オールドジョーが自らの意思で銃を下げることで、憎しみのループを閉じることは出来なかったのかな。「復讐しなければ奥さんの記憶が消えてしまう」状態から「復讐を止めたことで奥さんの記憶が蘇る」ということがあってもいいんじゃないか。そこまで行くと都合良すぎますかね。なんの罪もない子どもまで殺しているので、また別のところで悲しみのループが発生してるんじゃないのか、とモヤモヤは残ります。「ここが良い!面白い!」という意見を観ると、「確かにそこは良かった!」と思う箇所も一杯あるんですけどね。別に「ほーら、オレを楽しませてくれや」という態度で映画を観てるつもりはないですが、不親切な点が多い映画だったと思います。 [映画館(字幕)] 4点(2013-01-20 22:57:12)(良:1票) |
215. のぼうの城
ピエール瀧は何しに出てきたのか・・・ [映画館(邦画)] 4点(2012-11-28 18:06:03) |
216. FLOWERS フラワーズ
どっかで見た場面を寄せ集めて表面上だけ取り繕ったクソ映画ごっこ。ハリウッド映画を中身が無くて派手なだけ、なんて言えなくなるね。こう中身がないと。 [映画館(邦画)] 4点(2011-06-05 00:16:03) |
217. キック・アス
かなり評価が高くってあれですが、自分はノれませんでした。正直なぜこんなに評価されているのか本気で理解できない。。。。(汗) もの凄いいいセリフ、いいシーンもいっぱいあるんですが、そのいい部分が結局活かされてないような気がします。プラスマイナスでマイナスの方が勝っちゃう。別に残虐なシーンがあるからとかそういうことじゃないんです(確かに最初「ギョギョ」とはなりましたが)。なんか釈然としないんだよなあ。他のヒーローものとは違う回答を示してくれるかもしれないとちょっと期待しすぎたのか、、、 [映画館(字幕)] 4点(2011-03-02 12:16:31)(良:1票) |
218. 映画 ST赤と白の捜査ファイル
《ネタバレ》 「どいつもこいつも、揃いも揃って馬鹿ばかりだな!」って感じの映画。周囲を無能に描くことでしか、主人公を天才として描けないんかしらん。そして作り手たちも、そんな馬鹿が大好きなようです。この仲間意識にはついていけませんでした。途中で合流する少女との逃走劇はベタながらも声を出して笑っちゃいましたけどね。安達祐実がゲスト出演してるんですが、役の割には存在感がありすぎて「この人が黒幕だろぅ」なんて思っちゃいました。ちょっとエヴァ・グリーンっぽいし。それにしても、この映画を観て一番辛いのはスピードワゴンの井戸田だろうなあ。 馬鹿なこと言ってスミマセン。 [映画館(邦画)] 3点(2015-01-26 10:51:18) |
219. ハンガー・ゲーム
これぞ正統派駄作。基本的に主人公は”ゲームに参加する”こと以外はすべて受け身で、ただ周囲で起こることをやり過ごしているだけ。すごくつまらなかったです。作り手は主人公に対して自分を投影しているからかもしれませんが、キャラに対して甘過ぎます。作り手こそ「冷酷な支配者」側に立ってストーリーを組み立てないと、こういう話はおもしろくならないですよ。こんなことを思っちゃう自分も、下世話な興奮を求める愚かな観衆側の人間なんですかね。「バトル・ロワイヤル」の盗作かどうかなんてどうでもいいです。作り手がどう弁解しようが、ただ単に1本の作品としてつまらないです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-01-12 23:34:08)(良:1票) |
220. ブリッツ
《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサム扮する暴力刑事が活躍する、シリアスなサスペンスアクション。一言であらましを書いただけでも、キャステング、ストーリー、演出に食い合わせの悪さを感じます。ステイサムのイメージである、いつものアクションとは違うものにしたかったのかもしれないけれど、 肝心のステイサム自身は毎度お馴染みの演技になっちゃってます。「ダーティハリー」や「その男、凶暴につき」はアウトローとしての闇を抱えていますが、本作の主人公は何のリスクも背負っておらず一人勝ち状態。自分の行為が怪物を生み出してしまったかもしれないのに、「一件落着!」な結末では逆にモヤモヤします。仲間思いな面があるのは魅力的だけど、演出がシリアス”っぽい”だけに余計に気になります。婦警がヤクを盗んでしまったエピソードなども、その後どう決着つけたのだろう?作り手は観客に、この映画を観たあとどんな気分になって欲しかったのか、サッパリわかりません。自分自身もサッパリです。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-05 07:59:32) |