201. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 サメがでか過ぎる。市長と市民の板挟みになっている署長(主役)が可哀想でした。息子をサメに喰われた母親が、署長に八つ当たりビンタをして、その夜ショックで茫然と酒を飲む署長の表情と言ったら・・・。署長頑張ってたよ。後半は、巨大人喰いサメとオヤジ3人のガチンコ対決。インディー・ジョーンズのような高揚感があり、ちょっとした冒険活劇で、ハラハラドキドキしました。最後にサメをしとめたのは、猛者の船長でも、海洋学者でもなく、へっぴり腰の署長。お手柄です。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-19 19:06:49) |
202. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 基本的に、悪党が活躍する話が嫌いな私には、かなり退屈でイライラする映画でした。ろくに仕事をしない・楽してお金を稼ごうとばかり考える・周りの迷惑を一切考えることができない・こういった、人間として欠陥のある人種を見てると、いくら二枚目とはいえ胸クソが悪くなってきます。ストーリーは、大して面白味も無く、急に挿入歌が入ったりとセンスもダサいです。邦題もさっぱり理解不能。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-15 20:40:00)(良:1票) |
203. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 予備知識無しで鑑賞したので、最初はスパイ映画だと思い込んでました。まんまと騙されました。まさか精神病の話で、しかも実話でノーベル賞受賞だなんて。ジョンの挙動不審な動きが、かなりリアルです。頭良すぎるとその代償でバーストしちゃうんでしょうか。素敵な奥さんと出会えたのが幻覚じゃなくて良かったですね。ジョンは幻覚が相当辛かっただろうけど、奥さんも同じくらい辛かったはず。授賞式のスピーチで、奥さんに感謝を述べるシーンに目頭が熱くなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-14 19:53:31) |
204. バリー・リンドン
《ネタバレ》 日本人の私からは、全くなじみの無い、アイルランド人の成り上がりと衰退の話。異国の昔話だけど、美術が素晴らしすぎるので、全く退屈しませんでした。絵画のような完璧なまでの配置で、絵葉書になるんじゃないかってくらいワンシーンごとに拘りまくってます。主役のバリーは、悪知恵・無鉄砲・勇気があり、強運の持ち主。何も考えてないけど世渡り上手なヤンキーも、こんな感じな気がw バリーはDQNだ。ただ、尊敬も同情も到底出来ませんが、実の息子への愛情だけは感心できます。ていうか息子が無茶苦茶可愛くて、途中まで娘だと思ってましたw 上流階級の暮らしって、退屈で形式ばっかりなことが多そうだけど、ダラ~っとした富裕生活を一度体験してみたいなと思っちゃいました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-12 20:27:16) |
205. アイズ ワイド シャット
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンがもう、溜息が出るほど素敵です。子持ちでフェロモン出まくりの人妻を、これでもかってくらいにポルノ女優並みにエロエロ演技をしています。ぱっと見は、何てことないシンプルな白い下着でも、ニコールが着るともうそれだけで、裸以上にセクシーです。一挙手一投足が全て芸術的にさえ感じてしまいます。興奮ってよりも、うっとりするセクシーさです。対するトム・クルーズは、真面目で家庭思いだけど、イイ子ぶってて陰で悪い事をしたい欲求、男にありがちな所有欲など、ビル役を好演しています。とにかく財布から札を出し「釣りはいらないよ」って渡すところが、何でも金で解決している上層階級の男性っぽいです。この夫婦を見て思ったのは、あれだけ裕福で可愛い子供もいて何不自由ないのに、新しい刺激や欲求、嫉妬に頭が支配され続けていかなければならないんだなっていう所・・・人間が死ぬまで解くことができない呪いですねw ラスト、夫婦仲がギクシャクした時、妻役のニコールが「私達にはすぐやらなければならないことがある」と言い、続けて「ファックよ」と言います。よく喧嘩の後にする「仲直りエッチ」ってるけど、この場面での台詞ではセックスじゃ無く、ファックという言葉を用いるところが、何だかとてもキューブリックらしく感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-08 22:44:15) |
206. ターミナル
《ネタバレ》 印象は薄いけど大作でちょくちょく目にするトム・ハンクス、彼の一人芝居を見ているかのようでした。徐々に素性が分かってきて、人柄の良さで周りから好かれる人物となっていくビクターを見ていて、心がほっこりしてきます。クスっと笑えるシーンもあり、感動とコメディのバランスが絶妙で、飽きずに楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-05 19:21:51)(良:1票) |
207. コヨーテ・アグリー
《ネタバレ》 世の女性はこの映画に登場してくる女性達を見て、かっこいいとか思うのかなぁ。私は男ですが、このビッチな女性達を見て、少しも共感できませんでした。どんな仕事でも誇りを持って取り組めばそれで良い、という考えはありますが、性を売りにするのは最終手段であって、末路な気がしてならないです。人としてのプライドを捨てれる人がやれる仕事だと思うんですが、この映画に出てくる女性達は、性を売ってるのにお触り禁止とか、やたらと仕事に対するプライドを持ってるようで、、、矛盾してるというか、ずるいっていうか。まぁその女性目当てにバーに来てる低能な男性がいるから成り立つわけですが。男は下半身直結な脳味噌だから、同性として何も言えない部分もありますw ストーリーは、かなり意味不明な展開が多かったです。どんな仕事なのかも分からず取りあえずバーで働こうとしたり、素性を殆ど知らない男性と恋に落ちる主人公の女性とか、バーで働く際の約束事を破って主人公を首にしたのに、少ししたら「戻ってきても良いよ」とか言っちゃうバーの女将とか、、、破綻してます。上京してソングライターになる夢を描き、そこでの恋を描き、そしてバーのお立ち台に立ち女王様を気取ってる年増な女性の生き様を描いてる映画ですが、その部分よりも、父娘のファザコン的な親子愛の方が印象的でした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-02 16:21:51) |
208. デス・サイト
《ネタバレ》 偏愛・変態な殺人犯が登場する映画は多々ありますが、この作品もその類いです。人質の命をポーカーの勝敗で左右する犯人も犯人ですが、やむをえずゲームを相手する警察も警察で、客観的にみると漫画チックでチープなストーリーです。でもこのくらい馬鹿げてる方が、かえって面白いです。説明不足とも取れる展開の潔さや、死体のどアップ、不吉なカット割りなどに、ダリオ・アルジェント監督の色が出ています。カードで警察側が勝った時の緊張感は、思わず私もガッツポーズしちゃいましたw [DVD(字幕)] 7点(2009-12-21 17:57:43) |
209. ターミネーター4
《ネタバレ》 続編ということで、ファンにとっては嬉しい作品だと思うけど、そこまで楽しめなかったです。やはり1作目、2作目の出来栄えと比べてしまうと、見劣りしてしまいます。ジョン・コナーとカイルのやりとりに紆余曲折付けて、何とか一つの映画にした、っていう感じ。昔の作品では、ターミネーターは強くて、怖くて、しつこいっていうイメージだったけど、本作では結構あっさり倒せちゃったりします。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-18 20:16:39) |
210. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 この世界観は、27年経った現在でも色褪せていません。派手さは無いけど、緊張感が持続しててとても面白い作品でした。南極の調査隊員達が遭遇した、得体の知れない生き物は一体何だったのか、どこから来たのか・・・その説明は描かれていません。だけど、当の隊員達はそれを判明する以前にまずは生き残る事に必死だから、逆に全てを描いてしまうとつまらない物になってしまったでしょう。エイリアンのような生き物が人間社会を脅かす、というのはSF。そうなった時の人間模様はサスペンスです。皆が皆を疑心暗鬼になってる様はパニック映画。人間だった者が変態してグロい怪物に変身する様はホラーです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-18 16:56:29) |
211. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 おはよう・またね・バイバイ・さよなら・おやすみ・・・日常的な挨拶が、妙に心地良く聞こえてくる映画でした。将来への不安や、周りと比較した時の劣等感など、今考えると、中学生くらいの時から影のように常に後ろにつきまとってくるんですよね。それまではただひたすらに楽しんで無邪気に暮してたのにね。聖司がバイオリンを弾き、雫が歌い、そこに3人のおじいさんが加わって音楽を楽しむシーンには、そういった不安や劣等感、また性差や年齢差も無く、ただただ楽しそうでいて、とても好きなシーンです。自分自身を確認し、成長していくピュアな雫を見てると、感動してしまい泣けてくるんですが、でも鑑賞後はスッキリしてて何だか勇気づけられたような感じでした。 [DVD(邦画)] 10点(2009-12-01 19:54:09) |
212. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 1作目を見てから6年の間が空いてしまい、ようやくこの2作目を鑑賞しました。はっきり言って1作目の内容を殆ど覚えていませんでしたが、それでも楽しめてしまったのがこの作品の凄い所。B級・サブカル・カルト・オタクなどの言葉を使うと、タランティーノの映画は称賛しやすいんだけど、それ以上に、本作からはタランティーノの映画に対する姿勢・潔さを感じました。静と動のメリハリを効かせてる展開もそうだけど、もう全てが架空の漫画の実写化のようでいて、そこにユマ・サーマンの素晴らしい体当たり演技も加わって、唯一無二な作品となっています。話は変わりますが、米HIPHOPグループのウータン・クランのRZAが音楽担当してるんですね。カンフーが好きだからその繋がりなんでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-27 19:28:53) |
213. 燃えよドラゴン
《ネタバレ》 この映画は肌に合いませんでした。正確には、ブルース・リーが合いません。終始しかめっ面で、精神論とか語ってていかにも悟りを開いたかのようなリーですが、やってることは復讐、殺人だったりして全然説得力が無いです。それじゃあ悪者と同じじゃんw 全知全能の神にでもなったかのような殿様気取りが鼻につきます。敵役のハンは、手足が短くてどう見ても弱そうにしか見えません。脚本は無茶苦茶で、単にブルース・リーをかっこ良く写したいだけ。織田裕二に近いw [DVD(字幕)] 3点(2009-11-19 16:34:39) |
214. E.T.
《ネタバレ》 歳を取るにつれて、輝きが増してくる映画です。少年とE.T.との間に生まれる、友情を超えた愛情に対し、昔見た時以上に深く感激しました。ファンタジー性が高く、大の大人が…って思いますが、この少年と自分の心が見てるうちに同化していくんです。いつからか、E.T.が無事に帰還することを無性に願っている自分がいました。3人の子役の演技が秀逸で、舞台にある古き良きアメリカと相まって、とても味が出ています。あとお母さんが美人で素敵過ぎ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-16 20:14:35) |
215. DEAD OR ALIVE 犯罪者
《ネタバレ》 大物役者・曲者役者が集う、無意味の狂宴です。哀川翔のベルトの腰の位置が高すぎで、なおかつ背広の着丈が長すぎです。何がどうだったのかとか、どうでもよくなるくらいのラスト展開は、まさにアハ体験でした。「バランスが大事だ」って城島の同僚が言ってたけど、、、そのバランスを破壊することを愉しんでる映画です。8点献上します。 [DVD(邦画)] 8点(2009-11-13 18:04:03) |
216. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 好奇心と勇気が人一倍強いマクレーン刑事だけど、その原動力となっているのは正義心。あと家族愛。かなり無茶してるんだけど、自分のできることを精一杯やろうと頑張っているので憎めないんです。テロリストが旅客機を不時着させて乗客全員が命を落とすシーンは、本当に衝撃的です。あの非人道的なシーンから、一気にテロリストへの怒りがマクラーレンと共に見てる側もヒートアップします。テロリスト側の方が一枚も二枚も上手なんだけど、マクレーンの神憑り的なクソ力で何とか危機を脱出する様は、手に汗握ります。ラスト、奥さんの旅客機が助かり、夫婦再会のシーンは、何だかホッとして涙しちゃいましたw [DVD(字幕)] 8点(2009-11-10 20:42:59) |
217. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 いくつか似た時代背景の映画を見ましたが、どれも共通して言えるのは、悪い映画じゃないけど、いたたまれない気持ちになるので高評価を付けることができません。ピアニストが主役ですが、最後の方でピアニストとしての設定が活かされてくるだけでした。終盤、逃げに逃げ延び、サバイバル生活が始まるのですが、その演技力は凄かったです。途中生き別れた親兄弟は、最後までどうなったかわかりませんが、それを描いていないということは、助からなかったんでしょうか・・・。そう思うと、切ないです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-07 15:50:20) |
218. タイヨウのうた
《ネタバレ》 分かるよ~。分かります。あんだけの美少女に「彼氏はいません!」って逆ナンされたら、大抵の男はその気になっちゃうって。例えその美少女のことを良く知らなくても、例え心当たりの無い事で見ず知らずの人からビンタ喰らっても、、、、性の魅力に対して男はどうすることもできないっていうね。とにかく薫役のYUIが、無茶苦茶可愛いです。初めて歌を聞いたけど、歌も上手です。何か普通っぽくて良いです。演技の方は、もう切なくなるくらいどうしようもないんだけど、可愛いんでオールOKです。あの岸谷五朗の演技が上手に見えるような錯覚に陥ります。YUIの役柄である薫の方は、もうどんだけ親から甘やかされて育てられたのかっていうくらい自己中。まぁ病気だから過保護になるのも仕方ないんだろうけど。彼氏にちゃんと説明もせず「もう会いたくない!」って言ったり、彼氏が趣味でもあるサーフィンを辞めてでもYUIの希望に向けて手伝おうとしてても何とも思ってないし・・・。相手の事なんて考えてないでしょ。恐らく薫は、最初で最後の付き合った男性が孝治だっただろうと思います。それでも、男女の駆け引きが天性で出来てるのが凄い。難病ある無しに関わらず、自分の存在価値をちゃんと分かってるんですね。女性って凄い。反面、孝治は超イイ奴。バカっぽい所も好感持てます。ラストで、棺桶の中がひまわりの花で埋め尽くされていたけど、あれは皮肉っぽくて気味悪いです。 [DVD(邦画)] 6点(2009-11-04 00:33:57) |
219. メリーに首ったけ
《ネタバレ》 直球すぎる下ネタが嫌なんだけど、それを踏まえても良作と言えるコメディでした。主軸は一応ラブストーリーだけど、それもコメディ要素の一つになってます。鑑賞後は、ドヨ~ンとかシンミリとかではなく、清々しさを感じました。それにしてもあんだけ美人なメリーの周りには、なぜどうしようもない男ばかりが集まるんでしょう。でも、最後にメリーが選択するのは、イケメンでも無い不器用なテッド。世のダメ男に救いをもたらしてます。キャメロン・ディアスのセクシー過ぎる衣装、コロコロ変わる表情に、ドキドキしながら見てました。いつの間にか私も首ったけになってましたw [DVD(字幕)] 7点(2009-10-30 16:31:53)(良:1票) |
220. セルラー
《ネタバレ》 まるで海外ドラマのような、ありえない展開が面白くスピード感のある映画でした。携帯電話がキーとなっていて、現代的なサスペンスです。ダメダメな若者が、やっぱりダメなんだけど頑張って人質を助けようとしている必死さが伝わってきます。徐々に賢くなっていって「俺だってやるときゃやるんだぜ!」って言わんばかりです。最後、元カノとはどうなったのかが気になります。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-27 16:27:31) |