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元みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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201.  月はどっちに出ている
ワタシがまだ映画が趣味の人間でなかった頃、不思議と何度もレンタルして観ました。哀しい人間がいて妙にリアルなんだけれど、元気が出てくる映画でした。東京タワーに月って、どうしてこんなに絵になるのでしょうか。決してオシャレとはいえないスポットですが、私は東京タワーがとても好きです。もうちょっと地価が安かったら、東京タワーが眺める部屋に住むのもいいなぁって思っています。都会に住む雑多な人々の中で、懸命に生きる……この映画は在日朝鮮人の人々にスポットがあてられていますが、何も彼らだけでない、当時、東京に出てきたばかりの私への応援歌であるような気持ちで観ていたのです。お金もほとんどなくって、仕事もなかなか見つからなかったあの頃、負けるもんか!って頑張っていた時代もあったなぁ。そんな思い出とともにある、超個人的に思い入れの強い映画です。今じゃあ、けっこうのほほんと生きているんですがね。そう、慣れてくればなんとかなるものですね(エヘヘ)。
8点(2004-06-07 03:09:26)(良:3票)
202.  大いなる西部 《ネタバレ》 
いろんなところで、いろんなストーリーが興っていそうな映画です。というのも、主役はもとより脇役であるはずの人々の生き様とか考え方というのが、やけにリアルで、とてもしっかりしているからです。この映画を観ると、ビッグマディをもらったあの女教師のお父さんって、どんな人柄だったんだろう?とか、どんな功績があったのかな?とか、テリル家とヘネシー家の家長同士の諍いって何だったの?(きっとしょーもないことだったんだろうな)とか、いろんなストーリーに思いを馳せることができるのです。素晴らしいですね。ワタシは、息子を撃ったヘネシーの親分の男気がとても好きです。父親としてはダメなのかもしれませんが、一家をまとめる家長としての、一本スジのとおった彼の男気がとても好きなんです。ただもったいないのは、もうちょっと牧童の見せ場があっても良かったのではないかなってところ。まぁ、それもストーリーを想像すればいいだけの話ですがね。とっても想像力のふくらむ映画です。
8点(2004-06-07 01:36:43)(良:1票)
203.  ローマの休日
大学生のとき、初めて名画座に行くきっかけを作ってくれた映画です。そして初めて観た白黒映画でもあります。そのときは「映画ってなんて面白いんだろう!」って思ったものでしたが、それ以降劇場に通ったりしたわけではありませんでした。私が映画好きとなったのは、それより下ったヘプバーン主演の『麗しのサブリナ』を観てからです。さて、そんな話はどうでもいいことですね。この映画の魅力は、おじさまと娘っこの友情にあります。そしておじさま新聞記者とおじさまカメラマンの友情でもあります。そう、恋愛映画じゃないんです。新聞記者と若い王女様の友情の物語なんです。おじさまと娘っこの友情っていいなぁ。年上の異性に知らなかったことを教えてもらう……これは、男性女性を問わず誰もが思い描く、憧れの形じゃないでしょうか。そんな願望を疑似体験させてくれる、映画って本当にすばらしいですね。
9点(2004-06-07 01:16:38)
204.  オールウェイズ
みなさん書かれていますが、誕生プレゼントのドレスを着てダンスをするカップル二人の姿がとてもステキでした。男くささいっぱいのバー(なのかな?)でおもむろに♪煙が目にしみる♪が流れる。そして自然とよりそうように踊るホリー・ハンターとリチャード・ドレイファス。そこの場面がステキだからこそ、その後の悲劇が辛くって、哀しくって、死んだ後も彼女のことが忘れられない主人公の気持ちが痛いほど伝わってきて……それでも、自分に続く優秀なパイロットを育てるため、飛行機に乗り込み影ながらも後輩を助けていく。人間って、どこかで繋がっていて、誰の死も生も無駄じゃないんだという、なぜかしら安心感のようなものが沸き起こってきました。自分が一人前になるまでに、いろんな先人たちに助けられて、そして自分の役目が終わったときに今度は、後輩の指導にあたる。そんなプラスの循環に、人間っていいなぁって思わされるのです。さてさて、まったく話が変わりますが、いつもながらジョン・グッドマンという人は面白い役をもらっていますね。彼が出てくると、とってもコミカルで、悪いヤツなのに何故か憎めないキャラがなんともおかしく笑わせてもらっています。この映画での極めつけは、飛行機の消火訓練で、ジョン・グッドマンめざして消火剤が落とされたところ。パラソルにラジカセなんてリゾート気分でのほほん指導していた彼は、ちゃんと落とされておりました。そういうお約束っぽいのがいいですね。
7点(2004-06-07 01:00:27)(良:2票)
205.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 
ブラピ…かっちょええなぁ、タキシードをキリリと着こなす姿が超かっこいい。そんで、笑顔がチャーミングでむっちゃかわいい。うわわー、死神に魅入られるのもわかるよ、わかる。どうせ乗り移るなら外見がいいほうがいいもんね。……えっ?違う話だって?ごめんごめん、あまりにもブラピがかっこよかったものだから(ウフフ)。しかもね、この映画は、愛が溢れている。ただ…男女の愛、親子の愛、そして人間愛…そんな愛についてのエトセトラをヒロインのみが分かっていないのが残念なところ。死神ですら、愛とはなんぞやを最後には学習したというのに…。結局、父に愛され、死神に愛されたヒロインは、愛されることに慣れていて自分から愛を与えることが何なのかということがわかっていないところにジレンマを感じました。せっかくお嬢様でありながら医者として自立して働き、いろんな人と接しているのに、どうして鈍感なのか…。もしかしたら、愛情たっぷりに育てられたゆえの鈍感さ、人を思いやる気持ちの疎さっていうものが表されているのかもしれません。逆に彼女のお姉さんに目がいってしまいます。大好きな父親に喜んでもらいたいけれど、何をすればいいかわからなくて盛大な誕生パーティをプロデュースすることで、なんとか「お父さん大好きよ」というメッセージを送る。涙ながらに「妹の贔屓はしょうがないわ、だけど私のこともちょっとは見て」(正確なセリフは忘れた)と言う彼女の切実さ。そしてそんな彼女を包み込む旦那さんの愛情。彼は死神に教えます、愛とは何かを。「相手の欠点をも含めていとおしいと感じる」そう、この言葉に心打たれるのです。死神とお父さん、二人で橋を渡っていくシーン。彼岸へと旅立つ、それが華やかな花火に見送られる。すごく、いい終わり方だったのに…死神が去って、コーヒーショップでの好青年ブラピが戻ってきたとき、ヒロインは人が違うコトに気付かない…これでガックリきてしまいました。もうちょっと何かを感じとって欲しかったのです。だって、あんなに死神は彼女を大切にしていたんですよ。そして彼女も死神が好きだったんだはず。これじゃあ、ブラピの超かっこいい外見に惚れたっていうだけやんか!! ま、私も女性だから、ブラピがそこにいたら、そのまんま何も考えず、外見だけにぽーーーって惚れちゃうかもしれないけれどね。ユアン王子とレッドフォードの次に、ブラピが好きです。
[映画館(字幕)] 7点(2004-06-06 01:37:19)
206.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
あれよあれよという間にストーリーが進んでいく、非っ常~ぅにテンポのいい映画ですね。なんだかわからないうちに煙に巻くケイリー・グラントとロザリンド・ラッセルのトーク&トーク&トーク&トーク。こっりゃあ凄いわ。スピード勝負でまくしたてるだけじゃなく、観ていると自然にいろんな状況がわかってくるっていうのも凄い。とても圧倒される映画ですが、不思議と壮快感が残ります。人を騙して嘘をついて……っていう悪行を描いているのに、なぜかすっきりするという不思議な作品。私もヒロインと一緒になって、何かがおかしい???と思うことがよくありました。印象的だったシーンもいろいろとあるのですが、とにかく一番強烈に残っているのが、スカートをまくしあげて走るロザリンド・ラッセル。デブった保安官をタックルして、馬乗りになりネタをあげる。元夫の悪徳編集長(ケイリー・グラントね)の手はわかっているから、簡単にはまるめこまれないんだけれど、やっぱりあちらさんのほうが一枚も二枚も上手。保険勧誘員のくせに人に騙されやすい婚約者(私的にはジャック・レモンのイメージ、違う俳優さんだけれどねラルフ・ベラミーさんゴメンなさい)がどんどん罠にはまっていって、それを助けながら猛進していく彼女のすごいことといったら……。もう、むちゃくちゃ面白いです。最終的にはケイリー・グラントのところに戻っていくわけですが、婚約者のほうと一緒になったら彼女はもう、大変だったでしょうね。義母さんとうまくいくとは考えられないし。結果的にあの二人はアレで良かったのでしょうが、壮快感の中に釈然としないものが含まれ、何か騙されていると思ってしまう、不思議な作品です。多分、ロザリンドもこれから先、何かがおかしいと感じながら生きていくんでしょうね(汗)。
8点(2004-06-05 23:18:58)(良:1票)
207.  チアーズ!
むっちゃ好きな作品です。青春っていいなぁ、頑張るっていいなぁ、って素直な気持ちを思い起こさせてくれる。主人公の女の子の一喜一憂に一緒になって喜んだり、怒ったり、悔しがったりしながら見ました。チアの世界なんて全然まったく関係のない人生を過ごしてきた私ですら、彼女にとても感情移入をしていましたね。なんていうのかな、恋をして、友達と真剣な話をして、ライバルがいて、そして正々堂々と戦って……なんて胸のすかっとする映画なんでしょう。「生き生き生きる」(←ベタやなぁ)っていう中学校のときのクラステーマを思い出しちゃった(あはは 照)。
[DVD(字幕)] 8点(2004-05-30 23:10:29)
208.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
父と息子の物語なんだけれど、何十年も連れ添って、お互いを愛し合っている夫婦の物語でもありますよね。エドワードがサンドラに一目惚れをして、彼女の情報をもらうために3年もサーカス団でただ働きをする。そうして再開した彼女にあの手この手で求愛(笑)。一面のお花畑やことあるたびの“I Love You”がとてもかわいらしくて微笑ましくて、それを見ているだけで幸せな気分に。エドワードのホラ話のすべてが、自分がいかに妻を愛しているか、息子を愛しているかで彩られていて、とてもステキなお話でした。妻のサンドラは、息子に対して「お父さんの話はすべてが作り話ってわけじゃないのよ」と言う。なんてステキな夫婦なんでしょう。葬式の場面で赤いスーツを着ていた彼女の心中は、エドワードは死んだわけじゃないってことだったのじゃないでしょうか。息子に聞いた、お父さんの最後を本当に信じて、だからこそ魚になって開放されたエドワードの旅立ちを祝する、そんな気持ちがあったのかもしれません。って私の想像の世界ですがね(照)。いろんなところで温かな気持ちにさせてくれた映画でした。しかしただ一つ、解せなかったことがあります。スペクターの街にいたあの女の子。彼女がずっとエドワードを待っていたってこと。彼と関わり、彼に好かれた人、彼を好きだった人はみんな幸せになっているのに、あの女の子だけが幸せになれていなかった。そこのところがひっかかってしまうのです。できれば、彼女にはエドワードのことを忘れて、幸せになって欲しかったなぁって思っちゃいます。
7点(2004-05-30 22:25:24)
209.  荒野の決闘 《ネタバレ》 
この♪マイダーリンクレメンタイン♪は、中学校の時の英語の授業で歌ったもの。クレメンタインが“ドーター”ってことで小っちやな女の子を勝手にイメージしていたんですよね(汗)。だから実際に映画を観たときはあせりましたよ(笑)。女なんか相手にしねーぜ!っていうオーラを体全体から出している保安官の心を一目で奪い、荷物を持つは、ダンスは踊るわぁといった男に変身させてしまうとは。そう、クレメンタインが登場することで急に保安官がお茶目になりましたよね。花の香りの香水を理髪店のおやじにつけられて、横に来る人に「花の香りがするな」「花の香りがするわ」と言われる。その度に「私だ、理髪店で……」と答える保安官にとてもラブリーな感じを受けました。ある女性の出現で、男が変わる、そして女も変わる。そういうのを観られる映画ってとっても好きです。「私はクレメンタインという名前が好きだ」……名前じゃなくって、クレメンタインが好きなのに、それを言わない保安官ってほんと可愛いなぁって思います。決闘のシーンは……あれ?決闘ってあったっけ?(汗)……ってのは冗談だけれど、決闘はあんまり印象になかったなぁ(アセアセ)。
7点(2004-05-30 20:52:36)(笑:1票) (良:1票)
210.  ブロードウェイのバークレー夫妻
またまた、たいていのことは↓【あまみ】さんが仰っています(笑)。これを観て思うのは、二人とも相変わらず芸達者だなぁってこと。イギリスの民俗衣装を着て(チェックの織りスカートみたいなやつね)、スコットランド訛?っぽいアクセントで歌を唄い、タップをふむアステアとロジャースがいいですね。やっぱり私はタップダンスが一番すきみたい。アステアの華麗で軽やかなタップが大好きで、それが観られるだけで、どんな映画も楽しい一本になっているような気がします。そうそう、【あまみ】さんも書かれていますが、この二人に演技力はいらない!(笑) そうですね。「夫婦喧嘩は犬も食わない」を地でいく彼らは相変わらずだなぁと思いつつ、この人たちって夫婦になっても似たようなことやっているのねって半ば呆れて、半ば楽しんで。アステアとロジャース好きじゃない方にはオススメできませんが、私は観て楽しかったです。そうそう、オスカー・レヴァントのピアノもすばらしいのですが、パーティや舞台、食事なんかで毎回違う女性を連れて歩いているのも笑えました。アステアとロジャースがおしどり夫婦で、彼がプレイボーイかぁ。プレイボーイっていう雰囲気とは違うけれど、そこんところもチェックポイントですよ。
6点(2004-05-30 20:39:11)(笑:1票)
211.  シャンハイ・ナイト 《ネタバレ》 
ジャッキーのアクション=ミュージカル説を実証してくれた作品として、とても嬉しい一本となりました。そうか、ジャッキーはジーン・ケリーだったのね(笑)。すごく納得。【ちっちゃいこ】さんが書かれていますが、ペペ姫が出てこないのがとても不思議でした。都会でキャリアウーマンとして働いているのでしょうが……。ちょっと寂しいけれど、それよりも私は前作で活躍していたインディアン妻が出てこなかったほうが寂しい。やっぱ別物なのよね。
5点(2004-05-22 23:19:20)
212.  ベニイ・グッドマン物語
ダメ……私……、最後の言葉だけで泣いた……。
8点(2004-05-09 01:36:43)
213.  フィーリング・ミネソタ 《ネタバレ》 
噂に違わず、すごい作品だったけれど何故か目が釘付けになってしまった……というのもキャメロンの捨て身技。ウェディングドレス姿で逃げまどうキャメロン。結婚式の日に新郎の弟とあらら? 極めつけは耳噛みちぎり。ホンマかいなぁ。この二人の適当さ加減を見ていると、なぜか悪者たちの仲間である兄ちゃんのほうがいいヤツに思えてくるから不思議。悪者たちから逃げきるために、死んだことにしたキャメロン……自分の欲のためのみに行動する彼女を応援することなんかできるはずもなく、かといって弟に妻をコキュられた兄ちゃんがかわいそうとも思うこともなく、ストーリーが進んでいき、ラスト、何だったんだぁ〜って頭を抱える。そんな感じの映画でした。やっぱり映画を観て、人間ってあったかいんだなぁ〜って感じたいなぁ〜と思い、この映画の後ハートフルな作品を探したような気がします。けっこう前だったからどの作品かは忘れちゃったけれどね。
3点(2004-05-08 22:34:53)
214.  新婚道中記 《ネタバレ》 
結局、離婚騒動の原因であるケイリー・グラントのエセフロリダ行きと、アイリーン・ダンの車が故障して1泊しちゃったぁ事件の真相はどうだったんでしょう?(笑) きっと、夫婦ともに潔白なんだけれど、夫は嘘っぽい嘘を、妻は嘘っぽい本当の話をしていたんだろうなって、クスリと笑っちゃいました。【STING大好き】さんも書かれていますが、この映画のポイントはスミス君こと夫婦に愛されている犬でしょう。ホント、かくれんぼするようなフリをするシーンなんて、むっちゃ愛らしいですよね。それからケイリー・グラントが椅子から落ちるシーン。私はあそこが一番好きです。なでつけた髪がバサリと落ちて、ちょいとジゴロ風の容貌。そこにビックリした顔と、これからどうしたらいいのかわからないといったオロオロした雰囲気。この表情にぐぐっと参ってしまいましたです。そう、この辺りまではとっても楽しかったんです。オクラホマからやってきた新恋人が「頼れる女性は母さんだけだ」というセリフを言うところまで。この言葉にそれほど意味はありませんが、とにかくこのセリフを境に面白くなくなってしまった。ケイリー・グラントが金持ち令嬢と恋に落ちて婚約。食事会に離婚までカウントダウン状態の妻が妹として乗り込み、食事会をぶちこわしに……。その行為があんまりしっくりこなくてねぇ。まだ愛している夫を引き戻すために、なりふり構わなかったのかもしれないけれど、もうちょっとスマートにして欲しかったなぁっていうのが本音です。まっ、最後のハト時計のところでは、クスリと笑わせてもらいましたがね。点数迷うなぁ、限りなく7点にちかい6点ってことでお許しを。(ペコリ) でも迷うナァ。他のラインナップと比べるとやっぱ7点かなぁ。んーー、ケイリー・グラント好きだからやっぱ7点!
7点(2004-05-08 20:32:07)(良:1票)
215.  恋におちたシェイクスピア
恥ずかしながら、わたくしシェイクスピアの戯曲をなーーーんにも知らなかったので(あ、ロミオとジュリエットだけは辛うじて知っていた)、けっこう長い間、手が伸びなかったんです。きっとシェイクスピア知らないと面白くないんだろうなぁって思っていたの。でも、もう理由は忘れちゃったけれど、なんでか借りてみることになって……す、すると面白いじゃない! シェイクスピア役の男性なんて、神経質そうで私の好みじゃなかったけれど、でも文章書きの雰囲気出ていたし、ベン・アフレックのマヌケっぽさもはまっていた。グゥイネスのちょび髭にも笑わせてもらったし、お付きのばあやが、ドアの前で揺り椅子をギーコギーコ鳴らしているのもクスリと笑った。エリザベス女王は、ちょろっとしか出てこなかったけれど貫禄あったし、そう、みんながイキイキとしていたんですよねぇ。観る前は古めかしい話なのかと思っていただけに、人間みのある登場人物たちの魅力にビックリしてしまいました。きっと、シェイクスピアの作品に詳しい人が観ると、もっと奥の深い楽しみ方ができるのでしょうが(そう、だから私の見方は甘ちゃんだとも思うけれど)、それでもとっても楽しく観られて、ちょっとお得な感じがした一本でした。“Show must go on!!”的な映画って、やっぱり面白いですね。7点!って点数をつけたところで、ふと再び考えてみた。そういえばこの作品って敬遠していたハズなのに、一度観るとはまってDVDを購入したんだっけなぁ。遊びに来た友人に見せたりしていたりもしていたので、もしかして私、この映画が大好きなのかもしれない。あんまり意識はしなかったけれど。やっぱ8点かなぁ〜ってことで、8点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2004-05-05 06:01:19)
216.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
自分勝手なダメダメおやじのダスティン・ホフマンが、モットーに反して人助けをしてしまったことから、幻のヒーローになっていくって話ですよね。そうマスコミが作り上げた美談に踊らされている人々の反応。靴を落としていったということでシンデレラを探す王子サマのように、マスコミは血眼になって謎のヒーローを探し出そうとする……。たまたまダスティン・ホフマンの靴を手にしたことから、出来心でそのヒーローとして名乗り出てしまったアンディ・ガルシア、二人の男の相反する物語に釘付けになりました。そう、アンディ・ガルシア、もともとはウソをついて得たヒーローの称号なのに、小児病棟を訪ねたり本当のヒーロー以上にヒーローになっている彼に感動しました。途中から、ウソでもいいじゃないか、やましい気持ちがあればあるだけ、彼はよりヒーローらしく、ヒーローに求められる行動をとっていく。それで世の中まるく収まるのならいいじゃないかとも思いますが、これは私がいい加減な人間だからいいと思っちゃうのかなぁ〜。きっと世の中の大切なことは、マスコミから得られる情報は、本当のこともあるだろうし、ある一面はウソのこともある。テレビや新聞の内容は真実であるとは限らないのだから、自分で考えることが大切なんだろうってことを、強く感じます。ところで、この映画の中で不満な点が一つあるんですよね。それはラストでダスティン・ホフマンが息子に「実は俺がヒーローなんだ」ってバラしちゃうところ。もう、これだからダメダメおやじなんじゃん。アンディ・ガルシアと約束したじゃん、「入れ替わりは二人だけの秘密だ」って。息子に話したら意味ないじゃ〜〜ん。もう、むっちゃ残念でしたが、しょせんダスティン・ホフマンってそれくらいのいい加減なダメ親父役がちょうどいいのかもしれません(笑)。あっ、決してダスティン・ホフマン嫌いなわけじゃないですよぉ。
7点(2004-05-03 02:02:02)
217.  スティング 《ネタバレ》 
《未見の人、運良くストーリーを忘れちゃった人は絶対に読まないでください!》 いきなりですが、オープニングで殺し屋の紹介がされていますっ!! ちゃんと役名入りで。殺し屋の名前しかわからないっつーのがウリのはずなのに、ちゃんと紹介してくれているなんて、なんとも親切な映画です(笑)。相方と何度か一緒に見て、気付いたのですが……未だに「うわわ、やられたぁーー、こんな初っぱなから一つの種明かしされてるやんかぁーー」と、おちょくられているぅーーという感想が出てくる映画もまぁ、珍しい。何度も“騙されないよーに”と思いながら観ているのに、ちゃんと何度も騙してくれているのが凄いナァ。それで腹が立たないっつーのも凄いナァ。ポールとレッドフォード、私は間違いなくレッドフォード派なんですが、この映画に関してはポールがむっちゃカッコイイ。堂々としていて、頭が切れて、コネもあるし、ポーカーの腕も素晴らしい。こんな完璧な男がいるなんて……(嘆息)。それに比べて、私のレッドフォードはちょっと情けないやい。ノミ屋のオールバック姿もどこかオドオドしているような気がして、寂しい(そーゆー役柄なんだけれどね 汗)。それよりも競馬実況を読み上げるおじさんや、あっという間に内装を替えるおじさんたちの、細々としたプロの技というのが観られて、とっても面白かったです♪ ただ、私……頭が悪いのか3回くらい観てやっと意味がわかったの(爆)。FBIって敵対していなかったっけ?いつの間に仲間になったの?ってね。はじめっから仲間やんけ!と気付いたのは、何度か観た後でした……。このほかにも、たーーくさんあれれ?あれ?っていうところがありました。そんでもってこの映画、音楽も大好きで、よく口ずさんでおります。でも自分に音感がないからか、どうしてもどこか音程がずれてしまうのです。あな、ハズカシや。
8点(2004-05-02 22:02:37)(良:2票)
218.  コレリ大尉のマンドリン 《ネタバレ》 
この映画の一番の見どころは、イタリア軍の不発弾処理場面です。って断言するのもなんか違うような気がするけれど、私はその部分が一番おもしろかった。そういう繊細な仕事はドイツ軍に任せようよ。ほら、適材適所っつー言葉があるでしょ(笑)。ペネロペとの恋愛話はオマケです、オマケ。ペネロペのお父さんの素晴らしさ、人生を達観したような姿を私たちに見せるために、恋愛話がつくられたような、私はそんな気がします。さて、この映画、イタリアが降参する前後で全然ストーリーが違いますよね。個人的には女性といちゃいちゃして歌ばっかり唄っているヘナヘナのイタリア軍人たちに好感を持っていたため、イタリアが敗戦してからのストーリーがイヤすぎました。そりゃあ戦争なんだからきれい事ばかり言っていられないのかもしれませんが、ひどいよぉーーー(涙)。ドイツの立場から見ると、さっさと白旗あげて裏切ったイタリアが悪いってことなんでしょうか。国に帰れると、大喜びしていた彼らの姿がよぎって、とても切なかったです。
7点(2004-05-02 21:09:35)
219.  新・刑事コロンボ/汚れた超能力<TVM> 《ネタバレ》 
とにかく殺人の仕方がひどかった。キャベツが切れたからといって、人間の首があっというまに切れるというくらいの、すんごい威力を持ったギロチンには見えなかったけれど、それでもなんかイヤ〜な空気が流れてきますね。そうそう、どなたか書かれていましたが、マジックという割には種明かしはとても単純で、気が抜けることしかり。そもそも超能力が認められたといっても、これで何が得られるのか、研究所に入れられて人間モルモットのように人体実験されて、それでもでっちあげの超能力なので、何の役に立つこともなくって、周囲からの白い目で自信喪失して精神的におかしくなるというのが関の山なはず。なんでまぁ、殺人まで……ねぇ〜って思っちゃったもので、犯人に感情移入することもなければ、コロンボ頑張れということもなく、さめざめと映画を見ておりました。だって、コロンボさん、あんなところで命張らなくてもいいじゃないですか。ドロクサすぎますです。
4点(2004-05-02 20:32:39)
220.  Shall we ダンス?(1995)
これを観た後、私もご多分に漏れず、何かをむしょーーにしたくなった。しかし、ダンスはできない……音楽は初期費用がかかる、パソコンは苦手だ、お茶は正座が……と、結局消去法で考えている自分に呆れた。この映画で社交ダンス人口が飛躍的に増えたそうですね。自分のキモチに正直になって、社交ダンスを始めることができる、その力を私はうらやましく思います。続かなくったって、飽きたっていいんですよ、始めてみる、動いてみることが大事なんだって、それで人生が少しだけいい方向に進むかもしれませんよっていう、ちょっとしたメッセージがある映画のような気がします。大貫妙子の鼻にかかった♪しゃ〜〜〜る、うぃ〜〜、だんすっ♪を聞くと、体は動かないまでも首から上が揺れています。ちょっとだけ楽しくなれるエッセンスがあるんでしょうね。きっと登場人物たち一人ひとりが可愛いからでしょう。社交ダンスをやっている人たち(もちろん世の中にはいろんな人がいて、それぞれの世界で一生懸命にやっていたり、悩んだりしていますが、ここでのくくりは社交ダンス教室ってことで 笑)の、懸命さ、優しさ、仲間意識、そして心の傷を、同じように感じることで、「よ〜し、明日から頑張ってみよっ」と思えるんでしょうね。そうそう、好きなシーンは会社のトイレで社交ダンスのステップをごまかそうとするところ。このときの役所と竹中が最高に可愛かったです。それから、一番魅力的なのが、おやじトリオを一番最初にレッスンしたタマコ先生。タマコ先生がいるだけで、落ちつける。そんな柔らかな空気を持った人になりたいけれど、自分ではなかなかなれないので、そんな友達が欲しいなぁと思いました。ちょっと子どもじみたくだらない喧嘩はやめてほしかったですけれど、タマコ先生がいたから私は大好きです。
7点(2004-05-01 13:36:55)
000.00%
130.57%
271.34%
3305.73%
4478.97%
55610.69%
69718.51%
719937.98%
87013.36%
9122.29%
1030.57%

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