2301. ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方
ジェフリー・ラッシュについては、むしろ、変な設定の中で変な人を努力して演じようとしているのが目について今ひとつ入り込めなかったのだが、エミリー・ワトソンはやはり素晴らしい。途中から出番がなかったのが残念です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-01 04:31:12) |
2302. オール・ザット・ジャズ
《ネタバレ》 いろんな場面での画面上の迫力はそれなりにありますが・・・中身の進行が似たようなところをうろちょろしているだけなので、作品としてはあまり心に残りません。主人公の破滅的な最期をしつこく描写してみせたラストの部分はインパクトがあったので、そこに5点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-28 01:48:58) |
2303. スカーフェイス
やたら長かった・・・その辺のチンピラがどうやってボス的存在に成り上がったのか、その過程も不明確だし、あるいはその逆の崩落の過程もしかり。雰囲気だけで3時間近くもたせるのは無理があります。あと、当時のミシェル・ファイファーはそんなに個性なかったんだね。30代中盤以降の時期の方がはるかに魅力的です。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-16 00:36:42) |
2304. きのうの夜は・・・
《ネタバレ》 エドワード・ズウィックが監督だったんですね・・・。筋からいって切なくほろ苦い青春ロマンスの予感がしてくるのに、主人公2人がそれぞれうじうじうじうじ考え込んでいるだけで、話が少しも前に進みません。その割に、くっつく過程も破綻する過程もえらくあっさりしているので、説得力に欠けています。ジョン・ウェイトの"If Anybody Had A Heart"に+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-12 03:00:31) |
2305. フロント・ページ(1974)
やたらと会話が長い割に「オチ」も「間」もなく、しかもみんな妙な力を込めて演技をしているため、見ていて疲れる。若かりし日のスーザン・サランドンも、何かしてくれるのではないかと期待していたが、さしたる見せ場もなく終わってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-10 20:29:00) |
2306. 昼下りの情事
せっかくオシャレで小粋な設定なのに、いろんなシーンを不必要に引っ張っているせいで、ラブコメの命であるスピード感やリズム感が削がれる結果となっている。あちこちで無理に台詞を詰め込んでしまったのが原因でしょうね。本来、2時間を超えるべき作品ではないと思います。それと、冒頭の語りの内容も、結局中身とはあまり関係ないですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-02 03:32:32) |
2307. テンダー・マーシー
雰囲気はいい話っぽいのに、単調なやりとりが似たような感じで延々と繰り返されるだけで、ドラマの発展というものが感じられない。ロバート・デュヴァルの演技も、期待したほどではありませんでした。若くして(といっても30近くですが)存在感ありありのエレン・バーキンに+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-02 00:12:01) |
2308. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 設定はかなり面白そうなのに、予想外にあまり楽しめませんでした。まず、ゆらゆら揺れるカメラと変に加工してるっぽい画像がよくない。こういうのは人の心理を誠実に追ってこそ感動できるのだから、もっと素直に撮ってほしいものです。また、登場人物の行動がちまちましているだけで、突き抜けたものがなく、せっかくの設定を生かし切っていないのも不満でした。唯一、映画として機能していた、空を運ばれるレーニン像のシーンに5点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-28 03:41:24) |
2309. L.A.ストーリー/恋が降る街
ヒロインに個性がないのはロマコメとしては大きな弱点。スティーブ・マーティンも、こういうひたすら朴訥な役はあまり合ってないと思う。電子標識が突然未来を告げるなんていう設定は面白かったので、こっちのファンタジー風味で押してもっと大風呂敷を広げる手はあったと思いますが。95分が長く感じました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-10 02:49:10) |
2310. 祭りの準備
《ネタバレ》 もっと青春の倦怠感とか退廃感を表に出した作品かと予想していたのですが、最後まで普通に淡々としたトーンで終わってしまいました。周辺の登場人物が何となく動いているだけなので、主人公が最後の決断に至るまでのドラマが感じられない。無意味にHシーンの描写が繰り返されるのも謎。原田芳雄に5点。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-06-08 04:33:24) |
2311. 7月4日に生まれて
《ネタバレ》 主人公に起こる出来事の描写が平々凡々で、目新しさを感じられないのが難点。家族の下に帰ったその日に狙ったような無神経な発言でいさかいが起こる、なんてあまりにそのまんますぎでしょ。そもそも雰囲気が普通のホームドラマみたいで、戦闘の心の傷や後遺症というものも感じられない。エディ・ブリッケルの「激しい雨が降る」の名カバーに5点(本人登場にびっくり!)。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-08 04:25:28) |
2312. ワンダとダイヤと優しい奴ら
《ネタバレ》 笑いの程度はそこそこのものがあったと思いますが、肝心の本体ストーリーが、どこかにあるダイヤのありかを特定の関係者に吐かせようとするというだけのものであって、同じところをぐるぐる回っているような感じでした。なので、そんなに面白かったとはいえません。弁護士の家で、奥さんが帰ってきたときにあの手この手で脱出するシーンがありますが、そういう頭を使った笑いをもっと見たかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-02 02:05:47) |
2313. オンリー・ユー(1994)
《ネタバレ》 マリサ・トメイのショートカットはやっぱり似合わんなあ・・・。それに、彼女はもう少しひねった役の方が生き生きとしている。脳天気一直線に運命を信じまくるヒロインというのを無理して演じているように見えます。内容的にも工夫が浅すぎて、ロマコメとしては今ひとつ。姉のサイドストーリーの方がむしろ印象に残ってしまう。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-23 02:44:49) |
2314. レジェンド・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 勧善懲悪ヒーローものとしては無難な出来。コメディチックな夫婦喧嘩の挿入も面白い。だけど、単に善が悪をやっつけるというだけなので、当然のことながら、話の深みは前作より落ちるかな・・・。見ているときは楽しいけど、後にはあまり残らない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-19 01:55:41) |
2315. チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
《ネタバレ》 予告編とキャスティングから、主演2人のハッピーでラブリーなロマコメを勝手に想像していた私がアホでした。主人公はアフガンの難民キャンプを見回って涙しますし、各地を駆けめぐって予算の確保に奔走します。基本的に真面目な作品です。ですが、全体的にあまりにもとんとん拍子に進んでしまうので、それはそれで拍子抜けしてしまう感じ。きちんとやろうとしたら、120分以上はかかるはずでしょうね。もっと、様々な立場の人たちのいろいろな思惑まで踏み込んで描いてほしかった気がします。 [映画館(字幕)] 5点(2008-05-19 01:40:22) |
2316. 人間の約束
昔見た予告では、かなり荘厳なイメージの記憶があったので期待していたのですが・・・落ち着いた感じの映像は良いのですが、人物描写という点ではテレビのホームドラマと大差なく、タイトルほどの中身の重さは感じられませんでした。何よりも、ここぞというところで次々に出てくる説明台詞の数々がまずいです。これだけのキャストを入れたのであれば、それを表情や動作で語ってくれなくてはいけません。題材が大きすぎて、入口のあたりで終わってしまった感じ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-16 01:50:01) |
2317. SAYURI
《ネタバレ》 英語での会話ももちろんそうだし、言われなければ何時代のどこの話なのかもはっきりしない、セットもところどころ明らかに安っぽいなど、インチキくささ満載の作品なのですが、この作品はむしろそこを味わうべきかもしれません。ただし、形を作りあげて満足してしまったのか、人物描写の掘り下げにはまったく至っていません。戦前・戦中・戦後といろいろ展開していながら、壮大さや拡がりもあまり感じられないですね。演技面では、コン・リーの迫力にみんな押されてしまってるような感じですが、作中の台詞どおりに目に力のある大後寿々花は今後がなかなか楽しみ。この2人に5点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-15 02:31:02)(良:1票) |
2318. ミラグロ/奇跡の地
《ネタバレ》 邦題と出だしの感じからは、例えばフィールド・オブ・ドリームスのような、いろんな奇跡が起こって不可能と思われた耕作が可能になり、開発計画も追い出されていくみたいなファンタジックな展開を想像していたのですが、全然違いました。実際は最後まで会社側と住民側の焦点のはっきりしない対立がずるずる続き、しかも銃撃やら何やらが頻繁に出てくる割と陰鬱な内容でした。弁護士とか一時滞在の学生とかのもっともらしい登場人物も、全然生かされていません。というわけで、何が表現したくて作られたのかよく分かりませんでした。焼かれるかと思った新聞が風で舞うシーンに4点、ルビーの格好良さに1点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-12 03:02:05) |
2319. ザ・コミットメンツ
《ネタバレ》 音楽映画として一番まずいのは、アクションを起こすまでの主人公の音楽に対する愛情なり心情が見えないこと。それと、集まった多数のメンバーが担当楽器で特定できるだけで、描き分けがほとんどできていないこと。また、ロックに背を向けてソウルをやろうとしている割には、演奏とかステージのノリはロックそのものなので、あまり説得力もないですよね。あっさりバンドが破綻してしまう素っ気ないラストに4点、控え室で大喧嘩しながら知らん顔でアンコールに応えているシーンが可笑しかったので+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-05 03:18:49) |
2320. ダウンタウン物語
《ネタバレ》 全員子役のギャング・ミュージカルという蛮勇は買うとしても、やはり、すみずみまで演技指導が行き届いているとはとてもいい難いので、見ていて心地よいとはいえませんでした。もっと言うと、尺の割にやたら長く感じました。ただし、大人の映画では考えられない滅茶苦茶強引なオチは面白かったので+1点。パイまみれのジョディ・フォスターというのも今となっては貴重? [DVD(字幕)] 5点(2008-05-04 00:21:27) |