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かんたーたさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 594
性別 男性

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221.  きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー
惜しい!あともう一押しが足りない。せっかく良いテーマなのに、今一つ踏み切れていない感じがします。とは言え、コレハスバラシイエイガナンダナ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-20 22:41:15)
222.  影なき狙撃者 《ネタバレ》 
最近でもこういうタイプの映画ってなかなか見かけないですよね。本作が他の洗脳物と比べ秀でている点は、まず問題の洗脳シーンが恐ろしいほどのリアリティがあること。殺す方は何の殺気もなく、また殺される方は恐怖すらも感じていない。まさに身震いがしてくる映像。そして主人公の暗いバックグラウンドを掘り下げ、やがて愛する者をも殺さなければならない殺人マシンとして仕立て上げられた男の悲しみを深く追求しているところが良いです。個人的に気になったのは主人公の友達のフランク・シナトラが主人公が洗脳されていると気付いた時の、「明日でもいいや」という態度が引っ掛かります。「今すぐ行けよ!」と思わず突っ込みたくなったのは僕だけでしょうか?とは言えラストはヒッチコックの『知りすぎていた男』並のスリルと緊張感が味わえる。う~ん傑作、邦題は決める時苦労したでしょうねぇ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-18 19:35:46)
223.  チェリッシュ
奇妙に限定された空間が面白い。サスペンスかと思えばミステリーであり、またラブストーリーでもあるという何ともお得な作品。久しぶりにぶきっちょで純粋なキスシーンを見ました。全然詳しくないけど音楽の選曲も個人的にはナイス!ゾーイが街中を疾走するシーンでは「ラン・ローラ・ラン」以上の興奮が味わえます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-18 19:24:41)
224.  刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボ警部VSルーサン警部。タイトルから見ててっきり今回は刑事が犯人かと思いきや、まさかそんな捻りがあったとは…。このシリーズは久しぶりに観たのですが、やっぱりコロンボは奥が深い!そして面白い。両手を挙げる時のトリック、最後の拳銃の証拠には脱帽。やられた!と快感を感じるこの瞬間、定期的に繰り返して観たくなります。シンプルかつ明瞭、これが刑事コロンボの醍醐味。ピーター・フォークの顔からはマイナスイオンが滲み出ています。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-05-18 19:14:08)
225.  四つの恋の物語(1947)
第一話、若者の恋の物語。主人公の青年と居候としてやって来た少女との純愛。主役の二人が瑞々しい。障子に映る影や庭に生えた木の使い方も良く、純粋な恋物語が胸を打ちます。タイトルは「初恋」、甘酸っぱい余韻の残る美しい一編。第二話目は俗っぽいお話…、しかし二つの物語が平行して描かれるので唐突な話でも不自然さを感じさせない。監督は成瀬巳喜男、好きなんですよねぇ、もともとはこれが本命だったし。第三話目は喜劇色の強い恋愛コメディ。歌って踊るミュージカルタイプのエンターテイメント系作品。最後はハッピーエンドで後味も良し、見終わった後にはほんのりと幸せな気持ちになれます。第四話目はちょっと異色なミステリー仕立てのメロドラマ。何も分からない状態から何もかもが分かるようになるストーリー展開には引き込まれますが、空中ブランコの曲芸が見られるだけでも見応えは十分に有りです。総合的にはどれも限られた場所と時間内でテンポ良く進み、十二分に楽しめます。純愛あり悲愛ありと、どんな形でも愛は素晴らしいと思えました。日本映画の傑作オムニバス。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-15 21:09:22)
226.  鶴八鶴次郎(1938)
「鶴八鶴次郎」って一人の名前じゃなかったんですね(^^;。三味線弾きの鶴八と新内語りの鶴次郎、この二人が喧嘩したからさあ大変!…いや~、やっぱり昔の日本映画は良いですね。人情があって、味わい深くて面白くて。邦画嫌いの僕でも嬉々として観られてしまいます。そして成瀬巳喜男は素晴らしい!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-15 20:56:02)(良:1票)
227.  燃えよドラゴン
カンフー映画というものは時を遡れば遡るほど面白い作品に出会えるような気がしますが、そんな中でもこれはその最高傑作の一つに数えられるのではないでしょうか。アジアが生んだ20世紀の、いや永遠のスーパーアクター(スターではない)ブルース・リーの栄光が見られるフィルム。もはや伝説と化したラロ・シフリンのテーマ音楽に、ラストの鏡部屋での死闘。観終わった後にはあたかも自分が強くなったかのような錯覚さえ覚えるスリルと興奮。これからも彼の魂は彼を愛する人々の心の中で燃え続けることでしょう、アチャー!!
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-12 22:03:50)
228.  レボリューション6
これは面白い。十数年前に作られたある爆弾によって再会した6人のメンバー。主要キャラ二人を除いて、それぞれが全く別々の人生を送っているというところが面白いです。アナーキストとしての過去へのノスタルジー、しかし消火器をかち割った夜確かに彼らは昔の6人に戻っていた…。観終わった後はこんな気心の知れた仲間たちが欲しい!と思ってしまいます。邦題から掴める印象はせいぜいチャラチャラした犯罪アクションというところが関の山ですが、実際はもっと深みのあるヒューマン・サスペンスの秀作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-11 14:58:27)
229.  アトミック・カフェ 《ネタバレ》 
爆発シーンは普段から散々映画の中で見慣れていても、これは怖いです…。実録ならではの迫力とリアリティ。「原爆を投下した時は最高に興奮した!」とか「神の御旨に沿うように使っていきます」というあまりにも無神経な発言の数々には、観ていて言いようのない怒りが沸々と湧いてきます。他にも「人類の進歩のため」と嘯きながら他の民族が住んでいる島を破壊したり、果ては神父までもが「水爆はどんどん作れ」と豪語している姿には愕然としてしまいます。ここまで分からず屋だといっその事アメリカにも一発くらい落としておいた方が良いんじゃないか?とさえ思えてきます。途中で挿入される広報映画や能天気な歌にも虫唾が走る。「原爆の被害者たちは人類の進歩のために貢献した、言わば"無名戦士"だ」と言うが、果たして誰が好き好んでそんな無名戦士になど成りたがるのだ!放射能を浴びたら体をよく洗いましょう、髪の毛が抜け落ちたらカツラを被りましょう、原爆が落ちてきたらサッと身を隠しましょうと、ここまで来るともはや怒りを通り越して呆れ返るしかありません。そしてそれら全てをひっくるめてコケにしているラファティ兄弟&ジェーン・ローダー監督にはただただ敬服します。映画のラストを飾る爆発フィナーレは圧巻。ちなみに自分は今まで一度もキノコ雲が美しいと思ったことはありません、ひたすら戦慄するだけです。世界から核兵器が無くなることを祈りつつ7点。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-09 18:22:56)
230.  黒い雨 《ネタバレ》 
小学校の頃に読んだ『はだしのゲン』を思い出します。『ジョニーは戦場へ行った』と同様、ホラー映画顔負けの残酷描写に思わず顔を背けてしまう自分は臆病者です。中でも衝撃的だったのは、原爆投下後の広島の中で変わり果てた姿の弟を見つけた兄が「お前は誰じゃ!」と認めたくないながらも最終的には「おお、お前か」と泣き崩れるシーンの遣り切れなさと、そしてやはり何よりも主人公・矢須子の髪の毛が浴室ではらはらと抜け落ちていくシーン。これらの衝撃は恐怖であると同時に、決して忘れてはならないものだと思います。こういう映画が海外で(特にアメリカでも)高く評価され多くの人々に観てもらえるというのは非常に嬉しいことですね。ラストはついエンドクレジットの向こう側に虹を探してしまいます、例えそれが見つからないものだと分かっていても…。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-09 18:17:05)
231.  霧の中の風景 《ネタバレ》 
映像詩、ドアの隙間から流れ込んでくる光でさえも美しい。まるで時が止まったかのように降り積もる雪を眺める人々、圧倒的映像表現!この映画には例え台詞が無くともストーリーを理解できるような気がします、寧ろ台詞は邪魔。中盤の展開はさすがに勘弁しろと思いましたが…、そこから物語もどんどん暗い世界へとのめり込んでいくような気がします。ヴーラが溜まった悲しみを吐き出すかのように泣くシーンではこちらも一緒に涙を流してしまう。空中に浮かぶ巨大な手のインパクト、けたたましいバイクの音でさえも流麗。ラストシーンは大木が二人を優しく包み込むかのようなパーフェクトショットでした。大大傑作。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-09 18:08:29)(良:2票)
232.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
イランの映画ではよく子供の視点から描かれたものが多いですね。彼らは何かを失い、そして大人は分かってくれない。9歳になったらもう大人だと言われ、ろくに靴も買ってもらえず家の手伝いをさせられる子供を見てカルチャーショックを受けてしまいます。イランの子供たちは偉いんだなぁ、と。水路に流れていく靴を追いかける少女のスピード感、そして自分の靴を他の子が履いているのを発見するのが学校での朝礼時というのもまた心憎い演出です。クライマックスはとてつもなくスリリング、心臓に悪い。最後は兄としての不甲斐なさと諦念の感が同時にやって来ますが、後味は悪くなく寧ろ清々しいくらいです。
[地上波(吹替)] 8点(2005-05-05 22:46:37)
233.  ドラゴン危機一発 《ネタバレ》 
実は僕ブルース・リーって初めて見たんですが、本作ではどうしてもアクションとストーリーに不自然さを感じてしまいます。まず最初から自分たちで警察へ行けよという気がするし、いくら何でもあの跳躍力は有り得ないでしょう。肝心のブルース・リーはオルゴールの音色ばかり響かせていてなかなか戦わないし、戦ったら戦ったで今度は人を殺しすぎ!これじゃあちっともヒーローには見えません。煽てられて酔っ払っている姿にも幻滅したりと、何とも苦い思いの初体験となりましたが彼が伝説と呼ばれているからにはそれ相応のちゃんとした理由があるはずなので、これからも他の作品群を観ていきたいです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-05 00:32:19)(良:1票)
234.  月世界旅行
人の顔をした月にロケットが突き刺さっているという構図からしてインパクト大。「映像の魔術師」という言葉は、本当はジョルジュ・メリエスにこそ送られるべき賛辞なのかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 13:17:08)
235.  チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
「エビル・デッド」in中国(チャイナ)+ラブストーリー=中々おもろい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-29 17:59:43)
236.  アドルフの画集 《ネタバレ》 
これ好きな方には申し訳ないんですが、僕にとってはちょっと退屈に思えました。ただヒトラーが以前画家を目指していたという事実が分かるぐらいで、その後彼がどのようにして20世紀最大の独裁者へと変貌していったかという説明が全くなされていないような気がします。元々そういうことを描いた映画じゃないのもしれないけど、焦点もアドルフ・ヒトラー自身に当てられているわけじゃないし。よくよく考えてみれば原題は「MAX」…(って気付けよ、オイ!)。後半の演説シーンはなかなか迫力があって良かったので、前半もああいうのがもっと見たかったです。ノーギャラで出演したというジョン・キューザックの熱意は買うけど、それでも映画としての面白味には欠けているように思います。やっぱり人間は受け入れられないと反発を生むものなのでしょうかね。ラストのハーケンクロイツは後に現れる独裁者の出現を予感しているかのようで不気味です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-28 14:37:49)
237.  マルクス兄弟 オペラは踊る
マルクス兄弟の映画は二回連続で外してしまったので、もう見限ろうかと思っていたのですがここに来てようやく馴染んだのか、これは凄く面白かったです。相も変わらず滅茶苦茶な内容…(^^;、これがマルクス・ブラザーズの醍醐味ですね。伝説の密室ギャグも去ることながら、階段から転げ落ちるわ幕を這い上がるわで大爆笑。三人の個性も本作ではそれぞれ突出しているように思います。毒吐き暴走のグルーチョ、喋らず能天気なハーポ。サポート・まとめ役、そしてピアノの名手チコ。この三人だけは絶対に死んでも敵に回したくないと、切にそう思ったのでした。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-28 13:31:14)
238.  庭園 《ネタバレ》 
うわ~出た出た(笑)。意味不明、不条理。「君、突っ込むのが遅いよ」と思いながらも、やはり「何故?」と考えずにはいられない。もしかして皆元々は彼のように友人だったのでは…と思うと、ちょっとゾッとします。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-27 13:57:59)
239.  馬上の二人 《ネタバレ》 
これは劇中どうしても北朝鮮の拉致被害者のことが頭に浮かんでしまい、辛辣な目で観てしまいました。問題はそれでなくても大して面白い映画ではないということ。ジェームズ・スチュワートとリチャード・ウィドマークの会話の長回しと、ダンスパーティーの居心地の悪さは一級です。それしてもラストは本当にあれで収拾が付いているのでしょうか?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-27 13:52:57)
240.  地下室の怪
これはなかなか面白いと思います。地下室という所の不気味さと薄暗さ、そして少女の持つ恐怖感が上手く表現されています。ストップモーションも巧みに取り入れられていて観ていて飽きません、本当に。ちなみに自分の家に地下室は無いですけどね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-25 18:29:44)
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