221. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
映画の内容云々よりも、映像的にどーしても『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の二番煎じに見えてしまうところが悲しい。そして内容も、世界3大ファンタジー(指輪物語、ゲド戦記、ナルニア)の中では一番子供向けの作品だけに、大人が観るにはちょっとツライ。同じ児童文学でも、向けられた対象が、ハイスクールに通う孫に向けて書かれた『指輪~』の場合は、まだ物語に奥行きがあって大人も楽しめるが、ジュニアスクールくらいの子供を対象にした『ナルニア』では、映画として見応えが無い。『指輪~』が当たったからコレも……。というイヤラシイ便乗商売が透けて見えるのもどうもねぇ。このシリーズの他に、今度は『ホビット』も映画化されるらしいが、『ホビット』は、トールキンがジュニアスクールに通う孫にために書いた話であり、対象年齢が『ナルニア』に近い。先が思い遣られるね……。 [地上波(吹替)] 5点(2008-05-25 15:16:38) |
222. さくらん
《ネタバレ》 彩り鮮やかで、非常に画が綺麗な映画だった。が、それだけの映画でもある。マンガ原作らしいが、その割には話に目新しい所が何も無い在り来たりなモノ。いや、在り来たりですらなくデタラメと言うべきか。予定調和と言うか、ご都合主義だけで話が進み、よくあるパターンで終わっていく。花魁は狭い金魚鉢に囲われた金魚であり、籠の鳥であって、そんな女が選ぶ最終的な自由は好きな男との駆け落ちでしょう、と……。いやはや何とも。って言うかぁ、どんな金持ちの武家が花魁を正妻に娶るんだよ? そんな侍、絶対に居ねぇよ!w [地上波(邦画)] 3点(2008-05-12 12:45:48) |
223. 推手
老いるってなんだろう……。70歳と言えども矍鑠とした主人公は、太極拳の達人で書も達筆、中医にも通じている。しかし、言葉が通じないために家では居場所が無く、慣れない皿洗いを始めたら作業の遅いジジイ扱い。世間は、人生の先達にしてまだまだ現役の人達に、少々リスペクトが足りないんじゃないだろうか? そんなメッセージが押し付けがましくなく語られる。淡々と進みつつもクスりと笑える前半に、後半はけっこう動きのある展開で、観ていて飽きさせない作りもお見事。さらに、ラン・シャンはもちろん、嫁と父の間で板挟みになる息子も堅実な演技で良い。一つ残念なのは、最初の1ヶ月が語られないために、どうしても嫁のマーサが我侭に見えてしまうこと。おそらくそんなことは無いのだろうと思いつつも、中国人である義父を理解しようとせず、仕事の邪魔者としか見ていない様子が強調されて目に付く。また、せっかく太極拳を大きなモチーフに使っているのだから、それ(特に推手)を使って義父と嫁の和解もあって良かったんじゃないだろうか。その上で別々に暮らす方が後味はより良くなった気がする。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-10 13:17:08) |
224. クリスマス・クリスマス
今やメジャーでありながらも、どこかアングラな匂いを残した役者ばかりを集めて作った傑作喜劇。その空気感を楽しむ映画なんだろうな。でも好きだなぁ、このセンスは。設定からして小劇団風のナンセンスに満ちていて、前半はバカバカしく笑わせて、後半はちょっとイイ話に。はっきり言って、お話としては大した話じゃないけれど、それでも役者の力量があるから、しっかり観られる作品に仕上がっている。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-06 17:01:05) |
225. 日本沈没(2006)
うひゃぁ~、恥ずかしいぃ! 観ていてこんなに気恥ずかしい気分になった映画も久しぶりだな。w とにかく田舎臭い。展開も見せ方も、そして何よりセリフの一つ一つまで、総てにおいて垢抜けない。田舎臭い。人物の描き方が薄っぺらいから、誰が死のうが生きようが、何の感動も無い。CGは頑張ってると仰ってる方もおられますが、そうですかぁ? 2006年に作られた映画ですよ? これぐらい当たり前でしょう。むしろ画面の暗さで誤魔化していて観辛い観辛い。しかも、日本沈没しねぇじゃん! これじゃあタイトルは『日本沈没! か?』だろ……って、東スポかよっ! どこを取っても笑えない、泣けない、何にも感じない。「あ、そう」としか思わない。これはもう、原作及び旧作に対する冒涜ですよ~。 [ビデオ(邦画)] 1点(2008-04-27 23:47:30) |
226. UDON
《ネタバレ》 なんかね~。ものすごく散漫な印象の映画。何が描きたいのか、何が言いたいのか全然わかんない。ストーリーも、弱小タウン誌の盛衰がメインなのか、親子の絆の再建話がメインなのか。二兎を追って一兎をも追いきれていない。そこに『キャプテンUDON』なるお遊びにしても貧弱なアニメが挿入され……。欲張りすぎて結局どれも中途半端。まあ、この長さを退屈させずに観せるパワーは感じるが、退屈はしないと言うだけで決して面白いワケではない。何より、食べ物を題材にとった映画であり、2時間以上目の前でうどんを食いまくられてるのに、それが美味しそうに感じられない。観終わった後「ああ、うどん食いてぇ!」と思わないんだよねぇ。それってこの手の映画としちゃもう失敗じゃん? [ビデオ(邦画)] 3点(2008-04-01 19:07:25) |
227. デビルマン
《ネタバレ》 す、すごいっ! 小学生の学芸会のような芝居も然ることながら、「とーぜん原作は読んでんだろ?!」的な、摘んで端折って繋ぎ合わせたストーリー展開。風呂敷を広げておいて畳もうとする意思さえ見えない脚本。凄過ぎる。許されるのか!? こんな暴挙が許されていいのか?!www 中途半端に原作をなぞりつつ、その肝腎のポイントをすっ飛ばす。この脚本家と監督は原作をどう読んだんだろう? アモン=明がデビルマンとして目覚める前半の要所となるはずの対シレーヌ戦なんか、もうシレーヌは単なるゲスト扱い。また、世界中で人間対デーモンの戦争が……、といってもスケール感が全くなく、ご町内でのいざこざ程度にしか見えない。クライマックスも、明を中心にデビルマン同盟が組まれるシークエンスが無いから、全面戦争という感じが全くしない、ただのケンカ。DM軍団対悪魔軍の大戦という“動”があるから、明と了の2ショットという“静”が生きる印象的なラストなのに……。最期も酷い。「俺もすぐに行くから…ゲフッ」ってサタン、お前は逝っちゃマズイだろ? 「あ、笑った。明が笑ったぁ」のセリフに到っては、俺の感性ではもはや理解不能だぁ~。なんで「眠ったんだね」を変更したのかが理解できない。w しかも暗室の中ですか? ぐらい真っ赤っかで観難い見難い。なんかねぇ……、薄っぺらい。雑。まあね、『キャシャーン』ほど、スノッブ気取りな監督の独り善がりが無いから1点は差し上げます。面白く無さ過ぎて笑っちゃう、ってのに当て嵌まるしね。 [ビデオ(邦画)] 1点(2008-03-21 17:04:09) |
228. デンジャラス・ビューティー
ストーリーと言い、展開と言い、特に目新しい物は何も無いけれど、気楽に観られて楽しく笑える佳作。脚本も演出も、過不足無くまとまってテンポも良い。最近、妙に凝っちゃって大風呂敷を広げ過ぎて最後に畳み切れない、製作者の独り善がりとも言えるような作品が多い中、こういう王道的コメディは安心感があってイイね。 [ビデオ(吹替)] 7点(2008-03-07 19:49:45) |
229. ドグマ
コレ、かなりの傑作だと思います。バカで下品で、それでいてシニカルで……。ストレートな笑いから、ちょっと捻った笑いまで、ごった煮的に散りばめられてます。冒頭の人を喰ったお断りや、いろんな映画を引き合いに出しておちょくりまくる辺りも楽しい。しかし、その根底には結構真面目な“信仰”に対する想いや、キリスト教への愛情も感じられる。尤もそういう芯があるからこそ、評価すべきコメディ映画として成り立っているワケだけれども。そしてその上で、キリスト教の矛盾点等をさらっと突いてみせる。よく出来た映画です。終盤はちょっと笑いの要素が減ってそれなりに真面目な展開になるんだけれど、バートルビーの持った不満は割とよく映画の題材として使われるテーマで、これをホラーに仕立てると『ゴッドアーミー』(コレも名作!)のような映画になるんだろうな。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-02 19:40:52) |
230. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 素晴らしい。『シャル・ウィ・ダンス』などの甘ったるい予定調和は好きになれなかったが、この映画は全く別の次元。実に硬派で見応えのある素晴らしい作品。実は先日、自分も、非常に理不尽な職質を受けて「話を聞かせてくれ」と警察署に連れ込まれ、ちゃんと話せば分かってくれるだろうと同行したところ、向こうには端から話など聞く気は無く、あれよあれよと言う間に書類を作成されて送検されてしまった経験がある。軽犯罪法違反だかなんだかで拘留などは無く、お巡りの態度も映画のように傲岸では無かったが、それでもこちらの言い分などは全く聞き入れず、強引に自分で話を作りながら調書を作成して行く様子を目の当たりにした。3時間ほど拘束され、コトが終わった時の自分の感想は、警察など2度と信用しない。この世に正義など無い。といったものだった。TVでのインタヴューに監督が答えていたのだが、この映画はかなり綿密な下調べに基づいていると言う。つまりこの映画は、今の日本の司法の現実を描き出している。被疑者の敵は国家権力なのだ。国家権力としては、立件した以上無罪は敗北であり、なんとしても有罪にしようと画策する。捜査上の手落ちはスッ惚けて隠し、出せと言われた証拠は不見当と言い逃れてそれが通ってしまう。対する被疑者側は、検証ビデオを作り、証人を探し……、しかしあそこまでやってもダメなのか。判決では、屁理屈としか言いようのない理由で証拠が否定されていく。役者では、正名僕蔵演じる証拠を吟味して先入観を持つことなく判決を下そうとする裁判官と、彼から変わった小日向文世が良い味を出している。小日向は最初から被疑者を疑い、上から見下ろすような眼で偏見に満ちた口調で質問をする。司法モノと言うと、大岡裁きではないが人情味溢れた正義の味方的な裁判官が描かれることが多いが、そんなものは夢物語なのだろう。この映画は、司法の問題点を見せつけ、何らかの自衛の必要性を考えさせる傑作だ。 [地上波(邦画)] 9点(2008-03-02 13:31:30)(良:2票) |
231. シークレット ウインドウ
皆さん書かれてますが、ほんっとにサスペンスとしてもミステリーとしても在り来たりなお話。20年前に作られてたなら、ちょっと面白かったかも知れないけど。べつにジョニー・デップに何の思い入れも無い者には、見るべきものが何も無い。ちょびっとだけニヤッと出来たのは『SHOOTHER』という名前ぐらいか。最後も、なぜか郵便局の女のコは怖がってるし、いきなり保安官がやって来て「アンタのやった事は分かってる。もう町に来ないでくれないか」って……。何で知ってんの? どうやって犯行が分かったん? こんな話よりもそっちの方が知りたいわ。 [地上波(吹替)] 3点(2008-02-25 18:16:04) |
232. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 う~ん、残念な映画だなぁ。前半はめちゃくちゃ面白い! アメリカが引き起こした数々の戦争に対する皮肉がビシバシ。デ・ニーロとホフマンが意見を出し合ってシチュエーションを決めるくだり、ホフマンの指揮で着々と戦争が作られていくくだり、そしてレコーディング、と爆笑モノのシーンが続く。なのに……。後半は同じ映画か? と思うほどのパワーダウン。シューメーカー(だっけ?)が囚人だった辺りからもうグダグダ。最後はただのプロデューサの愚痴だよ、これ。最後の締まらない映画ってのはツラいなぁ、と改めて思ったなぁ。豪華なキャストが勿体無い。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-02-23 22:58:53) |
233. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 ヴァンパイアとライカンスロープの戦争という特に目新しくも無い設定に、純血種の血の争奪戦、権力争い、仲間の裏切り、等というドラマ要素を絡めた。でも、これまた特に目新しいわけじゃない。VFXも特に見るべき所があるワケじゃなく月並み。アクションは、下手にクンフーに走らなかったのは評価するけど、いまいちキレも迫力も無い。う~ん……、でも嫌いじゃないんだな、この映画。ただ、嫌いじゃないが人様に薦めるほどのモンでもない。w [ビデオ(字幕)] 4点(2008-02-22 12:08:08)(良:1票) |
234. 星になった少年 Shining Boy and Little Randy
う~ん、浅い。拙い。orz 実話が基と言うからお話にケチ付けたくはないが、それにしても在り来たりに過ぎるストーリーは、観ていて退屈ですらある。描き込みも浅く、「単身タイに渡りはしたが、他の少年たちとコミュニケーションが取れず孤立しかかって……」という辺りのエピが軽~く一撫でした程度にしか描かれておらず、タイでの苦労は食いモンだけかよ? と言いたくなるくらい。帰国後の初めてのショウも全く苦労無し。ただショウをやりました、という報告程度の扱い。これで何を感動しろと言うんだ? 監督と脚本家に訊きたいね。観客をバカにしてる? いや、何よりこの原作を書いた親御さんのことバカにしてないかい? それと主演の柳楽優弥だが、全く表情が無くセリフも棒読み。14歳でデビュー作ならあの芝居でも初々しく新鮮だっただろう。でもそれから1年経ってもこの芝居じゃちょっと厳しい。 [地上波(邦画)] 2点(2008-02-05 23:18:58) |
235. デス・レース2000年
ばぁか~っ!www いやぁ、素晴らしい。思いっきりアホな設定。有るような無いようなストーリー。これ見よがしに無駄なエロ! さすがB級低予算速撮り映画の巨匠ロジャー・コーマン。分かってらっしゃる!! これぞB級低予算SFアクションの鏡です!w でたらめではあるが話もそれなりに纏まって(?)るし、車載カメラを使いローアングルから撮った映像は、あろうことか予想以上の迫力でビックリ!www それにしても1975年には25年先の2000年はSF的近未来だったんだなぁ。レースが始まる前のスタジアムの背景に、マットペインティングで描かれた都市には未来世界らしき街並みが……。ま、それはともかく、マシンガンをぶっ放すときに、口を歪めて「うあぁぁぁっ!」と吠えるスタローン! まったくランボーなのが面白い。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-05 00:31:50) |
236. 東京ゾンビ
はっきり言って、まかり間違って観ちゃった感じ。どこを観ていいのやら、ユルいとか脱力とか、そういう問題じゃない。クスりとも笑えない。ケンカ十段ならこう言うね、「それ、もしかしてギャグ?」 何が笑ったって、ここの評価が妙に高いのが一番笑ったよ。支離滅裂なストーリー。ただ下品なだけのクドいホモネタ。ヒロインを筆頭に品も可愛気も無い女たち。もうグダグダですわ。ほんっと観てるのが辛かったんだけど、途中まで観ちゃったもんだから、このサイトにレヴューを書くためだけに最後まで我慢した。って言うかさ、柔術柔術ってうるせぇんだよ。www [地上波(邦画)] 0点(2008-02-01 04:44:57)(良:1票) |
237. 大巨獣ガッパ
すごいね。酷いね。絶句しちゃうね。東宝のゴジラ、大映のガメラなどの人気に日活が遅れ馳せながら参戦した巨大怪獣モノだが、もうヤケクソにしか見えない作り。グダグダなお話、安いセット、チープな造形……。その他にも皆さん仰るようにツッコミどころ満載。一応、傲慢かつ身勝手な人間や環境破壊に反対するテーマみたいなものはあるんだけど、そんなことを考える前に観ていて辛いです。ただまあ、たしかに違う意味で大笑いは出来たので1点付けときますが、とても1~7までの皆さんのような愛のあるレヴューは書けません。w コレ観ると、なぜゴジラが特別扱いで人気があるのか、ゴジラとガメラだけが平成になっても復活できたのかが分かるなぁ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2008-01-31 19:18:28) |
238. ジョー、満月の島へ行く
……アホくさ。いつ面白くなるんだろう、いつ面白くなるんだろう? と思っているうちに終わってしまった。グダグダなお話、ダラダラな展開。クライマックスらしいクライマックスも無く、大したメッセージも無い。オチに至ってはアホらしいとしか言いようがない。観てるのがしんどく、時間が勿体無かった。 [地上波(吹替)] 2点(2008-01-23 15:32:49) |
239. 県庁の星
《ネタバレ》 とにかく薄っぺらい。エリートが裏切りに遭って挫折し、そこから立ち直っていく……という有り過ぎるほどよく有る話に、スーパーの再建を絡めた構成なんだが、どちらも何から何まで中途半端。とくにスーパーの再建エピでは『スーパーの女』の足元にも及んでおらず、伊丹十三のスゴさを再確認。弁当の話にしても倉庫を整理する話にしても、スーパーや消費者をバカにしているとしか思えないような安直な展開は、何の実調査もせず如何にも頭の中でのみ捏ね繰り回した脚本といった感じ。まあ、最後の酒井和歌子演じる知事も所詮は役人であり、主人公もそれを分かっていた、という捻りは評価しますが。ともあれ、ビデオで十分、それも観るなら時間が有り余って余程他にすることが無い時に、ってな映画。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-01-18 19:45:41) |
240. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
まあ、ホイチョイらしいと言えば、これほどホイチョイらしい映画も無いんだが……。それにしても君塚のホンが酷い。先の先、隅の隅まで読める展開、次のセリフが簡単に予想できる会話。セオリー通り。まるで昨日今日学校の脚本科を出たばかりの人間が描いたようなホン。まあさすがにあのラストは予想をはるかに超えてダメダメだったが。w 「大切なのは家族」と正道で纏めるかと思いきやあのバカ展開……orz それにしてもこの映画の制作者はアホですか?“好景気”と“狂乱景気”を一緒くたにして「浮かれて暮らすのも悪くないぞ」、「バブル最高!」などと言わせる無神経さには愕然とする。金儲けだけが目当ての暴力団が強引な地上げで一般市民を脅かし、サラリーマンや学生たちが好景気だ円高だと浮かれ騒ぐ裏では中小企業や町工場が次々と倒産し自殺者が続出。そんな時代が最高? 終わらせるな? 狂乱の裏面には一切目を瞑り、20年が過ぎて喉元を過ぎれば熱さも忘れましたってことですか? モロにテレビ屋が作った映画のいやらしさで溢れている。ともあれ、印象に残ったのは薄っぺらさばかり。とても大人の鑑賞に堪える映画ではなかった。 [地上波(邦画)] 2点(2008-01-13 17:04:06)(良:1票) |