2441. 陽のあたる教室
非常に感動的な話ではあるが、映画としてはインパクトに欠ける。この手の映画にインパクトなど必要ないと言えるかもしれないが、やはり映画にするにはするだけの見応えは必要だと思う。これくらいであればテレビドラマで充分事足りるものではないか。 6点(2003-10-30 16:55:51)(良:1票) |
2442. ビバリーヒルズ・コップ3
過去2作は、レベルを落とすことなく同質の娯楽性を提供してくれていただけに、今作でのトーンダウンは際立つ。最たる原因は、やはりエディ・マーフィのキレの無さであろう。確実に歳をとってしまったということもあるが、まるで若々しさがなく、とても寂しい思いがした。 3点(2003-10-30 16:51:40) |
2443. ジングル・オール・ザ・ウェイ
シュワルツェネッガーのコメディアンぶりは型にハマっていて良いのだけれど、今作はストーリー自体があまりに単純で面白みがない。ただ目当てのおもちゃを探し回るという設定では、あまりに尺が長すぎて間伸びする。 2点(2003-10-30 16:44:55) |
2444. ヒーローインタビュー
ラブ・ストーリーとしてもスポーツ映画としても褒められた出来ではないけど、個人的には、スポーツ映画好き&スワローズファンなので少し楽しめた。ふと考えてみると、たくさんのスポーツ映画はあるけど、最高に良く出来た作品というのはない気がする。どこか盛り上がりに欠けたり、素人臭さが滲み出るものばかりではないか。やはり映画では、本物のスポーツ並の迫力と感動を描き出すことは無理なのだろうか。 4点(2003-10-30 16:36:52) |
2445. ケープ・フィアー
盲目的に危険物ロバート・デ・ニーロに惹かれるジュリエット・ルイス演じる少女が危なっかしくて見ていられない。モンスターばりに一家族を恐怖に陥れるデ・ニーロのインパクトは強烈。さすがは盟友マーティン・スコセッシ、デ・ニーロの本質的な巧さを引き出す手腕に長けている。 6点(2003-10-30 16:30:31) |
2446. リベリオン
まずガン=カタという新しいアクションの試みは、非常に迫力と痛快感があり素晴らしかった。これは、新たなアクションスタイルとしてインパクトがあり確立されるものだと思う。加えて、戦争の防止のために感情を廃した社会というのも、テーマとしてとても斬新であった。あまり複雑にならず、単純に仕上げたストーリーもアクションが際立ち良かったと思う。アクション映画としては文句のない映画に仕上がっている。 8点(2003-10-29 17:22:21) |
2447. ニック・オブ・タイム
あまりに普通のキャラクターに、この主人公は本当にジョニー・デップかと思う。確かに個性が無かった分、デップが出演する意味はなかったかもしれない。しかし、映画的には時間制限を全面に押し出した緊迫感のあるサスペンスに仕上がっていると思う。全体的にB級テイストであるが、下手にきっちり作るよりは味わいがあったと思う。 6点(2003-10-29 14:19:53) |
2448. ファーゴ
コーエンブラザーズ独特のブラックなユーモアは効いているが、ストーリーにはあまりインパクトがなく、淡白な印象のまま終わってしまった。個人的には作風のシニカルさを受け入れられなかったのかもしれない。 4点(2003-10-29 14:08:32) |
2449. ロミオ&ジュリエット
個人的には、冒頭の銃撃シーンだけでハマってしまい、全編に渡る独特のノリに引き込まれた。原作の持つヨーロッパ的な雰囲気から一転、独創的な熱っぽい南米の空気感がオリジナリティを高め、インパクトのある映画にしている。 9点(2003-10-28 15:05:54) |
2450. エアフォース・ワン
ここまでやれば、あえて「あんな強い大統領がいるか!」などという批判は無意味。物事は何でも中途半端にならないことが大切だ。そういう意味では、今作における一度飛行機から脱出したにも関わらず、再び単身乗り込んで暴れまわるというフォード大統領のキャラクターは、非常に娯楽性に優れ思い切りが良かった。悪役ゲイリー・オールドマンや副大統領グレン・クローズの存在感も大きく見応えのあるアクション映画に仕上がっている。 7点(2003-10-28 14:57:55) |
2451. フェイク
「ドニー、お前だから許せる」というアル・パチーノの最後の台詞にこの映画のすべてが凝縮されている。騙し、信じ合い、裏切る。この切な過ぎる男のドラマにはもう言葉がでない。板ばさみの葛藤を演じるジョニー・デップは素晴らしかった。しかし、結果的には騙され、裏切られた落ちこぼれの老マフィアを演じたアル・パチーノはさらに素晴らしかった。 10点(2003-10-28 14:50:27) |
2452. プレデター2
前作とは一新したスタイルは、続編にありがちな二番煎じ感がなく良かったと思う。前作のジャングルから都会に舞台を移すことで、姿が見えないというプレデターのキャラクターがより生かされ、恐怖感という点では広がりが出ている。前作は謎の多いまま死んでしまったプレデターだが、今作でいくつかの謎が明かされるのも興味深い。 6点(2003-10-28 14:43:09) |
2453. ザ・フライ2/二世誕生
蝿男。これほど、科学への危惧を表す上でインパクトのあるキャラクターと題材はない。悲し過ぎる。むごすぎる。 5点(2003-10-28 10:36:32) |
2454. トイ・ストーリー
今や当たり前のように作られているフルCGのアニメーションは、クオリティも高く革新的であった。しかし、個人的にはやはりディズニー映画といえば古典的なアニメーションに愛着があるので、作品に深みは感じなかった。技術の高さは嫌というほど分かるが、内容は子供向けという域を出ていないと思う。 6点(2003-10-28 10:26:40) |
2455. ボルケーノ
パニック災害映画の王道という展開で、ストーリー的にはありがちと言えるものだが、最低限楽しめるだけのクオリティは保っている。溶岩のCGは非常に熱そうで良いできだったと思う。 6点(2003-10-28 10:20:27) |
2456. 素晴らしき日
この手のラブコメとしてはよくあるストーリーではあるけど、この映画には良質な雰囲気の良さがあった。主人公や子供たちの細かな仕草がとてもあたたかい空気感をかもし出している。映画には出始めのジョージ・クルーニーは今と比べると洗練されていないが、その相手のミシェル・ファイファーは子持ちのキャリアウーマンを愛すべきキャラクターで好演している。 7点(2003-10-28 01:17:01) |
2457. アライバル-侵略者-
ビデオ映画並のB級っぽさはあるが、映画全体の出来は悪くなかった。むしろある種のチープさがストーリーに合っていたように思う。あまり大作には出演できないチャーリー・シーンであるが、こういった雰囲気の作風にマッチするキャラクターも俳優として重要なものだと思う。 6点(2003-10-28 01:10:39) |
2458. マルタイの女
他の作品と比べると、何か派手さを意識して「~の女」シリーズ特有の社会の裏を描いた良い意味での地味さがなかったようには思う。しかし、伊丹作品独特の台詞回しや、曲のあるキャラクターは健在で充分楽しめる。この映画を最後に監督は自殺してしまったわけであるが、飄々と社会の本質を描いてきた伊丹監督の持つ心の闇とは一体何だったのだろう。 6点(2003-10-28 01:06:10) |
2459. 炎の大捜査線
ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、レオン・カーフェイ、アンディ・ラウ、と香港の豪華キャストを揃え、そのほとんどを殺してしまうという破天荒なバイオレンス(?)には、唖然とするしかなかった。どこまで本気で作っているのか、その真意は分からないけど、今思えば、愛すべき駄作と言うにふさわしい映画だったのかもしれない。 1点(2003-10-26 14:37:40) |
2460. フリー・ウィリー
明らかな「演技」を見せるシャチは見事だが、映画として感動するまではいたらなかった。動物もの特有の感動を誘うあざとさが際立ち、感情移入できなかった。 4点(2003-10-26 14:19:30) |