2461. 千と千尋の神隠し
少女≒正義とはいえ、あまりにも主人公に都合よく物語が展開しすぎだし、理屈で映画を見る自分にとっては意味不明な部分が多々ありで中々世界に入り込めず。貪欲さや金銭欲等々社会批判的な部分は少々説教クサイし、労働による他者承認という労働の美徳を賛美しているように思える点にも疑問が残る。映像的には工夫が感じられるものの、やはり基本的にジブリ作品は合わないことを痛感。 [DVD(邦画)] 3点(2022-09-09 00:27:34) |
2462. 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
現代版にしすぎたせいか?ちょっと変な方向に行ってしまった印象。ヤマトに説教クサイ難しい話は不要。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-08-28 23:07:00) |
2463. ぶどうのなみだ
大地の生命力?によってワケありな人々が再生していくという北海道らしい作品ではあるが、前作同様ダラダラした展開でコレといったストーリーがあるわけででもなく、見所と言えば犬が可愛いだけかな。あと、ちょっと不思議系な世界観が焼酎の二階堂のCMぽいような。事情があって使ってるんだろうが、大泉洋はシリアスな役はダメだな。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-04-18 01:12:56) |
2464. 勝手にしやがれ
会話と雰囲気を楽しむ映画なのだろうが、実験国家としてある意味似たもの同士である米仏の近親憎悪的関係を理解していないと、2人のやりとりがよくわからないのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-02-12 12:47:03) |
2465. ブラック・ダイヤモンド
ジェットリー目当てで見たが、出だしはよかったものの徐々に失速。中盤のリング戦でうのはなんか違う気が。最後に戦車が出てきたたのはヤリスギじゃないのかと。 [地上波(吹替)] 3点(2020-12-29 20:15:56) |
2466. そらのレストラン
モデルとなる団体があるようで、そんなにドラマチックにも脚色できないのか、盛り上がりのない平凡で普通の仲良しグループ物語。町おこしのPR映画程度にはなっているとは思うが。 [地上波(邦画)] 3点(2020-12-01 12:02:40) |
2467. いつか読書する日
訳あって別れた高校時代の彼女が30年以上独身を貫いて、自分の事を想い続けてくれて、妻が死んだら結ばれるというご都合主義的な男の妄想満載の作品。逆の見方をすれば、健気に想い続けたら奥さんが死ぬという女の妄想も入っているのかもしれないが。介護や虐待等々のリアルな夫婦の現実と対比させる事により、ファンタジー色を際立たせているのかもしれないが、ラストはベタだしアレコレ痛々しいだけだった。男は公務員で安定した暮らし、女は牛乳配達とスーパーのレジ打ちというステレオタイプな対比もどうにかならないのかね? [地上波(邦画)] 3点(2020-11-03 02:17:59) |
2468. 7つの贈り物
《ネタバレ》 自身の過失により生きる望みを失った主人公ではあるが、「善人」に臓器提供したいという欲求を持っているというのは興味深い。世の役に立って死にたいという事なのだろうし、それが贖罪になると考えているのかもしれないが、「善人」の判定はあくまでも自己の価値観に基づくものであり、ここに違和感がある。どうせやるなら臓器提供相手は神の意思に委ねるべきではないだろうか。しかし、世の役に立つ方法はいくらでもあるハズで、交通事故防止キャンペーンに積極的に参加するとか、カネを稼いで交通事故被害者支援に寄付するとか、優秀なエンジニアなら事故が起き難い車を開発するとか・・・。その他、困難に立ち向かいながらも強く生きようとする人々との新たな出会いによって生きる望みを取り戻すとかいくらでも前向きな展開は考えられるハズだが、これではあまりにも救いがなく、臓器提供を理由に自殺を美化するような展開にも疑問がある。 [地上波(吹替)] 3点(2020-10-06 13:22:03) |
2469. 歓喜の歌
テンポが悪く冗長でコメディになっていない。安っぽいヒューマンドラマでしかない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-08-20 01:49:06) |
2470. マークスの山
原作未読だが、大変有名なので期待していたのだがハズレだった。これだけの権力ネットワークで知能犯でもない水沢ひとりを殺すのがそんなに難しいとも思えず、殺害に何度も失敗して次々を犯罪を繰り返す事に違和感があった。物語それ自体もそんなに面白いという事もなく、謎解き要素もあまりない。原作者の作品は読んだ事がないが、アチコチで発言しているので、どういう思想の持ち主かはだいたいわかる。たぶん主題というか訴えたい事は他にきっとあるのだろうが、それを2時間超では映像化しきれなかったのだろう。または、元々そういうつもりもなくて、映像の力を利用してエログロで押し切ろうとしたのかもしれない。という意味においては、映像化の可能性よりも限界を感じさせる作品でもある。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-08-07 07:50:10) |
2471. 八月の狂詩曲
原作は芥川賞作品なので、一応それなりの水準の作品ではあるのだろう。原作未読でどの程度原作に忠実なのかわからないが、脚本・映像化に失敗したのか、元々映画化には不向きな作品なのか。そもそもなぜ映画化しようと思ったのだろうか。直木賞ならまだしも、芥川賞の映像化には困難がありそうだが。オールロケらしく、家の中にも虫が飛んでいるのが印象的ではあるし、「夏休み」の雰囲気は伝わってくるものの、主人公の老婆を除いて出演者の演技は総じてダメだし、終始不自然さとぎこちなさを感じた。 尚、原作者の黒澤に対する想いは色々とあるようで、興味がある人は「ラストで許そう黒澤明」で検索してみるとよいだろう。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-08-06 11:37:21) |
2472. 溺れるナイフ
田舎町の風景に主演男女がマッチしていなくて、アンバランスを非常に感じた。ひょっとしたらそれが狙いなのかもしれないが、終始違和感があった。映像的なこだわりがあるのはわかるが、そもそもロケ地を間違えたのではないか。原作は知らないが、仮に原作に即したロケ地ならミスキャストだったとも言えるが。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-08-04 16:35:27) |
2473. 四月は君の嘘
こういうやたら元気のいい若い子ってのに昭和感があり、見ていて少々疲れる。とても病人には思えないし。あと気になったのは学校は湘南にあるのに、渓谷らしき所での飛び込み。これは地理的にかなり違和感がある。いったい舞台はどこなんだ?この度あらためて思ったのは広瀬すずの声は中々特徴的で個性があるなという事かな。広瀬すずが可愛いだけの映画なのでファンは見てもよいのかと。原作は知らないのだが、忠実なのかな?そんなに古い漫画でもないようだが、今時こういうのが流行るとも思えないのだが。 [地上波(邦画)] 3点(2020-03-15 02:43:55) |
2474. 夜は短し歩けよ乙女
原作は未読だが、かなり有名な作品なので観てみた。原作世界をどの程度映像化しているのか不明だが、自分には合わなかった。京都大学が舞台だとは思うんだが、インテリ階級のコダワリがこういう感じで表現されるとキツイな。 [地上波(邦画)] 3点(2020-01-04 23:49:30) |
2475. ある日どこかで
《ネタバレ》 どこで感動すればいいのか全くわからなかったが、別離によって廃人になってしまうのは妙にリアリティーがあったかな。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-18 11:43:53) |
2476. 油断大敵(2003)
コメディとあるのでそのつもりで見たのだが、古臭い人情話だった。後半の父娘関係の描き方は中途半端だし、泥棒との交流にも深みがない。柄本明の演技が不自然なのも気になる。子役の女の子と夏川結衣の色っぽさ等々前半はよかったんだけど、時間が飛んでからがツマラナイ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-02-17 12:43:34) |
2477. いちご白書
《ネタバレ》 「みんな時の回転木馬の捕らわれ人 戻れない過去を人は振り返るだけ 回って回って終わりのないゲーム」という印象的な主題歌から始まり、てっきり回想物かと思ったのだが違っていた。ノンポリ学生が異性目当てで運動に参加するというのはよくある話だし、普通はここから泥沼化しているのだが、特に追い込まれるわけでもなく、盛り上がるわけでもなくあっさり警官突入で終了してしまった。日本には安保闘争や安田講堂事件という物語があり、何度も映画・ドラマやドキュメンタリーで見ているので、それと比較してしまうとなんとも味気ない。 この手の話は若気の至りと言ってしまえばそれまでなんだが、かと言って納得いかない事に対して声をあげずに泣き寝入りする事は結果的に自分を傷つける事になるので、権力に対する闘争心は大人になっても持ち続けるべきである。もちろん戦略性や勝算を計算した上での話だが。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-01-20 11:53:39) |
2478. あさひるばん
《ネタバレ》 まず3人の年齢がバラバラだし、48にも見えないのでそこに終始違和感があった。ストーリーもベタベタで何のヒネリもなく、ただのオッサンドタバタ劇。同じ高校・同じ部活をやっていても30年後には全く違う人生を歩んでいるわけで、そこに軋轢がないわけがない。3人の間で葛藤や諍いが全くないのが不思議。50前にもなれば通常は死を意識して人生の総決算をしなければならない時期だというのに、3人には病弱マドンナを見てもこれまでの後悔や明日は我が身という焦りもない。よって、人生の過程とか経緯を感じる事ができない。父娘の確執も弱い。もっと激しい言い争いがあってもいいのでは。全てが予定調和で退屈だったが、宮崎の風景だけは楽しめた。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-01-03 13:05:23) |
2479. 1941
期待していなかったがその通りだった。いろいろ理屈を捏ねれば評価も可能なんでしょうけど、スピルバーグだからという前提なわけで、そうじゃなければ見向きもされないでしょう。三船が子供映画とバカにしてオファーを蹴った『スターウォーズ』のヒットを悔やんで、引き受けた作品がコレだったという話をどこかで聞いたか、読んだような気がする。という意味で人生とは選択やらタイミングやらで大きく変わるものであるという事を思い起こさせる自分にとっては教訓的な作品。ある意味、戦争におけるパニック状態を茶化すというのは視点としては面白いとは思うんですけど、架空の戦闘ならまだしも、史実である日米開戦をパロディーにしちゃうってのは戦勝国の余裕なんですかね?日本ではまず無理でしょう。と安倍が真珠湾慰霊した日に痛感する次第。 [地上波(吹替)] 3点(2016-12-28 10:58:00) |
2480. ダイアナ
まず吹き替えで見てしまったのがよくなかった。米倉は全くダメ。品がない。ナオミ・ワッツは見始めは違和感あったが、だんだん慣れてきた。でもダイアナ程の気品というかオーラは感じなかったな。ちょっと軽いというか、その辺のネーチャン風情が(これはナオミ・ワッツじゃなくて米倉のせいかもしれない)。この話は謎も多いので、原作がどの程度のモノかわからないが、映像化の端折り感が大きくて、背景・経緯を知らない人には意味不明なんじゃないだろうか。ドキュメンタリー番組に負けてるという時点で失敗だと思う。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2016-12-07 17:00:59) |