2521. 天空の草原のナンサ
《ネタバレ》 「プロヴァンス物語」を見たときも、大概、何も起こらない話だと思ったが、こちらはそれをはるかに上回るほどに、何も起こらない。しかし、モンゴルのいろんな風景や人々の生活は非常に新鮮だったものの、それをほとんどそのまま見せられても、だんだん飽きてくるんだよなあ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-05 00:44:08) |
2522. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 最初の10分で、ドラマとしては終わっていました。その後は、奥様も家も関係ないじゃん。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-07-04 02:17:13) |
2523. JFK
《ネタバレ》 前半部分は、登場人物がごちゃごちゃしていたり、実写と再現が不規則に入り混じっていたりして、あまり入り込めなかったのだが、一気に喋りまくりのサザーランド、そして最後のコスナーの30分超えの論告は圧巻。ただ、話の性質上、オズワルドはシロということは論証できても、そこから先は推論の域を超えないというのが、映画として見た場合でも、何とも歯がゆい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-04 01:16:48) |
2524. ウォーリー
いきなり荒廃しきったゴミの山で、しかも台詞も何もなしで開始したときは期待を持ったのですが、いつの間にか、ありがちドタバタ劇になってしまいました。アニメでしかもロボットとはいえ、主人公の孤独感や荒涼感は、その後の展開の中でももう少し表現のしようはあったのでは?やたら細かく各キャラが動くのも目障りでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-07-03 01:19:23) |
2525. チベットの女 イシの生涯
チベットのドラマというのはあまり見る機会もないので、期待したんですが・・・風景や現地の日常生活は面白かったものの、50年にわたる話であるのに、思ったほどのドラマとしての壮大さが感じられなかったのがちょっと残念でした。孫娘の存在も、そもそもいらなかったのでは? [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-01 22:03:15) |
2526. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 もう、あの妹ちゃんが反則なわけです。可愛いだけじゃなくて、ちょっとした視線や表情で、微妙な心理をきちんと表現している。止まった演技も走る演技も両方できる。あの兄貴ならずとも、この子のためなら何としても靴を手に入れてやるってなもんです。レースの最後、呼吸音の重なりだけで場面を進めるという技も凄い。実際、走っているときはああいう感じです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-06-29 02:36:28) |
2527. にごりえ
《ネタバレ》 一作目の、息をひそめるような緊張感が白眉。室内の親子の会話と外での車夫との会話だけで、数多くのドラマを表現しきっている。丹阿弥谷津子の若さにもびっくり。二作目は、最後は見つかって終わりと思いこんでいたので、あのオチは逆に面白かった。三作目は、全体的に少し騒がしいのが難点。それに、主役が最後の方で入れ替わってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-29 01:17:07) |
2528. 獲物の分け前
せっかくの設定なのに、背徳感とか逡巡感がなくて、あっけらかんとしすぎなのがマイナス。なので、ラストも唐突に感じてしまう。それと、この頃のジェーン・フォンダって、これほど気前がよかったのですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-28 03:54:37) |
2529. アレックス・ライダー
サラ・ボルジャーってどんな人かと思ったら、「イン・アメリカ」の子役のお姉ちゃんの方だったんですねー。とても可愛らしく成長していました。ソフィー・オコネドーのこういう胡散臭そうな役というのも、結構新鮮かも。アリシア・シルヴァーストーンは大分老けましたね。あ、内容的には特筆すべき点はないです。 [DVD(字幕)] 3点(2011-06-27 01:06:45) |
2530. おとうと(1960)
《ネタバレ》 岸恵子は、芯の強さや細やかな愛情を頑張って表現していると思うのだが、全体の筋が何とも後ろ向きで暗すぎる。それならそれで現実の生活の厳しさを実感させる方向でまとめればよいと思うのだが、その辺も中途半端。結局、病気の部分のファクターによりかかってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-25 02:34:45) |
2531. 絶唱(1975)
《ネタバレ》 ベタな作品はそれはそれで好きなのだが、この場合は、ベタ以外の要素があまりにもなさすぎるのが痛い。なので、途中で友和が分かりやすく姿を消すところとか、百恵が倒れてから延々引っ張るところとか、どうもネタ切れに見えてしまうのです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-23 04:12:10) |
2532. キューポラのある街
散発的なエピソードが特に起伏もなくつながれているだけであって、面白みが感じられない。ただし、無難で優等生的な芝居しかしないと思っていた吉永小百合が、あそこまでいろんな表情を見せていたのは珍しかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-23 04:04:55) |
2533. 潮騒(1975)
描写の1つ1つが何とも凡庸で、説明的で・・・周りの人たちも駒のようにしか動いておらず、結局、主人公達の行動も予定調和に見えてしまいます。後から考えても、特に見るべきところのない内容でした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-06-21 00:35:32) |
2534. 友よ静かに死ね
ギャング映画としては少しくだけたコメディ路線をめざしているっぽいのだが、それが何とも中途半端で、機能していなくて。結果、各シーンが拡散しているだけの、まとまりのない内容になってしまいました。いろいろと無理があったようです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-18 04:27:07) |
2535. ビッグ・ガン
《ネタバレ》 出る人出る人がみんなその辺のサラリーマンっぽくて、ギャングやマフィアの怖さを感じさせないのが難点。なので、復讐を重ねる場面でも、ラストへ向けての展開も、説得力がありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-17 03:15:31) |
2536. 自転車泥棒
《ネタバレ》 日常生活を地道に丁寧に追った描写は優れているのだが、それだけに、主人公のどんくささやもたつきぶりが、目につくというか身につまされるというか・・・作品として鑑賞をすることはできますが、のめり込んで見ることはできません。ただし、たった自転車一台でも十分なサスペンスを構築できるということは、今日においても参考にされるべきです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-16 00:26:48) |
2537. クラークス
何も装飾せずにダラダラ続く会話群はそれはそれで心地よいのだが、全体としてはまだアイディアの段階にとどまっている感じ。突き抜け度はまだまだだと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-13 01:04:07) |
2538. 砲艦サンパブロ
《ネタバレ》 とにかく長かった・・・主題もはっきりせず、同じような一本調子で最後まで終わってしまいました。肝心の最後の決戦も、あまり迫力はなかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-13 00:06:58) |
2539. 裸の島(1960)
実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54) |
2540. 伊豆の踊子(1974)
《ネタバレ》 単なるアイドル映画かと思いきや、意外にきちんとした作りではないですか。あくまでも旅芸人一座の日常描写に軸足を置いて、百恵と友和の接点はむしろポイント部分のみ。それが、主人公2人の感情の醸成の生々しさを湧き上がらせることに成功している。中山仁と佐藤友美の堅実なサポートも、作品に大きく貢献している。ところであの、定石通り盛り上げた後でのいきなり超不幸暗示ラスト・・・この監督はもしかして性格悪いのだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-06-11 02:10:37) |