241. 隣人13号
《ネタバレ》 原作は未読。ジキルとハイドですね。獅童の壊れっぷりが怖い。虐めれていた十三の小学生時代の妄想なんだろうけど、作家になったら将来有望だな。知らない人ですが、監督はセンスも良さそうで次回作にも期待。 [DVD(邦画)] 7点(2006-03-18 23:19:17) |
242. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 暴力と狂気の歴史。一見ハートウォーミング風に攻めておきながら、突如バイオレンスの嵐が吹き荒れる。クローネンバーグらしく人体破壊はリアル。何の武術を体得しているのか知らんが、掌低や蹴りは強烈ですな。ヴィゴは疵面と凄みがあるので堅気には見えませんね。昔はヤンキー、今はサラリーマンのグレードアップ版。なんにせよ帰れる場所や迎えてくれる家族がいるって良い事だ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-18 23:14:14) |
243. 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
《ネタバレ》 誰もが心配であった阿部と宇梶は発声にムラがありすぎたので、五部作(劇場とOVAを交互に変則リリースってなんだかなぁ)という長丁場ならばかなりシッカリ本気で鍛練して頂きたい。特に宇梶は声質の問題なんだろうけど起用失敗かも。素人時代はラオウちっくな人生だったけど、声に重厚感が無く孤高の漢である拳王ラオウがラーメンのラ王?ってレベルだし(関係ないが某コンビニで売っているラオウのラ王は美味い!)。それに引き換えサウザーとシュウを演じた大塚明夫と大塚芳忠はさすがだったな。ラオウ伝といいつつラオウの出番は少なくサウザーとシュウに持って行かれているのは声優の技量差を考えての事か?それからサウザーのエピソードをカットしてまでオリジナルキャラを捻じ込む必要は無いんだけどなぁ。センスが無いと言うか勿体無い。まぁ再び劇場で新作(リメイク?新説?)を観られるとは思わなかったな。セガサミーのおかげか?どうでもいいけど子供の頃のラオウが自らを「オイラ」と言っていたのには激しく萎えたので、今後この手の勘違いした設定を出さないようにしてもらいたい。期待値込みでこの点数。 [映画館(邦画)] 6点(2006-03-12 23:42:58) |
244. エミリー・ローズ
《ネタバレ》 本当に存在するのか心の病なのか、悪魔祓いvs科学・精神医学。法廷でのエピソードがそれぞれどちらとも取れるので考えさせられた。信仰の無い人や非現実的な物を認めない人は精神の問題で片付けちゃうんだろうな。人間の脳も未知の部分が多くて実際には潜在能力の数パーセントしか活用できていないとか。多重人格とか難しい問題もありますね。専門の人から見たらどうって事無いモンかも知れないが、人知の及ばない事も時にはあるし難しいな。今作の結論は観る人に委ねる作りになってますね。法廷の討論の合間に再現シーンが巧みに挿入されるので飽きませんでした。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-12 23:39:02) |
245. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
《ネタバレ》 相変わらず端折りが酷く場面展開が早いので置いて行かれる人多数だろうな。時間短いよ。新画もシーンの選択理由がわからん。名台詞も無かったりいろいろと変更されてますが、あのラストだとΖΖの立場は?みたいなモンはありますねぇ。愛と生命を感じられて良いかも知れませんが安易かな。愛でアッチに行かずにすんだカミーユの今後が気になります。新訳ΖΖなり、新訳逆シャアなり責任とって作れ富野。エンディングの曲、詩は良いが劇場版で過去最悪。せっかくなんだからバラードで〆てよ。ハマーンとヤザンはカッコ良かった。 [映画館(邦画)] 5点(2006-03-07 18:47:58) |
246. シリアナ
《ネタバレ》 石油利権争いにCIA(欲しがったアメリカ)が暗躍ってネタはありがちな気がするけど、映像で観られてなかなか興味深かった。原理主義の思想にすがる、人生に失望した若者は哀しい現実なんだろうな。登場人物が多く、場面展開が頻繁にあるので注意した観ないとマズイです。中東近辺の情勢が解ってないと辛いかも。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-07 18:22:30) |
247. 秘密のかけら
《ネタバレ》 無駄な脱ぎシーンが多かった。淡々と進み終わりもあっけなく盛り上がりに欠ける。もうちょっとミステリアスに攻めて欲しかったな。ショウビズの世界ではこの話に限らず、裏との繋がりでもみ消した事件なんか山のようにあるんでしょうね。ありがちなお話(ありそうな話か)。両刀使いは恐れ入りましたが(笑) [映画館(字幕)] 5点(2006-02-28 22:37:06) |
248. クラッシュ(2004)
脚本絶品!出演者の演技も素晴らしかった。点と点の人間模様が線で結ばれていく様は「お見事!」以外言葉が出ない。人種差別はアメリカ社会に根強く残ってますが、一見無さそな日本は見た目で判断されちゃってるな。環境や状況で善にも悪にも転んでしまう人間って難しいねぇ。 [映画館(字幕)] 10点(2006-02-17 01:46:26) |
249. ジャーヘッド
《ネタバレ》 海兵隊のノリが体育会系馬鹿で、後々痛い目を見るのが解ってるのにやってしまうのが面白く、小ネタも豊富で楽しめた。音楽も良かった。燃え盛る油田、原油の黒い雨、炭化した死体。兵隊じゃなければ体験する事はなかなか無いだろう。今作の主人公は結局、ほとんど虚しい日々を繰り返し人を殺める事無く帰国したわけですが、地獄のような体験をした人も大勢いたんですよね。あそこで一発撃ってたら何かが変わっていたのかな。 【余談】サントラには「Jesus Walks」が収録されていないので要注意です。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-17 01:06:50) |
250. ミュンヘン
《ネタバレ》 だんだんと人格が壊れていく様は見ごたえあった。報復の連鎖は何を生むんですかねぇ。世界貿易センタービルが印象的だったな。 [映画館(字幕)] 6点(2006-02-05 22:31:55) |
251. フライトプラン
《ネタバレ》 予告編のミステリー風は良かったが、脚本に無理ありすぎて破綻しまくりで駄目だなぁ。ジョディもこの話のどこに惹かれたんだか?犯人が自分の事しか頭に無く他人に関心が無いから気が付かないとか言ってたが、娘の事しか頭に無い母親も周りの迷惑を気にしない同じタイプの人間ですね。他人の無関心にしても、迷惑かけたり何かしてもらったりしたら、人として親として「ごめんなさい」「ありがとう」くらいは言ったり表現出来ないといけないねぇ。 [映画館(字幕)] 3点(2006-01-29 02:02:40) |
252. 輪廻(2005)
《ネタバレ》 清水監督は相当ホラーが好きなんだなぁって感じさせるシーンが多い。演出面は上手くなっているかな。この作品だと因果応報関係なさそうですが、世界中報われない魂だらけになったり皆知り合いになりそうなんだけどいいのか?輪廻転生が繰り返されてもずっと殺され続ける人生なんて嫌だな。でもどの人生を歩んでも子供達にとってはお父さんと「ずっと一緒」でハッピーエンド(?)なのかな。次の人生でもまたお父さん(の魂)に会いに行くんだろう。まぁ悪くは無かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-12 22:08:11) |
253. ポビーとディンガン
《ネタバレ》 子役の子達は演技の経験がほとんど無かったそうですが、自然でとっても可愛らしく無邪気だったなぁ。相手を思いやる気持ちを持って生きたいですね。 パンフはキラキラ光って地中にあるオパールのようで綺麗でした。 [映画館(字幕)] 7点(2006-01-06 22:36:18) |
254. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 とっても濃厚ですね。そこに実在しているかのような映像の連続でお腹いっぱい楽しませてもらいました。コングに無駄に話しかける事無く感情を表していたのは上手いな。夜の公園での心の交流は良かった。各キャラを深く掘り下げていたが、削った方が良いシーンもあったかな。それぞれの立ち位置が多少中途半端だったし。それにしても太古の生物が闊歩する骸骨島はたまらない物があったなぁ。探険行きてー。 [映画館(字幕)] 9点(2006-01-06 22:31:56) |
255. 東京ゾンビ
《ネタバレ》 原作未読。シュールなおバカ映画ですが、主演の二人がめちゃくちゃ良い味出してます。序盤はテンポや演出など悪く感じましたが後半は良かったかな。それにしても思い込みがハゲしいんですねぇ。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-19 20:27:08)(笑:2票) |
256. 七人のマッハ!!!!!!!
《ネタバレ》 邦題からして「マッハ!」のスマッシュ・ヒットに便乗した亜流かと思いきや「マッハ!」製作チームが作ったそうな。しかし悲しいかな二匹目の鰌狙いは失敗。タイの誇るトップ・アスリート達が主演したようですが、人数が無駄に多いだけで見せ場も少なく、アクションも驚かされるものは全く無かった。アレもコレもと欲張って詰め込んでみたが自らのキャパシティを考えていなかったためパンクしてしまったような印象。死体の写真集が普通に売られているお国柄だけあって妙に無駄なグロもあった。国家万歳的な向こうの人用の戦意高揚映画のような作品。 【余談】上映前にトニー・ジャーの新作の予告編が流れたんですが、そっちの方が面白かったのは秘密だ。「マッハ!」の予告編といいアレを考えてる人はセンスが良い。 [映画館(字幕)] 2点(2005-12-11 23:38:13) |
257. ダーク・ウォーター
《ネタバレ》 幼少時に母親との事で心にトラウマのあるシングルマザー。そのトラウマを払拭するかのように愛情を注がれる娘。母親と父親に忘れられ捨てられた愛情に飢えた少女の霊。脚本が上手く見事な母娘の愛の物語に昇華している。陰鬱な雨や親権争いのプレッシャー、不気味な出来事などで母親が精神的に追い詰められている描写など上手かった。ラストもグッときた。日本のホラーをリメイクしたものは数作ありますが、オリジナルより良く出来ているのはコレだけですね。つうかこっちをオリジナルって事でも良いな。 [映画館(字幕)] 8点(2005-12-02 02:00:44) |
258. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
これまでのワクワクさせる展開や魔法などの要素が少なく、せっかくの初恋のエピソードも無くて問題ない程度の描き方。エピソードも矢継ぎ早で唐突感がありテンポも悪く、個人的にはシリーズで一番駄目だったかな。監督を変えたりジョン・ウィリアムズの音楽を変えたりで裏目に出てる気がするなぁ。 [映画館(字幕)] 4点(2005-12-02 01:55:52) |
259. イン・ハー・シューズ
脚本が上手い、心情を表している控え目なピアノの旋律も良かった。婆ちゃん爺ちゃん軍団は最高だったな。自分だけの幸せかぁ。いつ見つかることやら…。 ロッキーの銅像ないなぁとか思ったは私だけか? [映画館(字幕)] 7点(2005-11-25 01:03:50) |
260. TAKESHIS’
《ネタバレ》 夢と現実が入り乱れ時間軸もバラバラ、実験作というかよく作ったかなと。武の歴史というか記憶の出来事も多く描いている妄想の映画。自問自答を繰り返す武の武によるたけし達の映画かな。個人的にはアレだけど、やっぱ並の監督じゃないと思った。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-07 22:21:41)(良:1票) |