241. 楊貴妃
台詞で語られるあらすじを見ているようで、話が呑み込めないところもあり、無味乾燥なままでお開きとなりました。森雅之さんの喜怒哀楽も迫り来るものが何も無く残念なところです。本作に限っては尺が足りなかったように思えます。 [DVD(邦画)] 4点(2022-02-13 14:05:39) |
242. 泥棒成金
展開、演出、演技、何れもパッとしません。ヒッチコックらしさも微塵も感じられない。(出演シーンは何時になくハッキリと分かるものでしたが)イーディス・ヘッドの仕事ぶりが印象深く、イマイチなお顔(ごめんなさい)のグレース・ケリーが輝いておりました。 [DVD(字幕)] 4点(2022-02-08 09:17:39) |
243. 武蔵野夫人
道子の生き様を見る分にはいいのですが、愛し愛されの部分はお粗末で見ていられませんでした。森雅之さんはイヤミなインテリ役がお似合いでしたが、毒気が薄くて物足りません。凡作の部類に入ると言わせてもらいます。 [DVD(邦画)] 4点(2022-01-10 23:34:44) |
244. あの手この手(1952)
「淑女は何を忘れたか」が浮かびますが、妻の自立や同権を意識した内容は、21歳設定のアコちゃんの浅知恵なお節介にウンザリで最後まで興に乗れず仕舞い。安全運転な演技であっても目を惹いた森雅之さんに点数の全てを。 [DVD(邦画)] 4点(2022-01-07 15:13:04) |
245. トロイのヘレン
エキストラ大物量戦闘シーンもやっさもっさしているだけで迫力を感じられず、脳天気なパリス王子にも白けっぱなし。生身の人間とは思えないロッサナ・ポデスタの彫刻美な姿に点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2021-10-24 23:53:31) |
246. 影なき声
3年前の殺人事件の声の主に遭遇するところがピークで(宍戸錠(25歳)の不気味なオーラに惹き込まれたのですが)後は垂直落下のつまらなさ。二谷英明(28歳)と南田洋子(25歳)の硬直した棒な台詞回しにも嫌気がさす。ラストでおさらいのように顛末を説明されても腑に落ちないのですが考える気にもならないハズレ作品です。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-10-09 01:15:57) |
247. 舞台恐怖症
ディートリッヒとヒッチコックの組み合わせが興味深かったのですが。綺麗なお肌!以外に印象に残らず。ハラハラもヒリヒリもする事ない起承転結。ウトウト閉じかけた瞼を何度も見開かせてくれたマイケル・ワイルディング(河原純一投手をもうちょっとオトコマエにしたような)とアラステア・シムの初めてお目にかかるお二人に2点ずつ。 [DVD(字幕)] 4点(2021-06-15 02:48:27) |
248. 媚薬(1958)
ジェームズ・スチュアート&キム・ノヴァクの共に一本調子な台詞回しでのメリハリない演技も相まって、魔法のしょうもない使い方に白けっぱなしでした。エルザ・ランチェスター&ジャック・レモンも今一つ。MIPが猫だというのが何ともはやな凡作です。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-05-03 02:40:50) |
249. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 初見。ドリフの舞台セットのような、昔絵本で見たアリの巣の断面のような、お向かいのアパート。スルーすべきでしょうが、開けっぴろげにも程があるのに萎えてしまいます。分かりやすい展開に、これはミスリードで意外なオチが待っている、何と言ってもヒッチコックの名作との呼び声高いのだから、画面に集中していましたが。「え、何ですか? この結末は?」「♪ 真っ逆さ~ま~に~(略)♪ 」薄っぺらい人物像と併せて、策士策に溺れると言うべき作品でガックリです。画面に華をもたらすグレース・ケリーに+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2020-05-19 14:26:06) |
250. ララミーから来た男
キャストは豪華なのだけど、何の為に出てきたのか分からないキャシー・オドネルを始めとして、お目当てフィリップ・ヨーダンらしからぬ深みの無い脚本で、退屈さだけ味わった残念な作品。 [DVD(字幕)] 4点(2019-05-28 16:37:27) |
251. 地獄の戦場
《ネタバレ》 ガダルカナル島の戦い後のソロモン諸島(詳細な場所は不明)での日米戦が描かれています。最前線の死と隣り合わせの戦闘模様は息を詰めて観るものの、物語としては平板で盛り上がらない。お目当てカール・マルデンの唐突な退場並びに最後の遺言のとってつけた感に違和感を。日本兵の描写も微妙。 [DVD(字幕)] 4点(2018-09-02 00:12:00) |
252. 賭博師ボブ
賭博師ボブの侠気に富んだ人柄に惹かれ、カジノから8億強奪の計画を練る時点で、監督特有の虚無感溢れる結末が浮かぶ。予想通り計画が署長に漏れ、署長はボブと友情を育んでいるのに期待は膨れ上がり画面に釘付けに。それがあの能天気にも程がある結末で心底ガッカリ。賭博師には「このドアホ」と、監督には「この裏切者」と言いたい。 [DVD(字幕)] 4点(2018-02-16 00:58:06) |
253. 孤独な場所で
《ネタバレ》 ディクソンが段々怪しく思えてきて本性を現す姿を楽しみにしていたのですが、真犯人が解る過程がお粗末で白けかえる。無実であっても破局は当然で何の感慨も湧かず。 [DVD(字幕)] 4点(2018-01-17 23:02:54) |
254. ハリーの災難
全編を覆うまったり感ととぼけた味わいが赤塚不二夫作品を彷彿とさせます。しかし、結末はしらけ観いっぱいで「これでいいのだ」とは思えない作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-24 02:29:13) |
255. 波止場(1954)
《ネタバレ》 重厚で骨太の物語やに見えるのですが、口だけ神父、口だけイーディ、改心は兄の仇討であるテリーといった面々から漂うご都合主義臭さに萎えてしまいます。加えて、自身の告発とテリーの告発を一緒にする監督の厚顔さにドン引きしてしまいます。若かりしマーロン・ブランドの瑞々しさに加点。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-02 20:50:48) |
256. お茶漬の味
妙子に対する軽蔑の念及び深みのない内容対する退屈さが最後まで消える事はありませんでした。 [DVD(邦画)] 4点(2010-08-11 01:22:43) |
257. 知りすぎていた男
冷酷非情さに欠けた間抜けさの目立つ犯人グループのせいで緊迫感が味わえず、親子の情愛もぼやけてしまいます。監督の小手先のテクニックの小賢しさが鼻につきます。一方で、ラストシーンに代表される上品なユーモア感覚は心地良く、2点にプラス2点です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 20:50:56) |
258. 陽のあたる場所
《ネタバレ》 アリスとアンジェラの人となりが描かれていません。抜け出したかった貧乏生活についても殆ど描かれていません。単に美貌と裕福さにのみ惚れたように見えます。湖へ転落後の様子は映し出されていませんが、これ幸いと救助活動を一切行わなかったと確信出来ます。直接手を下さずとも見殺しにする。この行為に集約される全編に亘っての彼の小狡い言動が不快でたまりませんでした。現実にはこの種の小狡い男は処分した女に対して何の痛痒も感じず、善人面して優雅にお暮らしになるのであり、それを許さなかった結末に、すっきりしないものを感じました。 [DVD(字幕)] 4点(2009-05-22 04:34:55) |
259. 老人と海(1958)
1から10まで説明するナレーションが鬱陶しい。他愛ない話を大層に語るのにも辟易させられる。名優をもってしてもかなりなコケ具合が残念。 [DVD(字幕)] 3点(2024-01-31 22:50:28) |
260. 愛欲の十字路
星マークがこれ見よがしな衣装をつけたダビデ王グレゴリー・ペックがUCLAの学生に見えてまるで盛り上がれず、輪を掛けて大根芝居のスーザン・ヘイワードに白けまくり。王と言えどもこすいマネをすれば天罰が下るのじゃという何の捻りもないお話でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-01-28 23:14:00) |